こっちのけんとさんは、キャッチーな楽曲と親しみやすいキャラクターで若者を中心に人気を集めるアーティストです。2024年には第75回NHK紅白歌合戦への初出場が決まり、幅広い世代から注目を浴びました。また、実兄が俳優の菅田 将暉さんであることも話題ではありますが、音楽活動を通じて独自の存在感を示しています。
当記事では、こっちのけんとさんの本名や名前の由来、プロフィール、菅田 将暉さんとの兄弟関係、さらに心に響く代表曲を詳しく紹介します。こっちのけんとさんについてもっと知りたい方や、代表曲を深く理解したい方はぜひ参考にしてください。
1.こっちのけんとの本名は?
こっちのけんとさんは、TikTokをはじめとしたSNSで、人気急上昇中の男性アーティストです。2024年の大みそか、第75回NHK紅白歌合戦に初出場が決まったことでも知られています。
以下では、こっちのけんとさんの本名と名前の由来について紹介します。
1-1.本名は菅生 健人
こっちのけんとさんの本名は、菅生 健人(すごう けんと)さんです。こっちのけんとさんは3人兄弟の次男で、長男は俳優の菅田 将暉(本名・菅生 大将・すごう まさき)さん、同じく俳優として活躍中の三男、菅生 新樹(すごう あらき)さんです。
こっちのけんとさんは、キャッチーな楽曲とユニークなキャラクターで注目され、特に若者を中心に人気を集めています。実兄である菅田 将暉さんとは対照的な魅力を持ちながらも、家族ならではの絆を感じさせるエピソードも話題です。
1-2.こっちのけんとの名前の由来
「こっちのけんと」というユニークな名前の由来は、アーティスト活動を開始する以前、会社員として働いていた経験が大きく関係しています。会社員時代の自分を「あっちのけんと」とし、自分の好きなことであるアーティスト活動をする今の自分を「こっちのけんと」と区別するために名付けました。
つまり、「こっちのけんと」は、アーティストとしての顔であり、音楽に対する熱い想いが込められています。
2.こっちのけんとの年齢・血液型などのプロフィール
名前 | 菅生 健人(すごう けんと) |
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職業 | シンガーソングライター・マルチクリエイター |
生年月日 | 1996年6月13日 |
年齢 | 28歳 ※2024年11月時点 |
身長 | 163cm |
血液型 | O型 |
出身地 | 大阪府箕面市 |
好きな色 | 緑 |
座右の銘 | 死ぬな! |
所属レーベル | blowout Inc. |
こっちのけんとさんは、箕面自由学園高等学校を経て駒澤大学に進学しました。大学ではアカペラサークルに所属し、音楽活動に本格的に取り組み始めます。「ケルカルテット」というグループを結成し、学生時代から才能を発揮していました。
こっちのけんとさんの魅力は、音楽だけにとどまりません。さまざまな分野で、多岐にわたる才能を発揮するマルチクリエイターとして活動しています。常に新しい物事に挑戦することを恐れない柔軟な姿勢が、こっちのけんとさんの魅力の1つです。
ステージ上でのパワフルなパフォーマンスとは異なり、プライベートでみせる穏やかな一面も多くのファンから共感を得ています。2024年2月14日のバレンタインデーには、大学同級生の女性との結婚発表を、自身のインスタグラムに投稿しています。
茶目っ気たっぷりなキャラクターと独特な世界観で、多くの人々にインスピレーションを与えるこっちのけんとさんから目が離せません。
3.こっちのけんとの経歴
大学時代にアカペラグループ「ケルカルテット」のメンバーとして活動していたこっちのけんとさんは、卓越した歌唱力と表現力が高く評価される人物です。アマチュアアカペラ大会「A cappella Spirits」では、2年連続全国大会優勝という輝かしい実績を残しました。
大学卒業後は、上場企業に就職します。しかし、華やかな世界とは裏腹に、心の奥底では、本当にやりたいことを諦めているような感覚を抱えていました。そううつ病(双極性障害)を発症したことがきっかけとなり会社を退職し、自分自身と向き合う決意をします。
「本当にやりたいことをしよう」と決意し、再び音楽の世界へ飛び込みました。アカペラを動画で配信する活動を開始し、少しずつ自分の道を歩み続けます。2019年には、RADWIMPSのバックコーラスとしてNHK紅白歌合戦に出演し、大きな舞台で自分の歌声を全国に届けるという貴重な経験をします。その後も独自の音楽活動を続け、ついに2024年に念願のソロで、紅白出場の切符をつかみ取りました。
4.こっちのけんとと菅田 将暉の兄弟関係は?
#大阪メロディー !!
— D J K O O (@DJKOO_official) November 6, 2024
こっちのけんとさん & 菅生新樹 さん 兄弟初共演!!
「はいよろこんで」が大ブレイク!!… pic.twitter.com/FF6LWeYUZ2
写真(左)=菅田 将暉さん、写真(中央)=こっちのけんとさん
こっちのけんとさんが、「菅田 将暉の弟」として生きてきたことによる葛藤や、兄弟それぞれの音楽に対する取り組み方は、多くの共感と興味を集めています。
過去には、兄・菅田 将暉さんと比較されることに悩み、プレッシャーを感じていた時代もありました。中学生の頃から、兄の活躍ぶりは常に大きな話題となり、自分自身も兄の影に隠れてしまうような感覚を抱いていたとインタビューでも告白しています。
一方で、こっちのけんとさんは兄の活躍を素直に喜んでおり、家族としての絆は深く強いことでも有名です。自分の道を切り開きたいという強い思いも抱いており、音楽活動を通じて自己実現を目指しています。
音楽スタイルは兄弟で大きく異なり、幅広い音楽性を示す菅田 将暉さんに対し、こっちのけんとさんはキャッチーなメロディーと心に響く歌詞が魅力です。兄弟でありながらもそれぞれが異なる才能を開花させています。2人はそれぞれが持つ才能を生かしながら、一緒に歩んでいます。
5.こっちのけんとの代表曲
こっちのけんとさんの楽曲は、聴く人の心に優しく語りかけ、時に勇気を与えてくれます。自身初の楽曲「Tiny」をはじめ、「いろは」や「どんぐりGAME」など、こっちのけんとさんが手がける作品は、個性豊かで聴く人を飽きさせません。
以下では、こっちのけんとさんの楽曲の中から、特に代表的なものを3つ紹介します。
5-1.はいよろこんで
大ヒット曲「はいよろこんで」は、こっちのけんとさんが1年間患っていたそううつ病と闘っていた2024年5月に発表された楽曲です。自らの経験が歌詞に反映されており、聴く人に勇気や希望を与えます。
YouTubeでのMV再生数が1億2,000万回を突破し、TikTokでは「ギリギリダンス」がトレンドとなるなど、社会現象と言えるほどの盛り上がりを見せました。かねひさ和哉さんが手がけた昭和アニメ風のミュージックビデオも話題となり、ダンサブルな曲調とレトロな映像のギャップが、楽曲の印象をより深く印象付けます。
5-2.もういいよ
「もういいよ」は、前作「はいよろこんで」から約5か月ぶりに発表された楽曲です。現代社会を生きる人々へのメッセージソングとして、多くの人々の心を揺さぶりました。
「もういいよ」という言葉には、軽蔑や飽和、解放といった多様な意味が込められています。現代社会において多くの人が抱える「人前スイッチ」という概念に注目し、一方で、ありのままの自分を見せることの大切さを訴えています。
TikTokとYouTubeで発表された、日本テレビ公式SNSショートドラマ「毎日はにかむ僕たちは。」とのコラボレーションでも多くの注目を集めました。
5-3.死ぬな!
2022年12月10日配信楽曲「死ぬな!」は、こっちのけんとさんの楽曲の中でも特に力強いメッセージが込められた1曲です。
楽曲制作の際には、そううつ病を患っていた当時のメモが大きなヒントとなり、心の奥底から生まれたフレーズが歌詞につづられました。「死ぬな!」というストレートなタイトルからは、生きることを諦めそうな人々への切実な叫びが聞こえてきます。
しかし、決して悲観的ではなく、むしろ希望に満ち溢れているのが特徴的です。楽曲には、悩みや苦しみを抱えている人々に手を差し伸べたいというこっちのけんとさんの強い思いが込められています。
高校時代の同級生がデザインしたポップなイラストにも注目です。メッセージ性が高い歌詞とは対照的に、明るくカラフルなアートワークが楽曲に軽快さを加え、聴く人の心を明るくしてくれます。
まとめ
こっちのけんとさんは、音楽とそのユニークなキャラクターで多くの人々にインスピレーションを与えるアーティストです。会社員からアーティストへと転身し、自身の経験や想いを歌に込め、聴く人々に勇気や希望を届けています。
また、俳優の菅田 将暉さんを兄に持ちながらも、自らの道を切り開き続ける姿が、多くの共感を集めています。こっちのけんとさんの音楽は、深いメッセージ性とキャッチーなメロディが融合しており幅広い層から人気です。ぜひ、こっちのけんとさんの活動に注目し、その魅力を存分に楽しみましょう。
※当記事は2024年11月時点の情報をもとに作成しています