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落ちこぼれ?ハッフルパフ生の性格の特徴|有名な生徒も5人紹介

落ちこぼれ?ハッフルパフ生の性格の特徴|有名な生徒も5人紹介

ホグワーツ魔法魔術学校に4つある学生寮では、ハリーがいた「グリフィンドール」、マルフォイがいた「スリザリン」が有名ですが、実は「ハッフルパフ」にも優秀な生徒が多くいます。たとえば、ハリー・ポッターのスピンオフ作品である「ファンタスティック・ビースト」の主人公 ニュート・スキャマンダーはハッフルパフ出身の生徒です。

当記事では、落ちこぼれと誤解されがちなハッフルパフ生の性格の特徴を紹介します。ハッフルパフの生徒や卒業生を知りたい方も、ぜひご一読ください。

1. ハッフルパフ生の性格の特徴

ハッフルパフはホグワーツ魔法魔術学校に4つある学生寮の1つで、中世の魔女であるヘルガ・ハッフルパフが創設した寮です。ヘルガ・ハッフルパフは血統や才能などの要素で判断せず、すべての生徒を受け入れた人物で、作中のハッフルパフ生も寛容さや誠実さといった精神的美徳を多く備えています。

以下では、ハッフルパフ生の性格の特徴を5つ紹介します。

1-1. 誠実かつ勇敢

ハッフルパフへの組分けで重視されるのは勤勉さや献身、忠誠、フェアプレイの精神であり、多くのハッフルパフ生が誠実さを持っています。

また、勇敢というとグリフィンドールのイメージが強いものの、ハッフルパフ生も勇敢さで劣ってはいません。ホグワーツの戦いに参加した生徒の数はグリフィンドール生の次にハッフルパフ生が多く、死喰い人に立ち向かう勇気を持った生徒が多いことが分かります。

1-2. 思いやりがあり優しい

創始者のヘルガ・ハッフルパフのように、ハッフルパフ生の多くは思いやりがあり優しい性格であることが特徴です。たとえば三大魔法学校対抗試合の代表選手になったハリー・ポッターが周囲から無視されているとき、セドリック・ディゴリーは対立せず親切に接しました。

しかし、ハッフルパフ生の特徴と言える優しさは、取り柄が他にないということではありません。若き闇祓いとして活躍するニンファドーラ・トンクスのように、ハッフルパフ出身の魔法使いには特殊能力を持ち退屈さとは無縁の、かっこよさを印象付ける人物も数多くいます。

1-3. 嘘や人を欺くことを嫌う

ハッフルパフ生はフェアプレイを重んじ、嘘や人を欺くことを嫌います。ハッフルパフ生が嘘を吐かないのは、他の寮と比べて競争にあまり関心がなく、誰かに対抗心を持ったり見栄を張ったりする必要もないためです。

さらにハッフルパフ生は悪の誘惑に対する耐性が強く、輩出した闇の魔法使いの数は4つの寮の中で最も少ないとされています。

1-4. 忍耐強くくじけない

組分け帽子の言葉でハッフルパフの資質に「忍耐強さ」が示されているように、忍耐強くくじけない点もハッフルパフ生の特徴です。ハッフルパフ生は他寮の生徒から軽んじられる場合があるものの、忍耐強く魔法の勉強に励むことで優秀さを周りに示しています。

また、ハッフルパフ生の中には困難に出会っても信念を曲げず、偉業を成し遂げる努力家が多くいます。たとえばニュート・スキャマンダーはホグワーツを退学処分になったものの、後年に魔法動物学者として名声を獲得しました。

1-5. 冒険が好き

ハッフルパフ生には優しさや忍耐強さだけではなく、「冒険が好き」という特徴もあります。ハッフルパフ生は薬草学や魔法動物学に優れた人物が多く、新たな発見をするためには冒険が付き物であるためでしょう。

例を挙げると、ニュート・スキャマンダーは新種の魔法生物を探すために世界中を旅しています。また、シルバヌス・ケトルバーンは自身の怪我を顧みず、魔法生物の研究に熱心に取り組みました。

2. ハッフルパフには落ちこぼれの生徒が多いのは本当?

ハッフルパフに落ちこぼれや劣等生が多いと言われる傾向にあるのは、1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石」による影響があると考えられます。

作中では、ドラコ・マルフォイは「ハッフルパフに入るなら退学する」と発言し、ルビウス・ハグリッドもハッフルパフは劣等生が多いと言われていることを認めています。さらに、自身を落ちこぼれと思い込んでいるネビル・ロングボトムは、寮の組分けでハッフルパフを希望していました。

しかし、ハッフルパフ生に落ちこぼれの生徒が多いことは事実ではありません。ホグワーツの代表選手に選ばれたセドリック・ディゴリーのように、ハッフルパフ生には成績優秀で他寮からの尊敬を集める生徒がいます。

他の寮と比べてハッフルパフが地味に見えるのは、ハッフルパフ生が謙虚で協調性があり、自分たちの功績をひけらかさないためと言えるでしょう。

3. ハッフルパフの有名な生徒を紹介

ハッフルパフ生は落ちこぼれというイメージが一人歩きしているものの、実際には優秀な生徒が何人もいます。以下ではハッフルパフの歴代生徒の中でも有名な5人を挙げて、それぞれの人柄や魅力を紹介します。

3-1. ニンファドーラ・トンクス

ニンファドーラ・トンクスは魔法ワールドでも珍しい「七変化(Metamorphmagus)」という特異体質を持つ魔女です。学生時代はいたずら好きかつそそっかしい性格で、七変化の能力を駆使した問題を起こすこともありました。

ホグワーツ卒業後は、有名な闇祓いのアラスター・ムーディの下で闇祓いとしての訓練を受けています。生来のそそっかしさで苦労はあったものの、闇祓いとなってからはヴォルデモートとの戦いで何度も活躍しています。

3-2. テセウス・スキャマンダー

テセウス・スキャマンダーは第一次世界大戦の時代に活躍した魔法使いです。ハッフルパフ寮出身で、後で紹介するニュート・スキャマンダーの兄に当たります。

テセウスはホグワーツ卒業後に闇祓いとなり、第一次世界大戦では敵側で活動する魔法使いを倒して戦争の英雄として名が知られるようになりました。後には闇祓い局の局長に就任し、世界魔法大戦として知られる戦いで数多くの貢献をしています。

3-3. ニュート・スキャマンダー

ニュート・スキャマンダーはテセウス・スキャマンダーの弟で、魔法動物学者として著名な魔法使いです。ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ作品「ファンタスティック・ビースト」の主人公でもあります。

ニュートは幼少期から魔法生物に関心を持ち、ホグワーツの在学中も魔法生物の勉強に熱中していました。とあるトラブルでホグワーツを退学後も魔法生物への情熱は失われず、イギリス魔法省の動物課に配属後は目覚ましいキャリアを積み重ねます。

また、ニュートの著書「幻の動物とその生息地」はベストセラーとなり、ホグワーツの指定教科書にもなっています。

3-4. セドリック・ディゴリー

セドリック・ディゴリーはハリー・ポッターより2学年上の魔法使いで、ハッフルパフ生の美徳を多く備えた人物です。

セドリックはハッフルパフのクィディッチ・チームでキャプテンを務め、シーカーのポジションでハリーと競り合いました。試合でハッフルパフが勝利したものの、ハリーがアクシデントに見舞われていたことを知ったセドリックは、その勝利を不本意に感じた様子を見せ、高潔なフェアプレイ精神をうかがわせました。

なお、ハリー・ポッターシリーズの続編に当たる舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にもセドリックは登場し、物語のキーパーソンとなります。

3-5. ポモーナ・スプラウト

ポモーナ・スプラウトは、ホグワーツの薬草学教授およびハッフルパフの寮監を務める魔女です。ホグワーツの卒業生であり、学生時代にはハッフルパフに組分けされていました。

ポモーナはハッフルパフの寮監を長年務めていて、ハッフルパフの雰囲気にも大きな影響力がある人物です。ハッフルパフ寮の中はさまざまな魔法の植物が置かれていて、居心地のよい空間を作っています。

また、生徒たちを優しく導くだけではなく、ホグワーツの戦いでは積極的に応戦するなど強い勇気も持っています。

まとめ

ハッフルパフは、誠実・優しさ・忍耐強さなど精神的な美徳を備えた生徒が多く集まる寮であり、他寮に劣らない魅力があります。勇敢に戦ったセドリックや、魔法動物学で活躍したニュートなど、有名な魔法使いも多く輩出しています。

協調性やフェアプレイを重んじる姿勢から「落ちこぼれ」と誤解されがちですが、実際には努力と実力を兼ね備えた生徒たちが多く、学ぶべき点が多い寮です。

※当記事は2025年3月時点の情報をもとに作成しています

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