エンタメ

韓国ドラマ「太陽を抱く月」のキャスト6名を紹介!子役のキャストも

韓国ドラマ「太陽を抱く月」のキャスト6名を紹介!子役のキャストも

「太陽を抱く月」は、2012年に韓国MBCで放送された全20話の連続ドラマです。ベストセラー小説を原作としたこのラブストーリーは、ロマンス、ファンタジー、ミステリーなど多彩な要素を巧みに織り交ぜたことで、単なる歴史ドラマを超えた作品として視聴者を魅了しました。

当記事では、「太陽を抱く月」の基本情報に加え、ストーリーを彩る魅力的な6名の登場人物について、子役も含めたキャストを紹介しますので、ぜひご一読ください。

1.韓国ドラマ「太陽を抱く月」とは?あらすじを紹介

「太陽を抱く月」は、2012年に韓国MBCで放送された全20話からなる連続ドラマです。ベストセラー小説をもとに制作されたラブストーリーで、最高視聴率46.1%という大ヒットを記録しています。ロマンスやファンタジー、ミステリーなどさまざまな要素が巧みに組み込まれているのが特徴で、単なる歴史ドラマとは一線を画した作品として話題になりました。日本でも、BSフジなどで放送されたほか、現在でもU-NEXTやHuluなどの動画配信サービスで視聴できます。

「太陽を抱く月」の舞台は、韓国王朝時代。太陽のような存在の世子イ・フォンと、もう1つの太陽として描かれる世子の異母兄弟・陽明君が、同じ女性に思いを寄せます。2人から愛されるホ・ヨヌはフォンとの婚約が決まりますが、婚礼直前に病で命を落としました。そして、フォンは秘かに政権のはく奪を狙うユン・デヒョンの娘であるユン・ボギョンを后として迎えるのでした。

それから8年後、ボギョンを妻に持ちながらもヨヌを忘れられないフォンは、ひょんなことからヨヌそっくりの巫女に出会います。実は巫女は記憶をなくしたヨヌ本人でした。2人が再会したところから、フォンやヨヌ、陽明君、ボギョンの過酷な運命が動き始めます。

2.韓国ドラマ「太陽を抱く月」の登場人物6名のキャスト・子役を紹介!

「太陽を抱く月」は、時代劇らしからぬ優れたストーリーに加えて、韓国を代表する若手の人気俳優が多数出演している点においても話題となりました。以下で、主要登場人物同士の関係性や、演じている俳優について詳しく解説します。

2-1.イ・フォン/キム・スヒョン(子役:ヨ・ジング)

太陽のように温和な世子で、「フォン」の名前の意味は「温かい太陽」です。15歳のときにホ・ヨヌと出会い、お互いに惹かれ合います。ヨヌが亡くなってからは心を閉ざし、生気を失いました。ユン・ボギョンを王妃に迎え王になるも、ボギョンに心を許すことはなく、一途にヨヌを思い続けます。

初恋の相手を忘れられないピュアな王イ・フォン役は、「星から来たあなた」や「ドリームハイ」などに出演したキム・スヒョンです。本作で王の苦悩を繊細に演じ、トップスターの座を確かなものにしました。

フォンの子供時代は、「ジャイアント」や「ホテルデルーナ」などでの名演で知られるヨ・ジングが演じています。本作出演時は若干15歳でしたが、子役とは思えない高い演技力で脚光を浴びました。

2-2.ホ・ヨヌ(巫女ウォル)/ハン・ガイン(子役:キム・ユジョン)

太陽を見守る月のような存在のホ・ヨヌは、聡明な学者の娘です。偶然に世子イ・フォンと出会い、お互いに惹かれ合うようになります。世子の后に選ばれますが、世子嬪の修行を始めたところ何者かに呪いをかけられてしまいます。

命は助かったものの記憶をなくし、山にこもって巫女として過ごしていたところ、病の静養に来たフォンと再会します。韓国語でヨヌは、太陽と同時に現れるような霧雨の意です。また、フォンが名付けたウォルという名前は月を意味します。

ヨヌ役は、アシアナ航空のCMでデビューした人気女優ハン・ガイン。巫女ウォルがヨヌとしての記憶を取り戻し、泣き叫ぶシーンでの迫真の演技が絶賛されました。テレビドラマのほかに、「マルチュク青春通り」をはじめ映画にも出演しています。

少女ヨヌを演じたのは、韓国の「国民の妹」にも選出されたキム・ユジョン。幼いころから子役として活躍し、本作の前にもフォンの子供時代を演じたヨ・ジングと共演しています。数々のドラマ・映画に出演しており、韓国を代表する若手女優の1人に挙げられます。

2-3.陽明君/チョン・イル(子役:イ・ミノ)

イ・フォンの異母兄弟で王位継承権を持つ陽明君も、幼少期からホ・ヨヌに片思いをしていました。フォンの気持ちを知って身を引きますが、ヨヌが亡くなったと知らされてからもヨヌを思い続けます。もう1つの太陽として描かれる陽明君ですが、フォンが王位に就くと、フォンとは敵対する立場に。王座も親からの愛情も、初恋の人もフォンに奪われた過酷な運命を生きる男性として描かれています。陽明君の名前も、フォンと同じく太陽を意味することにも注目しましょう。

権力争いに翻弄される陽明君役は、「思いきりハイキック」でブレイクしたチョン・イルが演じています。韓国にとどまらず中国やタイなどでもドラマ出演を果たしており、グローバルな活躍で注目される若手俳優です。

陽明君の子供時代を演じたのは、「順風産婦人科」で有名になったイ・ミノ。子役時代からたくさんの経験を積んでおり、すでにベテラン俳優の風格が漂います。現在はイ・テリに改名し、ドラマやミュージカルなどで活躍しています。

2-4.ユン・ボギョン/キム・ミンソ(子役:キム・ソヒョン)

王妃の甥にあたるユン・デヒョンの娘で、計算高い性格です。イ・フォンの妹のミナ王女の学友として、ホ・ヨヌと一緒に宮廷入りします。幼少期からフォンに思いを寄せ、ヨヌの急逝後には后にもなりますが、フォンから相手にされることはありません。ヨヌと瓜二つの身代わり巫女・ウォルが登場してからは、さらに嫉妬心に苦しみます。

父の陰謀に利用され愛する人にも避けられ、徐々に心を病む王妃ボギョンを熱演したのは、アイドルグループ「Mint」で活躍した経験もあるキム・ミンソ。本作出演後にも多数のドラマにキャスティングされ、カメレオン女優と呼ばれるほど演技力を評価されました。2018年に一般人の男性と結婚し、現在は女優業を休業してアメリカで生活しています。

ボギョンの少女時代は、オーストラリア出身のキム・ソヒョンが演じています。嫉妬心を燃やすずる賢い少女という難しい役柄をこなし、天才子役として有名になりました。本作の後も多数のドラマに出演しているほか、音楽番組のMCやモデルなど多方面での活躍を見せています。

2-5.ホ・ヨム/ソン・ジェヒ(子役:イム・シワン)

ホ・ヨヌの兄で、科挙に首席で合格するほど頭脳明晰。イ・フォンの教育係として活動するうちに、フォンの妹のミナ王女に好意を持たれます。国を動かすことを期待されていましたが、ミナ王女と結婚して王族に入り政治の世界から退くことに。

妹の死に心を痛める優しく聡明な兄を演じたのは、「あなたは贈り物」や「嘘の噓」などの出演作でも知られるソン・ジェヒ。海兵隊として2年間を過ごした後には、逞しいイケメン俳優としてさらに人気が高まりました。辛い不妊治療を経て、2023年に妻のジ・ソヨンとの間に娘が誕生したことを報告しています。

ヨムの子供時代は、アイドルグループ「ZE:A」で活動していたイム・シワンが演じています。2012年当時はアイドルが演技をすることは珍しかったものの、俳優顔負けの名演技が評価されました。その後もドラマや映画への出演を続け、「非常宣言」では世界的スターのイ・ビョンホンから優れた表現力やオーラを絶賛されています。

2-6.キム・ジェウン/ソン・ジェリム(子役:イ・ウォングン)

陽明君とホ・ヨムの親友で、イ・フォンの護衛官に任命される。科挙の武科を首席で合格するほどの腕を持つ、武術に優れた冷静な青年で、フォンを忠実に守り抜きます。陽明君とフォンがホ・ヨヌをめぐって対立すると困惑しますが、秘かに本人もヨヌに恋心を抱くように。

キム・ジェウン役は、モデル出身のソン・ジェリム。長髪・長身のミステリアスな剣士役で大きな印象を残し、俳優としての知名度を高めました。ジェイ・ソングという名前で日本でモデルなどの活動をしたこともあり、「メンズノンノ」や「POPEYE」など有名ファッション雑誌にも登場しています。

ジェウンの子供時代は、新人子役のイ・ウォングンが演じました。初めて受けたオーディションで見事ジェウン役を射止めた後にも、「熱愛」や「ジャグラス」などのドラマに次々とキャスティングされます。兵役除隊後に出演した「One The Women」で大ブレイクし、韓国の次世代俳優の1人として数えられるようになりました。

まとめ

「太陽を抱く月」は、韓国ドラマの中でも特に高い人気を誇る作品です。豪華なキャストと複雑なキャラクターの相関図、そして感動的なストーリーが、多くの視聴者の心をつかみました。韓国王朝時代を舞台に、イ・フォン、陽明君、ホ・ヨヌの三角関係と政治的陰謀が絡み合うことで、視聴者に緊張感と感動を提供します。

この作品は、韓国ドラマの魅力を最大限に引き出した傑作であり、歴史ドラマファンのみならず、ラブストーリーやファンタジーが好きな方にもおすすめです。

※当記事は2024年7月時点の情報をもとに作成しています

関連記事