Saucy Dogは2013年に大阪で結成されたロックバンドで、結成当時のオリジナルメンバーは現在ボーカルの石原 慎也さんのみとなっています。メンバーチェンジの危機を乗り越え、若者を中心に人気を博しているグループです。ボーカル石原さんの優しい歌声と、情景描写の多い繊細な歌詞が多くの方から評価されています。
当記事では、Saucy Dogの経歴と魅力、代表曲、またメンバーのプロフィールを解説します。これからさらに飛躍していく、今大注目のSaucy Dogについて知りたい方は、ぜひご一読ください。
1.Saucy Dogとは?
Saucy Dogとは日本の3人組ロックバンドのことで、現在は男性2名、女性1名という構成で活動しています。読み方は「サウシードッグ」です。
Saucy Dogは数々の人気アーティストを世に輩出しているMASH A&R主催のオーディション「MASH FIGHT! Vol.5」でグランプリを受賞したグループです。高い歌唱力と心に残る歌詞で、人気が急上昇しています。
Saucy Dogの「Saucy」には英語で「生意気な」という意味があり、直訳すると「生意気な犬」になります。Saucy Dogというバンド名には「スヌーピーのように小生意気ながらも、老若男女から幅広く愛されるバンドになりたい」という願いが込められています。
1-1.Saucy Dogの経歴
Saucy Dogは2013年に大阪で4人組バンドとして結成されました。精力的に活動していましたが、2015年にボーカルの石原慎也さん以外が脱退するという事態に。
その後新メンバーに秋澤 和貴さん、せと ゆいかさんを加え、2016年にオーディション「MASH FIGHT! Vol.5」でグランプリを受賞します。
初の全国流通作品である1stミニアルバム「カントリーロード」が2017年に発売されると、知名度が徐々に高まります。各地で開催されるツアーは軒並みチケットが完売するまでになりました。
2021年に日本武道館でのワンマンライブや全国10か所でのホールツアーを開催し、一躍人気アーティストの仲間入りを果たします。
2022年には『めざましどようび』(フジテレビ系)の新テーマ曲『優しさに溢れた世界で』を書き下ろすなど活躍の場が広がり、今後も最新情報から目が離せません。
2.Saucy Dogの魅力
今をときめくSaucy Dogが多くの人から愛されているのには理由があります。ここではSaucy Dogの魅力を3つご紹介します。
●ボーカルの声が綺麗
ボーカルを担当する石原さんの、優しく伸びのある声がSaucy Dogの魅力の1つ。ハイトーンでありながらややハスキーな歌声は、美しさの中に力強さも感じられます。
ライブ前にはブレスコントロールという肺活量を鍛えるウォーミングアップをしているという石原さん。安定した肺活量によって芯のある綺麗な声を観客に届けています。
●グッズが可愛い
Saucy Dogのオリジナルグッズは、Tシャツやタオル、文具までさまざまな種類があります。ライブ当日はもちろん、普段使いもできるグッズ展開になっているのが人気の理由です。シンプルなSaucy Dogのロゴを中心に、可愛い犬モチーフのアイテムが多数あります。
●ライブが楽しい
メンバー3人によって作り出される温かい空気感と、心を揺さぶるパフォーマンスが多くの人を魅了しています。初めての武道館ライブでは、観客に向けて手紙を書くという嬉しい演出もありました。
3.Saucy Dogのメンバー3人を紹介!
結成当初は4人組だったSaucy Dogですが、ボーカルの石原さん以外が脱退するというバンドの存続危機がありました。しかし石原さんが地道に活動を続けたことで、スリーピースバンドという新しいSaucy Dogに生まれ変わります。
ここでは、異なるバックグラウンドを持つSaucy Dogメンバー3人を詳しくご紹介します。
3-1.石原 慎也
担当 | ギター、ボーカル |
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出身 | 島根県 |
誕生日 | 3月3日 |
石原さんはSaucy Dog結成当初からいるメンバーで、現在は楽曲制作もメインで行うバンドの中心人物です。Saucy Dogの初期メンバーが辞めた後も、1人でバンドを続けた強い意志の持ち主です。
高校受験勉強中に聴いていたブルーハーツに感銘を受けて音楽の道を目指すようになり、高校卒業後は大阪スクールオブミュージック専門学校のギターコースに入学します。しかし、加入していたバンドで満足いく歌唱ができなかったことが悔しくて、ボーカルコースに編入しました。
高い歌唱力と多くの人から共感される楽曲作りを武器に、これからもSaucy Dogを盛り上げてくれるでしょう。
3-2.秋澤 和貴
担当 | ベース |
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出身 | 高知県 |
誕生日 | 12月18日 |
秋澤さんはボーカルの石原さんと同じ大阪スクールオブミュージック専門学校でベースを学びました。Red Hot Chili PeppersやOasisなど洋楽が好きで、特にUKロックが秋澤さんの音楽ルーツになっています。
石原さんからの誘いを受け、2016年にSaucy Dogに正式加入しました。当初は秋澤さんがこれまでやってきた音楽の方向性と異なるため、Saucy Dogの音楽に適応するのに苦労したと語っています。
秋澤さんの逆境に負けないひたむきな姿勢は、Saucy Dogの可能性をさらに広げてくれるでしょう。
3-3.せと ゆいか
担当 | ドラム、コーラス、グッズ制作 |
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出身 | 奈良県 |
誕生日 | 1月22日 |
せとさんはサポートドラマーとしてSaucy Dogに参加していましたが、秋澤さんと同じく2016年に正式加入します。加入前はアパレル業界で働いており、持ち前のセンスのよさを生かしてSaucy Dogのグッズ製作も担当する多才ぶりです。
ドラマーとしてバンドをリードする一方で、コーラスとして美しいハーモニーも聞かせてくれるせとさん。アルバム曲の構成についても自分の意見をしっかり述べるなど、多方面でSaucy Dogの活動を支えています。
4.Saucy Dogの代表曲は?
Saucy Dogの楽曲は、感情を繊細に表現した歌詞や聴いていて心地よいサウンドが特徴です。ボーカル石原さんの落ち着いた歌声もファンの中では高く評価されています。
スペシャルドラマ「デキないふたり」の主題歌に起用された「あぁ、もう。」では、片思いする女性のもどかしい気持ちが綴られ、多くの共感を呼びました。第101回全国高校サッカー選手権大会の応援歌に決定した新曲「現在を生きるのだ。」では、アップテンポでさわやかなロックサウンドを披露しています。
以下では、心地よいサウンドが魅力のSaucy Dogの楽曲の中でも、特に多くの人から支持されているSaucy Dogの代表曲を4つご紹介します。
4-1.いつか
Saucy Dogの代名詞とも言われる失恋をテーマにした1曲です。自主制作最後の1st EP『あしあと』に収録され、その後1stミニアルバム『カントリーロード』にも再収録されたSaucy Dogの定番曲です。オーディション「MASH FIGHT! Vol.5」でも演奏し、事務所に所属して活動の幅を広げるきっかけにもなりました。
細かい情景描写と感情をあらわにしたサビの歌声が響き渡り、一気に『いつか』の世界観に引き込まれます。
4-2.シンデレラボーイ
2021年リリースのメジャー3rdミニアルバム『レイジーサンデー』に収録されています。石原さんが初めて女性目線で作詞し、恋人に浮気された女性の気持ちがストレートに表現されています。恋人への未練と、相反する女性の強気な気持ちが軽快なリズムに乗せて歌われており、表現力の高さも人気の1つです。
4-3.結
2020年に発表された配信シングル『結』は、Saucy Dog初のラブソングです。曲中で描かれる恋人たちの不器用な愛に共感する人も多いでしょう。この先も続く2人の未来に思いを馳せて温かい気持ちになれることから、結婚式にもおすすめの1曲です。
4-4.コンタクトケース
2018年リリースの2ndミニアルバム『サラダデイズ』に収録された、スローテンポな失恋ソングです。代表曲『いつか』を超える名曲を目指して作られ、繊細な心理描写が心に突き刺さる1曲になっています。残された元恋人のコンタクトケースと自分を重ね、未練をまっすぐ表現した切ないバラードです。
まとめ
Saucy Dogとは、男性2名と女性1名で構成された日本のロックバンドのことです。Saucy Dogは2013年に大阪で4人組バンドとして結成されました。しかし、2015年に石川 慎也さん以外のメンバーが脱退するといった紆余曲折があり、現在は新メンバーを迎え3人で活動しています。
Saucy Dogの魅力はボーカルである石川さんの優しい歌声、また普段使いできる可愛いツアーグッズや、メンバーの温かい空気感が味わえるライブの楽しさです。「いつか」をはじめとした繊細な感情が表現された歌詞がファンの心に響き、人気を集めています。まだSaucy Dogのことを知らない方は、ぜひチェックすることをおすすめします!