呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁の正体とは？考察を踏まえて謎を解説！

週刊少年ジャンプで連載中の大人気漫画・呪術廻戦は、原作・アニメともに盛り上がりを見せており、その人気はとどまることを知りません。原作・アニメには魅力的なキャラクターが登場しますが、中でも主人公であり作中で多くの鍵を握る主人公の虎杖悠仁について「正体が知りたい」という声も上がっています。

当記事では、虎杖悠仁の正体について考察を交えて解説します。虎杖悠仁の強さの秘密や正体を知りたい方は、ぜひご覧ください！

「呪術廻戦」の主人公・虎杖悠仁は卓越した身体能力を持ち、フレンドリーで真っ直ぐな性格の持ち主です。生まれつき呪術師ではないため術式はありませんが、持ち前の身体能力の高さによって素手で戦えます。虎杖は宮城県仙台市出身の高校生でしたが、呪いの王と称される「両面宿儺（りょうめんすくな）」の指を取り入れたことで東京都立呪術高等専門学校に転入しました。両面宿儺の呪力は通常であれば耐えられないほど強いものでしたが、虎杖は呪力に適応し抑え込めました。

親代わりの祖父・虎杖倭助の入院中には、毎日見舞いに訪れるなどとても家族思いの人物です。祖父の遺言である「オマエは強いから人を助けろ」の言葉を胸に人々のために戦います。

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虎杖悠仁の正体は、謎に包まれているのが現状です。しかし、既に原作・アニメで明らかになっていることや推測されていることがあります。ここからは、虎杖悠仁の正体について気になる点を紹介します。ネタバレが気になる方は、注意してご覧ください。

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虎杖悠仁の正体の1つが、1000年間誕生しなかった「両面宿儺の器」です。特級呪物の中でも特に強い呪力を持つ両面宿儺は、普通の人間なら耐えきれず絶命しますが、虎杖悠仁は宿儺の呪力を押さえ込んで受肉しました。虎杖悠仁は精神的・肉体的にも両面宿儺の呪力に耐えうる強度を持っており、呪術高専から両面宿儺の器として認定されています。

さらに、虎杖悠仁は両面宿儺の器以外にも宿儺を閉じ込める檻としての役割があることも判明しています。そのため虎杖悠仁は宿儺を制御でき、弱っている時以外であれば体の中に留めておけます。

謎が多い主人公の虎杖悠仁は、羂索（けんじゃく）によって人為的に作られた呪胎九相図（じゅたいくそうず）ではないかという憶測がありました。呪胎九相図とは、150年前に呪霊と人間の女性との間に作られた9体の呪物のことです。しかし実際は、虎杖悠仁は史上最悪の呪術師と称される加茂憲倫（虎杖の母親を乗っ取った）から生み出された子どもでした。

虎杖悠仁の両親は、父親・虎杖仁と母親・虎杖香織です。しかし、母親・香織は乗っ取られて、羂索によって計画的に虎杖を作らされたと考えられます。虎杖悠仁が作られた目的は、宿儺の器になることでした。しかし羂索は虎杖悠仁を「始まりの狼煙」「新時代の台風の目」などと称しており、他にも目的があったのではと推測できます。

呪胎九相図の中の脹相（ちょうそう）は、加茂憲倫によって作られた1番目の特級呪物です。呪術廻戦考察では、脹相が虎杖悠仁の兄ではないかという憶測があります。2人が兄弟である理由については、下記の通りです。

脹相は渋谷事変の際に虎杖悠仁と楽しく食卓を囲む記憶を見たことによって、虎杖を弟と認識しました。また、2人の共通の親は羂索であり、脹相にとっては父親、虎杖にとっては母親です。そのため、血縁関係があるのではと考えられるようになりました。呪胎九相図は9体で構成されていますが、共通の親の存在によって虎杖悠仁が10番目の兄弟ではといわれています。また、兄貴肌の脹相は読者のファンから人気があるのも事実です。

主人公の虎杖悠仁は生まれつきの術式は使えないものの、類まれな身体能力や敵の天敵として恐れられる能力を持っている存在です。毒耐性や魂の輪郭を捉えられる能力、逕庭拳など、元々持っている能力を生かし、作中では多くの試練を通して成長を続けていきます。

ここからは、虎杖悠仁の強さの秘密や正体について考察します。

虎杖悠仁は原作・アニメ初期で両面宿儺の器となる前から、砲丸投げで約30m、50ｍ走で3秒の記録を出すなど異常なまでの身体能力を発揮しています。虎杖悠仁の身体能力の高さには、天与呪縛の持ち主ではないかという憶測が出ています。天与呪縛とは「縛り」の一種で、先天的に何かの力を得る代わりに、何かが強制的に犠牲になる縛りが課せられています。

虎杖悠仁が天与呪縛の持ち主といわれる理由は、並外れた身体能力を持っているためです。天与呪縛が科せられているのは呪術高専2年の禪院真希、ロボット呪術師の究極メカ丸、伏黒恵の父である伏黒甚爾が挙げられます。1話では伏黒が虎杖悠仁の砲丸投げを見た際に「禪院先輩と同じタイプかな」という発言があり、虎杖悠仁が天与呪縛の持ち主であることを匂わせるシーンもありました。

しかし、天与呪縛の大きな特徴である縛りがないことや、虎杖悠仁の誕生には羂索が関係していることを考えると、並外れた身体能力は天与呪縛とは異なる方法で得た可能性があります。

虎杖悠仁の肉体は宿儺を宿しているため、魂の輪郭を知覚できます。自他の魂を操作できる真人にとって、魂の輪郭を知覚できる虎杖はまさに天敵です。特級呪霊である真人の攻撃は、自他の魂や体を変えて操りダメージを与えられます。しかし、虎杖悠仁の魂に触れることは宿儺の魂に触れることと同じになるため、ダメージを与えるのは不可能です。

宿儺は真人よりも格上の存在のため、虎杖悠仁に攻撃をしても返り討ちにされます。さらに虎杖悠仁の攻撃は真人にも効くため、真人にとって不利な条件が重なっていると言えるでしょう。真人にとって虎杖は、予想外の異質な存在です。

あらゆる猛毒を無効化できる虎杖悠仁は、猛毒である宿儺の指を取り入れた際にも適応しました。本来なら絶命してもおかしくない状況にもかかわらず適応できたため、宿儺の器として強靭な体質が作られた可能性も考えられます。

虎杖悠仁が毒を扱う式神である吉野順平と対峙した際は、毒の攻撃を受けた場面もありました。しかし、攻撃が全く効かなかったため、吉野順平を驚かせたこともあります。

作品の中では虎杖悠二と対峙した際に、東堂葵と脹相が「存在しない記憶」を見ている場面が描かれています。存在しない記憶とは、現実には起こっていない幸せな日常を過ごした記憶を頭の中で回想することです。そもそも存在しない記憶は術式ではと推測されましたが、術式ではないと分かっています。どちらの記憶も虎杖悠二と一緒にいる場面で起こりましたが、虎杖には自覚がありません。

存在しない記憶は、虎杖悠二にとって有利に働く能力であると言えます。また、存在しない記憶が発動する前に、2人が虎杖悠二に対して質問をしている場面があることから、質問が記憶を発動させるきっかけになっている場合も考えられるでしょう。

原作の漫画では五條と宿儺の頂上決戦が開始され、盛り上がりを見せています。虎杖悠仁は、さまざまな戦いの場面で覚醒を重ねてきました。羂索によって1000年の逸材として宿儺の器の役割を与えられたことで、多くの覚醒につながったと考察できます。呪術廻戦アニメでも、虎杖悠仁のさらなる覚醒の行方が見どころの1つです。

また、ラスボスは誰なのかという結末に対する話題も上がっており、最有力候補として両面宿儺の可能性が高いといわれています。史上最強の「呪いの王」としての実力を見せつけるクライマックスの展開も予想できます。今後の宿儺と虎杖悠仁の関係性にも注目です。

呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁は1000年間誕生しなかった「両面宿儺の器」であり、宿儺を閉じ込める檻としての役割を持つ人物です。虎杖悠仁は虎杖の母親を乗っ取った羂索によって計画的に作られた存在であり、呪胎九相図の長男・脹相とは兄弟の関係にあるともいわれています。

虎杖悠仁は、並外れた身体能力や魂の輪郭を知覚できる能力、猛毒を無効化できる能力などさまざまな能力を持っています。原作・アニメともに、今後も虎杖悠仁の強さの秘密や正体について議論が白熱するでしょう。

※当記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています