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ほん怖の歴代最恐作品8選!トラウマになるほど怖い傑作を紹介

ほん怖の歴代最恐作品8選!トラウマになるほど怖い傑作を紹介

夏の風物詩として定着している「ほんとにあった怖い話」(通称: ほん怖)は、リアルな恐怖体験をもとにしたホラードラマで、多くの視聴者を魅了してきました。この番組は、稲垣吾郎さんがホストを務め、「ほん怖クラブ」のメンバーと共に視聴者から寄せられた恐怖体験を再現ドラマとして紹介します。

中でも特に怖い作品として人気が高いのは、リアルな描写と緻密なストーリー展開により、心に残るトラウマ級の作品たちです。この記事では、そんな「ほん怖」の中でも特に恐ろしい8つの傑作を厳選し、その魅力を解説します。

1.ほんとにあった怖い話(ほん怖)とは?

ほんとにあった怖い話(ほん怖)とは、フジテレビで放送されているリアルホラーエンターテイメントです。「ほん怖クラブ」の主である稲垣吾郎さんの元に恐怖体験を記した「恐怖幽便」と呼ばれる手紙が届き、稲垣吾郎さんと子どもたちが内容を再現したドラマを見る、という構成で番組は進行します。

ほん怖は生々しいホラー描写によって多くの人気を集める番組です。心霊研究家の方にアドバイスを受けて、番組がオリジナルで作ったおまじない「ほん怖五字切り」も、印象的な要素の1つと言えるでしょう。

2.トラウマになるほん怖のおすすめ傑作8選

ほん怖で放送された作品には、数多くの視聴者を恐怖に震え上がらせ、放送から数年経ってもいまだに語り継がれる名作がいくつか存在します。以下からは、ほん怖の歴代作品の中でも、特に人気の高いもの・面白いものを解説します。

2-1.タクシードライバーは語る

「タクシードライバーは語る」は、2014年放送の「ほんとにあった怖い話 15周年スペシャル」で放映された作品です。

キャスト 坂上忍さん
志賀廣太郎さん
ほか
脚本 酒巻浩史さん
鶴田法男さん
監督・演出 鶴田法男さん

主人公はリストラされたのをきっかけに、タクシードライバーとして働いていました。夜道をタクシーで走っていたところ、主人公は終始無口を貫く不気味な女性客を拾います。

中盤に明らかとなる恐ろしい事実、後半のほっこりとする展開から裏切られる衝撃のラストとその演出方法は、多くの視聴者を怖がらせました。

2-2.黒髪の女

「黒髪の女」は、2005年放送の「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2005」で放映された作品です。

キャスト 松浦亜弥さん
市毛良枝さん
佐藤ルルさん
ほか
脚本 三宅隆太さん
監督・演出 鶴田法男さん

高校3年生の夏休みを終えた頃、主人公は、足をうっかり骨折して学校をしばらく欠席することとなります。親が仕事で家を空けており、1人で過ごしていたとき、インターホンの音が鳴りました。外を見ると、近所の家の玄関に赤いコートを着た黒髪の女性が立っています。

数日後、再びインターホンの音を聞いた主人公は、昨日と違う家の前に同じ謎の女性が立っているのを目にしました。繰り返しインターホンを鳴らす女性に苛立った主人公がついに窓を開けると、そこに女性の姿はありませんでした。その後、物語は衝撃的な結末を迎えます。

「留守番をしているときに亡霊と遭遇する」というシチュエーションから、家に1人でいるのが怖くなった視聴者も少なくありません。また、近くでさまざまな家のインターホンを押す女性の姿を見て、「次はうちに来るのでは」という不安を感じさせる点も恐怖ポイントの1つであると言えるでしょう。

2-3.真夜中の徘徊者

「真夜中の徘徊者」は、2003年放送の「ほんとにあった怖い話 スペシャル3」で放映された作品です。

キャスト 阿部寛さん
塚地武雅さん
田中哲司さん
ほか
脚本 清水達也さん
監督・演出 鶴田法男さん

会社の指示で断食ツアーに参加した主人公は、夜に施設で車輪が軋むような音を耳にし、翌日シルバーリングを拾いました。その後主人公は、「施設の裏にあった病院のナースが、婚約指輪を失くしたのをきっかけに死んだ」という話を聞きます。

その夜、主人公はナースの亡霊に追われます。指輪を渡してやり過ごしたと思ったのも束の間、指輪は手元に残ったままでした。

シチュエーション・映像ともに衝撃的で恐ろしい亡霊のシーンは必見です。

2-4.悪夢の十三日

「悪夢の十三日」は、2011年放送の「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2011」で放映された作品です。

キャスト 向井理さん
木村文乃さん
半海一晃さん
ほか
脚本 高木登さん
三宅隆太さん
鶴田法男さん
監督・演出 鶴田法男さん

主人公は大学卒業後、就職した仕事がなかなか続かず、職を点々としていました。4回目の就職では、「アパートを用意してもらえる」という理由で倉庫会社の仕事に就きます。しかし、恋人の協力を得ながら引っ越したアパートは、部屋に蜘蛛の巣があり、排水溝からは長い髪が大量に出てくるという物件であったため、2人は驚きを隠せません。

夜、主人公は天井からの異音を耳にします。そして会社では、主人公の部屋にかつて住んでいた社員が失踪したという話を先輩にされました。その話に恐怖を覚えたものの、引っ越す宛のない主人公はそのまま住み続けます。

引っ越しから12日経った頃、異音が激しくなり、主人公は驚愕の光景を目にすることとなりました。

誰もいない家の中という場面設定や、引っ越したくても引っ越せず逃げられないというシチュエーションが恐怖を誘う作品です。

2-5.あかずの間を造った話

「あかずの間を造った話」は、2020年放送の「ほんとにあった怖い話 秋の特別編2020」で放映された作品です。

キャスト 上白石萌音さん
片岡愛之助さん
ほか
脚本 酒巻浩史さん
穂科エミさん
ほか
監督・演出 森脇智延さん
下畠優太さん
ほか

工務店の現場監督として働いている主人公は、老舗旅館から宴会場の改築を頼まれます。設計士から受け取った設計図には、出入り口が用意されていない奇怪な和室が描かれていました。工事を始めると、現場では作業を行う職人たちが奇妙な出来事に巻き込まれていきます。

工事を終え、現場の最終確認を行おうと和室に足を踏み入れた主人公は、驚くべき光景を目の当たりにすることとなりました。

古びた旅館や日本人形といった、和製ホラーならではの恐怖要素を詰め込んだ作品です。

2-6.6番の部屋

「6番の部屋」は、2006年放送の「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2006」で放映された作品です。

キャスト 堀北真希さん
桐谷美玲さん
佐藤千亜妃さん
仲村瑠璃亜さん
鈴木浩介さん
ほか
脚本 三宅隆太さん
監督・演出 鶴田法男さん

仲のよい友達同士でカラオケへ行くのにマンネリを感じていた主人公たちは、同じクラスの真面目な少女をカラオケに誘います。どこのカラオケも混んでいる中、最後にたどり着いたカラオケで6番の部屋が空いていました。なぜかその部屋へ案内するのを拒む店員をよそに、主人公たちは無理やり部屋に入ります。

主人公たちがカラオケを楽しむ中、真面目な少女だけがその部屋の異質さに気づいていました。カラオケをしている最中、モニターにノイズが走り、次第に部屋の中で怪奇現象が起こり始めます。

亡霊の恐ろしい容姿などがトラウマになり、カラオケにしばらく行けなくなった視聴者もいるほどに不気味な作品です。

2-7.血ぬられた旅館

「血ぬられた旅館」は、2009年放送の「ほんとにあった怖い話 冬の特別編2009」で放映された作品です。

キャスト 吉高由里子さん
平田薫さん
小柳友貴美さん
ほか
脚本 清水達也さん
鶴田法男さん
監督・演出 鶴田法男さん

主人公は友達を誘い、格安の温泉旅行へと出かけます。旅館の女将によって案内された部屋にはついたてが置かれており、裏を覗くと、そこにはシミのついたベッドがありました。雨漏りのようなシミを見て、格安であることに納得する友人ですが、主人公は不穏な雰囲気を感じます。

古びた旅館というロケーションが恐怖を煽る作品です。

2-8.顔の道

「顔の道」は、2009年放送の「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2009」で放映された作品です。

キャスト 佐藤健さん
高橋真唯さん
ほか
脚本 三宅隆太さん
監督・演出 鶴田法男さん

主人公は、恋人と趣味の釣りへ出かけます。帰り道、主人公が恋人の運転する車の助手席に乗っていたところ、道の端にある不気味な電話ボックスとそこに佇む女性を目にします。車が電話ボックスを通りすぎた後、ふと振り返るとそこに女性の姿はありませんでした。

すると、恋人が急な眠気に襲われ、仮眠をとることになります。恋人は時間が経っても一向に起きてくる気配がなく、眠っている間うなされ続けます。主人公は誰か運転ができる友人を呼ぶため電話をかけようとするも、携帯電話は圏外、電話ボックスは故障中でした。仕方なく、主人公は近くにある民家で電話を借りようとしますが、そこには恐ろしいものが待ち構えていました。

身長の高い異様な姿をした亡霊、アップで出てくる巨大な生首など、数々の恐ろしい要素を含んだ作品です。

まとめ

「ほん怖」は、その独特のリアリティとストーリーテリングで、多くの視聴者に強い印象を残しています。これらの傑作エピソードは、それぞれが異なるシチュエーションや登場人物を通じて、さまざまな恐怖の形を描き出します。

日常の中に潜む異常な出来事や、普段見過ごしてしまうような細部にまで怖さを盛り込んだ演出は、視聴後も記憶に残り続けるでしょう。ほん怖の作品を通じて、恐怖だけでなく、その背後にある人間ドラマや心理描写も楽しんでみてください。

※当記事は2024年6月時点の情報をもとに作成しています

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