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【ジョジョの奇妙な冒険シリーズ】最強クラスのスタンド10選

【ジョジョの奇妙な冒険シリーズ】最強クラスのスタンド10選

30年以上前に連載が始まった「ジョジョの奇妙な冒険な冒険」シリーズは、通称「ジョジョ」と呼ばれ、幅広い世代に親しまれています。特に「スタンド」が登場する3部は、日本における異能バトル作品の草分けとして人気を博しました。

現在ジョジョに登場するスタンドは100を超え、多くのファンはそれぞれの能力や強さに関心を持っています。この記事では、ジョジョに登場するスタンドのうち、最強クラスと謳われる10個について紹介します。

1.そもそも「ジョジョ」「スタンド」とは?

1987年に週刊少年ジャンプで連載が始まった「ジョジョの奇妙な冒険」、通称「ジョジョ」は、今なお人気の衰えないバトル漫画です。個性的なストーリーと画風が話題で、作品を知らなくても聞いたことのあるセリフの数々や、「ジョジョ立ち」とも呼ばれる特徴的なキャラクターたちのポージングも有名です。

第3部からはキャラクターとは別に「スタンド」が登場します。「スタンド」とは守護霊のような存在で、パワーを持った像(ビジョン)です。持ち主の傍に現れてさまざまな能力を発揮します。

2.ジョジョの奇妙な冒険に登場する最強クラスのスタンド

ジョジョの奇妙な冒険に登場するスタンドは、実に100体を超えます。その中から各部の主人公や敵キャラが使う最強クラスのスタンドを10体、スタンド能力とともにご紹介します。

2-1.ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(5部/ジョルノ・ジョバァーナ)

ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムは、第5部に登場するディオの息子でジョースターの血を受け継ぐ、ジョルノ・ジョバーナが操るスタンドです。

生命を与える能力に加えて、起こったことをゼロに戻してしまい、その真実にさえ到達させない恐ろしいチート能力を秘めています。ジョルノ本体が認識できない場面でも能力を発動するので、ジョジョ史上最強の、もはや無敵とさえ言われているスタンドです。

ゴールド・エクスペリエンスがスタンドの矢に打たれたことで進化したのが「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」です。読者からの支持も厚くスタンドを超えたスタンドとも呼ばれています。最強スタンドランキングを作るとしたら、間違いなく上位に挙がるスタンドでしょう。

2-2.ザ・ワールド(3部/ディオ・ブランドー)

ザ・ワールドは、第3部のラスボスとして登場するディオ・ブランド―のスタンドで、時を止める能力があります。そもそもディオは第1部のラスボスとして登場し、第3部では主人公ジョナサン・ジョースターの首から下を使って復活しています。

石化面を被って再生能力や不老不死の肉体を手に入れ吸血鬼となったディオは、スタンドなしでもかなりの強さを誇るジョジョ史上最悪の敵です。ディオが操るザ・ワールドは破壊力や射程距離、スピードはトップレベルのスタンドで、止まった時の中で自由に動くことができるのはディオだけです。

2-3.タスクACT4(7部/ジョニィ・ジョースター)

「タスクACT4」は第7部の主人公、ジョニィ・ジョースターのスタンドです。ジョニィが黄金の回転を会得したことで「タスク」から進化した最終形態です。タスクACT4には無限回転エネルギーが宿っていて、ジョニィの意志を必ず実現させる力があります。そのため、読者からは「絶対殺すマン」と呼ばれることもあります。

ジョニィが殺意を持って打てば必ず命中します。別次元に逃げようが、時を止めようが必ず当たります。作中でも、あってはならない能力と評されるほどの恐るべき能力です。

2-4.D4C(7部/ファニー・ヴァレンタイン)

第7部のラスボス、ファニー・ヴァレンタイン大統領のスタンド「D4C」は、別次元の並行世界を自由に行き来できる能力を持っています。破壊力とスピ―ドはトップレベルの高さを誇るスタンドで、驚くべきは別次元から大統領を複数人連れて来て、負傷するたびに記憶だけを引き継ぎ、使い捨てていく冷酷さです。

本体への扱いがあまりにもむごいことから、どちらがスタンドでどちらが本体かが分からなくなるという読者もいるでしょう。

2-5.メイド・イン・ヘブン(6部/エンリコ・プッチ)

第6部のラスボスであるプッチ神父ことエンリコ・プッチが、天国にたどり着くために進化させたスタンドが「メイド・イン・ヘブン」です。メイド・イン・ヘブンは、戦闘向きのスタンドではありませんが、全宇宙の時間を無限に加速させる能力を持っています。

時間を加速させると、そのスピードについていけるのはプッチ神父だけで、その他の生命は新世界へと突入し、再び同じ人生をやり直す無限ループに陥ります。宇宙全体を終焉へと向かわせてしまうほど強力で、倒すのが非常に困難な能力のスタンドです。

2-6.ウェザー・リポート(6部/ウェザー・リポート)

第6部のウェザー・リポートのスタンドは、天候を自由自在に操る能力を持った「ウェザー・リポート」です。これだけを読むと、なぜ最強と呼ばれているのかと疑問に感じるかもしれませんが、ウェザー・リポートは大気そのものを変化させ、オゾン層すら操作することができます。

敵の周りの酸素濃度を変えて死に追いやることもできてしまうのがウェザー・リポートの怖さです。広範囲に精密操作できる汎用性の高さが最強と呼ばれる所以でしょう。さらにウェザー・リポートが進化した「ヘビー・ウェザー」はサブリミナル効果を持つ虹を出現させ、触れたものをカタツムリに変えるという恐ろしい能力を持ちます。

2-7.キング・クリムゾン(5部/ディアボロ)

第5部のラスボスとして登場するディアボロのスタンドが「キング・クリムゾン」です。第5部に登場するスタンドの中では最強とも言われているキング・クリムゾンは時間を消し飛ばす能力と未来予知能力を持っています。

必ず起こる未来を予測できるので、相手の攻撃は見え見えでなすすべはありません。消し飛ばされた時間は記憶に残らないという難解な能力を発揮し、主人公一派を破滅の危機に追いやります。

2-8.スタープラチナ(3部/空条承太郎)

ジョジョの奇妙な冒険のキャラクターの中でも人気の高い第3部の主人公、空条承太郎のスタンドが「スタープラチナ」です。スタープラチナは身体能力の高いスタンドで、スピードと破壊力は作中でもトップクラスと言われ、精密動作性に優れています。

ディオのザ・ワールドと対峙した際に、時を止める能力に目覚め、最強と呼ばれるスタンドの一体に名を連ねました。

2-9.クリーム(3部/ヴァニラ・アイス)

「クリーム」は第3部のディオの部下であるヴァニラ・アイスのスタンドです。空間を削り取る能力のあるクリームは、口の中が暗黒空間になっており飲み込んだものすべてを消し去ってしまいます。

ヴァニラ・アイスがクリームの中に入ることができるのが特徴です。中にいる間は周囲を確認できないというデメリットはありますが、相手の攻撃のダメージを一切受けず無敵状態になれます。

2-10.クレイジー・ダイヤモンド(4部/東方仗助)

第4部の主人公でリーゼントがトレードマークのキャラクター、東方仗助のスタンドは、なおす能力を持った「クレイジー・ダイヤモンド」です。スタンド使用者以外の人や生物・物体なら何でも治したり、直したりできるので、最強のヒーラーでもあります。

スタープラチナやザ・ワールドと同等のスピードや破壊力も持ち合わせた、基礎能力の高い非常に強力なスタンドです。

3.【おまけ】最弱のスタンドは?

ここまで最強のスタンドについて紹介しましたが、ジョジョに登場するスタンドの中には、使い道を想像できないような弱いスタンドも存在します。最後におまけとして最弱のスタンドについてご紹介します。

トーキング・ヘッド(5部/ティッツァーノ)
舌にとりついて真逆のことを言わせる能力を持ったスタンドです。ディアボロの親衛隊の1人であるティッツァーノのスタンドですが、そもそも1人では能力を発揮することができず戦えないという特徴があります。
ヘイ・ヤー(7部/ポコロコ)
ポコロコのスタンド「ヘイ・ヤー」は、自我を持っているタイプのスタンドで、ポコロコを励ます能力を持っています。特殊能力を持っていないので戦うことはできない凡庸性のスタンドですが、常に傍にいて励ましてくれるので読者からは意外と人気があります。
パール・ジャム(4部/トニオ・トラサルディー)
第4部のトニオ・トラサルディーのスタンドである「パール・ジャム」は戦闘力ゼロのただのヒーラー的存在の無害なスタンドです。パール・ジャムをあらかじめ食べものに仕込んでおけば、食べた人の病気がたちまち治ってしまいます。

他にも、サバイバー(6部/グッチョ)やラバーズ(3部/鋼入りのダン)なども最弱スタンドとしてよく名前が挙がります。

まとめ

ジョジョに登場する最強クラスのスタンドとしては、5部のゴールド・エクスペリエンス・レクイエム、3部のザ・ワールド、7部のタスクACT4などが挙げられます。その他にも、読者の想像を超えるようなスタンドが多数登場するため、これから作品を楽しむ方だけでなく、読み返したい・見返したいと考える方もぜひ注目してください。

一方で、作中には使いどころが少ない・パワーの弱いスタンドも登場します。弱いスタンドが登場した意図や使い道などを考察してみるのもおすすめです。

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