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「刃牙」シリーズを見る順番は?あらすじやスピンオフ作品も解説

「刃牙」シリーズを見る順番は?あらすじやスピンオフ作品も解説

「刃牙」シリーズは、1991年から「週刊少年チャンピオン」で連載されている格闘漫画です。主人公の範馬刃牙は、地球最強である父を超えるため、さまざまな敵と戦いながら成長します。ライバルとの熱いバトルや他キャラクターとの複雑な人間関係が魅力のこの作品は、2021年に連載30周年を迎え、売上累計8500万部を超える人気を誇っています。

当記事では、初めて「刃牙」シリーズに触れる方のために、各作品の順番や見どころを紹介します。ぜひ、最初の作品から順番に読み進めてみてください。

1.「刃牙」シリーズとは?

「刃牙」シリーズは1991年から「週刊少年チャンピオン」で連載されている、板垣恵介による格闘漫画です。主人公である範馬刃牙が地球最強である父を超えるため、さまざまな敵と戦い、成長していく物語です。立ちはだかるライバルなどの他キャラクターとの人間関係や熱いバトルが魅力で、ファンからの人気を集めています。

2021年には連載30周年を迎え、30周年プロジェクトも開催されました。売上は累計8,500万部を超え、今もなお連載が続く、人気のシリーズです。

2.漫画やアニメで刃牙を見る順番は?

「刃牙」シリーズは30年以上続くシリーズであり、これまでに本編が8作品、スピンオフが7作品発表されています。シリーズ作品が多く、どれから読めばよいか分からないという方もいるかもしれません。

基本的には、本編は連載順に読むのがおすすめです。スピンオフは刃牙が主人公ではなく、本編で登場するキャラクターたちにスポットライトが当たる物語のため、本編を読んだ後、キャラクターを把握した上で読むのがよいでしょう。

ここでは、「刃牙」シリーズ本編やスピンオフを連載順に紹介します。シリーズに興味がある方は、最初の作品である「グラップラー刃牙」から読んでみましょう。

2-1.グラップラー刃牙

引用:秋田書店

「グラップラー刃牙」は1991年から1999年に連載され、主人公「刃牙」の幼年期から少年期の物語を42巻にわたって描いています。刃牙シリーズの始まりとも言える物語であり、刃牙が闘う理由も描写されるので、初めに読んでおくとより物語に没頭できるでしょう。

地下闘技場の王者である範馬刃牙は、地上最強の生物と呼ばれる範馬勇次郎の息子であり、父と闘うために地下闘技場でさまざまな敵との激闘を繰り広げていきます。

「グラップラー刃牙」は「地下闘技場編」「幼年編」「最大トーナメント編」から構成されており、今後の「刃牙」シリーズにも再登場する強敵たちとの戦いが見どころです。

2-2.グラップラー刃牙 外伝

引用:秋田書店

グラップラー刃牙の外伝は1999年に発売され、1巻で完結しています。作品の時系列的には「グラップラー刃牙 最大トーナメント編」の後にあたり、「グラップラー刃牙」に登場したプロレス界の二大巨頭、マウント斗羽とアントニオ猪狩の闘いが繰り広げられます。

メインストーリーとの関連性は低いものの、「グラップラー刃牙」のファンなら楽しめる要素がいくつもあります。また、実在のプロレスラーのオマージュも含まれるので、プロレスが好きという方にもおすすめの作品です。

2-3.バキ

引用:秋田書店

1999年から週刊少年チャンピオンにて連載された「バキ」は「最凶死刑囚編」「中国大擂台賽編」「神の子激突編」の三部構成となっています。

「グラップラー刃牙」の最大トーナメント編後、刃牙のもとには「敗北を知りたい」と5人の死刑囚が集い、刃牙たちはそれを迎え撃つことになります。前作と比べると敵がより強くなり、派手なバトルシーンが見どころです。それ以外にも、刃牙がピンチに陥ったり、恋愛の要素があったりなど、多くの魅力がある作品です。

単行本は31巻発売されており、アニメ化もされています。

2-4.バキ特別編SAGA

引用:秋田書店

2002年に発売された「バキ特別編SAGA」はヤングチャンピオンにて掲載されました。「夜の戦い」はテーマにされており、刃牙とヒロインである梢江の恋と一夜が描かれます。

バトル要素は少ないものの、通常のシリーズでは描かれないヒロイン梢江の心情などを知ることができるので、ファンであれば読んでおきたい一冊です。

2-5.範馬刃牙

引用:秋田書店

範馬刃牙は2006年から6年間連載され、37巻にわたってシリーズ最大級に熱いバトルが繰り広げられます。「実戦シャドーファイティング編」「超絶!!監獄バトル編」「野人戦争編」「強者達の闘い編」「地上最強の親子喧嘩編」と、5つのストーリーに分かれています。最後の「地上最強の親子喧嘩編」ではいよいよ父である範馬勇次郎との直接対決という、ファンの待望の展開が描かれます。

直接対決までの道のりも、さまざまな猛者との対決、自身の鍛錬など見どころが多く、シリーズの集大成とも言える作品です。アニメも制作されており、Netflixで視聴可能です。

2-6.範馬刃牙10.5巻 外伝ピクル

引用:秋田書店

2008年に発表された「範馬刃牙10.5巻 外伝ピクル」は「範馬刃牙」の間に位置するストーリーであり、「範馬刃牙」の中で強敵として描かれるピクルに焦点を当てた作品です。

ピクルの誕生秘話であり、「範馬刃牙」内の「野人戦争編」を読む前に読んでおけば、作品をさらに楽しめるでしょう。

2-7.刃牙道

引用:秋田書店

2014年から2018年まで連載された「刃牙道」は、範馬刃牙の続編で、その後のキャラクターたちの様子が描かれます。

史上最強の親子喧嘩の後、退屈な毎日にあった格闘士たち。そんな中、剣豪・宮本武蔵が復活し、各キャラクターと白熱したバトルを繰り広げることになります。「刃牙」シリーズ特有の熱いバトルシーンは健在で、宮本武蔵とどのように闘うかが見どころです。

2-8.バキ道

引用:秋田書店

2018年から2023年まで連載された「バキ道」は相撲がテーマとなっており、日本最古にして最強の相撲の神たちとの闘いが繰り広げられます。「刃牙」シリーズの中では最新の作品であり、17巻で完結しています。

「バキ道」の見どころは相撲の技を駆使したバトルで、これまでのシリーズとは一味違った戦いを楽しめます。また、これまで登場したキャラクターも多く再登場するので、シリーズを通して読んできた方も楽しめるでしょう。

2-9.スピンオフ

「刃牙」シリーズのスピンオフ作品として、下記7作品が発表されています。ただし、作画は原作者である板垣恵介さんとは別の方が担当しています。

  • バキ外伝 疵面 -スカーフェイス-(全8巻)
  • バキ外伝 創面(全3巻)
  • バキ外伝 拳刃(全1巻)
  • バキどもえ(全3巻)
  • バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ(既刊11巻)
  • バキ外伝 ガイアとシコルスキー〜ときどきノムラ二人だけど三人暮らし〜(既刊5巻)
  • バキ外伝 花のチハル(既刊2巻)

現在も連載が続いている作品もあり、「刃牙」シリーズの人気の高さが伺えます。

それぞれの作品は独立しているので、どの作品から読んでもかまいません。理解しやすさを重視するのなら、発売された順番に読んでみましょう。スピンオフ作品はメインキャラクターが作品によって異なるため、好きなキャラクターや気になるキャラクターがスピンオフで登場している場合、その作品から読むのもおすすめです。

「刃牙」シリーズにより深く没頭したい方は、スピンオフにも手を伸ばしてみましょう。

まとめ

「刃牙」シリーズは、多くのファンに支持され続けている格闘漫画の代表作です。地球最強の男を目指す範馬刃牙の熱い戦いと成長の物語は、読む人に勇気と感動を与えてくれます。

シリーズは本編とスピンオフを合わせて多岐にわたる作品が存在しますが、この記事で紹介した順番に読むことで、より深く楽しむことができるでしょう。特に、個性的なキャラクターたちの織り成すドラマと、圧倒的なバトルシーンは必見です。刃牙の世界にどっぷりと浸り、彼の成長を追体験してみてください。

※当記事は2024年8月時点の情報をもとに作成しています

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