韓国ドラマ「財閥家の末息子」は、Web小説が原作の人気作品です。国内一の財閥グループ「スニャン」の未来資産管理チーム長であるユン・ヒョンウが、自分を死へと追いやったスニャングループの一族に復讐を企てるストーリーは、怒涛の展開を繰り広げます。
当記事では、韓国ドラマ「財閥家の末息子」に登場するキャストとあらすじについて紹介します。ストーリーはもちろん、登場する豪華キャストも見逃せないポイントです。キャストやあらすじを確認して、ぜひ作品を楽しんでくださいね。
1.韓国ドラマ「財閥家の末息子」とは？あらすじを紹介
「財閥家の末息子」は、Web小説を原作とした人気韓国ドラマです。「彼女はキレイだった」の監督を務めたチョン・デユンさん、「ビューティフル・マインド」の脚本家を務めたキム・テヒさんがタッグを組んで制作しました。2024年8月現在、AmazonプライムビデオやU-NEXT、Huluなどの動画配信サービスで視聴できます。
物語は、国内一の財閥グループ「スニャン」の未来資産管理チーム長であるユン・ヒョンウの日常シーンから始まります。ヒョンウは華やかな肩書きとは裏腹に、オーナーのチン一家の不祥事を揉み消す仕事を担っていました。
ある日、ヒョンウはスニャングループ会長のチン・ヤンチョルから隠し財産を回収するため、海外行きを命じられます。重大な任務を無事にこなしたヒョンウでしたが、濡れ衣を着せられ、銃弾を受けて崖下に転落し命を落とします。
捨て駒にされたヒョンウでしたが、目が覚めるとスニャングループ会長の孫であるチン・ドジュンに生まれ変わっていました。
「財閥家の末息子」は、自分を死へと追いやった一族の末息子として第2の人生を歩むことになったヒョンウが、前世の記憶を武器に復讐を企てる物語です。
2.韓国ドラマ「財閥家の末息子」のキャストを紹介！
「財閥家の末息子」はサスペンス要素が強く、視聴者を引き込む展開が見どころです。登場人物の背景や成長が丁寧に描かれている点が、多くのファンに愛されています。
ここでは、ドラマを彩った魅力的な出演キャスト10名を紹介します。
2-1.ユン・ヒョンウ｜チン・ドジュン／ソン・ジュンギ
ユン・ヒョンウは、スニャングループの未来資産管理チーム長であり、会長の秘書として長年忠誠を尽くしてきました。難しい仕事も黙々と遂行していましたが、ある任務中に口封じとして殺されてしまいます。目が覚めると、スニャングループの会長の末息子であるチン・ドジュンに生まれ変わり、第2の人生を歩むところから物語が動き始めます。
ヒョンウとドジュンの2つの役を演じたのは、2021年にドラマ「ヴィンチェンツォ」を大ヒットに導いた人気俳優のソン・ジュンギさんです。端正なルックスが注目を集めており、日韓問わず多数のファンに愛されています。
2-2.ソ・ミニョン／シン・ヒョンビン
ソ・ミニョンは、ソウル地検反腐敗捜査部の検事であり、法曹界の名門家出身の才女です。正義感が強く、スニャングループの不正疑惑を捜査し続けています。
ソウル大学法学部生時代はドジュンと同期であり、お互いに惹かれ合っていましたが、特に進展することなく卒業しました。その後、検事となって再会した2人は恋仲に発展します。しかし、ドジュンが後継者争いで見せた冷徹な一面に不安を感じるようになります。
ミニョン役を演じたシン・ヒョンビンさんは、遅咲きの女優として2020年に出演したドラマ「賢い医師生活」で注目を集めました。ドラマでは外科の研修医を安定した表現力で演じ、ドラマチックなキスシーンも話題になりました。
1995年に日本で放送された北川悦吏子脚本のヒットドラマ「愛していると言ってくれ」の韓国リメイク版でヒロインを演じた女優としても知られています。
2-3.チン・ヤンチョル／イ・ソンミン
チン・ヤンチョルは、一代でスニャン財閥を築き上げたカリスマ経営者です。子供たちが後継者としての資質を欠いていることに悩んでいましたが、孫のドジュンが頭角を表し、期待を寄せるようになります。
ヤンチョル役を演じたイ・ソンミンさんは、元々演劇舞台で活躍していた俳優です。2000年に青春シチュエーションコメディ「俺たち三人組」でドラマデビューを果たし、独特なセリフ回しと個性的なキャラクターで人気を博しました。
これまでに100本以上のドラマに出演している実力派俳優です。
2-4.チン・ヨンビン／ユン・ジェムン
引用：KBS公式「연모」
チン・ヨンビンは、ヤンチョル会長の長男であり、スニャングループの副会長です。スニャングループは長子継承が原則とされているため、後継者の筆頭候補として会長の座を狙っています。しかし、秀でた能力はなく、どこか頼りない人物です。
ヨンビン役を演じたユン・ジェムンさんは、2013年のドラマ「世界の終わり」で主演を務め、その後も数多くのドラマに出演しています。短いシーンでも視聴者を引き込む不思議な魅力を持つ演技力で人気を集めています。
2-5.チン・ドンギ／チョ・ハンチョル
ヤンチョル会長の次男であり、スニャン火災保険の社長であるチン・ドンギは、頭の回転が早く、ドジュンをライバル視しています。数々の陰謀を企ててスニャングループ内で権力を握ろうとしますが、詰めが甘さや運の悪さで失敗してしまうこともあります。また、重要な経営判断を占いに頼ってしまうほど、占いに強く依存しています。
ドンギ役を演じたチョ・ハンチョルさんは、韓国ドラマ界においてベテラン俳優として活躍しており、多くのヒット作に出演しています。1998年に演劇「ワンルーム」でデビューし、2009年ごろから本格的にドラマにも出演し始めました。多才な演技力で幅広い役柄を演じ、韓国ドラマに欠かせない存在として知られています。
2-6.チン・ファヨン／キム・シンロク
チン・ファヨンは、ヤンチョル会長の長女で、スニャン百貨店の代表です。財閥家の令嬢として甘やかされて育ったことから、傲慢で気性が激しく、夫に対しても傍若無人な振る舞いをしています。
ファヨン役を演じたキム・シンロクさんは、Netflixオリジナルドラマ「地獄が呼んでいる」で注目を集めた個性派女優です。2004年に演劇女優としてデビューし、数々の舞台に出演しながら、演劇学校で講師として約10年活躍しました。2020年に講師を辞め、本格的に女優の道へと進みます。
その後、ドラマ「謗法」でデビューを果たし、独特な魅力と高い演技力で視聴者を魅了し続けています。現在も多くのドラマに出演し、注目を集める存在です。
2-7.チン・ユンギ／キム・ヨンジェ
チン・ユンギは、ヤンチョル会長の三男であり、映画制作代表と輸入会社の代表を努める人物です。婚外子として生まれたため、父からの冷遇を受け、継承争いから距離を置いていました。しかし、息子ドジュンが後継者候補として頭角を表し始め、懸命に頑張っている姿を見て、理解者として応援する立場に立ちます。
ユンギ役を演じたキム・ヨンジェさんは、実力派俳優として知られ、多くのヒット作に出演してきました。ミステリードラマ「ハイクラス」では、甘く優しい姿の裏に潜む複雑な感情を繊細に現し、視聴者の注目を集めました。
ジャンルに縛られず、安定した演技力を持ち、さまざまな役柄を演じ分ける俳優として評価されています。
2-8.チン・ソンジュン／キム・ナムヒ
チン・ソンジュンは、ヤンチョル会長の長孫であり、ヨンビンの長男です。幼い頃からわがままかつ身勝手な性格で、ドジュンに対して暴力を振るうこともありました。スニャングループは長子継承を基本とするため、将来的に財閥は自分のものだと考えています。
ソンジュン役を演じたキム・ナムヒさんは、大ヒットドラマ「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」にも出演した実力派俳優です。登場時間は短かったものの、過労死する医者をリアルに演じ、迫真の演技が視聴者に強い印象を残しました。
プライベートでは、2018年に大学時代から交際していた女性と結婚しており、俳優としてのキャリアと家庭生活の両方を大切にしています。
2-9.モ・ヒョンミン／パク・ジヒョン
モ・ヒョンミンは、ソンジュンの妻で、ヒョンソン日報オーナーの長女です。スニャン家の跡取りとの結婚を望んでおり、頭角を表したジヒョンに目をつけますが振られてしまいます。諦めきれないヒョンミンは、長孫であるソンジュンと結婚しました。
ヒョンミン役を演じたパク・ジヒョンさんは、長い間無名の女優として努力を続けた大器晩成型の俳優です。「財閥家の末息子」の出演をきっかけにキャスティングオファーが殺到し、2024年にはドラマ「財閥 x 刑事」で初主演を掴みとっています。
プライベートでは、2023年に一般男性と結婚し、オンラインコンテンツクリエイターという肩書きでYouTubeでの活動も行っています。
2-10.レイチェル／ティファニー・ヤング
レイチェルは、投資の精鋭部隊であるミラクル・インベストメンツのアナリストで、ドジュンの協力者です。
レイチェル役を演じたティファニー・ヤングさんは、韓国ガールズグループ「少女時代」のメンバーです。歌手としてキャリアを積んできたティファニーさんは、「財閥家の末息子」に出演することが決まると、ドラマの時代背景について熱心に学び、堂々とした演技を披露しました。
ドラマの撮影にあたって、少女時代のメンバーからアドバイスを受けたことをインタビューで語っており、音楽業界からドラマへとシフトした彼女の成長が注目されています。
まとめ
韓国ドラマ「財閥家の末息子」は、国内一の財閥グループ「スニャン」の未来資産管理チーム長であるユン・ヒョンウが命を落とし、一族の末息子として生まれ変わる波乱の展開から始まる物語です。
主人公のユン・ヒョンウを演じたのは、端正なルックスで人気のソン・ジュンギさんです。ほかにも、安定した演技力で知られるシン・ヒョンビンさん、個性的なキャラクターと独特なセリフ回しが魅力のイ・ソンミンさんなど、豪華なキャスト陣がドラマの世界観を一層引き立てています。
あらすじやキャストを確認して、ぜひドラマを視聴してみてくださいね。
