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新海誠監督のおすすめ映画一覧|代表作7つのあらすじや魅力を紹介!

新海誠監督のおすすめ映画一覧|代表作7つのあらすじや魅力を紹介!

新海誠監督は日本のアニメーション映画界で圧倒的な存在感を放ち、数々の名作を世に送り出してきました。新海誠監督の作品は美しい映像とともに、人間の心情や愛の奥深さを描き出しており、見る者の心を打つこと間違いありません。

この記事では、新海誠監督の代表作7作品に焦点を当てその魅力を紐解いていきます。新海誠監督の映画作品を楽しみたい方はぜひご覧ください!

1.映画監督「新海誠」とは?

新海誠監督は、アニメーション映画作家・映画監督・小説家です。新海誠監督の代表作である2016年公開のアニメ映画「君の名は。」は爆発的に大ヒットして、社会現象にもなりました。新海誠監督は、「君の名は。」以前から圧倒的な映像美で描くアニメ監督として、ファンの間で有名でした。新海誠監督は長野県出身で、「美しい景色に思春期の自分自身を救ってもらった」と語っていて、背景美術に対するこだわりがとても強い人物です。

新海誠監督が制作する背景描写は本物のように美しく、「新海ワールド」と呼ばれ、視聴者の感情を大きく揺さぶります。新海誠監督の切なくて泣ける、男女のすれ違う恋愛描写も必見です。

1-1.新海誠監督の映画興行収入ランキング一覧

新海誠監督がこれまで手がけた映画は7作品あります。2016年の「君の名は。」は興行収入250億円を超える大ヒットを記録し、新海誠監督作品の中で興行収入1位となっています。また、2022年11月11日に公開された最新作「すずめの戸締まり」が興行収入2位となり、前作「天気の子」を上回りました。

タイトル 公開年 興行収入
君の名は。 2016年 約250.3億円
すずめの戸締まり 2022年 約147.9億円
天気の子 2019年 約142.3億円
言の葉の庭 2013年 約1.5億円
秒速5センチメートル 2007年 約1億円
雲のむこう、約束の場所 2004年 約0.5億円
星を追う子ども 2011年 約0.2億円

2.新海誠監督のおすすめ映画7つ

新海誠監督の「君の名は。」「天気の子」などの映画作品は、多くの方から人気があります。特に、新海誠監督の集大成とも言える「すずめの戸締まり」は、日本だけでなく海外でも大ヒットした作品です。ここでは、新海誠監督の映画作品をご紹介します。

2-1.すずめの戸締まり

・あらすじ

九州にある静かな町で暮らしている17歳の少女・すずめ(鈴芽)は、「扉」を探している旅の青年・草太と出会う。すずめは草太を追い、山中の廃墟に古い扉を見つけて開けてしまう。草太が探す扉は、開けると向こう側から災いが訪れるという不吉なものだった。九州・四国・関西・東京と日本各地で次々と開き始める扉。旅を経てたどり着いたその場所で待っていたのは忘れてしまったある真実だった―

「すずめの戸締まり」の見どころは、主人公のすずめがさまざまなことに向き合って成長する姿であり、物語終盤は特に涙を誘います。「すずめの戸締まり」は日本各地を旅するロードムービーであることも魅力の1つです。

また、劇伴の担当は国民的ロックバンド「RADWIMPS」で、「君の名は。」「天気の子」と続いて新海誠監督と3度目のタッグを組みます。さらに、世界的な映画音楽作曲家の陣内一真さんも劇伴の担当となり、映像だけでなく音楽に関しても話題を呼びました。

2-2.君の名は。

・あらすじ

1000年ぶりの彗星の来訪を1か月後に控えた日本。田舎町で暮らしている女子高校生の三葉(みつは)と、東京に住む男子高校生の瀧(たき)は、原因が分からないものの、お互いが不定期に入れ替わっていることに気付く。出会うことのない2人が出会った今、運命の歯車が動き出す―

「君の名は。」の見どころは、新海誠監督独特の世界観や映像美、別の場所で生きる2人が心を通わせていく過程であり、絶妙なタイミングで挿入されるRADWIMPSの楽曲にも注目です。

「君の名は。」は新海誠監督の作品を見たことがない人におすすめの映画です。コミカルな描写とファンが愛する新海ワールドが合わさったエンタメ作品として、老若男女楽しめるでしょう。

2-3.天気の子

・あらすじ

高校1年生の帆高は、離島から東京に家出してきたものの働き口が見つからずに困窮する。帆高はやっと仕事を見つけ、働く中で不思議な能力を持つ陽菜という少女と出会う。帆高は陽菜と接していく中で、彼女がある不思議な力を持っていることに気付く―

「天気の子」の見どころは、子どもと大人の対比や、登場人物が選んだ先に待っていたそれぞれの結末です。新海誠監督は、「天気の子」について「エンターテインメント大作でありつつも、社会的な正しさを描いている作品ではない」と語っています。「天気の子」では、東京は明るくてキラキラした場所ではなく、暗く湿った天候と感情、両方の面で陰鬱な街として描かれていることも注目ポイントです。

新海誠監督の映像美はもちろんのこと、ストーリーで心を揺さぶられるような映画が見たいという方にもおすすめの作品です。「天気の子」では、「君の名は。」に続いて再びタッグを組んだ「RADWIMPS」の楽曲が使われています。

2-4.言の葉の庭

・あらすじ

高校生のタカオは靴職人を目指していて、雨の日には学校をサボり、日本庭園で靴のデザインを考えていた。ある日、タカオは日本庭園で謎めいた年上の女性ユキノと出会い、何度も顔を合わせる中で心を通わせていく―

「言の葉の庭」の見どころは、「万葉集」をモチーフにした高校生と年上の女性の仄かな恋模様や、雨と風景のリアルな表現です。新海誠監督の作品においては同じ世代同士の恋愛関係の描写が多かったものの、「言の葉の庭」では年の差がある少年と女性の関係が描かれていることも注目ポイントです。

新海誠監督は「言の葉の庭」について、「愛に至る前の恋」に焦点を当てた作品だと話しています。美しい自然や繊細な恋愛描写を堪能したい方におすすめです。

2-5.秒速5センチメートル

・あらすじ

貴樹と明里は、小学校の卒業と同時に離ればなれになってしまった。2人はお互い特別な想いを抱えていたものの、時だけが淡々と過ぎていく。中学生になり、明里から手紙が届いたことをきっかけに貴樹は大雪が降る中で明里に会いに行く決心をするー

「秒速5センチメートル」は、少年の成長を追う3本の連作アニメーションです。見どころは、丁寧に描かれた人間関係の複雑さや美しい桜や雪の風景描写です。主題歌に山崎まさよしさんの「One more time,One more chance」が起用されたことも話題となりました。新海誠監督の映像美を堪能したい方におすすめです。

2-6.雲のむこう、約束の場所

・あらすじ

日本が南北に分断統治された戦後の世界。青森の少年・ヒロキとタクヤは、いつか自分たちの飛行機で国境の彼方にそびえる謎の巨大な「塔」まで飛ぼうと約束する。3年後に、2人にとって憧れの同級生・サユリが眠り続けていることを知り、彼女を救おうと決意した先で思いがけず「塔」と世界の秘密に近づいていく―

「雲のむこう、約束の場所」は新海誠監督初の長編映画です。原作・脚本・監督・撮影・美術を新海誠監督自身が手がけている作品で、毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞しています。

見どころは、キャラクターや背景の儚げな雰囲気です。SFと心の情景の表現が見事に組み合わされていることも魅力的の1つで、セカイ系アニメが好きな方や、SFや文学の世界を表現する映画が好きな方にもおすすめです。

2-7.星を追う子ども

・あらすじ

少女アスナは地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会い、シュンと心を通わせる。しかし、シュンは突然姿を消してしまい、シュンにそっくりな少年シンが現れる。アスナは新任教師モリサキとともに、地下世界アガルタを目指す―

見どころは、思春期の少年少女の心をさまざまな出会いと別れを通して描くストーリーです。ファンタジー感あふれる作品のため、ジブリのような作品が好きな方におすすめです。

まとめ

新海誠監督の映画は美しい映像美と独特の世界観で知られており、多くのファンを魅了しています。代表作には、「君の名は。」「天気の子」「秒速5センチメートル」などがあります。特に「君の名は。」は社会現象となり、世界中で高い評価を受けました。新海誠監督の作品は人間の心情や愛を深く描き、観客の心に感動と共鳴を与えています。

※当記事は2024年4月時点の情報をもとに作成しています

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