「ムービング」は、2023年からDisney+（ディズニープラス）で配信開始されている大ヒット韓国ドラマです。巨額の制作費をかけて作られた映画のような世界観やストーリーはもちろん、豪華キャストが多数出演していることでも話題です。
当記事では、ムービングに出演する主要な登場人物を10名取り上げ、基本的なキャストプロフィールや経歴、過去の出演作品などを紹介します。
1.ムービングとは？あらすじを紹介！
ムービングは、有名作家・Kang Fullによる韓国のウェブトゥーン漫画「Moving-ムービング-」の実写化ドラマです。超能力を隠して生きる子どもと、過去の秘密を抱える親の二世代にわたって繰り広げられる、悪との戦いを描いたアクションヒーローものです。
＜物語のあらすじ＞
1990年代、韓国の国家安全企画部によって超能力者からなるブラック・オプスチームが設立されますが、ある日突然部隊が消失します。数十年後、宙に浮く超能力を持つキム・ボンソクの通う学校に、再生能力の超能力を持つチャン・ヒスが転校してきます。2人はお互いの秘密を打ち明けて親しくなりますが、フランクという謎の人物がソウル市内で特殊能力者たちの殺害を始めます。
公開から大評判となったムービングは、釜山国際映画祭のアジアコンテンツアワードで6冠に輝いたほか、第60回百想芸術大賞のTV部門でも大賞を受賞しています。
2.ムービングのキャストを10名紹介！
ムービングは、ドラマ「HEROES／ヒーローズ」を彷彿とさせる各キャラクターの丁寧な心情描写も見どころです。ここからは、個性豊かなキャラクターを演じた各出演者について詳しく紹介します。
2-1.キム・ボンソク／演：イ・ジョンハ
キム・ボンソクは、飛行能力者です。自分では能力をコントロールできず、感情や体重に左右されるので、普段はバッグに重りを入れて能力の存在を隠しています。
キム・ボンソクを演じるのは、KBSのオーディション番組「The Unit～アイドル再起プロジェクト」で、愛嬌のある笑顔と天性のキャラクターで注目を浴びたイ・ジョンハさん。2017年に俳優デビューを果たし、2021年にはドラマ「わかっていても」に出演します。ムービングの出演にあたり、30kgも体重を増やして撮影に臨むというストイックな一面もあります。
2-2.イ・ミヒョン／演：ハン・ヒョジュ
イ・ミヒョンは、超人的な五感を持つ、キム・ボンソクの母親です。かつてはブラック・オプスチームのメンバーでしたが、監視対象のキム・ドゥシクと恋に落ち、現在はとんかつ店を営んでいます。
イ・ミヒョンを演じるのは、第一次韓流ブームを巻き起こした「四季」シリーズの最終章「春のワルツ」で脚光を浴びたハン・ヒョジュさんです。ドラマ「華麗なる遺産」で47.1％の高視聴率を記録し、ドラマ「トンイ」で主演女優の地位を確立するなど、韓国では国民的正統派女優として知られています。
2-3.キム・ドゥシク／演：チョ・インソン
キム・ドゥシクは、イ・ミヒョンの夫でキム・ボンソクの父親です。飛行能力を持ち、ブラック・オプスチームのベテラン要員として活躍していました。
キム・ドゥシクを演じるのは、韓国のみならず日本でも高い人気を誇るチョ・インソンさんです。映画「マドレーヌ」「ラブストーリー」にも出演しているほか、ドラマ「バリでの出来事」は視聴率40％越えを記録しました。ムービングはチョ・インソンさんにとって、特別出演したtvN「ディアマイフレンズ」以来、約5年ぶりのドラマ復帰作となります。
2-4.チャン・ヒス／演：コ・ユンジョン
チャン・ヒスは、ケガをしても治る回復能力の持ち主です。交通事故で無傷で生き残ったことをきっかけに、自分の超能力について考えるようになります。
チャン・ヒスを演じるのは、ドラマ「彼はサイコメトラー」で女優デビューを果たし、ドラマ「還魂2」で脚光を浴びたコ・ユンジョンさんです。その美しい顔立ちは韓国の女性から「最も理想的な顔」と評されることも。ドラマ「もうすぐ死にます」「Sweet Home -俺と世界の絶望-」に出演しているほか、「この恋、通訳できますか？」ではキム・ソンホさんや福士蒼汰さんと共演予定です。
2-5.チャン・ジュウォン／演：リュ・スンリョン
チャン・ジュウォンはチャン・ヒスの父親で、苦痛を感じず回復できる再生能力を持ちます。かつてはブラック・オプスチームに所属していましたが、現在はチキン店を営んでいます。
チャン・ジュウォンを演じるのは、名バイプレイヤーとして知られるリュ・スンリョンさんです。演劇でキャリアを積んだ後、2004年に映画「小さな恋のステップ」でスクリーンデビュー。映画「7番房の奇跡」「エクストリーム・ジョブ」で主演を務めたほか、ドラマ「キングダム」でも存在感を放っています。
2-6.イ・ガンフン／演：キム・ドフン
イ・ガンフンはキム・ボンソクとチャン・ヒスのクラスメイトで、超人的なスピードと力を持ちます。能力を隠しながらも品行方正・頭脳明晰な優等生で、学級委員長を務めています。
イ・ガンフンを演じるのは、ドラマ「絶対彼氏。」で一躍人気となったキム・ドフンさんです。ドラマ「医師ヨハン」「今日のウェブトゥーン」などにも出演しています。ムービングでは10kg減量して役に臨みました。
2-7.イ・ジェマン／演：キム・ソンギュン
イ・ジェマンは、イ・ガンフンの父親で怪物的なパワーとスピードの持ち主です。現在はスーパーの店主として働いていますが、家族の危機に直面した際、特殊能力を発揮します。
イ・ジェマンを演じるのは、映画「悪いやつら」でスクリーンデビューし、ドラマ「応答せよ」シリーズで人気俳優に仲間入りしたキム・ソンギュンさんです。そのほかにも、ドラマ「麗〈レイ〉～花萌ゆる8人の皇子たち～」や、映画「探偵ホン・ギルドン」「ハンサン -龍の出現-」などの話題作に出演しています。
2-8.チェ・イルファン／演：キム・ヒウォン
チェ・イルファンは、キム・ボンソクやチャン・ヒス、イ・ガンフンの通うチョンウォン高校の担任です。
チェ・イルファンを演じるのは、長い下積みを経て遅咲きのスターとなったキム・ヒウォンさんです。映画「アジョシ」「ビューティー・インサイド」「声／姿なき犯罪者」「スマホを落としただけなのに」など30近い作品に出演しているほか、ドラマ「ミセン」「ヒップタッチの女王」などにも出演しており、幅広い演技力に定評があります。
2-9.フランク／演：リュ・スンボム
フランクは、ソウル市内で能力者たちをターゲットに連続殺人を行う、アメリカから来た謎の配達員。原作には登場しない、ドラマオリジナルのキャラクターです。
フランクを演じるのは、個性派の実力俳優で知られるリュ・スンボムさんです。実の兄であるリュ・スンワンさんが監督を務める、映画「ダイ・バッド 死ぬか、もしくは悪（ワル）になるか」でスクリーンデビューし、「復讐者に憐れみを」「拳がうなる」「容疑者X」など映画作品を中心に活躍しています。
2-10.チョン・ゲド／演：チャ・テヒョン
チョン・ゲドは電流を操れる能力者で、かつては子供番組の着ぐるみヒーロー「イナヅママン」を演じていましたが、現在はバスの運転手として働いています。フランクと同様、チョン・ゲドもドラマオリジナルのキャラクターです。
チョン・ゲドを演じるのは、俳優・歌手・MCとマルチに活躍するチャ・テヒョンさんです。ドラマ「レディ・ゴー！」で韓国内での認知度が上がり、映画「猟奇的な彼女」の出演をきっかけに日本でもブレイクしました。
まとめ
群像劇の形を取りながら、世代の異なるキャラクターたちの個性とビハインドストーリーが描かれているムービング。大きな話題を呼んでいるのは、主要人物を演技力に定評のある豪華俳優陣が演じていることも理由の1つです。
ムービングには、今をときめく若手俳優のほか、名バイプレイヤー・個性派俳優として知られる方も多数出演しています。それぞれのキャストのプロフィールを知れば、よりムービングの世界を楽しめるでしょう。
※当記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています。
