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進撃の巨人の心に残る言葉・感動・面白い名言を紹介!

進撃の巨人の心に残る言葉・感動・面白い名言を紹介!

『進撃の巨人』の名言には、登場人物たちの激しい戦いと心情が反映された力強い言葉が多くあります。エレンやミカサ、エルヴィンなど、各キャラクターが発する言葉は、彼らの信念や葛藤を表現しており、読者に強い印象を与えるでしょう。

また、感動的なセリフや時折見せるユーモアを含んだ言葉も多く、作品の魅力を感じられる要素となっています。この記事では、特に印象的な名言をいくつかピックアップして紹介するので、ストーリーをより味わいたい人はぜひ確認してみてください。

1.進撃の巨人とは

『進撃の巨人』は、諫山創さんが手がけた漫画作品で、巨人による侵略と、それに立ち向かう人類の戦いを描いたダーク・ファンタジーです。ストーリーが進むにつれて、衝撃的で残酷な真相が次々と明らかになる展開は読者に息つく暇を与えません。

独特の世界観と予想もつかないストーリーが話題となり、2009年から2021年まで約12年にわたって『別冊少年マガジン』で連載されました。

原作は完結しましたが、アニメのほか、実写映画やミュージカルなど多岐にわたるメディアミックス作品も展開されています。原作コミックスは全34巻で、電子書籍を含めると世界における累計発行部数は1.2億部を突破しています。

2. 【心に残る言葉】進撃の巨人に登場する名言

進撃の巨人は、キャラクターたちの生き様を一言で表すような、さまざまな名言が多いことも魅力の1つです。時にはファンだけでなく、多くの人が知るところとなり、社会現象になった名言もあります。

以下では、進撃の巨人の中でも特に心に残る名言や、ハッとするシーンに登場する名言を紹介します。

2-1. 「駆逐してやる!!この世から…一匹残らず!!」

主人公のエレン・イェーガーが、母を食い殺した巨人を前に放った言葉です。幼いエレンは目の前で母親が巨人に食われる様子を、ただ見ていることしかできませんでした。悲しみと悔しさは、エレンから母と平和を奪った巨人たちへの憎しみへと変わります。

すべての巨人を駆逐するという幼いエレンの憎悪は悲しくもあり、この先長きにわたるエレンと巨人の戦いを感じさせる重要な原動力ともなります。進撃の巨人を代表すると言っても過言ではない、作中随一の知名度を誇る名言です。

2-2. 「心臓を捧げよ!!」

進撃の巨人の作中で、兵士たちを鼓舞し戦いに赴くシーンに数多く登場する名言です。右手を心臓の位置に添えて高らかに宣言する兵士たちの姿も合わせて印象に残ります。調査兵団の団長エルヴィン・スミスが決死の覚悟で巨人たちに戦いを挑むシーンで叫ぶ姿は、特に印象に残っているという人も多いでしょう。

絶望的な戦いに兵士たちを率いるエルヴィンは、作中で特に何回もこのセリフを口にします。命がけで戦う兵士の悲壮な決意を感じさせることから、SNSでもよく話題にあがる名言の1つです。最後の戦いに赴くハンジに対し、リヴァイがこの言葉を贈るシーンも名セリフとして話題になりました。

2-3. 「…なぁ?向こうにいる敵…全部殺せば…オレ達自由になれるのか?」

エレンが初めて海にたどり着いた時に口にしたセリフです。幼い頃から高い壁の内側で育ったエレンは、壁の外の世界に憧れを抱いていました。いつか外の世界に出て、海や砂漠をその目で見る日を夢見たエレンの前に立ちはだかったのは、巨人による侵略です。

死闘の末、巨人との戦いを終わらせて外の世界に出たエレンを待ち受けていたのは、同じ人類でエレンたちの敵となる存在でした。自由のため、エレンは幼い頃に憧れた海の向こうの敵を目指して進撃を続けることになります。

3. 【感動】進撃の巨人に登場する名言

進撃の巨人は、命をかけて信念や守るべき家族のために巨人と戦い散って行く兵士たちの生き様も見どころの作品です。作中に登場する名言の中には、思わず涙がこぼれそうになるシーンがいくつもあります。

ここでは、作中の感動的な場面に登場する名言を紹介します。

3-1. 「…マフラーを巻いてくれてありがとう…」

エレンの幼なじみであり、誰よりもエレンを大切に思うミカサ・アッカーマンの名言です。エレンを守るために死ぬ覚悟で巨人に挑もうとした際に発言しました。絶望的な状況にもかかわらず、普段のミカサが見せることのない無垢な笑顔も話題となりました。

母を巨人に食い殺された時、エレンとミカサは兵士ハンネスに助けられます。そして今度はそのハンネスが、母を殺した巨人に殺されてしまうことになります。戦闘で消耗し、何もできないままハンネスが殺されるのを見ていることしかできず、無力感に打ちひしがれるエレンに対し、ミカサがかけた言葉です。

3-2. 「…やっぱり巨人って素晴らしいな」

エルヴィンが亡くなった後、調査兵団の団長を継いだハンジ・ゾエが命をかけた時間稼ぎに赴いた際の名言です。未知なるものへの探究心が人一倍強く、巨人という存在に偏執と言えるほどの興味を抱いていたハンジ。飛空艇が飛び立つまでのわずかな時間、巨人たちを近づけさせないために最後の戦闘に向かいます。

空に飛び上がったハンジの視界に映ったのは、おびただしい数の超大型巨人でした。1人で敵うはずもない絶望的な光景を前に、ぽつりと呟いたハンジらしい最期の言葉です。

3-3. 「…エレンありがとう 僕たちのために…殺戮者になってくれて…」

地鳴らしによって世界人類の大半を虐殺したエレンの死に際に、幼なじみのアルミン・アルレルトがかけた言葉です。エレンが命を犠牲にし、世界から巨人を1体残らず消し去るという作戦を成し遂げたことに対する弔いの気持ちが込められています。また、エレンの計画に荷担した者として、人類虐殺の罪をともに背負おうとする覚悟の言葉とも言えるでしょう。

しかし、このエピソードの公開後、作者の諫山さんは「アルミンが『虐殺』を肯定していると捉えられてもおかしくない」「描き方が未熟でした」と語っています。その思いを受けて、アニメ版のシーンではアルミンのセリフが変更されました。

変更後の「これは僕たちがやったことだ」というアルミンの言葉は、よりエレンに寄り添った気持ちが表れていると高く評価されています。

4. 【面白い】進撃の巨人に登場する名言

シリアスでダークな展開が多い進撃の巨人では、過酷な世界でひとときの安息を感じられるシーンも数多く描かれています。キャラクターの日常には、クスッと笑えるような場面も盛りだくさんです。

ここでは、進撃の巨人に登場する名言の中で、特に面白いことで評判になったものを紹介します。セリフに垣間見えるキャラクターの関係性にもぜひご注目ください。

4-1. 「そんなの嫌だ!!ミカサに男ができるなんて…!!」

ユミルの民がつながっている「道」の中で、エレンがアルミンに叫んだ名言です。エレンのいなくなった世界で、ミカサがどう生きていくのだろうと問いかけるアルミンに対し、エレンはそっけない答えを返していました。しかし、アルミンに殴られた後、ようやくエレンは顔をぐしゃぐしゃに歪め、涙を流しながら本音を叫びます。

これまで巨人や人類など、敵に立ち向かうことばかりを考えていたエレンが、ミカサに対する思いを打ち明ける最初で最後のシーンです。

4-2. 「『蒸かした芋』です!調理場に丁度頃合いの物があったので!つい!」

過酷な世界で天然キャラとして愛されているサシャの名言です。教官キースから訓練生一人ひとりが厳しい言葉を投げかけられているシーンで、芋を食べていた姿を見られ、返答しました。

キースの怒りを買ったサシャは、夜まで走り込みを命じられますが、彼女がそれよりも絶望の悲鳴をあげたのは、夕飯抜きの罰を言い渡された時でした。人一倍に食べることが好きなサシャは、食にまつわるエピソードに多く登場し、奔放でユーモラスなキャラクターとして愛されています。

4-3. 「結婚しよ」

ウトガルド城の戦いで巨人と戦い負傷したライナーが、手当てをしてくれたクリスタに対して呟いた名言です。ライナーの傷を酒で消毒し、自分のスカートの一部を裂いて包帯がわりにする姿に、思わず惚れてしまったことがうかがえます。

強面で屈強なライナーが思わず漏らした本音が面白いと評判になりました。SNSでもよくネタにされている有名なセリフです。

まとめ

『進撃の巨人』は、物語の中で多くの名言が登場し、それぞれのキャラクターが抱える心情や信念を表現しています。エレンの「駆逐してやる!」やエルヴィンの「心臓を捧げよ!」など、印象的な言葉は作品を通してのテーマやキャラクターの成長を反映しています。

また、感動的なセリフやシリアスな中に見え隠れするユーモアもファンにとって魅力的な部分です。これらの名言は、進撃の巨人が深い感動を与える理由の1つであり、読者にとって忘れられない言葉となっています。

※当記事は2025年1月時点の情報をもとに作成しています

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