藤井 風とは？年齢や経歴・魅力を解説！代表曲を3曲紹介

藤井 風さんは2020年1月にデビューしたシンガーソングライターです。デビューからわずか2年で紅白歌合戦に出演し、日本を中心に世界中で爆発的に人気を博しています。3歳から音楽の英才教育を受け、日本生まれ日本育ちながら英語も話せるという変わった経歴でも話題になっています。

当記事では、藤井 風さんの年齢や出身といったプロフィールと経歴・魅力、また代表曲も紹介します。藤井 風さんが気になっている方は、ぜひご覧ください。

藤井 風さんは、新進気鋭のシンガーソングライターで、2023年3月時点での年齢は25歳です。藤井 風さんは3歳でクラシックピアノを始め、子どもの頃から父親に音楽の英才教育を受けました。中学生の頃にYouTubeチャンネルにカバー動画を投稿し、音楽業界に注目されたことがデビューしたきっかけです。

藤井 風さんにはソウルフルな歌声や確かな演奏技術など、多彩な音楽センスがあります。今後日本の音楽業界のトレンドに大きな影響を与えると言われている、アーティストのうちの1人です。

藤井 風さんの実家は喫茶店で、風さんは4人兄弟の末っ子として生まれました。「これからはYouTubeの時代」という父親のアドバイスから、12歳頃にYouTubeにピアノ演奏動画を投稿し始めます。

中学卒業後は岡山県立 岡山城東高等学校の音楽学類ピアノ専攻に進学し、学校生活の忙しさから2014年頃にYouTubeの動画投稿を中断しました。しかし、高校卒業後の2017年頃にYouTube動画の投稿を再開し、ピアノだけではなく弾き語りも披露するようになります。

2019年春に地元岡山から東京に拠点を移して音楽活動を始めると、オリジナル音源が出る前にイベント出演のオファーが殺到しました。2019年7月の自身初のワンマンライブ「Fujii Kaze “JAZZ&PIANO”The First」はチケットが即売され、東京と大阪に1公演ずつ追加されます。

2020年1月24日には「何なんw」のミュージックビデオが公開され、メジャーデビューを果たします。5月20日に1stアルバム「HELP EVER HURT NEVER」をリリースし、Billboard Japan Hot Albumsで1位という快挙を達成しました。

2020年10月29日には「Fujii Kaze “NAN-NAN SHOW 2020” HELP EVER HURT NEVER」を日本武道館で公演します。2021年3月1日には「旅路」をデジタルリリースし、テレビ朝日系「にじいろカルテ」の主題歌となりました。

2021年8月にはYouTubeのチャンネル登録者数が100万人になり、2021年の年末にはデビューから2年で紅白にも出場しています。

藤井 風さんは幼少期からピアノ、サックスなど演奏して音楽に触れていたことから絶対音感をもっており、カバー曲はすべて耳コピで演奏しています。また、持ち前の楽曲センス・アレンジ力によって、さまざまな楽曲のカバーをしています。

ここでは、藤井 風さんの魅力をさらに掘り下げて紹介します。

藤井 風さんのカバーを聞くと、コードのアレンジが独特なコード展開になっていることが分かります。カバーした曲はコードのアレンジによって、元の曲とは違う新しい曲を聴いているような驚きがあります。

藤井 風さんがさまざまなプロデューサーや作曲家、ミュージシャンから絶賛されているのは歌唱力はもちろん、天才的で独特な作曲センスがあるためです。どうコード展開すれば聴いている方にウケるのかを藤井 風さんがよく理解しているため、カバーであっても名曲のような感動を与えてくれます。

藤井 風さんは、歌声の音域が広く声量もあることから、曲に合わせてニュアンスを変えて歌っているのが特徴的です。曲によって歌い方や声の出し方を変え、曲ごとに全く違う世界観を演出しています。歌唱力の高さからカバーする歌手の世代、性別、曲のジャンルも問わず歌えます。英語も流暢に話せることから、言語の壁も越えて歌声を届けられます。

ボーカルレコーディングでは、「全部大切に歌っとる」と話す藤井 風さん。1回の歌唱にいつも真剣に向き合って歌っているため、人の心を動かす歌声が届けられます。

整った顔立ちから近寄りにくい雰囲気がある一方で、親しみやすい人間性があるのも藤井 風さんの魅力の1つです。YouTubeやTwitterなどでは無邪気にふざけて見せたり、お茶目なところを見せたりと可愛い一面も持っています。

歌っているとき以外はゆっくりとした喋り方で、岡山弁で話しているのも人気の理由です。温かみのある岡山弁は、藤井 風さんの曲の歌詞にも使われています。トークが上手いため、過去にはニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン0（ZERO）」のパーソナリティを務めていました。

藤井 風さんは、本人を知らない方が見ると俳優かアイドルなのかと思うほど整ったルックスの持ち主です。彫りの深い顔立ちは「まるで彫刻」と例えられ、「塩顔ブームに終わりを告げる男」と評されることもあります。笑ったときに見える八重歯が可愛いと注目されることもあります。藤井 風さんの甘いマスクも人気の理由の1つと言えるでしょう。

181cmとモデル並の高身長ではっきりとした顔立ちから、ハーフなのではと噂されることもありますが両親は日本人です。音楽センスだけではなく整ったルックスも、藤井 風さんのファンが増えている理由の1つです。

藤井 風さんは「もうええわ」「優しさ」「キリがないから」などこれまでに多くの楽曲をリリースしています。楽曲は優しく包み込んでくれるようなメッセージの強いバラードやストリート感あふれるヒップホップ調の楽曲など多彩です。藤井 風さんの、楽曲によって異なる圧倒的な音楽センスと個性が楽しめるでしょう。

以下では、藤井 風さんの楽曲の中でも特に人気の代表曲を3曲紹介します。

「何なんw」は2019年11月18日に配信したデビュー曲で、2020年1月24日にリリースした「何なんw EP」に収録された楽曲です。ミュージックビデオはアメリカのニューヨークで撮影されました。

藤井 風さんは「何なんw」を誰の中にもあるハイヤーセルフを探そうとする歌としています。ハイヤーセルフとは、簡単に言うと自分の中の神様というような意味です。ピアノを軸にして、岡山弁でおしゃれに歌い上げています。

2021年5月3日にデジタルリリースされた「きらり」は、Hondaの「VEZEL」のCMのために書き下ろしされた楽曲です。車のCMの曲にぴったりな軽快さがあり、サビになると爽やかな高音になるのが印象的です。

サビの「連れてって」「どこまでも」というフレーズも、爽快さにさらなる相乗効果を生み出しています。藤井 風さん自身も、「最高に気持ちのいい曲が誕生してしもうた」と語っています。

「死ぬのがいいわ」は、2020年5月20日にリリースされた1stアルバム「HELP EVER HURT NEVER」に収録された楽曲です。2022年7月にSNS上でシェアされた後、またたく間に世界中に広まり12週連続でYouTubeのグローバルトップ40位入りを果たしました。

またバイラルチャートというSNS上の人気を示すチャートでも23か国で1位となり、世界で大反響を起こします。結果的に「死ぬのがいいわ」は2022年に世界で一番聴かれた日本の楽曲となりました。

藤井 風さんは、世界からの人気を「認めてくれる人おった。見つけてくれた。」と感じたと話しています。SNSをきっかけとして世界中で聴かれた「死ぬのがいいわ」は、楽曲の持つ魅力だけで人気が広まったと言えます。

藤井 風さんは岡山県出身の25歳（2023年3月時点）のシンガーソングライターです。3歳からクラシックピアノを始め、父の助言のもと12歳からYouTubeに動画投稿を始めます。幼少期から培った圧倒的な音楽センスがYouTubeに投稿した動画で話題となり、デビューにつながりました。

独自の音楽センスで行われるコード展開は、有名アーティストたちも絶賛するほど卓越した技術です。広い音域で歌えることから、曲に合わせてニュアンスを分けて歌い上げます。天才と言わずにはいられない藤井 風さんの楽曲を、ぜひチェックしてください！

※当記事は2023年3月時点の情報をもとに作成しています