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キングダムの王騎の死亡経緯を解説!総大将を引き受けた理由や名言も

キングダムの王騎の死亡経緯を解説!総大将を引き受けた理由や名言も

キングダムに登場する王騎は、秦の「六大将軍」の1人であり、その勇敢さと知略で知られる偉大な将軍です。「秦の怪鳥」の異名を持ち、昭王に仕えた彼は、大きな体と分厚い唇、3つに分かれたひげという個性的な容姿を持ち、「ココココ」という独特な笑い方や丁寧な話し方が特徴です。

昭王の死後、一度は戦場を離れたものの、主人公・信や大王・嬴政との出会いを経て再び戦場に戻り、馬陽の戦いで総大将を務めます。本記事では、王騎の人生や彼がどのように戦い続け、秦の未来を託したのかについて、原作漫画をもとに詳しく解説します。

1.キングダムの王騎は本当に死亡した?経緯を解説

キングダムの主要登場人物である王騎は秦を支えた「六大将軍」の1人で、武力や知略に優れた偉大な将軍です。「秦の怪鳥」という異名を持ち、かつての秦王である昭王に仕えていました。大きな体に分厚い唇が特徴的で、3つに分かれたひげを生やす個性的な見た目をしています。「ココココ」という独特な笑い方や、女性を連想させる丁寧な話し方も特徴の1つです。

昭王の死後は戦から遠ざかっていましたが、その後主人公の信や大王嬴政(えいせい)と出会い再び戦場へ戻ります。馬陽の戦いでは総大将を務めますが、因縁の相手龐煖(ほうけん)の登場によって致命傷を負いました。ここからは、王騎が死亡したと言われる経緯を原作漫画に沿って解説します。

1-1.馬陽の戦いで龐煖との対決を決める

王騎は古い戦友である昌文君の「大王は昭王を超える」という言葉により、大王嬴政に興味を持ちます。嬴政とともに再び秦の未来を切り開くことを胸に抱き、馬陽との戦いにて総大将を引き受けました。

馬陽の戦いは、敵軍の誘いによる戦いでした。戦いが進むにつれて、秦軍は窮地に追い込まれます。追い込まれる原因となった蒙武(もうぶ)将軍の助けに王騎が入ったことで、戦局が変わり始めたのです。

敵対する趙軍総大将は、因縁の相手龐煖(ほうけん)でした。王騎は、かねてから龐煖との直接対決を心に決めていました。そして、ついに対峙する瞬間が訪れます。

1-2.龐煖の矛が刺さり致命傷を与えられる

とうとう龐煖一騎打ちとなった王騎は、龐煖を追い込みます。しかし勝利が見えた瞬間、予想より早く敵国李牧軍が到着。すると、戦況が一気に変わったのです。王騎がとどめの一撃を振りおろす直前、魏加の弓が背に刺さります。一瞬の隙を見た龐煖は、矛で王騎の胸を貫きました。

王騎が致命傷を負った様子に気づいた秦兵は、一気に戦意を喪失します。しかし、王騎は秦兵の様子に激怒し、力尽きるまで己の責務を果たすかのように龐煖に打ちかかり続けました。

王騎は矛を振りおろしながら、このように語ります。「将軍が手にするのは千万人の命を束ね闘う責任と、絶大な栄誉。故にその存在は重く、故にまばゆい程に光輝く」と。闘志を取り戻した信や秦兵は、なんとかその場から離脱しました。

1-3.信に矛を継承し安らかに死亡する

敵兵を振り切って山奥へ逃げ、その後王騎は馬上で最期を迎えようとしていました。しかし、世代を継承する者たちへ語りかけます。副将・騰(とう)には軍を託し、敗因となった蒙武には責めることなく今後の課題を提示します。信へは、己の矛を託しました。

愛用の矛を託す真意には、秦の未来を託すという意味が込められているでしょう。秦の未来とは中華統一であり、昭王の遺言を嬴政に伝えたのと同様に信にも未来の武を託したのです。

ついに王騎は、馬上で安らかに死亡します。最後まで大将軍として最高の姿を見せ、人生の幕を閉じました。

2.キングダムで王騎が「馬陽の戦い」で総大将を引き受けた理由

王騎にとって馬陽は、重要な場所でした。馬陽は、かつて結婚を約束した相手・摎(きょう)が龐煖に殺された場所だったのです。今回の馬陽の戦いでは、摎の仇として龐煖を討つのが王騎の最大の目的でした。

摎は昭王の娘でありながらも、身を守るために王騎家で養女として育ちます。幼い頃から実力のある才女で、六大将軍まで成長しました。幼少期に「城を100個とる」のを条件に王騎へ結婚を申し込みます。しかし数年後の馬陽の決戦にて、100個目の城をとる目前に命を落としました。

王騎の妻になる直前の出来事であり、その後怒り狂った王騎は龐煖を切りつけ撤退させます。また、なんとか生き延びた龐煖も王騎に強い恨みを持つようになりました。龐煖が初めて味わった敗北感は、王騎へ執拗に執着するきっかけになりました。

3.キングダムの原作・アニメ・実写映画ではいつ王騎が死亡した?

原作漫画ではコミック16巻第38話、単行本16巻172話の「継承」にて最期のシーンが描かれています。アニメではシーズン1の38話です。王騎の早すぎる死を知り、ショックを受ける読者も多かったでしょう。まさに衝撃的な名シーンです。

実写映画「キングダム3」では、王騎の死亡は描かれていません。おそらく実写映画「キングダム4」では、王騎の話が進むと考えられます。2024年7月12日公開の「キングダム 大将軍の帰還」にて、死亡すると予想されています。ただし、原作漫画とは異なった描かれ方になるでしょう。

「キングダム4」では、摎との物語が丁寧に描かれると予想されています。そのため、原作漫画では展開された蒙武の活躍は、実写映画ではカットされる可能性が高いと考えられています。

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4.王騎が死亡するまでに言葉にした名言

王騎は、キングダムの中でも人気の高いキャラクターです。ひと睨みするだけで相手を萎縮させる圧倒的な存在感があり、信が最も影響を受けた人物です。武力に長けており、冷静に先を読み、集の力を発揮させる指導力があります。

経験値も最強クラスであり、士気を高揚させる力を持つ武将です。真の強さを誇る王騎は、多くの名言を残しています。

4-1.これが将軍の見る世界です

将軍のあるべき姿として、信に伝えた唯一の言葉です。龐煖にとどめを刺されて敗北が決定し、脱出するために信は王騎に代わって愛馬を走らせます。まさに大将軍を夢見る少年へ希望を与える言葉でした。

遠回りな修行や指導が中心でしたが、信は王騎の言葉で全身に力が溢れます。最後まで天下の大将軍としての度量の深さを感じる、不動の名言です。

4-2.命の火とともに消えた彼らの思いが 全てこの双肩に重く宿っているのですよ

龐煖との一騎討ちの際、一歩も引こうとしない王騎の強さが理解できない龐煖へ放った言葉です。王騎は13歳から数えきれない戦場を巡り、数万の仲間を失った過去があります。常に仲間の死を背負い、戦場に立ち続けてきた武将です。

王騎は味方だけでなく、命を絶たれたすべての敵の思いも背負っていました。武将としての器を見せつけられ、ファンの心も熱くさせました。

4-3.共に中華を目指しましょう 大王

王騎は、馬陽の戦いへ出陣する前に嬴政へ昭王の遺言を伝えています。遺言とは、王騎が仕えるに値すると思った王だけに伝えるように言われていた言葉でした。つまりは嬴政を信頼し、王としての素質を見出していた証拠でした。

しかしながら、嬴政は王騎が命を落としたという報告を受けます。王騎との約束を思い返し、嬴政が肩を震わす場面で描かれました。

4-4.『飛信隊』 この名をあなたの隊に与えます 宜しく頼みましたよ 百将 信

趙軍との戦いで百人将に上がった信の隊を「飛信隊」と命名します。「童・信」と呼ばれ、子供扱いされてきた信にとって最大級の褒美でした。合わせて王騎は、信に超軍の将軍を討つことを命じます。敵軍の将軍に打ち勝つことは、飛信隊の名が知れ渡る意味を持ちました。

王騎の期待通り、その後飛信隊は活躍の道を辿ります。着々と実力のある隊へと成長し、世に知れ渡る存在になるのです。

4-5.天下の大将軍ですよ

龐煖との一騎討ちにおいて、致命傷を負った王騎は刀を振り続けました。王騎の気迫に圧倒された龐煖は、口を開きます。「貴様は一体何者だ」と問われた王騎が「天下の大将軍ですよ」と言い放つのです。

死の間際でも将軍としてあり続け、信や秦兵たちに大きな影響を与えます。名シーンの1つであり、読者も感動の渦に包まれました。

4-6.これだから乱世は面白い

死闘の末、趙軍との戦いは敗北に終わります。王騎の「これだから乱世は面白い」は、副官・騰や将軍・蒙武たちに趙軍との戦い方を話すシーンでの言葉です。武将としての深みが溢れ、新しい未来へのバトンをつなぐ言葉としても受け取れます。

信には「自分で戦場をかけて学ぶもの」と説き、その後は古き戦友たちや摎が待つ世界へ静かに旅立ちました。

まとめ

王騎は、キングダムで最も魅力的なキャラクターの1人です。「秦の怪鳥」として知られる彼は、その圧倒的な武力と知略で数々の戦いに勝利してきました。馬陽の戦いでは因縁の龐煖との対決で致命傷を負いながらも、最後まで戦い抜き、信や秦の兵士たちに希望を託します。

彼の最後の言葉や行動は、多くの人々の心に深く刻まれました。特に、信に愛用の矛を託す場面は、次世代への希望と未来への願いを象徴しています。王騎の人生とその最期を通じて、彼がいかにして秦を支え続けたのかを感じ取ることができるでしょう。

※当記事は2024年5月時点の情報をもとに作成しています

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