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韓国ドラマ「トンイ」のキャスト10名の魅力や代表作を解説!

韓国ドラマ「トンイ」のキャスト10名の魅力や代表作を解説!

昨今ではさまざまな韓国ドラマが放送されており、「愛の不時着」や「トッケビ」など多くの名作ドラマが存在します。その中で2010年に制作された韓国大河ドラマ「トンイ」は、50話予定で制作が始まったものの、あまりの人気に60話まで伸ばされた名作ドラマの1つです。

当記事では、韓国ドラマ「トンイ」のあらすじやキャスト10名の経歴や魅力、代表作を紹介します。

1.韓国ドラマ「トンイ」とは?

韓国ドラマ「トンイ」は、17世紀後期から18世紀前期の朝鮮王朝が舞台となっており、過酷な幼少時代を過ごしたチェ・トンイの立身出世と王とのロマンスを描いた作品です。「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」を手がけてきた時代劇の名匠イ・ビョンフン監督が手がけており、最高視聴率36.5%を記録した名作ドラマとなりました。

トンイは幼少期に無実の罪で父と兄を殺害されました。手がかりを探し2人の無実を証明し事件の真相を暴くために、最下層階級の賤民である事実を隠して下働きとして宮廷に潜入します。

その後第19代王・肅宗(スクチョン)に見初められて側室となり、トンイは第21代王・英祖の生母となります。朝鮮王朝の派閥闘争の激しかった時代を背景に、第19代王・肅宗とのロマンスや女性同士の権力争い、陰謀、息子・英祖の成長ストーリーを描いた本格時代劇作品です。

2.韓国ドラマ「トンイ」のキャストを10名紹介!

ドラマの見どころは、強く真っ直ぐな心を持ったトンイが自らの手で運命を変えていくという、1人の女性の波瀾万丈な人生をドラマチックに描いている点です。

また、トンイが大ヒットした理由の1つに主要人物が実力派揃いのキャスティングだったということも挙げられます。以下では、トンイの登場人物とキャストたち10名を紹介します。

2-1.トンイ/ハン・ヒョジュ

トンイは、無実の罪で殺害された父と兄の無罪を証明するため、身分を隠して雑用係として宮廷に入る正義感の強い少女です。後に肅宗に見初められ側室として出世し、第21代国王英祖の生母となります。

主演のトンイ役を演じるのは、大ベテラン韓国女優と言われているハン・ヒョジュさんです。その活躍は韓国にとどまらず、日本やハリウッドの作品にも出演しています。

2004年に放送されたドラマ「ノンストップ5」にて女優デビューを果たしたヒョジュさんは、その後メインキャストとして抜擢された「春のワルツ」で一気に知名度を高めます。努力家でファン想いの優しい性格をしているヒョジュさんは、現在もトップ女優として数々のヒットドラマで活躍中です。

2-2.肅宗(スクチョン)/チ・ジニ

肅宗は才知に優れ、失落していた王権を確立させた李氏朝鮮第19代の国王です。トンイが演奏していた楽器の音色を気に入ったことで、次第にトンイとの距離が縮まります。

肅宗を演じるチ・ジニさんは、1994年から写真家、また1997年には広告モデルとしてデビューしました。ジニさんは元々芸能界に興味がなく、大学卒業後は広告会社に就職しクリエイターの道を歩みます。

しかし、大手芸能事務所から1年間にもわたって俳優への転身を持ちかけられたことから、最終的に芸能界入りを果たしました。ドラマ「ラブレター」での演技が評価され、「宮廷女官 チャングムの誓い」に出演したことがきっかけで有名になります。

2-3.チャン尚宮(サングン)・禧嬪(ヒビン)/イ・ソヨン

チャン尚宮は、肅宗の側室から王妃となった人物で、20代王・景宗の母です。南人派の指示を持ち、西人派との派閥争いに勝利します。トンイと対立し、三代悪女と呼ばれる野心を持った人物です。

チャン尚宮を演じるのは、2002年に公開された映画「白い部屋」で役者デビューを果たしたイ・ソヨンさんです。これまでにはMBC女性新人賞やSBSニュースター賞などを受賞しています。トンイでは演技力の高さから「国民代表悪女」の異名がつきました。ソヨンさんは役者以外にも韓国の資生堂の広告塔として活躍するなど、幅広く活動しています。

2-4.チャ・チョンス/ぺ・スビン

チャ・チョンスは、トンイの兄と親友で、幼い頃からトンイを一途に想い続ける幼馴染です。義賊「剣契」の新しい指導者で副頭を務め、生涯にわたってトンイを守ります。

チャ・チョンス役のペ・スビンさんは、芸能界に興味はありませんでした。しかし、兵役期間終了後の24歳の頃に、芸能事務所の代表に声をかけられ芸能界入りを果たします。翌年の2001年に映画「クラブ バタフライ」に出演し、俳優の道を歩みます。

中国で言葉や演技を学び、中国ドラマで主役を演じた経験もあるスビンさん。時代劇以外にも僧侶役や同性愛者役など、幅広い役を演じている演技派俳優です。

2-5.ソ・ヨンギ/チョン・ジニョン

ソ・ヨンギは、警察業務を担う捕盗庁の従事官で、トンイの父とは身分を超えて固い信頼で結ばれていました。幼いトンイを逃し、その後宮廷で出会ったチョン・ドンイ(トンイの偽名)をトンイではないかと疑い続けます。

ソ・ヨンギを演じるのは、知性が高く多才なことで知られるチョン・ジニョンさんです。最難関のソウル大学国文学科を卒業後、俳優・演出家・作家として監督・脚本家を務めるなど幅広い仕事に携わっています。

最初は演出家を目指していましたが、イ・チャンドン監督に誘われ映画俳優の道に進み、助演男優賞を受賞するなど、高い実力を持っている俳優です。

2-6.トンイ幼少期/キム・ユジョン

トンイの幼少期を演じたのは、幼い頃から天才子役として数々の作品に出演してきたキム・ユジョンさんです。ユジョンさんは4歳の頃お菓子のCMに出演し、芸能界の道を歩み始めました。その後、自然でありながら視聴者の感情を揺さぶる演技を行う人気子役として名を馳せ、「氷点」をはじめとするさまざまな作品に出演します。

ユジョンさんはトンイに出演し、MBC演技大賞子役賞を受賞しました。現在では美しい大人の女性に成長しており、「雲が描いた月明り」や「コンビニのセッピョル」で主演をするなど、人気女優として注目され活動の幅を広げています。

2-7.イニョン(仁顕)王妃/パク・ハソン

イニョン王妃は、肅宗の2番目の妻で正室ですが子宝に恵まれず、一度は側室のチャン・ヒビンを指示する南人派によって廃妃される悲劇の王妃です。王や国民の将来のために行動する優しさと品格があります。

イニョン王妃を演じるパク・ハソンさんは18歳の頃に、「愛は奇跡が必要」でデビューを果たします。その後「トンイ」や「ハイキック、短い足の逆襲」に出演し一気に知名度を高めました。プライベートでは2017年に俳優のリュ・スヨンさんと結婚し、現在は一児の母として仕事をしながらも温かい家庭を築いています。

2-8.チャン・ヒジェ/キム・ユソク

チャン・ヒジェはチャン・ヒビンの兄で、妹が王妃となるのに邪魔なトンイの命を狙い続ける悪役です。目的のためには手段を選ばない性格をしています。

キム・ユソクさんは「屋根部屋のプリンス」「青春パンチ」など、多くのドラマや映画に出演しています。最初は演劇俳優としてデビューし、演劇やミュージカルに出演し活躍していました。シェープキン国立演劇大学シューキン国立演劇大学で演技を学んでおり、昔から演技への情熱が高い方であることが分かります。

2-9.チェ・トンジュ/チョン・ソンウン

チェ・トンジュはトンイの兄です。トンイが幼い頃に亡くなったため、出演回数は少なめとなっています。

トンジュを演じるのは、俳優の友人の撮影現場でスカウトされたことをきっかけに芸能活動を始めたチョン・ソンウンさんです。ソンウンさんが22歳の頃に「ノンストップ4」でデビューし「トンイ」で知名度を上げた後は、「天使の選択」で主演を演じています。

ソンウンさんは大の釣り好きで、俳優のキム・レウォンさんとは釣り仲間として親交を深めています。

2-10.ミョンソン大妃/パク・チョンス

ミョンソン大妃は、西人派に属している肅宗の生母であり、前王の妃です。イニョン王妃が2番目の正室となれたのは、ミョンソン大妃が推薦をしたためでした。

ミョンソン大妃を演じていたのは、2024年に70歳を迎えるパク・チョンスさんです。これまでに「宮廷女官チャングムの誓い」や「嵐の女」など20本以上のドラマに出演しています。

1972年にMBC公開採用タレントとしてデビューし、結婚を機に芸能界を引退後、1992年に復帰します。甲状腺がんを患ったこともありましたが、見事乗り越え現在も活躍している大ベテラン女優です。

まとめ

韓国ドラマ「トンイ」は、放送当時に最高視聴率36.5%を記録した韓国の名作ドラマの1つです。主人公のトンイが最下層階級の生まれであることを隠して宮廷に潜入し、19代王・肅宗(スクチョン)の側室として出世していく一代記を描いています。

ドラマには今は大女優となるハン・ヒョジュさんやパク・チョンスさんなど、数々の名俳優が出演しています。自らの手で道を切り開いていくトンイの波乱万丈な人生をまだ見ていない方は、ぜひご覧ください。

※当記事は2024年4月時点の情報をもとに作成しています

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