あの花｜アニメ・劇場版・実写ドラマのOP・ED・劇中歌を紹介！

あの花（あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。）は、2011年にTVアニメ化、2013年にアニメ映画化、2015年に実写ドラマ化がされた人気作品です。あの花を代表する主題歌「君がくれたもの」は、2001年にZONEが歌いミリオンセラーを記録した楽曲をカバーした曲で、アニメ・映画・ドラマすべてに起用されています。

当記事では、あの花のアニメ・劇場版・実写ドラマのOP・ED・劇中歌をご紹介します。あの花の歴代主題歌を振り返りたい方や、楽曲の魅力について知りたい方はぜひご覧ください！

あの花は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」が正式なタイトルで、これまでにTVアニメ・アニメ映画・実写ドラマ化がされている人気作品です。

作品は、高校受験に失敗し、引きこもり生活を送っていた主人公・宿海仁太の前に幽霊の少女、本間芽衣子が現れる場面から始まります。芽衣子は仁太が小学生の頃に遊んでいた男女6人グループ「超平和バスターズ」の1人でしたが、グループは芽衣子の事故死をきっかけにバラバラになってしまいました。

幽霊の芽衣子は「やり残した願いを叶えてほしい」と仁太に話します。芽衣子のお願いをきっかけに、かつて仲良しだった5人が集まり、絆を取りもどしていくのが「あの花」のストーリーです。

ここからは、TVアニメや実写ドラマで大人気の「あの花」の主題歌について、詳しくご紹介します。

TVアニメのオープニング主題歌は、Galileo Galilei（ガリレオガリレイ）の「青い栞」です。

柔らかで軽快な音楽に澄んだ歌声が乗った「青い栞」は、青春の愛しさや切なさを感じる優しい曲。ボーカルの尾崎雄貴さんは「あの花」の絵コンテなどからイメージを受け、「自分の中に浮かんだ風景を曲にした」と語っています。懐かしさを感じるメロディや、失われた日々の情景を思い出す歌詞は、「あの花」のストーリーとマッチしています。

「青い栞」のミュージックビデオは、物語の舞台である埼玉県秩父市で撮影されました。物語とリンクした完成度の高い楽曲は、多くの人の心をつかみ、Galileo Galileiの代表作としても支持されています。

TVアニメのエンディング主題歌は、作中に出演する女性声優3人が歌う「secret base 〜君がくれたもの〜（10 years after Ver.）」です。楽曲は、2001年にZONEが歌いミリオンセラーを記録した「secret base ～君がくれたもの～」のカバー。歌う声優は、作中で芽衣子を演じた茅野愛衣さん、安城鳴子役の戸松遥さん、鶴見知利子役の早見沙織さんです。

幼馴染役の声優3人が声を合わせて歌い上げるエンディングテーマは、ストーリーと重なり、胸に迫ります。なお、本楽曲のサウンドプロデュースは、米津玄師さんも「ハチ」名義で参加したユニット「estlabo」です。

【#空青 公開記念！】
フジテレビ他にて劇場版あの花が《前後編》として地上波初放送決定！

▶フジテレビ
【前編】9/26（木）25:05-26:05
【後編】10/3（木）26:15-27:15
※他全16局で放送#空青 を前に、ぜひ超平和バスターズ作品お楽しみください！ #あの花 #anohana https://t.co/TJ0UTrGL3Z pic.twitter.com/mybcUESfCG

— あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 (@anohana_project) September 17, 2019

劇場版「あの花」は、アニメのストーリーから1年後を舞台に描かれた総集編です。

アニメ版はストーリーが仁太や鳴子の視点で進む一方、劇場版は芽衣子視点の物語も展開されます。同じ場面でもキャラの視点が変わると視野が広がり、深い感動や気付きが得られるでしょう。また、劇場版では、アニメで描かれなかった前日談や後日談など日常のシーンが追加されています。アニメを補完するオリジナル要素によって物語の世界観をいっそう理解できます。

ここから紹介するのは、劇場版の主題歌や劇中歌です。物語とリンクした名曲揃いなので、聴いたことのない方もぜひ視聴してみましょう！

劇場版の主題歌「サークルゲーム」は、Galileo Galileiが書き下ろした楽曲です。Galileo Galileiはアニメ版OPテーマも担当しており、曲の爽やかで優しい雰囲気が物語にマッチしていました。

「サークルゲーム」も、過ぎた日の記憶を大切にする気持ちが詰まった美しい曲です。アニメから1年後を生きるキャラたちに寄り添う温かいメロディーが胸を打ちます。

なお、「あの花」のスペシャルOA版OPテーマも、「サークルゲーム」です。「サークルゲーム」は、劇場作品とTVアニメのダブル主題歌として、たくさんの人に感動をもたらしました。

劇場版挿入歌の1曲目「secret base 〜君がくれたもの〜（10 years after Ver.）」は、TVアニメシリーズのEDテーマ曲としても人気です。

ZONEが歌い大ヒットした楽曲は、色褪せない記憶を味わい深く描いています。曲を女性声優3人がカバーすることで、芽衣子・鳴子・知利子が仲良しグループで遊んでいた頃を思い出し、優しい気持ちになる様子が浮かびます。

また、曲の歌詞に「また出会えるのを信じて」「秘密の基地」など、ストーリーを連想するワードがちりばめられていることも特徴です。「あの花」のキャラたちの青春や、多くの人の思い出を呼び起こす歌詞が共感を呼び、何度でも聴きたい曲として映画を盛り上げています。

「I Left You」はREMEDIOS（レメディオス）さんが歌う曲で、TVアニメの挿入歌としても提供されています。REMEDIOSさんの歌は幻想的でありながら芯の強さを感じられ、聴く人に不思議なノスタルジーを感じさせます。「I Left You」も繊細なメロディにしっとりとした歌声が乗った曲です。

「I Left You」は「あの花」のために書き下ろされ、印象深いシーンに使われています。メロディが流れると感動が胸に迫る曲です。

劇中で鳴子が歌っていた曲が「会いたくて 会いたくて」です。曲は2010年に西野カナさんが発表し、恋人に会えない女性の苦しい気持ちを歌い上げました。共感を呼ぶ歌詞と、印象に残るメロディが同世代の女性の心をつかみ、大ヒットしています。

「あの花」のTVアニメシリーズが2011年放送、劇場版の公開は2013年です。鳴子のキャラクターを考えると、当時のヒット曲「会いたくて 会いたくて」を歌うのも納得できます。

実写版「あの花」は、フジテレビで放送された単発TVドラマです。TVアニメ版のストーリーと大きな変更点はなく、アニメ11話分を約2時間にまとめています。

実写キャストは、主人公の仁太役を村上虹郎さん、芽衣子役を浜辺美波さん、幼馴染を志尊淳さん、松井愛莉さんら、日本を代表する若手実力派俳優が演じています。脚本は「ROOKIES」など人気ドラマを手掛けたいずみ吉紘さん、演出は「コード・ブルー」などが代表作の西浦正記さんです。アニメ「あの花」を視聴している人も、実写ドラマでは違った魅力を発見できます。

ここからは、実写ドラマ「あの花」の主題歌をご紹介します！

実写版「あの花」の主題歌は、TVアニメ版と同じGalileo Galileiの「青い栞」です。ドラマでの「青い栞」の起用は、ドラマ制作スタッフの熱望を受けて実現しました。ボーカルの尾崎雄貴さんが歌い上げる爽やかでノスタルジックな曲は、「あの花」の優しい物語にぴったりです。

「あの花」は人気アニメのため、アニメファンにとって物語のイメージが固まっている作品と言えます。アニメのOP主題歌がドラマでも起用されることで、物語の世界観を壊さず、新しい「あの花」が楽しめるでしょう。

ドラマのED主題歌「secret base 〜君がくれたもの〜」は、ZONEのヒット曲を4人組ガールズバンドSilent Sirenがカバーしました。同曲は、TVアニメや劇場版で女性声優3人が歌い上げ、「あの花」を象徴する曲として多くのファンに愛されています。

Silent Sirenは、楽曲の透明感を生かしつつ、可愛らしく親しみやすい印象のEDに仕上げました。

あの花（あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。）は、これまでにTVアニメ化・アニメ映画化・実写ドラマ化された人気作品です。主題歌には「青い栞」「君がくれたもの」「サークルゲーム」などが起用されており、「君がくれたもの」はZONEの名曲をカバーした楽曲としてすべてのシリーズに起用されています。

あの花のアニメ・映画・ドラマ作品はすべて放送終了していますが、歴代のOP・ED主題歌を改めて聞いて楽しみましょう！

※当記事は2024年1月時点の情報をもとに作成しています