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クレヨンしんちゃんの都市伝説10選|死んでいるのは本当の話?

クレヨンしんちゃんの都市伝説10選|死んでいるのは本当の話?

「クレヨンしんちゃん」は、子ども向けの作品でありながらも、インターネット上でさまざまな都市伝説が考察されています。しんのすけが既に死んでいるという衝撃的な説から、登場人物たちの謎めいた背景まで幅広く、人気作品であることが伺えるでしょう。

この記事では、作品のキャラクターや物語にまつわる都市伝説を深堀りします。都市伝説とは言えども、その中には心に残る考察が多く、ファンにとっては興味深い内容が満載です。これから紹介する10個の都市伝説を通して、クレヨンしんちゃんの世界を新たな視点で楽しんでみてください。

1.クレヨンしんちゃんとは

「クレヨンしんちゃん」は、臼井儀人さんによる日本のギャグ漫画作品です。主人公は、美人なお姉さんとお菓子のチョコビが大好きな野原しんのすけです。

マイペースでおちゃらけたしんのすけを中心に、さまざまな日常の物語が展開します。しんのすけの家族は、ビールを愛するサラリーマンの父・野原ひろし、スーパーのタイムセールに目がない母・野原みさえ、イケメンが好きな妹・野原ひまわりの4人です。

野原一家の日々のやりとりや、幼稚園の友達との他愛のない毎日を描いたストーリーは、TVアニメシリーズや映画も幅広い年代から人気を集めています。

2.クレヨンしんちゃんの都市伝説10選

漫画だけでなく、アニメ版や劇場版でも幅広い世代から人気を集めているクレヨンしんちゃんは、インターネットを中心に多くの都市伝説が考察されています。

以下では、子ども向けアニメの枠を超えたクレヨンしんちゃんの都市伝説について解説します。

2-1.しんのすけは既に死んでいる

1つ目の都市伝説は、主人公の野原しんのすけは既に死亡しているというホラーな内容です。しんのすけの死を悲しんだ母親のみさえが、生きているしんのすけを妄想して物語を生み出したという説が存在します。

しんのすけが亡くなったのは、5歳の時に妹のひまわりをかばって交通事故に遭ったのが原因です。しんのすけの死にショックを受けたみさえは、しんのすけがよく遊んでいたクレヨンで落書き帳に物語を描き続けます。

また、作品のタイトルに使われた「クレヨン」という言葉は、しんのすけの遺品を意味していたという考察もあります。

2-2.ボーちゃんの母親・本名

しんのすけには、ボーちゃんという友達がいます。レギュラーメンバーとして登場回数が多いものの、ボーちゃんの詳細については作中であまり説明がありません。

しんのすけの友達は、ボーちゃん以外の全キャラクターの母親が登場しています。しかし、現状ではボーちゃんの母親だけが登場しておらず、ママ友同士のいじめに遭い、トラウマになっているという恐怖の都市伝説がささやかれています。

また、ボーちゃんの本名もはっきりしていません。1993年8月23日のテレビアニメ放送回「相撲大会でガンバるゾ」では、相撲のトーナメント表に「井川棒太郎」と書かれているシーンがあり、これがボーちゃんの本名だとする説が有力です。

2-3.シロは捨て犬だった

3つ目の都市伝説は、野原家の飼い犬シロに関する内容です。シロは家族の中でもしっかり者のキャラクターとして人気があるものの、元々は捨て犬でした。

シロが捨てられた理由は、ガンだったからという都市伝説がささやかれています。公式に描かれているシロの過去があまりにも過酷であるため、この悲しい都市伝説が生まれたという説が有力です。

シロはボルシチという親犬と4人の兄弟と一緒に暮らしていましたが、飼い主の病気のために里親に出されます。ボルシチとシロだけ飼い主が見つからず、保健所行きになるところを、縁あってしんのすけに拾われたというのが公式の内容です。

2-4.しんこちゃんの正体

4つ目は、しんこちゃんの正体についての都市伝説です。しんこちゃんとは、物語に登場するキャラクターの1人で、作中では謎の多い発言や行動が目立つ設定になっています。

しんこちゃんの正体は、5年後の未来からやってきた妹のひまわりという説が濃厚です。しんこちゃん自身は、5年後の未来からやってきたひまわりの友人だと語っています。しかし、しんのすけをお兄ちゃんと言いかけたことや、ひまわりと髪型が似ていることから、妹のひまわり自身だとする説が多くあります。

2-5.ひまわりは実の子ではない

しんのすけの妹のひまわりは、実の子ではないという衝撃的な都市伝説も存在します。この説は、しんこちゃんの不可解な発言から派生した内容です。

しんこちゃんは、自らが5年後の未来から来た理由は、みさえが本当の母親なのかを確かめるためだと話しています。この発言によって、ひまわりはみさえが産んだ子どもではなく、野原家の養子であった可能性が生まれました。

ひまわりが養子であるといった都市伝説は、しんのすけが事故に遭い死亡したために養子に迎えたとされる説で、都市伝説同士が発展する内容となっています。

2-6.ひろしは元女性だった

6つ目の都市伝説は、ひろしは元々女性だったという内容です。広子という名前を持っていましたが、性転換をしてひろしという男性になったという説がインターネット上で語られています。

ひろしは元々、妻のみさえの女友達でしたが、みさえを助ける目的で男性として生きる道を選んだという設定です。クレヨンしんちゃんは個性的なキャラクター設定が魅力のため、驚くような設定の都市伝説が生まれたと考えられます。

2-7.みさえは声優だった

母親のみさえは、実は結婚前に声優を職業にしていたという都市伝説があります。自宅で役の練習をしていたみさえの声を、偶然通りかかったひろしが聞き、色っぽい声に惚れ込んでストーカーになったという内容です。

この都市伝説は、事実ではないことが公式に判明しています。みさえとひろしは、みさえが結婚前にOLをしていた21歳の頃に出会いました。プロポーズは北千住駅のホームで、みさえがプロポーズを承諾して結婚に至っています。

2-8.18年後のしんのすけたちの姿

都市伝説の中には、18年後のしんのすけと登場人物の姿を予想したものもあります。未来は明るいものではなく、衝撃的な内容で、まさに都市伝説と言える内容です。

18年後の未来では、しんのすけは23歳になっています。強いエリート志向が特徴だった友達の風間くんは青年実業家になりますが、不祥事を起こします。風間くんが立派な刑事となったボーちゃんに逮捕される姿は悲壮です。

同じく友達のネネちゃんとマサオくんは子どもを授かりますが、結婚しているかどうかは描かれていません。しんのすけはいじけた大人に成長し、妹のひまわりは兄にお金の催促をするようなキャラクターに成長するという都市伝説です。

2-9.しんのすけに弟がいる

9つ目は、しんのすけには弟がいるという都市伝説です。しんのすけとひまわりの下に弟ができるという都市伝説は、原作漫画の第9巻に収録されているエピソードを元に生まれました。

9巻のエピソードでは、野原家の5年後が描かれています。しんのすけが10歳、ひまわりが5歳を迎えた年、弟が誕生している設定です。赤ちゃんとして登場する弟の名前ははっきりと記されていませんが、髪型はひまわりに、顔立ちはしんのすけに似ています。

2-10.幻の25話

最後の都市伝説は、クレヨンしんちゃんには25話が存在したという内容です。連載雑誌の1991年2月26日発売号には24話が掲載されていました。しかし、翌週の3月5日発売号には25話ではなく、26話が掲載されていたために生まれた都市伝説です。

掲載されるはずの実在した25話が掲載されなかった理由として、出版社によるミスを指摘する説のほか、内容が不適切で掲載が見送られたという説も語られています。いずれも公式情報はなく、25話については詳細が不明のままです。

3.クレヨンしんちゃんの都市伝説は本当?それとも嘘?

クレヨンしんちゃんの都市伝説の中には、信憑性のある内容も存在しますが、公式に発表された事実ではないことを理解しておきましょう。あくまで都市伝説であり、クレヨンしんちゃんという国民的アニメを心から楽しむ視聴者による創作や、インターネット上で語られている話題にすぎません。

原作者の臼井儀人さんは既に亡くなられたため、確認する方法がないのも事実です。信じるかどうかは自己責任として楽しむことが大切です。

まとめ

クレヨンしんちゃんの都市伝説には、驚くべき内容が含まれています。しんのすけが既に死んでいるという説や、ボーちゃんの本名に関する謎、さらにひまわりが実の子ではないという衝撃的な説まで、ファンの間で語られ続けています。

また、シロが捨て犬だったという説や、未来のしんのすけたちの姿を描いた都市伝説もあり、原作に関わっている内容も多いです。これらの都市伝説を知ることで、ギャグアニメだと思っていたクレヨンしんちゃんを、違った視点から楽しめるでしょう。

※当記事は2025年1月時点の情報をもとに作成しています

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