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アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の見る順番!漫画やスピンオフ作品も紹介

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の見る順番!漫画やスピンオフ作品も紹介

「ジョジョの奇妙な冒険」は、個性的なキャラクターとストーリー、独特の台詞回しなどが人気の漫画です。幅広い年齢層で熱狂的なファンが多く、アニメ化だけでなく実写映画化、ゲーム化、舞台化など広く展開されています。その中でもアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」は、2012年から約2年ごとに制作がされている人気作品です。

当記事では、2024年5月時点で第6部まで放送されている、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の見る順番を解説します。

1.アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の見る順番を紹介

「ジョジョの奇妙な冒険」とは、第一部の主人公のジョナサン・ジョースターと、宿敵ディオ・ブランドーの何世代にもわたる因縁を描いた物語です。ジョナサンとディオの戦いは子孫たちまで巻き込んで100年以上続くことから、それぞれの部で主人公や舞台が異なります。

各部で物語は完結するためどの部から見始めても内容は理解できますが、前の部のキャラクターが登場することから、アニメは放送された順番で見るのがおすすめです。

ここでは、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の作品情報や魅力、あらすじについて紹介します。

1-1.第1部+第2部 ジョジョの奇妙な冒険

第1部と第2部は、原作の「ファントムブラッド」と「戦闘潮流」の内容を含んだ全26話で構成されています。1880年のイギリスを舞台に、石仮面や特殊能力「波紋」にまつわるストーリーが描かれています。また、ジョナサンやディオなど、他の部でも活躍する重要なキャラクターたちが多く登場することも特徴です。

第1部のあらすじは、英国貴族であるジョースター家の1人息子として生まれたジョナサンと、ジョースター家に養子として迎えられたディオが出会うところから始まります。ジョースター家の財産が目当てのディオは、ジョナサンにさまざまな嫌がらせをすることに。お互いに嫌悪感を抱えたまま7年の月日を過ごしますが、大学生になったジョナサンが石仮面を研究したことをきっかけに物語は大きく動くことになります。

第2部の戦闘潮流編では、第1部から約50年後の1938年のニューヨークを舞台に、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが活躍します。ジョースター家の因縁を知らずに育ったジョセフは、メキシコで大量の石仮面と「柱の男」と呼ばれる謎の生命体を発見したことをきっかけに、因縁に巻き込まれることに。第2部では、圧倒的な力を持つ「柱の男」に対して特殊能力である「波紋」と頭脳を駆使した王道バトルが見どころです。

1-2.第3部 ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース

第3部の「スターダストクルセイダース」では、特殊能力「波紋」に代わってジョジョシリーズの代名詞とも言える特殊能力「スタンド」が登場します。第3部は2014年4月~9月に放送され、全48話で構成されています。

第3部の舞台は、第2部から50年後の1989年の日本です。「悪霊が取り憑いた」と自ら留置所にこもった空条承太郎(くうじょう じょうたろう)のもとに、祖父のジョセフが訪れるところから物語が始まります。悪霊だと思っていたものは、実は「幽波紋(スタンド)」と名付けられた特殊能力だということが判明。100年の眠りから覚めたディオの復活が原因で、ジョセフたちにも「スタンド」が発現していきます。そこで、血族の因縁を断ち切るために承太郎とジョセフたちはディオのいるエジプトに向かうことになります。

第3部は「スタンド」が初登場することから、シリーズの中で最も人気が高いと言われている作品です。宿敵であるディオとの100年にわたる因縁に決着がつくことから、とりあえず「ジョジョの奇妙な冒険」を知りたいという人は、第3部から視聴するのもおすすめです。

1-3.第4部 ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

第4部の「ダイヤモンドは砕けない」では、1999年の日本を舞台に繰り広げられる、サスペンスホラー色の強いシリーズです。全39話で構成された物語で、日常生活の中にゆっくりと迫りくる恐怖を描いていることを特徴としています。

あらすじは、「杜王町」に住む高校生、東方仗助(ひがしかた じょうすけ)のもとに第3部の主人公である空条承太郎が訪ねてきて、実は仗助がジョセフの隠し子であること、危機が迫っていることを告げるところから始まります。町中にスタンド使いが増えていることから、裏に潜む危険な敵の存在に気が付いた仗助と承太郎は、仲間とともにスタンドを駆使して立ち向かうことに。これまでのシリーズと異なり派手なバトルはありませんが、個性の強いキャラクターが多数登場するところが見どころです。

特に、杜王町に住む漫画家「岸辺露伴(きしべ ろはん)」は、独特なセリフや考え方を持つことから、人気の高いキャラクターです。岸辺露伴を主人公としたスピンオフ作品「岸辺露伴は動かない」も高い人気を誇り、アニメ化やドラマ化もされたことでも話題となりました。

1-4.第5部 ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風

第5部の「黄金の風」は、2001年のイタリアを舞台にギャングの抗争を描いたシリーズです。群像劇をテーマに全39話で構成された物語で、主人公だけでなく仲間の視点で物語が描かれていることを特徴としています。

第5部の主人公は、ディオの息子であるジョルノ・ジョバァーナです。ジョルノは第3部でディオがジョナサンの肉体を乗っ取っていたときにできた子供で、ジョースター家の血も併せ持っています。親の愛情を知らずに育ったジョルノは、幼い頃に人間の尊厳を教えてくれたギャングに憧れ、「ギャングスター」になることを夢見てギャング組織に入団します。

その後、組織の秘密を知ってしまったジョルノと仲間たちは組織に反旗を翻すことを決意し、組織のボスを倒すために戦いを繰り広げることになります。ディオゆずりのカリスマ性と、ジョースター家から受け継いだ誇り高い精神で仲間を魅了するジョルノが、運命に抗いながらも一生懸命生き抜く姿が見どころです。

1-5.第6部 ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第6部の「ストーンオーシャン」は、2011年のアメリカを舞台に、シリーズ初の女性主人公が活躍するシリーズです。第1部から続くジョースター家の因縁の物語の締めくくりとなる物語で、全38話で構成されています。

あらすじは、第3部の主人公「空条承太郎」の1人娘である空条徐倫(くうじょう じょりーん)が、冤罪で海に囲まれた刑務所に収監されているところから始まります。徐倫の冤罪は、面会に来た承太郎の記憶を奪うために仕組まれた罠で、承太郎は攻撃から徐倫をかばって、敵の思惑通り記憶を奪われてしまいます。仮死状態になってしまった承太郎を助けるために、徐倫はディオの遺した「天国へ行く方法」をめぐる戦いに巻き込まれていくことに。シリーズ史上、最も壮大と言われているラストシーンは必見です。

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2.漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の読む順番

「ジョジョの奇妙な冒険」は、独特なセリフや「ジョジョ立ち」と呼ばれるポージング、聞いたこともない擬音などが人気の漫画です。作者は日本を代表する漫画家の荒木飛呂彦さん。「週刊少年ジャンプ」の1987年1・2号から連載が始まりましたが、2005年からは「ウルトラジャンプ」で連載されています。2017年には実写映画が公開されたことでも話題となりました。

「ジョジョの奇妙な冒険」では人間讃歌をテーマとし、個性豊かなキャラクターたちが自分の信条を貫きながら困難を乗り越える姿が描かれています。単行本は現在137巻まで刊行されており、物語の流れに沿って主人公や舞台が変わっていくことが特徴です。部ごとに完結はしていますが、血族やストーリーのつながりもあるので、発行順に読むとより楽しむことができるでしょう。

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3.「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品を見る・読む順番

ジョジョの奇妙な冒険には、作者が異なるさまざまなスピンオフ作品があることでも有名です。スピンオフ作品の中には、諸事情から絶版になってしまったものもあります。

ここでは、特におすすめの作品と、スピンオフ作品を見るタイミングについて解説します。

3-1.岸辺露伴は動かない

作者の荒木飛呂彦さんによるスピンオフで、第4部に登場する人気キャラの岸辺露伴が主人公の作品です。1話完結のため、岸部露伴が登場する第4部を読んでいなくても問題はありません。ミステリーやホラー要素が強く、心温まる話から後味の悪い話まで、さまざまな話が幅広く収録されています。

また、岸辺露伴を主人公とした作品には、漫画だけでなくアニメや実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」、映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」など、さまざまな作品があります。見るタイミングとしては、岸部露伴が登場する第4部の後か、「ジョジョの奇妙な冒険」をすべて見終わった後がおすすめです。

3-2.恥知らずのパープルヘイズ

「恥知らずのパープルヘイズ」は、第5部に登場したブチャラティの部下のパンナコッタ・フーゴを主人公に描いたスピンオフ小説です。「ブギーポップは笑わない」の作者、上遠野浩平さんが手掛けた作品となっています。作者オリジナルのスタンドの設定も、原作の世界観や設定に合っていると人気です。

「恥知らずのパープルヘイズ」は、言い回しや設定がジョジョらしさ溢れる作品であることから、ジョジョ好きのファンにとっては珠玉の作品と言っても過言ではありません。第5部完結の半年後を舞台としているため、第5部の後かすべて見終わった後がおすすめです。

3-3.The Book jojo’s bizarre adventure 4th another day

「The Book jojo’s bizarre adventure 4th another day」は、ジョジョの奇妙な物語シリーズの20周年記念として小説化された作品です。作者は乙一さんで、第4部を舞台に吉良吉影の事件の後のできごとが描かれています。構想と執筆に2000日以上かけたとされ、緻密に計算された重厚なミステリーとジョジョの世界観がバランスよく融合された見事な作品です。

「The Book jojo’s bizarre adventure 4th another day」はミステリー要素が強い作品で、視点を変えながら謎が謎を呼んでいくストーリー展開が魅力的な作品です。第4部を舞台としているため、第4部の後かすべて見終わった後がおすすめです。

3-4.ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・Dの悪霊的失恋

「ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・Dの悪霊的失恋」は、「ジョジョの奇妙な冒険」にとって初めてとなるスピンオフ漫画です。第3部に登場したホル・ホースとボインゴが消えたオウムの捜索を任され、第4部の舞台となった杜王町を訪れたことから物語が始まります。

第3部と第4部の内容が含まれているため、第4部の後かすべて見終わった後がおすすめです。

まとめ

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」は2024年5月時点で第6部まで放送されています。第1部から第6部までのアニメのエピソード数は全部で228話です。

各部で新しい話が始まり完結するため、どの部から見ても問題はありません。しかし、前の部の内容やキャラクターが登場することもあるため、作品全体の流れを理解していきたい場合には、放送された順番で見ていくのがおすすめです。

※当記事は2024年5月時点の情報をもとに作成しています

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