キングダムは春秋戦国時代を舞台にした長編歴史漫画です。作中には魅力的なキャラクターがたくさん登場するものの、国同士の覇権をかけた激しい戦いが繰り広げられるストーリーのため、死亡するキャラクターも少なくありません。
この記事では、2024年5月時点(単行本72巻)までに命を落としたキャラクターを一覧で紹介します。さらに、主人公とかかわりの深いキャラクターや、物語に大きな影響を及ぼしたキャラクターをピックアップするため、ぜひご一読ください。
1.キングダムの死亡キャラ一覧
『#キングダム』最新72巻
— キングダム公式アカウント (@kingdom_yj) May 17, 2024
『#キングダム完全版』5~6巻、
合わせて3冊、本日発売となります!!
72巻は、番吾(はんご)の戦いが早くも佳境へ!!
王翦軍VS趙・青歌軍、中央軍同士の全面対決にご期待ください!
咸陽の文官たちが目印です!!
どうぞよろしくお願いします!! pic.twitter.com/6xudqrqDHP
キングダムは紀元前の春秋戦国時代を舞台にした歴史漫画で、作者は原 泰久(はら やすひろ)さんです。2024年5月時点で単行本は72巻まで発売され、アニメ放送や映画化がされている他、スマホゲーム「キングダム 乱 -天下統一への道-」も配信されています。
片田舎で暮らす主人公信(しん)と漂(ひょう)という2人の戦争孤児は天下一の将軍になることを夢見て修行に励んでいました。ある時秦国の大臣に出会い、物語が大きく動き出します。
作中では厳しい戦いが繰り広げられるため、数多くのキャラクターが死亡しています。これまでに死亡したキャラクターは以下の通りです。
飛信隊 |
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秦国 |
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魏国 |
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趙国 |
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その他 |
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2.キングダムで死亡した重要キャラクターの死因を解説
これまでに死亡したキャラクターの中には、重要人物も多く存在します。信が目指した天下の大将軍王騎(おうき)や、作中最強クラスの存在として描かれ活躍した「三大天」の一角である龐煖(ほうけん)なども死亡し、ファンに衝撃を与えたシーンもありました。
死亡した重要キャラクターについて、以下で解説します。最新話(2024年5月時点)までのネタバレを含みますので注意してください。
2-1.飛信隊の死亡キャラと死因
飛信隊は主人公の信が率いる部隊です。紀元前244年に王騎直轄の特殊百人隊として結成されました。戦いを繰り返し、紀元前232年には3万の軍団になります。
飛信隊で死亡した重要キャラクターは以下3名です。
尾到(びとう) |
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飛信隊の初期メンバーで信の初陣からともに戦った人物。尾平の弟です。 尾到の死因は矢傷による大量出血です。馬陽の戦いで手柄を挙げた夜に突如龐煖が現れました。龐煖との戦いで負傷した信を抱えて逃げますが、尾到は逃げる途中に弓矢で攻撃を受けます。尾到は信が目覚めた後、信に想いを託し死亡しました。 |
岳雷(がくらい) |
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岳雷は元麃公軍で、麃公の死後に飛信隊に加入します。 岳雷は宜安の戦いで死亡しました。李牧軍に囲まれた飛信隊を逃がすため、信が錐型の陣を組み青歌軍と激突します。岳雷は先頭を走っていましたが、青歌軍の上和竜(じょうかりゅう)と正面衝突し、一刀両断され戦いに敗れました。 |
那貴(なき) |
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那貴は桓騎軍の元千人将です。黒羊丘の戦いで一時的に加入した飛信隊の信に惚れ、桓騎(かんき)に移動の許可を取り飛信隊に正式に加入します。 那貴が死亡したのは宜安の戦いでした。飛信隊として趙軍の足止めをしていましたが、負傷した桓騎を助けるために桓騎の元へ向かいます。しかし、趙軍に囲まれ槍で攻撃をされ死亡しました。 |
2-2.秦国の死亡キャラと死因
中国西方にある秦国。春秋戦国時代の「戦国の七雄」の1つに数えられる国です。秦国の死亡キャラクターの死因について解説します。
漂(ひょう) |
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信と同じく奴隷として生活していた漂。幼い頃から信と大将軍を目指し日々修行に明け暮れていました。 ある時昌文君に見出された漂は信をおいて仕官することになりますが、秦国王の政(せい)と瓜二つだったため影武者としてスカウトされたのでした。 政の身代わりとなった漂は、成蟜(せいきょう)により重傷を負い死亡します。 |
王騎(おうき) |
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王騎は秦国が誇る六大将軍最後の大将軍です。「秦の怪鳥」の異名を持ちます。信は王騎に修行を受けており、師匠のような存在でした。 王騎の死因は龐煖に体を貫かれたことでした。馬陽の戦いにて、結婚を約束した摎(きょう)の仇を打つべく龐煖を追い込みますが、横から弓矢を受けます。その一瞬の隙を突かれ龐煖に致命傷を負わされ死亡しました。 |
麃公(ひょうこう) |
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圧倒的な武力を持ち、楚国との防衛の要となっていた本能型の大将軍。信と親交があり、酒を交わすこともありました。 麃公は龐煖に斬られ死亡しました。合従軍の戦いで李牧のいる本陣まで突破し李牧と戦います。しかし突如登場した龐煖による奇襲に敗北します。龐煖に斬られる直前、助けに来た信に自身の盾を投げ、「火を絶やすでないぞ」と言い未来を託しました。 |
成蟜(せいきょう) |
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成蟜は秦国の王・政の腹違いの弟です。兄を憎み王の座を狙いますが、信と政に敗れてから改心します。 成蟜の死因は蒲鶮が率いる反乱軍に斬られ致命傷を負ったことでした。仲間に裏切られ拘束されますが妻である瑠衣(るい)を助けるために脱出します。道中での反乱軍との戦いに果敢に挑みますが、最期は瑠衣の腕の中で死を迎えました。 |
蒙驁(もうごう) |
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白髪が特徴の大男で、「白老」という名で知られた大将軍。温厚で器が広く、人を見る目があった蒙驁は信を千人将に昇格させた人物でもあります。 蒙驁は合従軍との戦いの後、病に倒れ危篤状態となります。蒙驁のもとに駆けつけた信と蒙恬(もうてん)の呼びかけで目を覚まし、2人に「王賁も含めた3人で高みへ登れ」と伝え起き上がった状態のまま死亡しました。 |
桓騎(かんき) |
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桓騎は秦国の六大将軍の1人でした。盗賊出身で高い実力を持ち、討伐に来た秦軍に一度も負けていないという実績があります。 桓騎は李牧に敗北し死亡します。肥下の戦いで桓騎軍が李牧本陣を強襲しますが、部下が全員やられ、最終的に桓騎も全身に攻撃を受けて死亡しました。 |
呂不韋(りょふい) |
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呂不韋は秦国の権力トップの座である宰相です。秦国の王・政は若く、お飾り同然だったため最高権力を握っているのは実質呂不韋でした。 呂不韋の死因は自殺です。政争に負けた呂不韋は極地に追いやられます。その後政と和解するも、数か月後に自ら毒を飲み死亡しました。 |
2-3.魏国の死亡キャラと死因
魏国は七大国のほぼ中央に位置する国で、「戦国の七雄」の1つです。四方が敵国に囲まれていることから数百年に渡り戦をしてきました。そのため軍が強いことが特徴です。
呉慶(ごけい) |
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呉慶は魏国の大将軍で魏が誇る7人の将軍「魏火龍七師」の1人です。知略に長けている人物でした。 呉慶は蛇甘平原の戦いで麃公に敗北したことが原因で死亡します。秦国の麃公が魏国に攻め入り本陣に到達し、呉慶と麃公の一騎討ちになりますが、戦いに敗れ体を真っ二つにされ最期を迎えました。 |
輪虎(りんこ) |
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廉頗軍の四天王の1人である輪虎。小柄な見た目とは裏腹に力が強く、器用な性格で高い実力を持ち信頼されていた人物です。 輪虎は山陽の戦いで信一騎討ちで戦い、死亡しました。最初は輪虎が優位となり戦いが進んでいましたが、信に一瞬の隙を突かれ体を貫かれ敗北しました。 |
2-4.趙国の死亡キャラと死因
趙国の死亡したメインキャラクターは以下の3名です。
龐煖(ほうけん) |
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趙国三大天の1人である龐煖。武神と呼ばれ、趙国に属しながらも軍を持たず突然現れては王騎や麃公を含む数多くの武将を切り倒してきました。 龐煖が死亡したのは朱海平原の戦いです。信と一騎討ちになりますが、信の仲間の思いを背負った渾身の一撃により一刀両断され死亡。 この時に信が使った矛は王騎から受け取ったものでした。 |
紫夏(しか) |
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趙国の女性キャラクターで、闇商人の頭目でした。趙国に連れてこられていた政を守り、逃がした人物で、政の命の恩人です。 政を秦国に送り届ける役目を引き受けた紫夏。商人だからこそ簡単に関所を通過できましたが、最後の関所でバレてしまい襲撃されます。無数の矢を受けながらも最後まで政を守り、秦国に政を渡した直後死亡しました。 |
悼襄王(とうじょうおう) |
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悼襄王は趙国を統治していた王です。歪んだ思想や自分勝手な振る舞い、病弱であることを理由に適当な生活をしており国民からの支持はありませんでした。 悼襄王の死因は何者かによる毒殺です。複数の少年と風呂に入っていた悼襄王。毒が仕込まれた酒を飲み苦しみますが、誰も助けてくれず口や尻から出血し死亡しました。 |
2-5.その他の死亡キャラと死因
その他以下2名のメインキャラクターの死因について解説します。
幽連(ゆうれん) |
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戦闘力が高く、幽族代表として参加した祭りで戦い蚩尤となりました。魏国に所属しますが、その強さから手がつけられないと国を追放されます。 国を追放され趙国の山奥に住んでいた幽連。仇討ちのためにやってきた羌瘣(きょうかい)によって背後から突き刺され死亡します。 |
汗明(かんめい) |
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「楚の巨人」と言われる汗明は、楚国の大将軍の1人です。 函谷関の戦いで蒙武と一騎討ちを行いますが、止めに入った蒙恬を汗明が斬りました。息子を斬られたことに激昂した蒙武によって頭を叩き潰され死亡しました。 |
まとめ
キングダムでは作中で多くのキャラクターが死亡しています。今後も続くストーリーの中で、いつどのキャラクターが命を落とすかわからないためハラハラするという方もいるでしょう。
主人公の信が率いる部隊「飛信隊」や、信が属する秦国でも、中心的なキャラクターが命を落としました。特に大将軍「王騎」の最期は多くのファンの心に刻まれているでしょう。
また、味方サイドだけでなく敵サイドのキャラクターにも魅力的なキャラクターが多く、主人公たちとの壮絶な戦いの末死亡するという印象的なシーンも少なくありません。
※当記事は2024年5月時点の情報をもとに作成しています