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ブルーピリオドの実写化はいつ?映画化キャストについても紹介!

ブルーピリオドの実写化はいつ?映画化キャストについても紹介!

「ブルーピリオド」は、山口つばさ先生による人気漫画作品で、講談社の「月刊アフタヌーン」で連載中でアニメ化もされています。この作品は、美術の世界に敷居の高さを感じる方でも楽しめるような工夫が施されており、正解のない世界でもがきながら前進しようとする主人公たちのリアルな姿が人気を集めています。

当記事では、ブルーピリオドのあらすじなどの基本情報に加え、実写映画の公開時期やキャストなどについて詳しく解説します。

1.ブルーピリオドの基本情報・あらすじ

ブルーピリオドは、山口 つばさ先生による人気漫画作品です。講談社の月刊アフタヌーンで連載されており、2024年6月時点で15巻まで発売しています。

ブルーピリオドの主人公は、スクールカースト上位で要領よく生きる高校生の少年・八虎(やとら)です。八虎は勉強・人付き合いともに努力に基づく結果を得ており、充実した日々を送っているものの、どこか空虚な焦燥感を覚えていました。ある日ふとしたきっかけで絵画に強く惹かれた八虎は、誰からも求められる堅実な進路を外れ、美術の世界に身を投じていく、というのがブルーピリオドのあらすじです。

ブルーピリオドのテーマであるアートの世界に、敷居の高さを感じる方も多いでしょう。しかし、ブルーピリオドは美術の分野に明るくない方でも楽しめるような工夫がしっかりと施されています。

また、正解がない世界でもがきながら前に進もうとする主人公たちの姿は非常にリアルに描かれており、人気の理由の1つとなっています。ブルーピリオドは人間ドラマの側面も強く、物語としてのストレートな面白さも魅力と言えるでしょう。

1-1.ブルーピリオドはアニメ化もされている

ブルーピリオドは2021年10月にTVアニメ化もされています。MBS/TBS系の「スーパーアニメイズム」で放送されたほか、Netflixで全世界に配信も行われました。アニメ版のストーリーは原作に基づいており、全12話で原作の25話(7巻)にあたる部分まで放送されています。

アニメ版ブルーピリオドは、美術や絵画という静謐なテーマからは想像もできないような、「スポ根」とも呼べる熱いストーリーが話題になりました。アニメ化以降、文具・画材など作品のテーマに沿ったグッズが発売されたほか、コラボカフェやポップアップストアなど、さまざまな形で作品を展開しています。

2.ブルーピリオドの実写化はいつ?

ブルーピリオドは実写映画化することが決定しており、公開予定日は2024年8月9日です。原作漫画は複数の漫画賞にノミネートされ、「マンガ大賞2020」を受賞した人気作品なので、実写化が発表されると原作ファンを中心に大きな話題を呼びました。

実写映画版のブルーピリオドについて詳しく紹介します。

2-1.豪華制作陣による映画化

映画版ブルーピリオドの監督を務めるのは萩原 健太郎さんです。萩原さんは石田 スイさんの漫画「東京喰種 トーキョーグール」の実写映画も手掛けた映画監督で、ほかに音楽青春映画「サヨナラまでの30分」でも知られています。

脚本を担当するのは、アニメ版ブルーピリオドの脚本も担当した吉田 玲子さんです。吉田さんは「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」や「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」といった人気作の脚本も手掛けています。

音楽を担当するYaffleさんは、「映画 えんとつ町のプペル」でアニー賞最優秀音楽賞にノミネートされた実力派音楽プロデューサーです。映画版ブルーピリオドではシーンに合わせてボーカル入りの楽曲を制作するといった試みもあり、作品に一層深いリアリティを与えています。

主人公である矢口 八虎役を務めるのは、若手実力派俳優の眞栄田 郷敦さんです。ほか、八虎の同級生で美術部員の鮎川 龍二は高橋 文哉さんが、八虎と美術予備校で出会う同級生の高橋 世田介は板垣 李光人さんが演じます。

2-2.細部までこだわった作品作りに注目

映画版ブルーピリオドは、萩原監督が「本物であること」にこだわり抜いた作品です。作中に登場する300枚以上の絵画は映画のために描き下ろされたもので、練習用に描かれたものを含めるとその数は400枚以上にのぼります。

また、主人公役をはじめとするキャストたちは、役作りとして半年以上かけて絵画の練習を行いました。結果としてキャスト陣は絵描きの所作を体得しており、絵画の道を志す登場人物たちを演じるにふさわしいリアリティが生まれています。実際にキャスト自身が描いた絵画の一部が実際に劇中で使われている点も見どころの1つです。

映画版の完成度の高さは、原作者である山口さんも賞賛しています。漫画ではできない、実写版ならではの「間」の表現などには感銘を受けたというコメントもあり、原作へのリスペクトの高さが伺える映画作品です。

3.ブルーピリオドの実写化メインキャストを紹介

ブルーピリオドには、不良ながら美術の道を志す主人公や、女装した美しい同級生の龍二など、魅力的なキャラクターが数多く登場します。そのため、映画版ではそれぞれのキャラクターをどのようなキャストが演じるのか気になっている方も多いでしょう。

今回は、ブルーピリオドの登場キャラクターと、映画版のメインキャストを紹介します。

3-1.矢口 八虎/眞栄田 郷敦

矢口 八虎(やぐち やとら)はブルーピリオドの主人公で、物語の開始時点で高校2年生の少年です。不良と呼べるような見た目や振る舞いをしていますが、要領が非常によく、陰で努力していることもあって勉強面では優秀な成績をキープしています。充実しながらも虚しさを感じる日々の中、いくつかのきっかけを得て美術の世界に強い興味を持ち、日本最難関の東京藝術大学の油画専攻を志すようになります。

実写映画版で八虎を演じる眞栄田 郷敦さんは、新田 真剣佑さんの弟で元モデルという経歴の持ち主です。俳優としては、2019年公開の映画「小さな恋のうた」で注目を集めました。

3-2.鮎川 龍二/高橋 文哉

鮎川 龍二(あゆかわ りゅうじ)は八虎の同級生の美術部員です。男女の制服を組み合わせた個性的な服装をしており、髪は長く、周囲からは苗字の一部を取って「ユカちゃん」と呼ばれています。東京藝大の日本画専攻を志望しており、八虎を美術部に招き入れる人物でもあります。

龍二役の高橋 文哉さんは、2001年生まれでA-PLUS所属の俳優です。高橋さんは2019年に「仮面ライダーゼロワン」の主人公役に抜擢されて以降、ドラマ「先生を消す方程式。」や「最愛」をはじめ多くの話題作に起用されてきました。2023年のドラマ「フェルマーの料理」では、志尊 淳さんとのW主演を果たしています。

3-3.高橋 世田介/板垣 李光人

高橋 世田介(たかはし よたすけ)は、八虎が美術予備校で知り合った同級生の少年です。美術に関して卓越した知識と技術を持っていますが、他人との人間関係の構築が不得意で寡黙なキャラクターとなっています。

世田介役の板垣 李光人さんは、2歳頃からモデルとして活動し、2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」では幼い頃の吉田 寅次郎を演じた俳優です。映画「約束のネバーランド」やドラマ「ここは今から倫理です。」をはじめ、数々の映像作品への出演経験があります。

3-4.森 まる/桜田 ひより

森 まるは、龍二が所属する美術部で部長を務める高校3年生の少女です。八虎が美術に興味を持つ最初のきっかけとなった絵を描いた人物で、普段はおっとりしているものの、美術への熱量は並々ならぬものがあります。

まるを演じる桜田 ひよりさんは、2002年生まれで研音所属の俳優です。2018年には「ミスセブンティーン 2018」でグランプリを受賞し、以降数年にわたって雑誌「Seventeen」の専属モデルを務めました。俳優としても、映画「東京喰種 トーキョーグール」やドラマ「silent」をはじめ、数多くの話題作で活躍しています。

まとめ

「ブルーピリオド」は、アートをテーマにしながらも多くの人々に共感を呼ぶ作品です。主人公・矢口八虎が美術の世界に飛び込むことで、青春の葛藤や自己発見の旅を描いています。美術に詳しくない方でも楽しめる工夫が随所に施されており、正解がない中でもがきながら進む姿がリアルに描かれています。2021年にはTVアニメ化もされ、その熱いストーリーがさらに話題を呼びました。

さらに2024年8月には実写映画化も予定されており、豪華なキャストと制作陣による細部までこだわった作品作りが期待されています。今後も「ブルーピリオド」は多くの人々に感動と共感を与えることでしょう。

※当記事は2024年6月時点の情報をもとに作成しています

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