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トランスフォーマーを見る順番は?各作品のあらすじも紹介

トランスフォーマーを見る順番は?各作品のあらすじも紹介

「トランスフォーマー」シリーズは、巨大な金属生命体が戦う壮大なSFアクション映画です。もともとは日本の玩具シリーズとして誕生し、アニメ展開を経て、ハリウッドで実写映画化されました。シリーズは2007年に第1作目が公開され、その後、多くの続編やスピンオフ作品が制作されています。

しかし、映画の公開順と物語の時系列が異なるため、どの順番で観るべきか迷う人も多いでしょう。当記事では、トランスフォーマー映画の公開順をもとに、各作品のあらすじや見どころを紹介します。

1. トランスフォーマーを見る順番は?

映画版「トランスフォーマー」とは、意思を持った「金属生命体」が乗り物から人型ロボットに変形して戦う、SFアクション映画です。正義の金属生命体軍団オートボットが、メガトロン率いるディセプティコンと戦いを繰り広げます。

トランスフォーマーは、もともと日本でTVアニメ作品やタカラトミーの玩具として発表された作品です。「トランスフォーマー コンボイの謎」をはじめとするゲームなども制作され、人気を集めました。

トランスフォーマーは日本国内だけでなく、アメリカでも大ヒットしたことからハリウッドでの映画化につながりました。映画のトランスフォーマーシリーズは、2007年のシリーズ第1弾から、最新作やスピンオフ作品なども含めて全8作品が公開されています。

トランスフォーマーは、必ずしも物語の時系列順に公開されているわけではありません。制作・公開順で監督や出演者、時代設定などが異なっており、だんだん設定が複雑化したり、登場人物が増えたりします。

ストーリーを知らない人がトランスフォーマーを時系列順に見ると、作品ごとの設定やキャラクターの変化が分かりにくいことがあります。そのため、ストーリーの全容を把握し、トランスフォーマーをより楽しむためには、時系列順より公開順に見たほうが理解しやすいでしょう。

2. 【公開順】トランスフォーマーのあらすじ

ここでは、トランスフォーマーの各作品のタイトルを公開順に解説します。トランスフォーマーはストーリーや設定が複雑なので、ある程度前提知識がある状態で見るとさらに楽しめます。ここでは、各作品のあらすじや見どころなども紹介するので、トランスフォーマーの世界観を楽しむのに役立ててください。

2-1. トランスフォーマー(2007年)

「トランスフォーマー」は、シリーズの第1作目として公開されたタイトルです。物語は、ロサンゼルスに住む高校生のサムが、黄色のシボレー・カマロの中古車を手に入れるところから展開します。

サムが買ったシボレー・カマロはただの中古車ではなく、実はオートボットのバンブルビーでした。サムは、バンブルビーが車からロボットに変形する姿を目撃。この事件をきっかけに、サムはオートボットとディセプティコンの戦いに巻き込まれ、ディセプティコンに狙われることになります。

マイケル・ベイ監督が手がけた、最新のVFX技術によるトランスフォームや市街戦のシーンなど、迫力満点の映像が本作の見どころです。トランスフォームのシーンは、シリーズ最初の作品ということもあって特に緻密に描かれており、日本のトランスフォーマーファンからも高い評価を得ています。

2‐2. トランスフォーマー/リベンジ(2009年)

「トランスフォーマー/リベンジ」は、第1弾から2年後を舞台に作られた続編です。司令オプティマス・プライム率いるオートボットは、ディセプティコンとの戦いに勝利した後、人類と同盟を結び、ディセプティコンの残党退治を続けています。

一方、大学生となって実家を離れたサムは、強大な力を持つ「キューブ」の欠片に触れた影響で、ふしぎな幻覚を見るようになりました。サムは幻覚をきっかけに、再びトランスフォーマー同士の戦いに巻き込まれます。

見どころは、アメリカ国防総省の協力によって実現したリアルな戦闘シーンです。ピラミッドを破壊するといった、映画ならではの豪快な表現にも注目しましょう。

2‐3. トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年)

「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」は、シリーズ3作目で、サムはシカゴで就職し、社会人になります。ところが、サムの周囲ではオフィス機器に姿を変えて潜んでいたディセプティコンが人間を襲い始めました。

突然の襲撃の裏には、1969年の「アポロ計画」と、アメリカ政府とNASAが40年近く隠してきた月にまつわる秘密がありました。オートボットたちは応戦するものの、大規模な侵略に追い詰められます。

3作中最大規模となる戦闘シーンの迫力が見どころです。また、サムの相棒・バンブルビーのかわいらしい行動にも注目が集まりました。

2‐4. トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年)

4作目となる「トランスフォーマー/ロストエイジ」は、メインキャストを一新したことでも注目を集めました。

3作目にあたるシカゴでの事件をきっかけに、これまで地球を守ってきたオートボットたちは軍との同盟を破棄され、アメリカ政府の取り締まり対象となりました。

緊迫した状況の中、テキサスの発明家ケイドは、ボロボロのトラックトレーラーを売るつもりで持ち帰ります。ケイドが持ち帰ったトレーラーこそが、オートボットの司令であるオプティマス・プライムでした。ケイドは娘のテッサやオプティマスとともに、迫りくる敵に立ち向かいます。

4作目の見どころは、新主人公ケイドとオプティマスのバディです。また、人造トランスフォーマーや恐竜トランスフォーマーなど、これまでになかった個性豊かなトランスフォーマーも多数登場し、物語を彩ります。

2‐5. トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年)

第5作目「トランスフォーマー/最後の騎士王」は、時系列順ではもっとも新しい作品です。また、シリーズ初期から製作に携わったマイケル・ベイ監督による最後のトランスフォーマーでもあります。

4作目でオプティマス・プライムが地球から姿を消し、人類とトランスフォーマーの対立は深刻化します。地球を救う鍵は、古くから存在を隠されてきたあるトランスフォーマー。地球のため、オートボットの新リーダーとなったバンブルビーと発明家ケイド、謎の英国老紳士、大学の女性教授がチームを結成して立ち上がります。

5作目は、アーサー王伝説を下敷きとした物語です。バンブルビーが対決する強大な敵にも注目してください。

2‐6. バンブルビー(2018年)

第6作目の「バンブルビー」は、タイトルの通り、人気キャラのバンブルビーが主人公を務めるスピンオフ作品です。ストーリーの時系列としては、第1作目の前日譚のような位置づけとなっており、サムと出会う前のバンブルビーが描かれています。

1987年、18歳の少女チャーリーがボロボロになった黄色の車を譲り受けます。黄色の中古車は人型ロボットに変形するオートボットで、チャーリーによって「バンブルビー」と名付けられました。

6作目の見どころは、チャーリーとバンブルビーの関係性や、バンブルビーの知られざる過去が明らかになるストーリーです。前5作でバンブルビーを知ってから見ると、バンブルビーの魅力がより伝わります。

2‐7. トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年)

第7作目「トランスフォーマー/ビースト覚醒」は、「バンブルビー」と第1作目の間の出来事を描いた作品です。1994年、オプティマス・プライムが地球に来て間もない時期を舞台としています。

元軍人のノアは、銀のポルシェのオートボットであるミラージュと出会い、トランスフォーマーの戦いに巻き込まれます。一方、オプティマス・プライムたちは惑星サイズの強敵「ユニクロン」との戦いに備え、仲間を募っていました。オプティマスの前に、ユニクロンに故郷を滅ぼされた獣型トランスフォーマーのマクシマルが現れます。

7作目では、アニメ作品「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」でも人気が高かった、ビーストタイプのトランスフォーマーが登場します。

2‐8. トランスフォーマーONE(2024年)

最新作「トランスフォーマーONE」は、時系列ではシリーズ中もっとも古い時代設定のストーリーです。主人公は、トランスフォームの能力を持たない労働ロボット、オライオンパックスとD-16です。親友同士の彼らは、後にオプティマス・プライムとメガトロンと名乗ることになります。

2体のロボットはSOSメッセージを受けて救助に向かった先で、トランスフォーム能力を手に入れました。ところが、トランスフォーマーとして戦ううちに、2体の考え方はすれ違います。

本作の見どころは、シリーズの主要キャラクターであるオプティマスとメガトロンの過去が明かされるストーリーです。トランスフォーマーにスポットライトが当たっており、当時のサイバトロン星も登場。トランスフォーマーの世界がしっかり掘り下げられています。

まとめ

トランスフォーマー映画シリーズは、スケールの大きな戦闘シーンや個性豊かなキャラクターが魅力の作品群です。2007年の第1作目から2024年の「トランスフォーマーONE」まで、多くの作品が公開され、それぞれに異なるストーリーや視点が描かれています。

初めて観る方は、基本的には公開順に視聴すると物語の流れが分かりやすく、シリーズの進化を楽しむことができるでしょう。

※当記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しています

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