K-POP界のレジェンドグループである「BIGBANG」のリーダーであるG-DRAGONさんが、2024年10月31日に7年4か月ぶりのソロ曲を発表。11月23日には韓国最大級の音楽授賞式「MAMA」への出演も決定しており、各メディアが注目を集めています。
当記事では、G-DRAGONさんの今回のカムバックの詳細と彼自身のこれまでの活躍、また魅力を紹介します。改めてG-DRAGONさんの凄さや活動歴を知りたい方は、ぜひご一読ください。
1.G-DRAGON 7年4か月ぶりのカムバックを発表!
2024年10月31日にBIGBANGのメンバーであるG-DRAGONさんが、新曲「POWER」をリリースしました。新曲をリリースするのは2017年に発売したミニアルバムEP「クォン・ジオン」以来7年4か月ぶりです。
新曲「POWER」は、G-DRAGONさんの力強いラップ、また中毒性のあるエネルギッシュなビートが特徴的なヒップホップです。G-DRAGONさんらしい独自のアーティスティックなスタイルが存分に披露されています。
リリースの前日10月30日に放送された韓国の番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」では、楽曲「POWER」は力に関する曲であり、音楽はG-DRAGONさんにとって力であること。また7年という空白期間にメディアの力の大きさを感じ、メディアの力に対する風刺と多様な力を融合させようというさまざまな意味を楽曲に込めたことを発言されています。また、MVはG-DRAGONさんの発言通り、番組を撮影するスタジオが舞台になっています。
2.G-DRAGONの過去~現在の活動を解説
本名 | クォン・ジヨン |
---|---|
生年月日 | 1988年8月18日 |
年齢 | 36歳 ※2024年10月時点 |
血液型 | A型 |
身長 | 177cm |
出身地 | 韓国 ソウル特別市 |
SNS | X:@IBGDRGN Instagram:xxxibgdrgn YouTube:OfficialGDRAGON |
G-DRAGONさんは、BIGBANGのリーダーとして2006年にデビューしてから、音楽業界だけでなくファッション界でも牽引する存在です。その圧倒的な存在感から「KING OF K-POP」という異名を持ちます。ファンからは本名の「ジヨン」や、G-DRAGONを省略した「GD」といった相性で親しまれています。
以下では、彼が歩んできたこれまでの功績を「下積み時代」「BIGBANGでの活動」「ソロアーティスト時代」「音楽プロで活動」の4段階に分けて解説します。
2-1.下積み時代
韓国のソウル市で父・母・姉のもとに生まれたG-DRAGONさんは、幼少期から子供向け番組の出演や人気グループのコンサートツアーに参加するなど芸能活動をしていました。8歳の頃から5年間SMエンターテインメントで練習生として過ごし、その後YGエンターテインメントに移籍。小学3年生の頃にはアメリカのヒップホップグループ「Wu-Tang Clan」の影響を受けラップを習い始め、小学生の頃から歌手活動を行っていました。
もともとは同じ時期に事務所に入所したSOLさんとヒップホップディオ「GDYB」としてデビューを目指していました。しかし、高校2年生の頃にヒップホップでアイドルグループを作る話を事務所から聞かされます。そのグループが、後のBIGBANGです。
2-2.BIGBANGでの活動
YGで約6年間の練習経験を積み、BIGBANGのリーダーとして2006年にデビューを果たします。ヒップホップでアイドルグループを作る話をもらったときは、アイドルグループへの偏見や自分は6年間練習したのに対し、数ヶ月でデビューするV.Iさん含むメンバーとの格差に不満がありました。
しかし、デビューアルバムで1位を獲得するほどヒットし、その後のアルバムも軒並みチャート上位にランクイン。楽曲制作からスタイリングまでG-DRAGONさんがプロデュースしていることが世間に知れ渡り、BIGBANGの人気が高まるほどにG-DRAGONさん自身のプロデュース力にも注目が集まっていきました。
2-3.ソロアーティスト活動
2009年8月にはアルバム「HEARTBREAKER」でソロデビューを果たします。アイドルが楽曲制作をすることが珍しかった当時は、収録曲の盗作疑惑で多く批判を浴びました。しかし、アルバムの売上は発売後すぐ30万枚を突破し大成功を収めます。2010年11月からはBIGBANGのメンバーであるT.O.Pさんと「GD&TOP」を結成し、活動の幅をさらに広げていきます。
BIGBANGは2012年に「FANTASTIC BABY」「BLUE」を含むミニアルバム「ALIVE」をリリースし、再度爆発的な人気を獲得。その後、ソロミニアルバム「One Of A Kind」や2ndソロアルバム「Coup d’Etat」を発表し世界的に注目を浴びたことで、G-DRAGONさんのKING OF KPOPとしての存在が確かなものになっていきました。
2-4.音楽プロデューサー活動
2014年には音楽プロデューサーとして楽曲提供の活動も進めていきます。G-DRAGONさんは、BIGBANGメンバーのソロ曲、また同じ事務所の「iKON」「2NE1」などの楽曲もこれまでに制作しました。特に、初めて楽曲提供をしたiKONのアルバム「Made」の制作にはかなりの時間を費やし、その後2年間のツアーで360万人を動員する大成功を収めています。
13歳の頃からの友人であり同じグループの仲間であるSOLさんへ提供した「RINGA LINGA」も、YouTubeの再生回数1.4億回を超える大ヒット曲となっています。
3.G-DRAGONが多くのファンに愛される理由
今では楽曲を自主制作するアイドルグループも増えてきましたが、G-DRAGONさんはアイドルが音楽を作るという道を切り開いてきた一人です。G-DRAGONさんがそれほどまでに多くのファンに愛されるのは、磨かれてきた高いセンスと人柄にあります。
以下では、G-DRAGONさんが多くのファンに愛される理由を深掘りして解説します。
3-1.高い作詞作曲センス
アーティストとしてハイトーンのラップ、高い歌唱力を持ちながらも、作詞家・作曲家としての才能にも溢れているのが、G-DRAGONさんの大きな魅力です。「FANTASTIC BABY」や「HaruHaru」「BANG BANG BANG」など、BIGBANGがこれまでにヒットさせてきた楽曲の多くは、G-DRAGONさんによって作詞作曲されています。
手掛けるのは楽曲にとどまらず、楽曲のアレンジやダンスの振付など、プロデュースの作業全般をこなせてしまいます。
3-2.カリスマ的なファッションセンス
G-DRAGONさんはモードからストリートまで、何でも自分のスタイルとして昇華してしまう独自のファッションセンスでも世界的に注目を浴びています。これほどまでに注目されるきっかけとなったのは、彼の空港ファッションです。プロが選んだのではないかと言われるほどの豊かなファッションセンスによって、徐々にG-DRAGONさんのファッションセンスの高さに注目が集まっていきました。その後は、ELLEやVOGUEの表紙を何度も飾り、2016年からCHANELのアンバサダーにも就任しています。
BIGBANGとしてデビューした頃は勢いのある派手なスタイルが多かったですが、近年では大人の色気の中に遊び心を取り入れたスタイルが増えてきました。彼の手掛けるストリートファッションブランド「PEACEMINUSONE」は今でも人気で、2024年9月にはNIKEとのコラボシューズ第3弾も発売しています。
3-3.完璧主義でいたずらっ子な性格
BIGBANGは派手なファッションや音楽が多いのに対し、G-DRAGONさん自身は落ち着いた性格で完璧主義と言われるほどに真面目な性格です。口数も普段はそこまで多くなく、G-DRAGONさんのお姉さんも「弟は無口だ」と発言するほどです。
BIGBANGの活動時代はファンに素敵な作品を見せるために一生懸命になるため、メンバーに厳しくなる部分もありました。しかし、だからといって仲が悪いわけではなく、彼自身は「BIGBANGは家族」と言っており、大切に思っていることがわかります。
そんな真面目なG-DRAGONさんも、時にいたずらっ子な一面を持っており、そのギャップに多くのファンが参っています。TABLOさんの右腕に「左腕」とタトゥーのようにペンで書いたり、CLさんと一緒に写真を取る際にクッキーでCLさんの目を隠したりなどかわいいいたずらをする一面も魅力的です。
まとめ
G-DRAGONさんは、BIGBANGのリーダーでありながら、G-DRAGONというアーティストとしても大きな影響力を持つ人物です。今回7年4か月ぶりにソロアーティストとして楽曲をリリースし本人自身が「G-DRAGONとしてのリリースのため、しっかりとカムバ活動をするのが目標」と発言しています。
また、2026年にはBIGBANGの20周年も控えており、何かが行われるような発言もされていました。BIGBANG全盛期に虜になっていた方、今回G-DRAGONさんの存在を知った方、ぜひG-DRAGONさん含むBIGBANGメンバーの今後の動きに注目してください。
※当記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています