横浜アリーナは、神奈川県横浜市に位置する国内有数の多目的ホールです。1989年の開業以来、コンサートやスポーツイベント、企業の式典など、幅広い用途で利用されてきました。特に、アーティストによるライブ会場としての知名度は高く、年間を通じてさまざまなイベントが開催されています。
また、毎年成人の日に行われる横浜市の成人式の会場としても利用されており、全国的な注目を集めることも多い施設です。
当記事では、横浜アリーナの座席や収容人数など、来場時に役立つ情報を詳しく解説します。
1.横浜アリーナの座席の特徴と種類
引用:横浜アリーナ
横浜アリーナは、1989年4月1日に神奈川県横浜市で開業した多目的ホールで、「横アリ」の略称で親しまれている施設です。こけら落とし公演では松任谷由実さんが「Delight Slight Light KISS 横浜アリーナオープニングセレブレイションコンサート」を開催したことでも話題となりました。
近年ではアーティストによるライブだけでなく、スポーツの試合会場や音楽イベント、企業の式典などにも使用されており、「優良ホール100選」にも選出されました。また、横浜アリーナは、横浜市の成人式の会場として使用されることでも知られています。国内最大規模の成人式をライブ会場で行うため、毎年テレビやWEBのニュースでも取り上げられています。
ここでは、横浜アリーナの座席の特徴と種類について解説します。
1-1.横浜アリーナの座席の特徴
横浜アリーナには、大きく分けて「コンサート・ショー」「コンベンション」「スポーツ・その他」の3つのプランがあります。「コンサート・ショー」プランの場合、座席レイアウトとして「Aステージ」「Bステージ」があり、さらにAステージとBステージを基本に、それぞれに応じた多様なステージセッティングが可能です。
「コンベンション」プランは、式典会場とパーティー会場を同フロアに設営し、会場移動を楽にする会場レイアウトを指します。「スポーツ・その他」プランは、競技会場や運動会、展示会、物販など、利用目的に合わせて快適に過ごせるように自由に会場をレイアウトできる点が特徴です。
1-2.横浜アリーナの座席の種類と見え方
横浜アリーナの座席には、「センター席」「アリーナ席」「スタンド席」の3種類があります。ここでは、座席パターンごとの見え方の特徴について解説します。
座席パターン | 見え方 |
---|---|
センター席 | センター席とは、一般的な会場においてアリーナ席と呼ばれている観客席のことです。フラットな座席配置のため、後方では見えづらくなる可能性もありますが、センターステージに最も近く、会場全体の熱気や一体感を味わえるのが魅力です。 |
アリーナ席 | 横浜アリーナにおけるアリーナ席とは、一般的な会場では一階スタンド席と呼ばれている観客席を指します。B・Cブロックはステージから若干遠いですが、ステージが正面にあるため全体を見渡せます。A・Dブロックはステージに近い点がメリットです。ただし、座席の位置によっては視界が制限される可能性があります。 |
スタンド席 | スタンド席は、ステージから最も距離が遠い席ですが、ステージ全体を見渡せる神席とも言われています。ただし、北側の座席は見えづらい可能性もあるため、双眼鏡を持っていくと安心でしょう。 |
2.横浜アリーナのキャパ・収容人数はどのくらい?
横浜アリーナのキャパ・収容人数は、下表の通りです。
席の種類 | Aステージ | Bステージ |
---|---|---|
センター席 | 3,114席 | 2,970席 |
アリーナ席 | 5,498席 | 4,933席 |
スタンド席 | 3,271席 | 3,086席 |
スイート・ボックス | 140席 | 140席 |
立ち見スペース | 1,420席 | 1,348席 |
合計 | 13,442席 | 12,477席 |
横浜アリーナのキャパ・収容人数は、ステージをどの場所に設置するかによって異なります。ステージの設置例は3種類あり、それぞれ「Aステージ」「Bステージ」「中央パターン」と呼ばれています。
「Aステージ」は、メインアリーナを縦長に使ったステージ構成のことで、コンサート・ショーパターンのスタンダードとも言われています。立ち見席込みで約13,000名を収容でき、観客を魅了するような一体感あふれる空間づくりを特徴としています。
「Bステージ」はメインアリーナを横長に使ったステージ構成で、観やすさと聴きやすさを重視しています。ステージを横長に設営しているため、ドームやスタジアムクラスでのコンサートに負けない迫力を演出できることを特徴としています。収容数はAステージよりも少なく、立ち見席込みで約12,000名程度です。
最もキャパ・収容人数が多いのは「中央パターン」です。中央パターンは、すべての座席を使用できるため、横浜アリーナ最大の約17,000人を収容できます。
2-1.横浜アリーナの最大収容人数を他会場と比較
関東エリア周辺のコンサート会場の最大キャパ・収容人数は下表の通りです。
会場 | キャパ・収容人数(最大) |
---|---|
横浜アリーナ | 約17,000人 |
Kアリーナ横浜 | 約20,033人 |
東京ドーム | 約55,000人 |
さいたまスーパーアリーナ | 約37,000人 |
有明アリーナ | 約15,000人 |
日本武道館 | 約14,471人 |
関東エリアには、東京ドームやさいたまスーパーアリーナなど30,000人以上を収容できる大規模な会場があります。特に、約55,000人のキャパ・収容人数を誇る東京ドームは、全国的にも有名でしょう。
横浜アリーナと同じ横浜エリアにある「Kアリーナ横浜」も、約20,033人の収容能力を有する施設としても知られています。上記の会場と比べて収容人数は少ないものの、最大約17,000人を収容できる横浜アリーナは、大規模な会場と言えるでしょう。
3.横浜アリーナのアクセス情報
引用:横浜市観光協会
横浜アリーナのアクセス情報や会場情報は、下表の通りです。
住所 | 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-10 |
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アクセス | 横浜市営地下鉄ブルーライン「新横浜駅」出口7・出口8より徒歩4分 相鉄新横浜線「新横浜駅」出口7・出口8より徒歩4分 東急新横浜線「新横浜駅」出口7・出口8より徒歩4分 JR横浜線「新横浜駅」北口より徒歩5分 JR東海道新幹線「新横浜駅」東口より徒歩5分 |
コインロッカー | あり |
駐車場 | なし |
公式サイト | https://www.yokohama-arena.co.jp/ |
横浜アリーナには専用の駐車場・駐輪場がありませんが、周辺に有料駐車場があります。そのため、来場の際は公共交通機関の利用が推奨されます。車で来場する場合は、周辺の有料駐車場を利用する必要がありますが、各種イベント時は来場数が多く、駐車場の混雑が予想されるので、時間に余裕をもって計画するとよいでしょう。
公共交通機関を利用する場合は、最寄り駅の横浜市営地下鉄ブルーライン・相鉄新横浜線・東急新横浜線・JR横浜線・JR東海道新幹線の「新横浜駅」で降りるようにしましょう。路線によってそれぞれ出口が異なるため注意が必要ですが、最寄り駅からの所要時間は徒歩4~5分と利便性が高いです。最寄り駅の「新横浜駅」は新幹線が全車停車するので、全国からのアクセスに優れている施設とも言えるでしょう。
4.横浜アリーナの周辺情報
引用:横浜市観光協会
横浜アリーナの近隣は、さまざまな施設や観光スポットが集まる人気エリアです。軽食やカフェでの腹ごしらえ、リフレッシュ、ちょっとした観光を楽しんで、有意義な時間を過ごせます。
横浜アリーナから徒歩12分程度で行ける「新横浜ラーメン博物館」は、ラーメンがテーマのフードアミューズメントパークです。昭和レトロな街並みを再現した館内が魅力的で、全国各地のラーメンの名店の味を楽しめます。屋内の施設のため、雨の日も安心して遊べるのもポイントです。
「キュービックプラザ新横浜」は、横浜アリーナの最寄り駅である新横浜駅直結のショッピングセンターです。横浜アリーナまで徒歩9分程度の場所にあり、ファッションからインテリアといった多種多様なショップが1階から10階まで入っています。ユニクロやロフトなどもあるので、コンサート前に着替えをしたい人や化粧直し用のコスメなどを現地で購入したい人にもおすすめの施設です。
まとめ
横浜アリーナは、その収容人数や座席レイアウトの柔軟さから、コンサートやスポーツイベントなど、さまざまなシーンで利用されています。特に、約17,000人を収容できる中央ステージパターンは、ライブ会場としての魅力を最大限に引き出すレイアウトです。
また、周辺には観光スポットや商業施設も充実しており、イベント前後に楽しめる環境も整っています。アクセスも便利で、全国からの来場者にとって使いやすい会場です。来場の際は、当記事の情報を参考に、快適で楽しいひとときをお過ごしください。
※当記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています