ポケモンの世界には、動物をモチーフにしているキャラクターが登場しています。犬をモチーフにしたポケモンはこれまでのシリーズ作品に多く登場しているため、犬型のポケモンがどのくらい登場しているのか気になる方もいるのではないでしょうか。
当記事では、2024年までのポケモンシリーズ作品に登場している犬型のポケモンの名前と登場作品を一部紹介します。犬型のポケモンの中でも人気キャラクターをピックアップし、特徴とかわいい魅力をお伝えするのでぜひご一読ください。
1.犬型のポケモンは何種類?名前と登場作品の一覧まとめ
多くのポケモンは、実在する生き物をモチーフにキャラクターがデザインされています。中でも、ペットとして高い人気を誇る”犬”をモチーフとしたポケモンは非常に多く、4足歩行のかわいいキャラから2足歩行のカッコいいタイプまで登場しています。
犬型のポケモン
初登場作品/地方 | 名前の由来 | |
---|---|---|
ガーディ・ウインディ | 赤・緑 カントー地方 | ガーディ:Gardian(番犬) ウインディ:Windy(風のように) |
ガーディ(ヒスイ)・ウインディ(ヒスイ) | LEGENDS アルセウス ヒスイ地方 | ― |
ポチエナ・グラエナ | ルビー・サファイア ホウエン地方 | ポチエナ:ポチ+ハイエナ グラエナ:Grand(雄大な)+ハイエナ |
デルビル・ヘルガー | 金・銀 ジョウト地方 | デルビル:Devil(悪魔)+ドーベルマン ヘルガー:Hell(地獄)+Guard dog(番犬) |
ドーブル | 金・銀 ジョウト地方 | Doodle(いたずら書き)+ビーグル |
ワンパチ・パルスワン | ソード・シールド ガラル地方 | ワンパチ:犬の鳴き声+静電気の音 パルスワン:犬の鳴き声+パルス(電気の用語) |
リオル・ルカリオ | ダイヤモンド・パール シンオウ地方 | リオル:Ripple(波動)+ole(小さいモノ) ルカリオ:Ripple(波動)+リカオン |
イワンコ・ルガルガン | サン・ムーン アローラ地方 | イワンコ:岩+ワンコ ルガルガン:岩+ルーガルー(人狼) |
パピモッチ・バウッツェル | スカーレット・バイオレッド パルデア地方 | パピモッチ:Pappy(子犬)+モチモチ バウッツエル:犬の鳴き声+プレッツェル |
ザシアン | ソード・シールド ガラル地方 | The+シアン(明るい青) |
ザマゼンタ | ソード・シールド ガラル地方 | The+マゼンタ(鮮やかな赤紫) |
ポケモンは、現在のシリーズ作品までに1,000種類以上登場しています。今回紹介しているキャラクター以外にもイイネイヌやラクライ、ブルーなど、犬をモチーフとしたポケモンたちは約30匹ほど存在します。
2.犬型の人気ポケモン10選|特徴とかわいい魅力
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犬型のポケモンの中でも特に人気の高いキャラクターを10種ピックアップし、それぞれのキャラの元ネタや特徴などを解説します。お気に入りのポケモンを見つけてみてください。
2-1.ガーディ・ウインディ
引用:ポケモン図鑑
引用:ポケモン図鑑
ガーディは、狛犬をモチーフにしたと言われているポケモンです。黒い縞模様と、お腹やしっぽのふわふわとした体毛が特徴です。ガーディの進化先であるウインディは、中国に伝わる霊獣、金毛吼をモチーフにしたと考えられ、背中に人間を乗せられるほどの大きな体格をしています。
同じポケモンでも、違う地方に生息するポケモンは「リージョンフォーム」と呼ばれており、オリジナルと異なる見た目をしています。ガーディとウインディは寒冷なヒスイ地方に適応したことで、毛量が増えており、頭に岩でできた硬いツノがあるのが特徴です。
2-2.ポチエナ・グラエナ
引用:ポケモン図鑑
引用:ポケモン図鑑
ポチエナと進化先のグラエナは、いずれもハイエナをモチーフとした犬型のポケモンです。本物のハイエナよりも犬に近い見た目をしており、灰色と黒色のツートンカラーの身体とピンと立った耳が特徴です。
鋭い牙を使った噛みつき攻撃を得意とし、威力の高い技を多く覚えます。ゲームにおいてストーリー序盤に出現するポケモンですが、ストーリー終盤まで連れ添える強力なパートナーとして活躍してくれるでしょう。
2-3.デルビル・ヘルガー
引用:ポケモン図鑑
引用:ポケモン図鑑
デルビルは、ドーベルマンという犬種をモチーフにしたと言われているポケモンです。黒い身体にある、骨や骸骨を彷彿とさせる白い出っ張りが特徴です。デルビルの進化先であるヘルガーは、全体的によりシャープになったドーベルマンの成犬のような体つきをしています。
タイプは「あく・ほのお」で、悪魔や地獄の番犬といったネーミングにピッタリです。
2-4.ドーブル
引用:ポケモン図鑑
ドーブルは、ビーグルという犬種をモチーフにしたと言われているポケモンです。しっぽが筆のような見た目になっており、先端は黄緑色をしています。ベレー帽を被ったような頭をして2足歩行する様子は、画家を彷彿とさせます。
「スケッチ」という技で、相手の使った技をそのまま自分の技として習得できる特徴があります。種族としての能力の伸びやすさを表す「種族値」は高くはありませんが、面白い特性を生かして、公式のバトルでも度々採用されている人気のあるポケモンです。
2-5.ワンパチ・パルスワン
引用:ポケモン図鑑
引用:ポケモン図鑑
ワンパチ・パルスワンが初登場したガラル地方は、イギリスに似た雰囲気を感じられます。そのため、ワンパチのモチーフはイギリス原産の犬種であるコーギー、パルスワンのモチーフはイギリス原産の牧羊犬ボーダー・コリーではないかと言われています。
ワンパチは、ソニアという女性キャラクターの相棒ポケモンとして、度々ゲーム内に登場していました。小さな手足で頑張って走る様子や食いしん坊な所など、母性本能をくすぐる可愛さがあります。
2-6.リオル・ルカリオ
引用:ポケモン図鑑
引用:ポケモン図鑑
リオルとルカリオは、アフリカに生息する犬科の動物・リカオンをモチーフにしたと言われています。狩りの成功率が非常に高く「最強のハンター」とも呼ばれるリカオンをモチーフにしていることから、攻撃力・特殊攻撃力ともに高い、かくとうタイプのポケモンです。
ポケモンのアニメでは、主人公サトシの手持ちとして長きに渡って活躍しただけでなく、チャンピオンの座をかけた戦いでも圧倒的な強さを見せつけました。
2-7.イワンコ・ルガルガン
引用:ポケモン図鑑
引用:ポケモン図鑑
イワンコは、こいぬポケモンに分類される、ふわふわとしたしっぽと折れた耳が特徴のかわいい見た目のポケモンです。モチーフとなった具体的な犬種は不明ですが、ビーグルの子犬に似ています。
イワンコの進化先であるルガルガンは、進化させる時間によって「まひるのすがた」「たそがれのすがた」「まよなかのすがた」とフォルムが異なります。いずれのフォームもオオカミポケモンに分類され、尖った爪と凛々しい顔つきが特徴です。
2-8.パピモッチ・バウッツェル
引用:ポケモン図鑑
引用:ポケモン図鑑
パピモッチは、パン生地のようなもちもちとした見た目をしたポケモンです。耳は丸くベーグルのような形をしており、卵黄を塗ったように眉や頭が部分的に黄色いのが特徴です。
パピモッチの進化先であるバウッツェルは、焼き上がったパンのような茶色い身体をしています。特性も「こんがりボディ」とパンをモチーフとしたネーミングです。かわいい見た目をしていますが、フェアリータイプ×こんがりボディで、ドラゴン技・炎技を無効化するため、対戦でも活躍できる強さを持っています。
2-9.ザシアン
引用:ポケモン図鑑
ザシアンは、ポケットモンスターソード・シールドで登場した、ガラル地方の伝説のポケモンです。見た目は狼型ですが、具体的にどの犬種・どの種類の狼をモチーフとしたかは分かっていません。
ゲーム内での設定上は”性別不明”となっていますが、ポケモン図鑑の説明では、相方であるザマゼンタの「姉」と書かれており、メスであることが分かっています。
通常の姿を「れきせんのゆうしゃ」と呼び、特別なアイテム・くちたけんを持たせた時の姿を「けんのおう」と呼びます。
2-10.ザマゼンタ
引用:ポケモン図鑑
ザマゼンタは、ポケットモンスターソード・シールドで登場したガラル地方の伝説のポケモンです。見た目は狼型ですが、具体的な元ネタは分かっていません。タイプは、かくとう・はがねで、高い防御力をいかした粘りのある戦い方をします。
ザシアンと同じく、通常の姿を「れきせんのゆうしゃ」と呼び、特別なアイテム・くちたたてを持たせた時の姿を「たてのおう」と呼びます。
まとめ
これまでのシリーズ作品を合計すると1,000種類以上のポケモンが登場しており、犬をモチーフにしたポケモンは多いです。犬型のポケモンでもそれぞれ見た目や特性が異なるため、好みの犬型のポケモンを探してみるとよいでしょう。
犬型ポケモンは見た目がかわいいだけでなく、戦闘でも活躍してくれます。アニメのポケモンシリーズで主人公として活躍したサトシのルカリオを筆頭に、アニメ・ゲームに登場するキャラクターの相棒として活躍した犬型のポケモンもいます。各ポケモンの特徴を、ぜひ確認してみてください。