ハリーポッターシリーズは、世界中で愛されている不朽の名作ファンタジー映画です。その魅力は、ホグワーツ魔法魔術学校で繰り広げられる冒険や、ハリーたちの成長を追体験できる点にあります。初めてシリーズを観る人や、久しぶりに観返す人にとっては、どの順番で視聴すれば良いのか迷うこともあるでしょう。
当記事では、映画を楽しむために最適な視聴順を詳しく解説します。また、スピンオフであるファンタスティックビーストシリーズについても、物語のつながりや背景を押さえながら紹介します。これからハリーポッターシリーズを楽しむ方に役立つ情報が詰まっていますので、ぜひ参考にしてください。
1.ハリーポッターを観る順番は公開順でOK!
ハリーポッターの原作は、イギリスの作家J.K.ローリングさんによる壮大なファンタジー小説です。初めてハリーポッターシリーズを観る方や、もう一度見直したい方の中には、観る順番に悩む方もいるでしょう。
ハリーポッターシリーズは、映画の公開順が作中の時系列とも一致しているため、公開順に視聴するのが最もスムーズです。ハリーたちの成長を物語の流れに沿って自然に楽しむことができ、ホグワーツ魔法魔術学校で過ごす7年間をハリーたちと一緒に体験している感覚になれます。
ハリーポッターシリーズの映画は、以下の順番で公開されました。
【公開順】
- ハリー・ポッターと賢者の石(2001年)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年)
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年)
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年)
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009年)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年)
ハリーポッターシリーズでは、主人公ハリーをはじめ、ロンやハーマイオニーなど主要キャストがシリーズを通して同じ役を演じています。登場人物たちのリアルな成長を、作品ごとに演技を通して感じられるのが魅力です。
幼い頃の可愛らしさから思春期の葛藤、大人へと成長していく姿を物語と合わせて見届けられる点は、公開順で観るからこその醍醐味と言えるでしょう。
2.ハリーポッター歴代シリーズ作品のあらすじ
大人気映画ハリーポッターシリーズは、魔法の世界を舞台にハリーポッターと仲間たちの成長と冒険を描いた物語です。各作品はそれぞれ独立した物語でありながら、大きなストーリーラインにつながっています。
以下では、歴代のハリーポッターシリーズ作品のあらすじを紹介します。
2-1.ハリー・ポッターと賢者の石
引用:ワーナー・ブラザース
ハリーポッターシリーズ第1作目となる「ハリー・ポッターと賢者の石」は、2001年に公開されました。
両親を亡くし、孤独な日々を送っていたハリー・ポッターは、11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを知らされます。ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許可されたハリーは、生涯の友人となるロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーに出会いました。学校生活を送る中で、ハリーは両親の死の真相と、自身に秘められた力について知っていきます。特に、ヴォルデモート卿との最初の対決は必見です。
2-2.ハリー・ポッターと秘密の部屋
引用:ワーナー・ブラザース
シリーズ第2作目となる「ハリー・ポッターと秘密の部屋」では、ホグワーツ2年生になったハリーたちが登場します。学校では「秘密の部屋」の伝説が囁かれ、生徒たちが次々と石化される事件が発生し、事件の真相を突き止めようと奔走します。
ドキドキハラハラの展開と、屋敷しもべ妖精ドビーの登場が印象的です。ハリーが自身の魔法の力と向き合う姿や、ヴォルデモートの過去が明らかになる点も見逃せません。
2-3.ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
引用:ワーナー・ブラザース
2004年公開の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」では、ホグワーツ3年生になったハリーたちの活躍に注目です。ハリーの過去に深く関わる重要な人物として、シリウス・ブラックが登場することで、物語のトーンが少しダークになります。
物語は、脱獄不可能なアズカバン刑務所から、凶悪犯のシリウス・ブラックが脱走することから始まります。シリウスはハリーを狙っているとされ、ホグワーツは厳重な警戒態勢に入りました。時間旅行の要素や守護霊(パトローナス)の呪文など、魔法の描写もより深みが増し、物語を盛り上げます。
2-4.ハリー・ポッターと炎のゴブレット
引用:ワーナー・ブラザース
シリーズ第4作目の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」は、2005年に公開されました。ヴォルデモート卿の復活という、シリーズ全体を大きく動かす出来事が起こる重要な作品です。
ホグワーツで三大魔法学校対抗試合が開催されることになり、ホグワーツの4年生になったハリーも代表の1人に選出されます。過酷な試練に挑む中で、ヴォルデモート卿復活の兆候が現れはじめます。大迫力の試合シーンに加えて、ハリーたちの成長や葛藤が繊細に描かれる点も見どころです。
2-5.ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
引用:ワーナー・ブラザース
2007年公開された「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」は、ホグワーツ5年生のハリーが活躍するシリーズ第5作目です。
ヴォルデモート卿の復活を訴えるハリーに対し、魔法省は否定し、ハリーを孤立させようとします。ダンブルドア校長を中心とした「不死鳥の騎士団」が結成され、ヴォルデモート卿に対抗するための準備が進められます。ドローレス・アンブリッジという新たな敵の登場や仲間との絆、ハリーの精神的な成長も必見です。
2-6.ハリー・ポッターと謎のプリンス
引用:ワーナー・ブラザース
シリーズ第6作目「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は、2009年に公開されました。ホグワーツ6年生になったハリーは、「謎のプリンス」という人物が書き込んだ魔法薬学の教科書を手に入れます。教科書のおかげで魔法薬学の成績は上がるものの、背後には大きな危険が潜んでいました。
作中では、ヴォルデモート卿の過去や分霊箱(ホークラックス)の存在が明らかになります。ダンブルドア校長とハリーの関係性から生じる悲しい結末は、多くのハリーポッターファンの心を揺さぶりました。
2-7.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
引用:ワーナー・ブラザース
シリーズ第7作目の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」は、前編・後編の2部作で製作・公開されたシリーズ最終作品の前編です。
ダンブルドア校長を失ったハリーたちは、ヴォルデモート卿を倒すために分霊箱を探す旅に出ました。ホグワーツを離れ危険な旅を続ける中で、仲間との絆が試されます。緊迫感と孤独感が漂う中、死の秘宝についても語られ、物語はクライマックスに向けて加速します。
2-8.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
引用:ワーナー・ブラザース
ハリーポッターシリーズ最終作の後編となるのが、第8作目の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」です。後編では、残された分霊箱の破壊とヴォルデモート卿との最終決戦が描かれます。ホグワーツを舞台に、魔法界全体を巻き込んだ壮絶な戦いが繰り広げられます。ハリーとヴォルデモート卿の最後の対決は、シリーズを通してのクライマックスであり、魔法界の未来をかけた戦いです。
今までの物語の伏線が回収され、感動的な結末を迎えます。ハリーとヴォルデモート卿の戦いの結末はもちろん、それぞれのキャラクターたちのその後も描かれ、物語に幕が下ろされました。
3.ファンタスティックビーストを観る順番も公開順でOK!
ファンタスティックビースト(ファンタビ)は、ハリーポッターの世界をさらに深掘りするスピンオフ作品として、多くのファンを魅了しています。ファンタスティックビーストもハリーポッターシリーズ同様、映画の公開順と作中の時系列が一致しているため、公開順に観るのがおすすめです。
ファンタビシリーズの映画は、以下の順番で公開されました。
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
- ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
- ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
3-1.ファンタビはハリポタ1作目の70年前の話
ファンタスティックビーストは、ハリーポッターシリーズのスピンオフ作品であり、「ハリー・ポッターと賢者の石」から約70年前の魔法界が描かれています。舞台は主に、1920年代後半から1930年代にかけてのニューヨークです。
ファンタスティックビーストでは、世界中を旅する魔法動物学者ニュート・スキャマンダーが、闇の魔法使いグリンデルバルドの陰謀に巻き込まれていく様子が描かれます。若き日のアルバス・ダンブルドアも登場し、グリンデルバルドとの因縁が描かれ、ハリー・ポッターシリーズにつながる重要な要素が含まれます。
基本的には、ハリーポッターシリーズを観てからファンタビシリーズを観るのがおすすめです。ハリーポッターで語られた過去の出来事や人物が、ファンタスティックビーストで描かれることで、物語のつながりや背景がより明確になり、面白さが増すでしょう。
まとめ
ハリーポッターシリーズは、映画の公開順に観ることで、物語の流れやキャラクターの成長を自然に追体験できます。また、スピンオフであるファンタスティックビーストシリーズも、公開順で視聴すると、魔法界の時系列やキャラクター同士のつながりが一層楽しめるでしょう。さらに、ハリーポッターシリーズを先に観ることで、ファンタビで描かれる背景を深く理解できます。
どちらのシリーズも、壮大な魔法界の物語を堪能できる傑作です。ぜひ、この記事で紹介した順番を参考にしながら、ハリーポッターとその仲間たちの冒険を楽しんでください。
※当記事は2025年1月時点の情報をもとに作成しています