TRF（ティー・アール・エフ）のメンバープロフィールと魅力・代表曲を紹介！

TRF（ティー・アール・エフ）は、エイベックス・マネジメントに所属するボーカル・ダンサー・DJでユニット構成された、日本のダンスミュージックを代表するグループです。海外レコードの卸会社だったエイベックスが邦楽アーティストをプロデュースし始めた初期の頃から事務所に所属しており、2023年でデビュー30周年を迎えます。

当記事では、TRFの基本情報と代表曲、メンバー5人のプロフィールや魅力を紹介します。

TRF（ティー・アール・エフ）とは、小室 哲哉さんプロデュースで1993年にデビューした5人組のダンス＆ボーカルグループです。デビュー当初は「trf」と小文字表記でしたが、1996年に現在の大文字表記「TRF」に変更されました。

TRFのグループ名は「Tetsuya Komuro Rave Factory」を省略した言葉です。ロンドンのダンスカルチャーである「レイブ」を広めたいという小室 哲哉さんの想いから結成されました。セカンドシングル「EZ DO DANCE」がCMソングに起用されると一気に話題となり、認知度を上げてヒット曲を連発します。

2023年2月にはデビュー30周年記念ライブを開催するなど現在も精力的に活動しており、今後もさらなる活躍が期待されます。

TRFは1990年代前半に大ヒットを飛ばし続け、ダンスミュージックを日本に広めました。当時はまだダンスミュージックは一般的ではなく、一部の人が好んで聴いているジャンルでした。しかし、小室 哲哉さんのプロデュースによって多くの人に親しまれるジャンルとして確立されます。

TRFの音楽は当時よく聴いた世代の人々を中心に、現在も多くのファンから支持されています。以下では、TRFのメンバーをそれぞれ紹介します。

ボーカルのYU-KIさんは、TRFとして活動する以前は、音楽グループ「ZOO」で活動していました。高音でパワフルかつ伸びやかな歌声が魅力です。小室 哲哉さんはYU-KIさんの歌声を「シンセサイザーに似合う声」だと発言しています。

今ではボーカリストのイメージが強いYU-KIさんですが、もともとはストリートダンサーです。しかし、「TKトラックスナイト」いうイベントで歌唱していないにもかかわらず、小室 哲哉さんと当時のエイベックスの副社長からボーカルとしてスカウトされました。

デビュー当時からショートカットで若々しいイメージは変わらず、現在はTRFの活動の他に舞台出演やナレーター・声優など幅広い活躍をしています。

DJ KOOさんはTRFのリーダーでありDJ・ラップを担当しているメンバーです。現在はサングラスに金髪のロングヘアですが、デビュー当時は肌の色を黒く焼いて、髪型はドレッドヘアでした。還暦を過ぎた現在も若々しい姿を披露しています。

TRFへの加入は、プロデューサーである小室 哲哉さんからオファーを受けたことがきっかけです。場を盛り上げるマイクパフォーマンスは、デビュー当時から現在まで変わらず多くの人を魅了しています。

近年では、バラエティー番組に多く出演し、その明るいキャラクターが人気を集めています。また、日本の文化である「盆踊り」と「お祭り」を融合したエンターテインメントを世界に広める活動に力を入れるなど、多方面で活躍しています。

SAMさんは高校生・15歳のときに、友だちに誘われて行ったディスコの常連のダンスパフォーマンスに衝撃を受けダンスに目覚めました。さらなるダンススキルの向上のために19歳でニューヨークにダンス留学をし、さまざまなダンススキルを学びます。

その後、TRFとして活動しながら、スキルを生かしてアーティストの振付やコンサートプロデュースを担当。2004年には自身が主宰するダンススクール「SOUL AND MOTION」をスタートさせ、現在はダンサーの育成にも力を入れています。

デビュー当時からロングヘアを後ろに1つに束ねたヘアスタイルは変わらず、年齢を重ねてもクールなスタイルを貫いています。

CHIHARUさんは、滑らかでキレのあるダンススタイルが魅力のダンサーです。クラシックバレエやジャズダンスを学び、18歳から1年間はニューヨークへダンス留学をした経験があります。デビューが決定した当初は本当にデビューできるのかを疑っていて、MV撮影当日にバイトを理由に帰ったという話は有名です。

長い前髪でロングヘアのスタイルは昔から変わらず、56歳になっても抜群のスタイルを維持しています。現在はダンサー育成にも力を入れており、全国各地でワークショップを開催しています。

ETSUさんは、ショートカットと笑顔が魅力的なTRFのダンサーです（CHIHARUさんは写真左です）。6歳から日舞やインド舞踊を習い、18歳から本格的にジャズダンスを学び始めました。SAMさんとCHIHARUさんと同じダンスグループ「MEGAMIX」に所属していた経験があります。

ダンサーとしての活動以外にも、TRFのステージングやコンサートの演出、多くのアーティストの振付や演出・構成を担当するなど、ダンスクリエイターとしても活躍中です。SAMさんやCHIHARUさんと同様に、若いダンサーの育成のために全国各地でワークショップを開催し、ダンス界に貢献しています。

TRFの楽曲は全盛期にはディスコでも多く流れ、さまざまな楽曲がフロアを盛り上げました。デビューから30年たった今でも色褪せず、多くの方に愛され続けています。

例えば、ドラマ「17才-at seventeen-」の主題歌に起用された「survival dAnce～no no cry～」はドラマ人気の人気とともに大ヒットとなりました。ウインターソング「寒い夜だから…」は現在でも冬の定番曲です。

ここでは、数多くのヒットソングがある中で、TRFの代表曲と言える3曲を紹介します。

EZ DO DANCEは、1993年6月21日にリリースされたセカンドシングルです。「シーブリーズ93’」のCMに起用されTRFメンバーも出演したことで、最終的に約79万枚を売り上げるロングセラー曲となりました。MVは日本レコード大賞ミュージックビデオ賞を受賞しています。

ポップで中毒性のあるダンスナンバーである本曲は、ダンサーへのエールを込めて制作されました。メンバーがデモテープを聴いた際には、「楽曲のテンポが速すぎで踊れない」と困惑したほどのアップテンポなメロディーに仕上がっています。

BOY MEET GIRLは、TRFの7枚目のシングルで1994年6月22日にリリースされました。同年のNHK紅白歌合戦にBOY MEETS GIRLで初出場を果たすなど、TRFの代表曲と言える1曲です。イントロからインパクトがあり、YU-KIさんの歌声とメロディーがマッチして聴きごたえがあります。

オリコンシングルチャートでは最高位3位ながらも、ロングセラーとなりミリオンセラーを達成しました。BOY MEET GIRLはもともと、コカ・コーラのCMソングとして急遽制作された楽曲です。しかし、発売から約6年後の2000年にはアニメ「だぁ！だぁ！だぁ！」のエンディングテーマにリミックスが起用され再度ヒットしました。

CRAZY GONNA CRAZYは、1995年1月1日に発売された8枚目のシングルです。ドラマ「我慢できない」の主題歌に起用され約159万枚を記録、TRFで最も売れたヒットナンバーとなりました。

TRFならではの明るいメロディと爽快なリズムで何度も聴きたくなる名曲です。AAAや広瀬 香美さんなどのアーティストにもカバーされており、ファンのみならずアーティストからも愛されています。

【まとめ】AAA（トリプル エー）の現メンバー5人のプロフィール・魅力を解説！

1993年にデビューした「TRF」は、小室 哲哉さんによってプロデュースされたダンス＆ボーカルグループです。グループ名は「Tetsuya Komuro Rave Factory」の略で、もともと「trf」と表記していましたが、1996年に「TRF」へと変更されました。

彼らは90年代にダンスミュージックを日本に広め、「EZ DO DANCE」や「BOY MEETS GIRL」など数々の楽曲で大ヒットを記録しました。2023年にはデビュー30周年を迎え、まだまだ精力的に音楽活動をしています。

※当記事は2023年11月時点の情報をもに作成しています