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クリープハイプのメンバーは?バンド名の由来や人気曲・定番曲も紹介

クリープハイプのメンバーは?バンド名の由来や人気曲・定番曲も紹介

特徴的なハイトーンボイスに加え、歌詞の独特な世界観とエネルギッシュなサウンドで、多くのファンに愛されているクリープハイプ。ボーカルの尾崎世界観さんを中心に、メンバー全員が個性豊かでバンドに独自のカラーを添えています。

当記事では、クリープハイプの各メンバーに加え、バンド名の由来や代表的な人気曲・定番曲も詳しく紹介します。まだ知ったばかりの方も、さらに深く知りたい方も、ぜひクリープハイプの魅力に触れてみてください。

1.クリープハイプとは?

クリープハイプとは、2012年にメジャーデビューした4人組の人気ロックバンドです。

尾崎世界観さんを中心に2001年に結成され、2009年より現在の体制で音楽活動を開始しました。2012年に1stアルバム「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」でメジャーデビューを果たし、2014年には日本武道館ワンマンライブで2days公演を、2023年にはキャリア史上最大規模のアリーナツアー「本当なんてぶっ飛ばしてよ」を開催しました。

クリープハイプの魅力は、ボーカルの個性的なハイトーンボイスで届けるポップなメロディです。歌詞には作詞当時の生の気持ちを乗せているものが多く、年齢層を問わず多くのリスナーの共感を得ています。

1-1.クリープハイプというバンド名の由来

クリープハイプというバンド名は、ボーカルの尾崎世界観さんが高校生の頃に考えました。

クリープハイプの「クリープ」はバンド・NIRVANAのカート・コバーンの口癖、「ハイプ」は映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」の中で使われた単語から取っています。

当時の尾崎世界観さんが何気なく選んだ言葉をつなげたバンド名は、今もファンに愛され続けています。

2.クリープハイプのメンバー|年齢や出身地も紹介

クリープハイプは結成当初、スリーピースバンドでした。メンバー脱退を経て尾崎世界観さん1人になった後、新メンバー3名が加入して今に至ります。

ここでは、クリープハイプの各メンバーのプロフィールについて紹介します。

2-1.【ボーカル】尾崎世界観

名前 尾崎世界観(おざきせかいかん)
本名 尾崎祐介
生年月日 1984年11月9日
年齢 40歳 ※2024年11月時点
血液型 O型
出身地 東京都葛飾区

尾崎世界観さんは、ボーカル・ギターを務めるクリープハイプのフロントマンです。「世界観」という名前は、ライブの評価として「世界観」という曖昧な言葉を使われることに対する不満・反発から生まれています。尾崎世界観さんの特徴は、唯一無二のハイトーンボイスです。クリープハイプのほとんどの楽曲で作詞作曲を担当しており、グループの要として支えています。

また、尾崎世界観さんはアーティスト活動以外に小説家としても活躍中です。2016年に初小説「祐介」を発表し、2020年には「母影(おもかげ)」が芥川賞の候補にもなったことから、言葉を紡ぐことへの才能やセンスがうかがえます。

2-2.【ベース】長谷川カオナシ

名前 長谷川カオナシ(はせがわかおなし)
本名 非公開
生年月日 1987年9月23日
年齢 37歳 ※2024年11月時点
血液型 AB型
出身地 東京都

長谷川カオナシさんはベース担当メンバーです。学生時代から軽音楽に興味があり、父親の影響でベースの演奏を始めました。2023年にはファン歴30年以上の映画作品「ミュータント・タートルズ」に声優として参加しています。

長谷川カオナシさんはベース以外の楽器演奏も得意としている上、楽曲によってはボーカルや作詞作曲を務めるなど、マルチな才能の持ち主です。また、美しい顔立ちとミステリアスな性格で、多くのファンを魅了しています。

2-3.【ギター】小川幸慈

名前 小川幸慈(おがわゆきちか)
生年月日 1984年9月19日
年齢 40歳 ※2024年11月時点
血液型
出身地

小川幸慈さんはギター担当メンバーです。高校時代の文化祭でバンド出演に誘われたことがきっかけでギター演奏を始めました。小川幸慈さんは、コピーバンド時代の対バン相手として尾崎世界観さんに出会い、クリープハイプにはサポートメンバーを経て加入しました。

現在は、ヒゲと帽子がトレードマークの個性派ギタリストとしてファンに愛されています。グループのムードメーカーであり、メンバーからも厚い信頼を得ています。

2-4.【ドラム】小泉拓

名前 小泉拓(こいずみたく)
生年月日 1979年1月8日
年齢 45歳 ※2024年11月時点
血液型 A型
出身地 東京都

小泉拓さんはドラム担当のメンバーです。小学生の頃の夏祭りで和太鼓に興味を持ったことをきっかけにドラム演奏を始めました。

小泉拓さんはクリープハイプの最年長メンバーで、バンドメンバーと過ごす時間を大切にしており、パフォーマンス時は全体のバランスを意識した演奏でチームを支えています。2024年2月には愛猫家の芸能人を集めた雑誌「にゃんだらけ」の特集号に登場し、猫への愛をコラム形式で語っています。

3.クリープハイプの人気曲

クリープハイプの人気ヒット曲「鬼」は、ドラマ「そして、誰もいなくなった」のために書き下ろされた作品です。曲の冒頭からスリリングなハイトーンボイスでインパクトを与え、その後は歯切れのよいメロディに乗せて女性関係に困惑する男性の姿を歌っています。

そのほかにもクリープハイプには多数の人気曲がありますが、ここからは特におすすめの5曲をピックアップします。

3-1.栞

「栞」は2018年に発売されたアルバム「泣きたくなるほど嬉しい日々に」の収録曲であり、「FM802×TSUTAYA ACCESS!」のキャンペーンソングとして書き下ろされた1曲です。キャンペーンソングでは名だたるアーティストがボーカルリレーを繰り返していますが、アルバムバージョンは一転してクリープハイプらしいバンドサウンドになっています。

「栞」は本の栞をテーマとして作られ、春の別れに対する切ない心情を歌っています。キャッチーなメロディと心に響くストレートな歌詞により、多くのファンに愛されているグループの代表曲です。2021年には、当楽曲をきっかけに着想された映画「14歳の栞」の主題歌に起用されました。

3-2.憂、燦々

「憂、燦々」はクリープハイプの3rdシングルであり、2013年の資生堂アネッサのCMソングとして起用されました。

耳に残りやすいキャッチーなポップチューンでありながら、全体を包み込むようなギター演奏によってどこか憂いを感じられる楽曲です。歌い出しから柔らかく物憂げな印象を与え、憂鬱・寂しさなどのマイナスの感情を歌に乗せるこの1曲には、クリープハイプ特有の魅力が詰まっています。

3-3.イト

「イト」は、映画「帝一の國」の主題歌として書き下ろされた1曲です。映画の監督を含む制作陣より、映画のテーマに合う唯一のバンドとして熱いオファーを受けました。

「イト」という曲名は、勝ち残るための蹴落とし合いにもがく映画の登場人物たちの姿から名付けられました。操り人形の「糸」と、蹴落とし合いの戦略の「意図」の2つの意味をかけています。勢いあるメロディに乗せた温かくも鋭い歌声と、ポップな曲調の中に感じられる狂気により、映画のイメージをそのまま奏でた楽曲となっています。

3-4.おやすみ泣き声、さよなら歌姫

「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」はクリープハイプのメジャー1stシングルであり、ポップ感を際立たせた1曲です。

歌姫の存在には作詞時の尾崎世界観さん自身を投影しており、エモーショナルなハイトーンボイスで恋の終わりを歌い上げています。耳に残りやすい疾走感あふれるビートと特徴的なギターフレーズ、そして切なくも共感を呼ぶ歌詞が人気の理由です。

3-5.キケンナアソビ

「キケンナアソビ」は、シングル曲「愛す」のカップリング曲です。サウンド全体で男女の愛情のない恋を表現しており、セクシーかつ不気味な印象に仕上がっています。

曲中では上辺の関係を続ける冷めた心情が歌われていますが、歌詞にはどこか寂しさや虚しさも感じられるのが特徴です。MVにはシャワーシーンなどが盛り込まれ、楽曲のスリリングな印象を際立たせます。漫画「つれないほど青くて あざといくらいに赤い」とのコラボMVも公開されています。

まとめ

クリープハイプは、独自の歌詞とパワフルな演奏で日本の音楽シーンに強い存在感を放つバンドです。ボーカルの尾崎世界観さんをはじめ、ベースの長谷川カオナシさん、ギターの小川幸慈さん、ドラムの小泉拓さんが個性を発揮し、独特なサウンドを生み出しています。

バンド名の由来もユニークで、「栞」「憂、燦々」「イト」などの楽曲は、ファンのみならず幅広いリスナーに支持されています。これからも多くの人を惹きつけ続けるクリープハイプの音楽とメンバーの魅力を、ぜひ楽しんでください。

※当記事は2024年11月時点の情報をもとに作成しています

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