DREAMS COME TRUE（ドリカム）のメンバー2人のプロフィールや魅力・代表曲を紹介！

DREAMS COME TRUEは、ドリカムの愛称で知られている、日本を代表する男女ユニットです。伸びやかでパワフルな吉田 美和さんの歌声と親しみやすい歌詞が人気を博しています。3人組で活動していた過去には、DREAMS COME TRUEの醸し出す優しい空気感にファンが憧れたことから、女性1人、男性2人の関係性を「ドリカム現象」と呼び、流行語にも選ばれました。

当記事では、DREAMS COME TRUEの経歴やバンド名の由来・代表曲、またメンバー2人のプロフィールと魅力を解説します。

DREAMS COME TRUE（ドリームズ・カム・トゥルー）は、吉田 美和さんと中村 正人さんからなる日本の音楽ユニットです。1988年にとんねるずのコンサートでサポートメンバーだった中村さんが、バックコーラスに吉田さんを起用したことをきっかけに結成されました。一般的な略称は「ドリカム」ですが、さらに縮めてドリやDCTとも呼ばれています。

結成時は「CHA-CHA & AUDREY’s Project」というグループ名で活動していましたが、その後「夢は実現する」という意味のDREAMS COME TRUEに改名しています。また、当初は西川 隆宏さんを含めた3人編成でしたが西川さんが脱退し、現在は吉田さんと中村さんの2人組で活躍しています。

DREAMS COME TRUEは、1989年3月21日に1stシングル「あなたに会いたくて」と1stアルバム「DREAMS COME TRUE」の同時リリースでメジャーデビューしました。以降、デビューして以来数々のミリオンヒットを連発しています。

DREAMS COME TRUEのバンド名の由来は、言葉の意味の通り「夢は実現する」という意味から名付けられました。名付け親の中村 正人さんは、誰でも知っている良い言葉の連語にしたかったと音楽番組に出演した際に語っています。

一方、吉田 美和さんは、DREAMS COME TRUEというグループ名には反対で、ずっと苦手だったそうです。理由については、吉田 美和さんいわく「性格もポジティブでもないしちょっとダーク」のため、自身とタイプが違うこともあって苦手意識を感じていたと語っています。

DREAMS COME TRUEはデビュー当時は吉田 美和さん・中村 正人さん・西川 隆宏さんの3人組編成でしたが、西川 隆宏さんの脱退を経て現在では2人で活動しています。

ここでは、現在DREAMS COME TRUEとして活動中の吉田 美和さん・中村 正人さんと、脱退した西川 隆宏さんについて紹介します。

吉田 美和さんは、パワフルな歌声と圧倒的な歌唱力で老若男女問わず幅広い年代層からの絶大な人気を誇る、DREAMS COME TRUEのボーカルです。デビュー前には小泉 今日子さんや中山 美穂さんのバックボーカルのほか、中村 正人さんと2人でとんねるずのバックバンドに参加するといった活動を行っていました。

吉田 美和さんはボーカルだけでなく、DREAMS COME TRUEのほぼすべての楽曲における作詞と多くの作曲を手掛けています。他のアーティストへ楽曲提供するなど作曲家としても活躍中していますが、実は楽譜が読めないという意外な一面もあります。

高校時代には複数のバンドに所属し、歌唱力がずば抜けていたことから文化祭のライブでは観客が体育館に入りきらないほど集まったというエピソードも。この頃にはすでに500曲ほど作詞をしており、DREAMS COME TRUEの名曲「未来予想図」も高校時代に作詞したものだと言われています。

中村 正人さんは、ファンからは「マサ」の名で親しまれているDREAMS COME TRUEのベース担当です。吉田 美和さんの才能に惹かれて声をかけ、DREAMS COME TRUEを結成した人物でもあります。高校生の頃からバンドマンとして活動し、大学時代にはプロアーティストのバック演奏を担当していた実力派です。

また、中村 正人さんはDREAMS COME TRUEの多くの楽曲の作曲と編曲を行っていることでも有名です。以前テレビ番組で「自分も歌詞を書きたい」と吉田 美和さんに懇願したこともありますが、「歌詞の才能はない！」ときつく言われてしまったというエピソードがあります。

ダチョウ倶楽部の肥後 克広さんと容姿が似ていることを持ちネタとしているおちゃめな一面も、ファンから愛されている理由の1つです。

西川 隆宏さんは、高校在学中に知り合った吉田 美和さんに誘われてDREAMS COME TRUEのキーボード担当としてメンバーに加わりました。作詞作曲に関わることはほとんどありませんでしたが、「あの夏の花火」などで一部作曲に関わったこともあり、作曲者として記載されています。

2002年に脱退する直前まで行われていた全国ツアーにも参加していましたが、公式サイトにて3月21日付で西川 隆宏さんが独立したことによる脱退発表がされました。発表の際には、脱退理由を「自分自身の音楽と生き方を追求したくなったため」と語っています。

DREAMS COME TRUEの大きな魅力と言えば、作詞作曲とボーカルを担当している吉田 美和さんの存在と言えるでしょう。吉田 美和さんの生み出す、共感の持てる歌詞と圧倒的な歌唱力は世代を問わず多くのファンを魅了してきました。

また、メンバーである中村 正人さんも吉田 美和さんに魅了された1人です。インタビューの中で「最初はバンドを組むのではなく、吉田のマネージャーになろうと思っていた」とも語っています。

DREAMS COME TRUEは、楽曲だけでなくイベントやライブの演出も素晴らしいことでも有名です。吉田 美和さんが宙吊りになって歌ったり、会場にいる数万人の観客と合唱したりなど、独特なパフォーマンスでファンを喜ばせています。

DREAMS COME TRUEがリリースした曲には恋愛ソングも多く、恋愛中の日常を切り取ったような歌詞に共感するファンも多くいます。「LOVE LOVE LOVE」や「朝がまた来る」、「大阪LOVER」など、世代を超えて愛される名曲揃いなのもDREAMS COME TRUEの魅力です。

ここでは、数多くの名曲の中でもDREAMS COME TRUEを代表する3曲について紹介します。

「うれしい!たのしい!大好き!」は1989年9月にリリースされた楽曲で、3rdシングル「うれしはずかし朝帰り」に収録されています。元気が出るようなポップな曲調で、運命の人に出会った高揚感をテーマにして可愛らしく表現しているところが特徴的な曲です。

B面の曲にもかかわらず大ヒットした名曲で、「ポッキー」のテレビCMソングや映画「山田ババアに花束を」のテーマソングとしても起用されました。E-girlsさんやクリス・ハートさんといった多くのアーティストがカバーしており、現在でもカラオケで定番の人気曲となっています。

「何度でも」は2005年2月にリリースされた、DREAMS COME TRUEにとって35thシングルです。ドラマ「救命病棟24時」や映画「Mayu -ココロの星-」のテーマソング、住友生命のテレビCM「一度きりの冬篇」のタイアップソングにもなっています。

2011年に起きた東日本大震災の際には、「何度でも」の前向きな歌詞とポップな曲調が被災者を勇気づけるとして、全国のラジオ局でオンエアされたこともあります。リリースしてから長年愛される、DREAMS COME TRUEを代表する1曲です。

「未来予想図Ⅱ」は、1989年11月リリースの2ndアルバム「LOVE GOES ON …」の中に収録されたラブバラードです。アルバム収録曲としては珍しく爆発的なヒットを生み、世代を超えて愛されているDREAMS COME TRUEを代表する曲です。

発表から2年後の1991年には4枚目のアルバム「MILLION KISSES」の中で「未来予想図」が発表されています。2007年には「ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜わたしたちの未来予想図〜」とともに、シングルとしてリリースされることになりました。

DREAMS COME TRUE（ドリームズ・カム・トゥルー）は、吉田 美和さんと中村 正人さんの2人で構成された、日本を代表するユニットです。これまでに数々の大ヒットソングをリリースしており、圧倒的な歌唱力を誇る吉田 美和さんが歌う、深く共感できる歌詞の楽曲が多くのファンの心を掴んでいます。

2019年にはメジャーデビュー30周年を迎え、現在も多くのファンを虜にしています。DREAMS COME TRUEのライブは演出が素晴らしいと有名なので、まだ行ったことない方はぜひチケットをゲットして、吉田 美和さんの生の歌声を聴いてみてください！

※当記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています