Official髭男dism（ヒゲダン）のボーカル藤原聡の経歴や魅力を解説！

Official髭男dismの藤原聡さんは、バンドでボーカルやピアノ、作詞作曲などを務めるメンバーです。ファンからは「さとっちゃん」の愛称で親しまれています。「自分は生まれながらにして特別な人間ではない」と発言する謙虚かつ真面目な性格で、気取らない自然体な姿がファンに愛されています。

当記事では、Official髭男dismの藤原聡さんの経歴や魅力について解説します。Official髭男dismについて詳しく知りたい、藤原聡さんが好きだという方は、ぜひご一読ください。

Official髭男dism（通称：ヒゲダン）は、島根県で結成された4人組のバンドです。ピアノをベースにしたポップなサウンドと、耳に残るフレーズが織り込まれた歌詞は、幅広い世代から評価されています。メンバーの藤原聡さんはバンドでボーカルを務めており、楽曲の作詞作曲も担当しています。ピアノも弾ける上に、元ドラマーという楽器・音楽とともに過ごしてきた経歴の持ち主です。

Official髭男dismは2015年にインディーズデビューし、翌年には上京して精力的にライブ活動を行っていました。2018年3月のテレビ番組への出演で有名音楽プロデューサーから絶賛されたことをきっかけにブレイクします。同年4月からはじまった月9人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』の主題歌に抜擢され、メジャーデビューを果たしました。

以下では、Official髭男dismの楽曲を支える藤原聡さんの経歴を解説します。

Official髭男dismボーカルの藤原さんは、幼稚園の頃からピアノを習っていました。小学校では鼓笛隊に入り、ドラムにも触れるようになります。中学校の吹奏楽部でもドラムとパーカッションを担当し、高校でも吹奏楽を続けました。

高校生の頃にバンド活動をはじめ、大学時代にはOfficial髭男dismを結成し、ドラマーからボーカルに転向します。大学卒業後には一度地元の島根銀行に営業マンとして就職し、仕事が終わってからバンド活動を行うハードな日々を過ごしました。インディーズデビューをきっかけに銀行を退職しますが、上司や同僚、顧客など周囲の人も藤原さんのバンド活動を応援し、前向きに送り出してくれました。

Official髭男dismは島根大学の軽音楽部に所属していた藤原聡さんとベースの楢﨑誠さん、ドラムの松浦匡希さんを中心に2012年に結成しました。ギターの小笹大輔さんは島根大学ではありませんが、メンバーと交友があったのがきっかけで加入しています。

メジャーデビュー翌年の2019年には、早くも紅白歌合戦出場を果たします。さらに2021年には、Apple Music Awardsの「リージョナル・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の日本部門を受賞しました。

ここでは、Official髭男dismの活躍を語る上で欠かせないボーカル藤原さんの魅力を紹介します。

Official髭男dismを語る上で外せないのが、藤原さんの透明感ある安定したハイトーンボイスです。一般的にプロの男性シンガーが出せるのは高い「ラ（hiA）」の音あたりまでと言われていますが、藤原さんは高い「ド（hiC）」の音まで安定した声で出せます。さらに地声と裏声の中間であるミックスボイスであれば高い「ファ（hiF）」の音、裏声であればさらに高い「ラの♭（hi hiA♭）」という高音域まで正確に出せます。

多くの方は高音域を発声したとき声が細くなる傾向にありますが、藤原さんは高音域でも細さを見せません。普通の男性では届かないほどの音域でパワフルに歌える驚異的なハイトーンボイスの持ち主です。

藤原さんの美しいハイトーンボイスと巧みな歌唱技術を味わえるのは、CDやYouTubeの動画などの音源だけではありません。ライブであっても正確な音程と豊かな表現力を駆使して優しさや力強さ、切なさなど楽曲に応じた歌い分けを聴かせてくれます。

他アーティストのライブ出演やフェスなどのステージで、Official髭男dismの音源と遜色ない生歌や演奏を目の当たりにし、ファンになる方もいるほどです。

藤原さんは高い作詞作曲能力をもち、思わず口ずさみたくなるOfficial髭男dismの楽曲を生み出しています。楽曲作りの背景にあるのは、踊りだしたくなるようなリズムが溢れるブラックミュージックです。軽快なピアノの音色にキャッチーなメロディ、独特な言い回しが印象的な歌詞が合わさることにより、Official髭男dismならではの楽曲が完成します。

藤原さんが作り上げる特徴的な曲を求めるアーティストも多く、さまざまなアーティストに楽曲を提供しています。

藤原さんは幼少期から触れていたピアノやドラムによって、音感やリズム感を培ってきました。楽器演奏能力の高さはもちろんのこと、音を切るタイミングやアクセントなど、歌唱にも楽器演奏力が影響を与えています。そのため、大学生の頃からボーカルをはじめたにもかかわらず、高い歌唱力をもっています。

藤原さんだけでなく、Official髭男dismのメンバー全員の演奏スキルは高く、ベースの楢﨑さんは島根県警察音楽隊の嘱託職員をしていた経験があるほどです。

藤原さんが他のアーティストに提供した曲にも、藤原さんらしさやヒゲダンらしさが強く感じられます。過去に藤原さんが楽曲提供したアーティストと曲を、以下で紹介します。

・Da-iCE

・ゆず

・鈴木愛理

Official髭男dismは、人気アニメ「東京リベンジャーズ」の主題歌「Cry Baby」やTBS系火曜ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の主題歌「I LOVE…」など、数多くの話題作に楽曲提供を行ってきました。Official髭男dismの楽曲に詳しくない方でもCMやアニメとのタイアップから、聴いたことがあるという楽曲もあるでしょう。

以下では、ヒット曲が続くOfficial髭男dismの楽曲の中から、人気曲を3つ紹介します。

フジテレビ系木曜ドラマ「silent」の主題歌としてリリースされたのが、「Subtitle」です。Billboard JAPANのStreaming Songsでは3週連続で首位に輝き、2022年の紅白歌合戦でも披露しています。

冬を連想させる歌詞と、転調を生かしたドラマティックなメロディが印象的な楽曲です。恋の難しさと温かさを同時に感じられる「Subtitle」は、ドラマの流行とともに注目が集まりました。

人気漫画をTVアニメ化した「SPY×FAMILY」のオープニングを飾ったインパクトのある曲が、「ミックスナッツ」です。Billboard JAPANのJAPAN HOT Animationでは4週連続で首位を獲得しました。

高揚感溢れるピアノとうねるギターやトランペットやサックス、トロンボーンが織りなす高らかなホーンセクション、藤原さんの透明感ある歌声が響きます。アニメの人気キャラクターがピーナッツが好きという設定に着想を得た「ミックスナッツ」は、Official髭男dismの演奏技術の高さを満喫できる1曲です。

長澤まさみさん主演の人気ドラマ「コンフィデンスマンJP」の映画版主題歌で話題になったのが「Pretender」です。Billboard JAPANのチャートで自身初の週間チャート1位を獲得し、YouTubeで公開されているMVの再生回数は4.5億回を突破しています。

曲がはじまった瞬間から引き込まれるようなメロディに、滑らかに乗る藤原さんの歌声が印象的な楽曲です。自分に言い聞かせているようで語りかけてもいるような、聴く方によって受け取り方が変わる歌詞は、藤原さんの真骨頂です。

Official髭男dismの藤原聡さんは、バンドでボーカル、ピアノ、作詞作曲などを担当しているメンバーです。幼稚園生の頃からピアノを習い、小学生からドラムをはじめ、中学校でパーカッションをするという音楽とともに人生を歩んできました。

藤原さんの魅力は、独特かつ高度な作詞作曲能力と、驚異的で美しいハイトーンボイスを駆使した歌唱力、幼少期から培ってきた楽器演奏能力です。これまでに数々の企業・アニメ・アーティストと一緒に活動しており、有名局や人気曲も多くあります。藤原さんが気になる方は、ぜひライブでその圧倒的な生歌を聴いてみてください！

※当記事は2023年3月時点の情報をもとに作成しています