音楽

ヨントンとは?応募方法・注意点・楽しむためのコツを徹底解説

ヨントンとは?応募方法・注意点・楽しむためのコツを徹底解説

ヨントンとは、K-POPアイドルと映像通話で直接話せるサービスのことです。指定されたサイトでCDを購入することで申し込みの権利が得られ、応募して当選すれば参加することができます。一方で、海外のサイトでの申し込みや韓国語でのアイドルとコミュニケーションに不安を感じる方もいるでしょう。

この記事では、ヨントンの基本情報に加え、応募方法から注意点、楽しむコツまでを詳しく解説します。ヨントンに関心がある、楽しみたいという方はぜひ参考にしてください。

1.ヨントンとは?

ヨントンとは、K-POPアイドルとビデオ電話で1対1で会話できるファンミーティングです。韓国語でヨントン(영통)と呼ばれ、映像通話を指すヨンサントンファ(영상통화)を略した用語です。「JO1」や「BTS」「TWICE」などのK-POPアイドルのヨントンは特に人気を集めています。

韓国では、ペンサ(팬사)という、ファンがK-POPアイドルのメンバーと身近に交流できるファンサイン会があります。コロナ禍を経て、音声だけではなく、ビデオ電話を利用したヨントンペンサ(영통팬사)という新しい交流のかたちが生まれました。

ヨントンに参加できる人数には限りがあるため、1人あたりの時間は30秒から1、2分と短くなります。応募方法は指定のサイトから応募対象のCDアルバムを購入し、申込の権利を得るのが一般的です。商品の購入代以外に、料金が発生することはありません。

1-1.ヨントンにはボーダーがある?

韓国では、ヨントンの参加申し込みに必要なCDの購入枚数のボーダーが設けられていることが一般的です。参加できる人数に限りがあるため、ボーダーを設けて人数を調整します。韓国では、主にCDショップがヨントンやペンサを開催しているため、そのショップでの購入枚数がボーダーとなります。公平さを保つ目的から、ヨントン経験者は購入枚数を公言するのを控えるのが一般的です。

なお、日本では抽選による選考が多いため、CDアルバムの購入枚数は参加条件に影響しません。

1-2.ミーグリとの違い

ヨントンのほか、ミーグリもアイドルイベントでよく耳にする言葉です。ミーグリとは、Meet&Greet「会って挨拶をする」という意味の英語の略で、ファンが著名人と直接話をしたり、握手をしたりする機会を指します。

ミーグリは、アイドルと実際に会って対話をする際によく使われるのに対し、ヨントンは主にK-POPアイドルのオンライン通話によるファンイベントを意味しています。そのため、日本人のアイドルイベントでヨントンという言葉が使用されることはほとんどありません。

2.ヨントンの応募方法

ファンなら1度は大好きなアイドルと直接話したいもの。その願いが叶うかもしれないヨントンに応募するには、どのような方法があるのでしょうか。

ここでは、オンラインでヨントンに応募する場合と、代行業者に依頼する場合の2つの応募方法とそれぞれの注意点を紹介します。

2-1.オンラインで応募する

1つ目は、自分でCDアルバムを購入して応募する方法です。アイドルの公式ホームページやファンサイトで指定されているCDショップから、応募対象となる商品を購入します。購入したCDアルバムに記載されているシリアルナンバーを元にオンライン上で応募し、当選したらヨントンに参加できる仕組みです。購入枚数は1枚から簡単に応募できます。

CDを購入すればだれでも応募できるというシンプルな仕組みがメリットです。しかし、応募サイトは韓国語や英語で記載されていることがほとんどのため、内容を理解するには手間がかかります。また、参加の確率を上げるためにはCDの大量購入が必要となる場合もあることに注意が必要です。

2-2.代行業者に依頼する

2つ目は、応募を代行する業者に依頼する方法です。韓国語や英語を使って応募するのは大変という方は、日本語に対応した代行業者に応募を依頼するのがおすすめです。

時間や手間をかけずにヨントンに応募できるのは大きなメリットです。特に、海外発送に対応していないCDショップの場合、代行業者への依頼が必須となります。しかし、依頼には代行手数料がかかるため、あらかじめ費用を確認することが大切です。また、依頼しても必ずヨントンに参加できるとは限らないことも承知しておきましょう。

3.ヨントンの注意点

大好きなアーティストのヨントンに当選したら、注意事項やルールにしっかり目を通しましょう。禁止事項はリクエストしない、応募者以外は画面に映らないなど、ヨントン事情をよく知り、マナーを守って楽しむことが大切です。忘れられない最高の時間にするために、特に気をつけたい2つの注意点をチェックしましょう。

3-1.韓国語しか通じない

ヨントンは韓国語がメインです。日本語を話せるK-POPアイドルもいますが、ほとんどの場合は日本語が通じません。せっかく当選しても、事前の準備を済ませておかないとあっという間に終了時間を迎えることも。何も伝えられなかったと後悔するのは避けたいものです。

おすすめなのは、ヨントンで伝えたいことを韓国語でまとめておくこと。韓国語翻訳アプリを使うと、相手に伝えたいフレーズをすぐに調べられます。ヨントンは長くても1、2分と短時間のため、的を絞ってリクエストをするのがおすすめです。

3-2.録画は基本的にNG

ヨントンは、基本的に録画は禁止されています。ヨントンに使用されるオンラインツールは、録画機能がついているものがほとんどですが、多くの場合は運営側により録画機能が制限されています。強制終了にならないよう、注意事項をよく読み、録画に関するルールを確認しましょう。

ヨントンの中には、まれに録画が許可されているケースもあります。録画OKのヨントンに参加する場合は、ネットワークが入りやすく、静かな場所を選びましょう。事前に、ケータイの充電量を確認したり、着信音がならない設定にしたりするのも欠かせません。準備を整えて、万全の状態で臨みましょう。

4.ヨントンを楽しむコツ

ヨントンで憧れのアイドルと話せる時間はあっという間です。いざ目の前に現れたら、感激して何も言えなくなってしまうことも考えられます。相手に良い印象を持ってもらうための工夫も欠かせません。

機材の扱いに慣れておくのも、重要なポイントです。下記では、貴重な機会を目いっぱい楽しむために押さえておきたいコツをご紹介します。

4-1.ハングルボードや台本を用意する

憧れのアイドルに気持ちをスムーズに伝えるには、台本やハングルボードがあると便利です。ヨントンでは韓国語での会話がメインとなり、通訳はつきません。あらかじめ話したい内容をまとめた台本を用意して対策しておきましょう。

また、台本の中から伝えたいことをピックアップして韓国語でボードに書き、画面に映すと会話がはずみます。確実に伝えるために、内容は短くまとめるのがおすすめです。

4-2.キレイに映るように工夫する

オンラインでの会話時に、画面越しの表情が暗く映る場合があるため、ヨントンに参加する時は、表情がキレイに映るように工夫しましょう。例えば、表情をきれいに映すリングライトは手軽に用意できます。普段よりも少しだけはっきりしたメイクにすると、画面映りがよくなります。

また、画面背景の色も明るい色合いになるようこだわることがおすすめです。よりキレイに映る工夫に笑顔をプラスして、良い印象を目指しましょう。

4-3.機材・アプリの使い方に慣れておく

ヨントンに参加するなら、機材やアプリの使い方に慣れておきましょう。使い方や注意点を把握しておけば、ヨントンの時間中にトラブルがあっても、慌てずに対応できます。

また、途中で充電が切れることのないよう、機材の電源を確保しておきましょう。さらに、利用予定のオンラインツールのログイン方法の確認や、アカウント設定を済ませておくと安心です。

まとめ

K-POPアイドルと1対1のオンライン通話を楽しめるヨントンへの応募方法は、自分でCDを購入する方法と、代行業者に依頼する方法の2種類があります。なお、ヨントンは韓国語しか通じないことがほとんどで、時間も1~2分程度しかないため、あらかじめ伝えたいことを台本やボードにまとめておくことがおすすめです。

また、カメラ映りをよくするための工夫をし、使用する機材やアプリの使い方に慣れておくと、ヨントンの時間を最大限に楽しめるでしょう。

関連記事