エンタメ

韓国ドラマ「馬医」のキャストを9名紹介!あらすじも

韓国ドラマ「馬医」のキャストを9名紹介!あらすじも

「馬医」は、実在の人物を描いた韓国の歴史ドラマです。医療という重いテーマでありながら、キャスト陣の軽妙な演技で明るく盛り上げ、ヒロインとの三角関係も見どころとなっています。「馬医」を鑑賞中の人、まだ見たことないけれど興味のある人の中には、どのようなキャストが出演しているのか気になる人もいるでしょう。

当記事では、「馬医」の主要キャスト9名をピックアップし、それぞれの人物像や出演作などについて詳しく紹介します。

1.韓国ドラマ「馬医」とは?あらすじを紹介

人気韓国ドラマ「馬医」とは、朝鮮王朝時代に馬医から王の主治医となった実在の人物の生涯を描いた大ヒット作品です。

17世紀の朝鮮王朝時代、カン・ドジュン、イ・ミョンファン、チャン・インジュの3人の若者は友人となり、ともに医学の道を志していました。しかし、昭顕世子暗殺事件が起こり、イ・ミョンファンの裏切りによってカン・ドジュンが世子暗殺の罪をかぶせられ、処刑されます。少年アン・ドギュン(ペク・クァンヒョン)は罪人カン・ドジュンの息子として処刑されそうになりますが、女児であれば処刑を免れるため、カン・ドジュンを慕っていた奴婢のペク・ソックが自分の娘チニョンとすり替えました。

その後、クァンヒョンは牧場で育ち、腕利きの馬医に成長します。クァンヒョンは動物の治療に使う技術が人の治療にも生かせることを知り、賎民出身ながら医者を目指します。

2.韓国ドラマ「馬医」のキャストを9名紹介

韓国歴史ドラマ「馬医」の見どころは、馬医のペク・クァンヒョンが宮廷でいくつもの困難を乗り越えながら医官を目指す姿です。また、医女のカン・ジニョンとの運命的で一途な恋の行方も必見です。ここからは、馬医キャスト9名をご紹介します。

2-1.ペク・クァンヒョン/チョ・スンウ

ペク・クァンヒョンは、馬医から王の主治医「御医」となった本作の主人公です。

ペク・クァンヒョン役のチョ・スンウさんは2000年に映画「春香伝」で俳優デビューし、映画「ラブストーリー」「マラソン」などに出演しました。韓国ミュージカル界でも知名度が高く、「カルメン」「ジキル&ハイド」など、さまざまな名作に出演しています。「馬医」では、2012MBC演技大賞の大賞を受賞しました。

チョ・スンウさんは動物好きで、「馬医」では動物と触れ合うシーンにこだわりました。NHK出版の「韓国ドラマ・ガイド 馬医 前編」に収められているインタビューでは、「撮影が始まる2か月以上前から馬と親しくなる時間を作り、馬を洗ったり、毛をくしですいたりした」と話しています。

2-2.カン・ジニョン/イ・ヨウォン

カン・ジニョンは、生後にペク・クァンヒョンとすり替えられた女性です。後にイ・ミョンファンの養女として育てられ、医女になります。

カン・ジニョン役のイ・ヨウォンさんは、数多くのドラマに出演する女優です。1999年に人気テレビドラマの第2シーズン「学校2」に出演し、2009年の「善徳女王」ではカリスマ性あふれる善徳女王を演じました。また、2003年にプロゴルファー出身の事業家パク・ジヌさんと結婚。夫婦の住んでいる論硯洞(ノンヒョンドン)の高級住宅が分譲価格だけで約40億ウォンになると韓国の情報番組で放送され、話題となりました。

2-3.イ・ソンハ/イ・サンウ

イ・ソンハはイ・ミョンファンの息子で、カン・ジニョンとは姉弟のように育ちました。若くして科挙に合格し、医書を研究する官僚「医学習読官」になるほど秀才です。家柄もよく、容姿端麗の優しい青年で、カン・ジニョンに恋をしています。

イ・ソンハ役の韓国俳優イ・サンウさんは「馬医」での爽やかな笑顔や確かな演技力から大きな人気を集めています。2017年には、MBC週末ドラマ「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」で共演した女優キム・ソヨンさんと結婚し、愛妻家としても有名です。

2-4.チャン・インジュ/ユソン

チャン・インジュは、かつてカン・ドジュンとイ・ミョンファンとともに医療の道を志した医女です。医学生時代に「鍼の鬼」と名付けられるほど優れた鍼灸術を持っています。

チャン・インジュ役のユソンさんは、幅広い役柄を演じ分ける実力派女優です。ドラマ「新・若草物語」「世界で一番可愛い私の娘」のほか、「ソル薬局の息子たち」などの人気ドラマにも出演しています。

ユソンさんは、10年の交際期間を経て2011年にチャ・ヒョジュさんと結婚しました。デジタル雑誌「GIOAMI KOREA」のインタビューでは「子供を産み、母、妻として生きてきて、人間関係や人生において少し包容力ができた。演技の表現にも余裕ができて、結婚してよかった」と話しています。

2-5.イ・ミョンファン/ソン・チャンミン

イ・ミョンファンは内医院の院長で、出世のためにペク・クァンヒョンの父カン・ドジュンを裏切った人物です。実は馬医の息子として生まれ、才能があったために養子に出されました。

イ・ミョンファン役のソン・チャンミンさんは映画「春夏秋そして冬」で子役デビューし、「栄光のジェイン」「傲慢と偏見」「猟奇的な彼女」などの現代劇や時代劇にも出演しています。「馬医」の撮影現場では、自分の過去の現場での経験を話したり、冗談を言ったりして後輩俳優たちの緊張をほぐすムードメーカーの役割を担いました。

2-6.コ・ジュマン/イ・スンジェ

コ・ジュマンは、ペク・クァンヒョンが医学生として恵民署に入り、医員となってからは師匠として支える人物です。存在礼曹参判と恵民署提調という役職を兼任しています。

コ・ジュマン役のイ・スンジェさんは、現代劇や時代劇で数多くのドラマに出演してきたベテラン演技派俳優です。「イ・サン」や「善徳女王」などの話題作に出演し、デビュー68年目にはファンクラブができました。イ・スンジェさんは90歳を目前にしながら俳優として積極的に活動していて、2023年には舞台「リア王」にも出演しました。

2-7.ヒョンジョン/ハン・サンジン

ヒョンジョン(顕宗)は朝鮮王朝第18代王で、ヒョジョン(考宗)の息子です。力の弱い王権ではあるものの、飢饉と疫病に苦しむ民衆を救おうとします。

ヒョンジョン役のハン・サンジンさんはドラマ「イ・サン」に出演したことで韓国で大人気となり、MBC演技大賞で新人賞を受賞しました。「白い巨塔」「国家代表ワイフ」「ソル薬局の息子たち」にも出演しています。短編映画「ブックソン路ヒーロー」では演出と主演を務め、「第5回大邱(テグ)青年映画祭」でヤング・イノベーション賞を受賞し、監督としても評価されました。

また、ハン・サンジンさんはバスケットボール選手の朴正恩さんと結婚しており、普段から競技場まで足を運んで妻を応援する愛妻家としても知られています。

2-8.スクフィコンジュ/キム・ソウン

スクフィコンジュはヒョジョンの4女で、ヒョンジョンの妹です。父と兄から愛されて育ち、高慢なところがあります。後に主人公ペク・クァンヒョンに恋をします。

スクフィコンジュ役のキム・ソウンさんは「私が恋した男 オ・ス」「恋はチャレンジ!~ドジョンに惚れる~」で主演を務める演技派女優です。「馬医」では監督に「既存の王女のイメージを一新させるキャラクターにしてほしい」と言われたそうで、気品がありながらも明るく、人間味のある魅力的な王女を演じました。キム・ソウンさんはもともと落ち着いた性格でしたが、「キャラクターの明るい面を見せるのに努力する中で本当の性格まで明るくなった」と韓国メディアのインタビューで語っています。

2-9.ソ・ウンソ/チョ・ボア

ソ・ウンソは、ペク・クァンヒョンの治療によって命を助けられたことがきっかけで、後に協力者となります。大提学ソ・ジョンスの娘で、左議政チョン・ソンジョの嫁でもある美しい女性です。夫が急病で亡くなり、婚姻から1年で寡婦となります。

ソ・ウンソ役のチョ・ボアさんは、「馬医」への出演をきっかけに、多彩なジャンルのキャラクターを演じている人気女優です。主なドラマ出演作は「九尾狐伝」「軍検事ドーベルマン」「この恋は不可抗力」などで、多彩な演技力で視聴者を魅了しています。「馬医」への出演にあたってはイ・ビョンフン監督に発声・発音、呼吸法などの指導を受け、また「イ・サン」を何度も見て時代劇ならではの言葉遣いや所作を研究しました。

まとめ

低い身分でありながら、実力で王の主治医まで上り詰めた実在の人物を描いた「馬医」。見ごたえのあるストーリーはもちろん、個性豊かなキャラクターを実力派のキャストが演じていることも魅力です。

主演のチョ・スンウさんやイ・ヨウォンさんをはじめ、イ・サンウさんやチョ・ボアさんなど、「馬医」をきっかけに人気を博した俳優も少なくありません。キャストのことを深く知ることで、より「馬医」の世界観を楽しめるでしょう。

※当記事は2024年9月時点の情報をもとに作成しています

関連記事