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【マクロスF】ランカ・リーとは?人気の理由や声優・人気曲を紹介!

【マクロスF】ランカ・リーとは?人気の理由や声優・人気曲を紹介!

ランカ・リーは漢字で「蘭花 李」と書き、テレビアニメ「マクロスF」の歌姫です。作中ではシェリル・ノームとともにダブルヒロインの1人として登場します。マクロスファンの中では度々、ランカ・リー派かシェリル・ノーム派で物議を醸すほど人気のキャラクターです。

当記事では、マクロスF放送開始から約15年経った今でも人気な「ランカ・リー」の魅力や代表曲について解説します。マクロスFをこれから見る方は、見返す方はぜひご一読ください。

1.【マクロスF】ランカ・リーとは?

ランカ・リーとは、マクロスF(マクロスフロンティア)のメインヒロインの1人です。「イヌミミ」のような髪型と、オレンジ色のリボンが特徴的な外見をしています。アニメ序盤ではごく普通の女子高生でしたが、もう1人のメインヒロインであるシェリル・ノーム、そして主人公の早乙女アルトとの出会いをきっかけに歌手を目指します。

ランカ・リーはマクロスシリーズに登場する巨人である「ゼントラーディ」とのクォーターで、作中では兄のオズマ・リーと2人暮らしです。幼少期に肉親を亡くしたトラウマから解離性健忘症になり、当時の記憶を失っています。解離性健忘症の影響により、親しい人間の死や怪我に異常に反応して精神が不安定になる後遺症があります。

アニメ中盤(第10話)では映画のヒロインの妹役に抜擢され、さらには主題歌も担当することになり、一躍有名な歌姫へと成長しました。

1-1.ランカ・リーが登場する「マクロスF」

「マクロスF」は、1982年より始まったマクロスシリーズの7作目に該当するTVアニメ作品です。「マクロス25周年記念作品」として2008年に放送が開始されました。

物語の舞台は西暦2059年のことです。銀河を航行する超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」に、近隣を航行する「マクロス・ギャラクシー」船団出身のアイドル「シェリル・ノーム」がコンサートのために訪れます。

主人公はシェリル・ノームのコンサートへ向かう途中にランカ・リーが出会ったパイロット養成コースの高校生「早乙女アルト」です。マクロスFは、主人公とランカ・リー、シェリル・ノームの恋の三角関係が物語の大きな見どころとなっています。

マクロスシリーズに登場する可変戦闘機バルキリーの最新機・VF-25を使用したメカアクションシーンも有名です。

2.【マクロスF】ランカ・リーが人気な理由

数多くあるマクロスシリーズの中でも人気のキャラクターであるランカ・リー。くりくりとした大きな瞳と感情の変化にあわせて動く緑色の髪は、小動物のような印象を与え、思わず守ってあげたくなる魅力があります。可愛らしいビジュアルに加えて愛嬌のある性格で、作中ではランカ・リーの歌を聴いた監獄の囚人たちをも虜にします。

ランカ・リーには、幼少期に抱えたトラウマによる無自覚の解離性健忘症を患っているという悲しい一面があります。その一方で、辛い過去にも負けず一生懸命に生きて、歌で人々を救おうとする姿には多くの方が励まされています。

上記以外にもランカ・リーには人々を惹きつける魅力的な部分がたくさんあります。以下ではランカ・リーが人気な理由を、「性格・可愛らしさ・歌声」の3つに絞って紹介します。

2-1.一生懸命で明るい性格

ランカ・リーが人気な理由の1つは、一生懸命で明るい性格です。誰にでも分け隔てなく明るく接すため、多くの人々から愛されています。憧れであるシェリル・ノームの後押しの下、ひたむきに歌手を目指す姿には誰もが応援したくなる魅力があります。

引っ込み思案であると同時に、大切な人々を助けるためであれば自分自身の危険を顧みない意思の強さを併せ持つ点も人気の理由の1つです。

2-2.主人公を慕う姿が可愛い

ランカ・リーが人気な理由として挙げられるのは、主人公・早乙女アルトを慕う姿が可愛いところです。出会った瞬間に一目惚れをして以降、ランカ・リーは一途に早乙女アルトを想い続けます。

作中では主人公の名前を呼んで追いかけたり、主人公の誕生日には自分のファーストライブのチケットをプレゼントしようとしたりなどします。ランカ・リーの初々しく甘酸っぱい恋模様に、思わずキュンとときめいてしまう方も多いことでしょう。

2-3.きれいな歌声

きれいな歌声も、ランカ・リーが注目される理由の1つです。マクロスFの完結編「劇場版マクロスF 〜サヨナラノツバサ〜」では、「超時空シンデレラ」と称されるシーンが描かれるほど多くの方に愛される歌声を持ちます。

ランカ・リーは、楽曲によって変化する歌声の変化も魅力です。「アイモ」や「ねこ日記」では伸びやかで落ち着いた歌声、「蒼のエーテル」や「愛・おぼえていますか」では切なさが感じられる静かな歌声で歌います。また、「星間飛行」や「虹いろ クマクマ」のような可愛らしい歌声で歌うことも可能です。

3.【マクロスF】ランカ・リーの声優「中島 愛」

名前 中島 愛(なかじま あい)
職業 声優、歌手
生年月日 1989年6月5日
年齢 33歳 ※2023年4月時点
血液型 A型
出身地 茨城県 水戸市
趣味 レコード集め、プロレス鑑賞

ランカ・リーの声優を務めるのは、声優・歌手の中島 愛さんです。中島 愛さんは2007年に「Victor Vocal & Voice Audition」で最優秀者に選ばれた経歴を持ちます。受賞後ランカ・リー役で声優・歌手としてのデビューを果たしました。ランカ・リー=中島 愛名義の歌手活動では、シングルでオリコン5位、アルバムでオリコン2位の大ヒットを記録しています。

声優としての初出演作であるマクロスFは中島 愛さんにとって思い入れが深く、あるインタビューでは自分は「ランカ・リー=中島 愛」であると語っています。マクロスF放送当時は自身とランカ・リーがイコールで見られるゆえのプレッシャーを感じていました。今ではいい意味で緊張感を与えてくれる存在と答えています。

4.【マクロスF】ランカ・リーの人気曲

ランカ・リーはこれまでにさまざまな楽曲を劇中で歌っており、実際にCDリリースもしています。代表曲として、主に下記の楽曲が挙げられます。

  • アイモ
  • ニンジーン Loves you yeah!
  • 星間飛行
  • 虹いろ クマクマ
  • 放課後オーバーフロウ
  • アナタノオト
  • ライオン

ここでは、ランカ・リーの代表曲の中でも特に人気の楽曲を3曲紹介します。

4-1.星間飛行

「星間飛行」は、ランカ・リーの代名詞とも言える人気曲です。アニメ第12話の劇中歌、そして第17話のオープニングテーマとして起用されました。劇中では、「皆、抱きしめて!銀河の、果てまで!」の掛け声とともに歌う様子が描かれています。

「キラッ☆」というサビ前の歌詞にあわせて手話で「愛してる」を意味するポーズをとる場面が非常に印象的で、マクロスF本編を見ていない方にも有名になりました。

第12話でランカ・リーが星間飛行を歌って戦場を治めるシーンは、「超時空要塞マクロス」の歌姫「リン・ミンメイ」のとあるシーンのオマージュになっています。

4-2.アイモ

「アイモ」は、幼少期の記憶を持たないランカ・リーにとってほぼ唯一となる思い出の曲です。アニメ中盤で登場するブレラ・スターンも同様にこの曲を知っており、その後の物語に大きく関係していきます。

ゆったりとした曲調は、多くの劇中歌の中でも異色の存在感を放っています。実は「アイモ」には「あなた」という意味があり、この楽曲は劇中の敵「バジュラ」にとっての求愛ソングであることが後に判明します。劇中で度々登場し、物語のキーとなる特別な楽曲です。

4-3.アナタノオト

ランカ・リーの人気曲の3曲目は「アナタノオト」です。アニメ第19話の劇中歌、また最終話となる第25話のタイトルにも使用されています。想い人である早乙女アルトへの無垢で一生懸命な恋心が、少し切ないメロディと柔らかな歌声から伝わってくる曲です。

「もう、二度と離れない」「この手でもっとアナタの孤独にふれたい」などの歌詞からは、控えめながらも真っすぐに主人公を想う気持ちが溢れています。第19話でこの曲が流れた後の展開を考えると、胸が締め付けられる思いになります。

まとめ

ランカ・リーとは、テレビアニメ「マクロスF(マクロスフロンティア)」のメインヒロインの1人です。アニメでは物語に大きく関係し、作中で一番大きな変化を遂げる人物となっています。幼少期に肉親をなくしたことから解離性健忘症になり、当時の記憶が無いのが特徴です。

シェリル・ノームというもう1人のアイドルに憧れており、シェリルの後押しもあって普通の女子高生から大人気アイドルへと成長します。一生懸命で明るい性格と、主人公と一途に思う姿、また高い歌唱力が人気となっています。

これからマクロスFを見直す方は、ぜひランカ・リーの可愛さや歌声にも注目してご覧ください!

※当記事は2023年4月時点の情報をもとに作成しています

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