韓国ドラマ「薯童謠(ソドンヨ)」は、2005年に韓国で放送された歴史ドラマで、百済の王・武王(ソドン)が主人公の物語です。身分の低い少年が、知恵と勇気で逆境を乗り越え、百済の王として成長していく姿を描いています。愛と陰謀が絡み合う壮大なストーリーが魅力で、特に新羅の王女・善花公主とのロマンスが見どころです。
当記事では、「ソドンヨ」のあらすじや見どころ、相関図、メインキャスト7名のプロフィールを紹介します。権力争いの中で運命に翻弄されながらも、自らの道を切り開くソドンの生き様は、壮大な歴史ロマンそのものです。韓国の歴史ドラマが好きな方や、百済や新羅の歴史に興味がある方はぜひ参考にしてください。
1. 韓国ドラマ「薯童謠(ソドンヨ)」のあらすじ
韓国ドラマ「薯童謠(ソドンヨ)」は、「宮廷女官 チャングムの誓い」と同じ演出家・脚本家が描く歴史ロマンあふれる韓国時代劇です。
舞台は、百済・新羅・高句麗が争う三国時代。主人公の少年チャン(ソドン)は平民として育ちますが、実は百済の王子であり、その出生は秘密にされていました。
幼いソドンは母によって百済の技術士モンナスに託されます。しかし、宮廷の陰謀によりモンナスは新羅へ亡命することに。ソドンも彼とともに新羅へ渡り、そこで王女ソンファと出会います。2人は身分を超えて惹かれ合いますが、やがてライバル・サテッキルの策略で引き裂かれてしまいます。
成長したソドンは、自分が百済の王子であることを知り、百済の復興と愛するソンファとの未来のために戦い続けます。運命に翻弄されながらも夢と愛を貫こうとする、壮大な歴史ドラマです。
2. 「ソドンヨ」の相関図
「ソドンヨ」には主要キャストであるチョ・ヒョンジェさん(ソドン役)や、イ・ボヨンさん(ソンファ役)のほか、多くのキャスト陣が登場します。特に、韓国ドラマを見る際は、見慣れない俳優ばかりで誰がどの役でどのような関係性だったか分からなくなることも少なくありません。
韓国ドラマを見るときは、登場人物のつながりがひと目で分かる相関図があると便利です。「ソドンヨ」のキャスト相関図は、以下の通りです。
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— Korepoコレポ (@Kkorepo) February 6, 2024
3. 「ソドンヨ」の見どころ
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「ソドンヨ」の大きな見どころは、主人公であるソドンが数々の試練に立ち向かい、絶体絶命の状況にありながらも百済再興を目指すスリリングな展開にあります。同時に、新羅の姫ソンファとの切なくも情熱的な恋愛模様も見逃せないストーリーの要となる要素です。
また、「ソドンヨ」では、「忘れられた王国」とも呼ばれる百済の高度な科学技術にもスポットが当てられています。
百済には「太学舎」と呼ばれる学問機関が存在し、最先端の科学技術の知識が蓄えられていました。ソドンが技術士たちと成長していく過程では、百済の革新的な発明が次々と登場し、物語をさらに魅力的にしています。
さらに、「ソドンヨ」は韓国最古の郷歌「薯童説話」をもとに、百済武王と新羅の善花(ソンファ)姫のロマンスを三国時代のロミオとジュリエットのように描いている点も魅力です。
「ソドンヨ」は歴史考証を生かしながらも、視聴者を引き込む壮大なストーリー展開が光ります。歴史ドラマとしても、ラブストーリーとしても楽しめる作品です。
4. 「ソドンヨ」のメインキャスト7名のプロフィールを紹介
「ソドンヨ」はさまざまな背景を持つ多くのキャストが、それぞれのストーリーを展開して奥行きを深めています。物語の中心にあるソドンとソンファ以外のキャストたちについても知っておくと、緻密な人物設定がよりリアルに伝わるでしょう。
ここでは、「ソドンヨ」に登場するメインキャスト7名のプロフィールを紹介します。
4-1. ソドン/演:チョ・ヒョンジェ
「ソドンヨ」で主人公・ソドンを演じたチョ・ヒョンジェさんは、1980年5月9日生まれの韓国俳優です。元々はアイドルグループ“Guardian”のボーカルとして活動し、180cmの高身長と甘いルックスで多くのファンから支持されていました。
1999年にドラマ「KAIST」で俳優デビューし、2004年には日韓合作ドラマ「STAR’S ECHO~あなたに逢いたくて~」で注目を集め、韓流ブームの主役の一人として活躍しました。
「ソドンヨ」をはじめとする歴史ドラマで印象的な役を演じたり、現代劇ではクールな医師を演じたりと、幅広いジャンルでその存在感を発揮しています。
4-2. ソンファ/演:イ・ボヨン
ソンファ姫を演じたイ・ボヨンさんは、1979年1月12日生まれの韓国女優です。2002年にCM出演で芸能界デビューし、翌年のドラマ「NO春香vs非夢龍」で注目を浴びました。
2004年に公開された映画「マイ・ブラザー」では、ヒロイン役を演じ、人気女優としての地位を確立します。翌年の2005年にドラマ「ソドンヨ」で新羅の王女ソンファ役を好演し、時代劇でもその演技力を発揮しました。
彼女のキャリアは現代劇を中心に広がり、ドラマ「君の声が聞こえる」や「Mine」などで主演を務めました。その結果、多くの賞を獲得し、「君の声が聞こえる」が公開された2013年にはSBS演技大賞をはじめ複数の賞を受賞するトップ女優の仲間入りを果たしました。
4-3. サテッキル/演:リュ・ジン
サテッキルを演じたリュ・ジンさんは、1972年11月16日生まれの韓国俳優です。1996年にSBSの公開採用タレントとしてデビューし、2003年にドラマ「夏の香り」で資産家の息子パク・チョンジェを演じたことで一躍注目を集めました。
もともとはモデル事務所に送るために撮った写真を、当時の恋人が誤ってタレントオーディションに応募したことが芸能界入りのきっかけだというユニークな経歴を持っています。
リュ・ジンさんは、2008年の「総合病院」や2012年の「スタンバイ」など、現代劇を中心に幅広い役柄を演じてきました。「ソドンヨ」では、主人公ソドンの親友であり宿敵となる複雑なキャラクターを好演しています。
4-4. モンナス博士/演:イ・チャンフン
モンナス博士を演じたイ・チャンフンさんは、韓国の実力派俳優で、現代劇を中心に幅広い作品で活躍しています。
イ・チャンフンさんはドラマ「百万本のバラ」ではジョイランド戦略企画チームのカン・ミンジェ役、「美しいあなた」では出版社専務チョン・ジェミン役を演じるなど、安定感のある演技で注目を集めました。
「ソドンヨ」では、百済最高の技術者モンナス博士を演じ、主人公ソドンの師匠として重要な役割を果たします。物語に深みを与える名脇役として活躍し続けるイ・チャンフンさんの端正な演技を体感できます。
4-5. 威徳王/演:チョン・ウク
威徳王(ウィドクワン)を演じたチョン・ウクさんは、1938年5月5日生まれの韓国のベテラン俳優です。1981年のドラマ「第1共和国」でデビューし、長年にわたり数多くのドラマや映画に出演してきました。
「ソドンヨ」では、百済国王を演じ、主人公であるソドンの実父として物語の重要な軸を担いました。
4-6. ヨンガモ/演:イ・イルファ
ヨンガモを演じたイ・イルファさんは、1971年1月3日生まれの韓国女優です。1991年に芸能界入りし、母親役や貴族の女性役など、多彩な役柄をこなす演技派として評価されています。
「ソドンヨ」では主人公ソドンの母を演じました。かつてはモンナス博士と恋人関係にあったものの、百済王に見初められソドンが誕生します。物語の中で息子ソドンの成長と運命を見守る重要な役を担い、持ち前の安定した演技力を発揮しています。
4-7. 阿佐太子/演:チョン・ジェゴン
阿佐太子(アジャテジャ)を演じたチョン・ジェゴンさんは、1969年1月8日生まれの韓国俳優です。1974年にTBC東洋放送のドラマ「お母さんの日記」で子役デビューし、以降、数多くの作品に出演してきたベテラン俳優として知られています。
「ソドンヨ」では、宮廷内の権力争いに巻き込まれる複雑な背景のなか、主人公ソドンと信頼関係を深める男性として絶妙な役をうまく演じきっています。
まとめ
「ソドンヨ」の魅力は、歴史ドラマならではの壮大なスケールと、登場人物たちの繊細な感情描写にあります。百済王子ソドンが、自らの運命を切り開く成長物語はもちろん、新羅の姫・ソンファとの恋愛要素も見逃せません。さらに、王座をめぐる陰謀や策略、友情と裏切りが交錯し、目が離せない展開が続きます。美しい映像や華やかな衣装も、本作の魅力をより引き立てています。
歴史劇が好きな方や、感動的な物語を楽しみたい方には、ぜひおすすめのドラマです。この機会に「ソドンヨ」の世界に浸ってみましょう。
※当記事は2025年3月時点の情報をもとに作成しています