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東京ドームのキャパはどのくらい?各席からの見え方も紹介!

東京ドームのキャパはどのくらい?各席からの見え方も紹介!

東京ドームは5大ドームの1つで、国内でもキャパが大きいと言われています。東京ドームでのイベントに参加する場合、実際どのくらいのキャパなのか気になる方は多いでしょう。またイベントを主催する側で、会場選びの際にどのくらいの人を収容できるのか比較したい方もいるかと思います。

今回は、東京ドームのキャパについて、最大収容人数やイベント内容による違い、類似会場との比較をご紹介します。また、東京ドームの各席の特徴や見え方、アクセス方法もご紹介しますので、ぜひお役立てください!

1.東京ドームのキャパは?

東京ドームは、年間を通してさまざまなビッグイベントが開催される多目的スタジアムです。野球をはじめとした多種多様な催しを、天候に左右されることなく開催できます。

東京ドームの収容人数は、ライブ・コンサートや展示会、各種スポーツイベントなど、開催されるイベントによって大きく異なります。ここでは、東京ドームの具体的な収容人数と、国内にある主要な会場とのキャパの比較をご紹介します。

1-1.収容人数

東京ドームの収容人数は55,000人です。野球の開催時は、約43,500人を収容できます。グラウンドの両翼には13,000席の可動席があり、サッカーやアメリカンフットボールなどを開催する場合には、スタンドを収容してフィールドを広げられます。

なお、ライブやコンサートなどを開催する際には、ステージの組み方によって座席数が変動するので、実際には35,000~50,000人くらいのキャパになるケースもあります。

1-2.類似会場との比較

東京ドームは、全国の主要都市に置かれた5大ドームの1つです。東京ドームと他の5大ドームの最大収容人数を表にまとめました。

会場名 最大収容人数
東京ドーム55,000人
京セラドーム大阪55,000人
札幌ドーム53,820人
バンテリンドーム ナゴヤ50,619人
福岡PayPayドーム40,000人

出典:東京ドームシティ|東京ドーム「東京ドームとは」

出典:京セラドーム大阪「施設概要(ドームデータ)」

出典:札幌ドーム「札幌ドームとは」

出典:バンテリンドーム ナゴヤ「ドーム概要」

出典:福岡ソフトバンクホークス「施設概要」

5大ドームの中で、東京ドームの最大収容人数は京セラドーム大阪と並ぶトップクラスの収容規模となっています。有名アーティストのドームツアーなどが催される場合は、東京ドームがファイナル会場になることが多いです。

2.東京ドームの座席ごとのキャパ

東京ドームの座席レイアウトは、開催されるイベントの収容人数によって変わります。そのため、必ずしも施設の公式サイトで紹介されている通りのレイアウトになるわけではありません。その上で、ここでは東京ドームの座席ごとの特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。

2-1.アリーナ席

アリーナ席の座席数は約10,000席です。アリーナ席は、野球などのスポーツで試合をする際に、選手がプレイするグラウンドです。そのため、アリーナ席は野球やその他のスポーツを開催する場合には設置されず、ライブやコンサートなどのイベントのときだけ設けられます。

アリーナ席には本来座席がありません。イベントを催す際には、パイプ椅子などの簡易座席が並べられます。

音楽イベントの場合、アーティストがパフォーマンスするステージは外野方面に設置されるケースが多いです。主催者側の意向によって、グラウンドの中央にステージが設けられることもあります。

2-2.スタンド1階席・外野席

スタンド1階席は、1塁側と3塁側の2つに分かれます。コンサートなどのイベントの場合は、メインステージ向かって右側が1塁側、左側が3塁側です。

グラウンドの中心をステージとするライブ会場の場合は、外野スタンド部分の外野席も観客の座席として解放します。

2-3.スタンド2階席

スタンド2階席も、1塁側と2塁側の2種類のエリアに大別できます。スタンド2階席は、ステージよりも東京ドームの天井のほうが近い距離にあるので、「天井席」とも呼ばれます。

人気の高いアーティストの公演では、ファンクラブのチケットでもスタンド2階席になる可能性も。スタンド2階席の階段は比較的急な勾配になっているので、足元には注意しましょう。

2-4.バルコニー席

バルコニー席は、スタンド1階席・2階席の間にあります。

アーティストによってはバルコニー席を関係者席として用意するので、観覧席としては珍しい座席と言えるでしょう。真ん中の座席は、要人や身分の高い観客を接遇するために設けられた貴賓(きひん)席として使われるので、一般開放されることはあまりありません。

バルコニー席の椅子はフカフカとした特別仕様で、他の座席の椅子とは異なります。座り心地がよい反面、1ブロックに4~5列しか客席がないので、盛り上がりにくいという面もあります。

3.東京ドームの各席からの見え方

以下は、東京ドームに設けられた各席からのステージの見え方です。

アリーナ席

アリーナ席はステージとの距離が近いので、アーティストの表情までくっきりと見えます。ただ、アリーナ席には段差がないので、後ろの席になるほどステージを見にくい設計になっています。

コンサートによっては、メインステージだけではなくバックステージや花道が設置されるイベントもあります。ステージが複数ある場合は、アリーナ席の後方でもアーティストの姿がしっかり見えるでしょう。

スタンド1階席・外野席

スタンド1階席はアリーナ席よりもステージが遠いので、アーティストをよく見るためには双眼鏡やオペラグラスを使用するのがおすすめ。

スタンド1階席の中でも、バックネット裏の座席はステージが見えにくくなっています。バックネット裏にはネットが取り付けられているので、ネット越しにイベントを見ることになります。イベント中は会場の照明が暗くなることが多いので、ネットはそこまで気になりませんが、多少の見えにくさはあるでしょう。

バックステージが設置されるイベントの場合は、バックネット裏の座席はアーティストを間近に見れる席に変わります。

スタンド2階席

スタンド2階席とステージの距離はかなり遠いので、アーティストの姿はごく小さく見える程度です。双眼鏡やオペラグラスは必須アイテムと言えるでしょう。

ただ、見晴らしはとてもいいので、ライブ・コンサート会場全体を見渡せます。モニターを見ながらイベントの臨場感を味わうという楽しみ方がおすすめです。

バルコニー席

イベントの演出にもよりますが、東京ドームのバルコニー席からステージが見切れることはほとんどありません。また、傾斜もしっかりあるので、前列の席から影響を受けずにステージを見れます。

ただし、ドームの天井が近く閉塞感があるため音響がこもりやすく、コンサートなどの演出を満喫するにはイマイチと感じる方もいます。

4.東京ドームへのアクセス方法

東京ドームへは、車や電車でアクセスできます。

東京ドームまで車で首都高速5号線を通って行く際、池袋・高島平方面から向かう場合は「飯田橋ランプ」で降ります。新宿方面から向かう場合は「西神田ランプ」で降りましょう。首都高速を降りた後は、外堀通りを秋葉原方面に進むと東京ドームに到着します。

電車を利用する場合、東京ドームへは以下の最寄り駅の出口から歩いて行けます。

  • JR「水道橋駅」……東口・西口
  • 都営地下鉄三田線「水道橋駅」……A2出口
  • 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」……2番出口
  • 都営地下鉄大江戸線「春日駅」……6番出口

出典:東京ドームシティ|東京ドーム「アクセス」

まとめ

東京ドームのキャパは55,000人で、5大ドームの1つである京セラドーム大阪と同等のクラスです。イベントによって収容人数は変わり、ライブの場合はステージの組み方で35,000~50,000人くらいのキャパになるケースもあります。東京ドームのキャパは座席ごとに違い、アリーナ席は約10,000席です。

東京ドームは、アリーナ席、スタンド1階席・外野席、スタンド2階席、バルコニー席の4つがあります。それぞれ見え方は違いますが、どの席もステージがちゃんと見えるので心配はいりません。もしステージとの距離が気になる場合は、双眼鏡などのアイテムを持っておくと安心です。

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