大阪城ホールは、大阪城公園内に位置する多目的アリーナとして、スポーツ競技やライブイベントなどさまざまな用途で利用されています。大阪城の石垣を模したデザインになっており、周囲の景観と調和している点が特徴です。
当記事では、大阪城ホールの座席構成や収容人数、アクセス情報、周辺の観光スポットまで詳しく解説します。初めて訪れる方でも、事前に知っておくと便利な情報を分かりやすくお届けします。
1. 大阪城ホールの座席の特徴と種類
引用:大阪城ホール
大阪城ホールは大阪城公園内に位置する多目的アリーナ会場で、大阪城の石垣を模したデザインが採用されており、統一感ある景観が魅力です。
大阪城ホールは、スポーツ競技やアーティストのライブイベントなど、さまざまな用途で利用されています。ここでは、大阪城ホールの座席の特徴や種類、それぞれの座席からの見え方などを詳しく解説します。
1-1. 大阪城ホールの座席の特徴
大阪城ホールの2階スタンド座席は、アリーナ席を囲うような形でA~Nブロックに分けられているのが特徴です。また、AブロックとNブロックの間にはボックス席が設置されており、主に関係者席として使用されています。
1階アリーナ席はイベント・ライブごとに座席配置が大きく異なるため、会場に設置してある座席図を確認することが必要です。特にライブ公演などは演出上の都合もあり、アリーナの座席レイアウトについては事前案内されていないのが一般的です。
ライブでは、以下のようなステージ構成が見られます。
- 前方メインステージ
- 前方メインステージ+花道
- センターステージ
- 前方メインステージ+センターステージ
1-2. 大阪城ホールの座席の種類と見え方
大阪城ホールでは、A・B・Cの3つのステージパターンが用意されています。詳細は以下の通りです。
ステージ位置 | |
---|---|
Aパターン | Hブロック・Gブロック側に配置 |
Bパターン | Jブロック・Kブロック・Lブロック側に配置 |
Cパターン | センターに配置 |
大阪城ホールのアリーナ席は平坦な配置となっており、後方席では前列の人の頭が視界に入りやすく、肉眼でアーティストの顔や表情を捉えづらいことがあります。
対して、大阪城ホールのスタンド席は階段状になっているのが特徴です。スタンド前列はステージとも近いため、「当たり席」と言われています!
2. 大阪城ホールのキャパ・収容人数はどのくらい?
引用:大阪城ホール
大阪城ホールのキャパ数は、ステージパターンによって大きく異なります。それぞれのステージパターンごとの収容人数は、以下の通りです。
席の種類 | ステージパターンA | ステージパターンB | ステージパターンC |
---|---|---|---|
1F アリーナ席(可動式) | 2,500人 | 4,000人 | 4,500人 |
2F スタンド席 | 3,700人 | 6,500人 | 9,000人 |
2F最後部 立見 | – | 700人 | 2,500人 |
合計 | 6,200人 | 11,200人 | 16,000人 |
出典:大阪城ホール「座席表」
大阪城ホールの最大収容人数は、ステージパターンCで16,000人です。一方、ステージパターンAでは6,200人、ステージパターンBでは11,200人となっています。
ステージパターンAはHブロック・Gブロック側にステージがあり、アリーナ席の観客はステージに向かって座る形になるのが通常です。また、ステージパターンBはJ・K・Lブロック側にステージがあり、アリーナ席が細長く設置されます。
ステージパターンCはアリーナ中央にステージを配置しており、大阪城ホールの魅力を最大限に発揮したレイアウトであると言えます。ステージが中央にあることから、スタンド席はどの位置でも比較的見えやすいのが特徴です。
また、ステージパターンBとステージパターンCでは、2階の最後部に立見席も設けられます。
2-1. 大阪城ホールの最大収容人数を他会場と比較
大阪府にあるライブ会場には、大阪城ホールのほかに京セラドームや万博記念公園 東の広場などがあります。それぞれのライブ会場の最大収容人数は、以下の通りです。
会場 | キャパ・収容人数(最大) |
---|---|
大阪城ホール | 約16,000人 |
京セラドーム | 約55,000人 |
万博記念公園 東の広場 | 約50,000人 |
万博記念公園 もみじ川芝生公園 | 約30,000人 |
ヤンマースタジアム長居 | 約50,000人 |
Panasonic Stadium Suita | 約40,000人 |
大阪府内のライブ会場は大型施設が多く、収容人数は30,000~55,000人となっています。京セラドーム、ヤンマースタジアム長居、Panasonic Stadium Suitaなどのドーム・スタジアムは、特に規模が大きい会場です。
アリーナ会場である大阪城ホールはドームやスタジアムと比較すると規模は小さいものの、最大収容人数は約16,000人であり、十分に大きな会場であると言えるでしょう。
また、大阪城ホールと同規模のライブ会場には、インテックス大阪・Hall5号館や、2030年にオープン予定の万博記念公園・アリーナなどが挙げられます。
3. 大阪城ホールのアクセス情報
引用:大阪城ホール
大阪城ホールの会場情報は、以下の通りです。
住所 | 〒540-0002 大阪市中央区大阪城3番1号 |
---|---|
アクセス | JR線「大阪駅」環状線外回り、大阪城公園駅まで9分 JR線「天王寺駅」環状線内回り、大阪城公園駅まで15分 長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」、大阪ビジネスパーク駅まで11分 |
コインロッカー | あり |
駐車場 | なし(近隣駐車場あり) |
公式サイト | https://www.osaka-johall.com/ |
大阪城ホールは大阪城公園内に位置しています。敷地面積は105.6ヘクタールと非常に広く、公園への入口も数多くあります。
大阪城ホールから離れた入口を利用すると、公園の広さのために長距離を歩く場合があります。ライブやイベントに向かう際は、駅から会場までの最短ルートを確認しておくと安心です。
大阪城ホールの最寄り駅である大阪城公園駅は改札口・出口ともに1つのみであり、比較的簡単なルートで会場に向かえます。駅から大阪城ホールまでは約400メートルであり、徒歩5分程度かかります。
まずは大阪城公園駅の出口を出て、階段を降りましょう。まっすぐ歩くと「JO-TERRACE OSAKA」の看板が見えるため、看板を通過します。看板前は分かれ道となっていますが、左右どちらの道を通っても問題ありません!
さらに直進を続け、噴水広場の奥にある階段を登れば大阪城ホールに到着します。
4. 大阪城ホールの周辺情報
引用:大阪城ホール
大阪城ホール周辺エリアの観光スポットは、以下の通りです。
大阪城公園 | 東京ドーム23個分の敷地面積を誇る大阪城公園は、開放感を感じられるゆったりとした雰囲気が魅力です。秋には紅葉したイチョウも楽しめます。 |
---|---|
大阪城天守閣 | 大阪城天守閣は1931年に文献・絵画資料を元に再建された国内有数の近代建築です。天守閣周辺にはレストラン・カフェなどが立ち並ぶ「MIRAIZA OSAKA-JO」もあります。 |
JO-TERRACE OSAKA | 大阪城公園駅から大阪城ホールまでの間にある施設です。20以上の飲食店が並ぶグルメスポットとして知られており、多彩なジャンルの食事を楽しめます。 |
大阪水上バス | 大阪城ホールから徒歩約4分の場所にある観光船「アクアライナー」の乗り場です。観光船から四季折々の風景を楽しめるほか、船上アナウンスを通して大阪の魅力を存分に感じられます。 |
まとめ
大阪城ホールは、その収容人数や座席構成が多様で、アーティストのライブやスポーツイベントに最適な多目的アリーナです。アクセス面でも、大阪城公園駅から徒歩5分という好立地にあり、初めて訪れる人でも迷うことなくたどり着けます。
また、大阪城公園内という観光名所の中心に位置するため、ライブやイベントのついでに周辺観光を楽しむのもおすすめです。大阪城ホールを訪れる際は、当記事で紹介した情報を参考に、スムーズで快適な時間をお過ごしください。
※当記事は2025年1月時点の情報をもとに作成しています