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邦ロックの定義とは?人気バンド10選

邦ロックの定義とは?人気バンド10選

音楽関係の雑誌やTVなどでよく見聞きする邦ロック。特にJ-POPが好きな人が触れることの多い言葉ですが、どのような意味をもっているのか、何の略なのかまでは知らないという人も少なくないでしょう。

そこで今回は、邦ロックの定義を説明します!邦ロックで人気のバンド・アーティスト10組も紹介しますので、邦ロックに興味がある人や人気のバンド・アーティストについて知りたい人は、ぜひ当記事をチェックしてください!

1.邦ロックとは?定義はある?

邦ロック(ほうろっく)とは、邦楽ロックの略称です。「邦」は「日本」を意味し、邦ロック=日本のロックとなります。邦ロックの歴史は古く、1960年代後半に「はっぴぃえんど」などが、海外のロックサウンドに日本語の詞をのせて歌ったことが始まりと言われています。

邦ロックと一口に言っても、激しいサウンドからバラードまでジャンルはさまざま。英語で歌ったり、英語と日本語を混ぜて歌ったりするアーティストもいます。そもそも邦ロックに明確な定義はないので、若者に人気の邦楽バンド・アーティストを指す言葉と考えてよいでしょう。

2.【邦ロック】人気のバンド・アーティスト10選

日本人に馴染みやすい楽曲が多いことで人気の邦ロック。インパクトのあるバンド名が特徴の「マカロニえんぴつ」や、女性ボーカルの「SHISHAMO」など、たくさんの邦楽バンドが存在します。

ここでは、人気邦ロックバンドに該当する10組をご紹介します。邦ロックに該当する具体的なバンドを知りたい人や、おすすめバンドが知りたい邦ロック初心者の人は、ぜひチェックしてください!

2-1.Official髭男dism

「髭男(ひげだん)」の愛称で知られる4人組のポップバンドです。ピアノを主体とした美しいメロディーと、藤原聡さんの爽やかなハイトーンボイスが魅力で、幅広い世代から支持を集めています。

2012年に結成され、2018年に発売された「ノーダウト」でメジャーデビュー。その後、映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌となった「Pretender」が大ヒットし、紅白歌合戦初にも出場しています。多くのファンを魅了し続ける髭男の活躍に、これからも目が離せない注目バンドです!

2-2.ONE OK ROCK

「ワンオク」の愛称で知られる、4人組のロックバンドです。ボーカルのTakaさんは、有名歌手の森進一さん・森昌子さんの息子で、元NEWSのメンバーだった事でも注目を集めました。

ワンオクの楽曲はパンクやラウドロックから影響を受けた激しいサウンドが特徴で、Takaさんの圧倒的な歌唱力はロックバンド界の中でもトップクラスの実力です。2010年に発売された「完全感覚Dreamer」や「Wherever you are」など、数々のヒット曲を生み出し、海外でも活躍しています。

2-3.King Gnu

2017年に結成された4人組バンドです。突如大型フェスに出演するなど彗星のごとく現れ、2019年に発売された「白日」をきっかけに大ブレイク!同年末に紅白歌合戦の出場を果たしました。

彼らのサウンドは、ロック・ジャズ・ヒップホップ・ファンクなど、さまざまなジャンルの音楽から影響を受けた「トーキョー・ニュー・ミクスチャー」と呼ばれるジャンルです。今まで聞いたことがない新しいサウンドが多くの人を魅了しています。

2-4.RADWIMPS

若い世代から絶大な人気を誇る4人組のロックバンドです。映画「君の名は」や「天気の子」などの人気アニメの主題歌で、さらに注目を浴びました。大ヒットした「前々前世」は、誰もが知る人気曲です。

RADWIMPSの魅力は、なんと言っても天才的な歌詞センス。歌詞はすべてボーカルの野田洋次郎さんが担当していて、愛する人への思いを独特な言葉で表現しています。一躍有名になったRADWIMPですが、更なる活躍にも注目していきたいところです。

2-5.Mrs. GREEN APPLE

2013年に、当時高校2年生だった大森元貴さんを中心に結成され、わずか2年でメジャーデビューを果たした人気バンドです。2017年にはドラマ主題歌やCM曲にも抜擢されるなど、人気が急上昇!その後、活動休止宣言を経て、2022年から新しいフェーズでスタートを切っています。

Mrs.GREEN APPLEのおすすめポイントは、ギターボーカルを担当する大森さんの透明感のある歌声と共感性の高い歌詞です。10代〜20代といった若い世代から抜群の人気を誇り、まさに次世代の音楽シーンを担う若手バンドと言えます。

2-6.BUMP OF CHICKEN

知名度・人気ともに邦ロックの中でもトップクラスの人気を誇るバンドです。2001年に発売された「天体観測」は58万枚を売り上げ、大ヒットを記録。この曲をきっかけに、ファンでなくとも耳にしたことがある名曲を数多く手掛けています。

BUMP OF CHICKENの楽曲は、エネルギッシュなギターロックから、どこか懐かしさを覚えるようなバラードまで幅広いサウンドが魅力。次はどのような曲を生み出すのか、BUMP OF CHICKEN今後の動向に注目です。

2-7.back number

2004年にボーカルの清水さんを中心に結成された3人組のバンドです。2011年に「はなびら」でメジャーデビューを果たすと、2015年の年末には、ドラマ主題歌の「クリスマスソング」を発売。この曲をきっかけに、タイアップした主題歌はことごとくヒットしています。

バラード調のしっとりとした楽曲が多く、失恋や片思いといった「切ない恋」を飾らない言葉で綴った歌詞は、幅広い年代から共感を得ています。邦ロックを普段聴かない人でもスッと耳に残るメロディーが魅力のバンドです。

2-8.MAN WITH A MISSION

頭は狼、身体は人間という奇抜なビジュアルを持った5人組ロックバンドです。その外見から、オオカミバンドと俗称されることも。彼らのおすすめ人気曲は、2013年に発売された「Emotions」です。キャッチーかつ疾走感溢れるサビが印象的な楽曲です。

メロディックで中毒性のある音楽が多くの人から評価され、2013年には全米デビューを果たしています。現在も海外のライブ公演を積極的に行い、日本だけでなく世界でも絶大な人気を集めています。

2-9.L’Arc-en-Ciel

1994年にデビューした、邦ロック界のトップバンドです。代表曲の「flower」をはじめ、「DIVE TO BLUE」「HONEY」など、数多くのヒット曲を連発!日本の人気アーティストの仲間入りを果たしました。

L’Arc-en-Cielの楽曲は、ヴィジュアル系から影響を受けた音楽性が特徴です。メンバー全員が作曲できるので、多彩な音楽を聴かせてくれるのが最大の魅力と言えます。デビューから長きにわたり活躍を続けるL’Arc-en-Cielに、今後も注目です。

2-10.東京事変

東京事変は、女性ボーカルならではの魅力を放つ邦楽女子のロックバンドです。椎名林檎さんを中心に2003年に結成され、2012年に人気絶頂期の中で解散を発表。それから8年後の2020年に活動を再開しました。

東京事変の魅力は、椎名林檎さん節が光る独特な歌詞とハイクオリティな演奏です。ベースの亀田誠治さんを筆頭に、個性的なバンドメンバーの演奏は「さすが!」の一言。ジャンルに縛られない音楽センスで、今も多くのファンを魅了しています。今後どのような展開になるのか楽しみなバンドです。

まとめ

邦ロックとは、日本のロックを意味する言葉です。明確な定義はなく、基本的に若者に人気の邦楽バンド・アーティストを指すと考えてよいでしょう。邦ロックの歴史は、1960年代後半に海外のロックサウンドに日本語の詞をのせて歌ったことが始まりとされています。

今回紹介した邦ロックで人気のバンド・アーティストは、いずれもインパクトのあるアーティスト名をもち、多種多様な音楽や歌詞を魅せてくれます。今後更なる活躍が期待されるバンド・アーティストの曲に興味がある人は、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか?

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