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K-POPの世代を徹底解説|第1世代~第5世代の一覧と特徴まとめ

K-POPの世代を徹底解説|第1世代~第5世代の一覧と特徴まとめ

K-POPは時代の変化とともに、世代が第1世代〜第5世代で区別されていることが特徴です。K-POPの世代は、活躍したアイドル・グループの特徴、曲調、ファンとの関わり方などで区別されており、現在の第5世代に至るまで多くのブームが巻き起こっています。

当記事では、K-POPの世代について詳しく解説します。第1世代〜第5世代に活躍したK-POPアイドル・グループ一覧と特徴もまとめているのでぜひご一読ください。

1.K-POPの世代とは?

K-POPが全世界で注目され始めてから現在までの約20年の間に、いくつもターニングポイントを迎えてきました。時代とともに変化してきたK-POPは、活躍したアイドルやグループの特徴、曲調、ファンとの関わり方やPRの仕方などで世代分けされています。

新しくデビューするグループのメンバーは実力を競い合うサバイバルオーディション番組から選ばれることもあり、ファンと一緒に成長を見守れる機会も増えています。

世代を分けるタイミングについて考え方は色々ありますが、一般的に第1世代から第5世代に分類されます。1996年を第1世代とし、2024年6月時点では第5世代のK-POPアイドル・グループが活躍中です。日本では第2世代から韓流ブームが起こり、第5世代で第4次韓流ブームを巻き起こしています。

2.【一覧まとめ】K-POPの世代の出来事と特徴

K-POPは時代とともに変化しており、それぞれの世代によって特徴が大きく変化しています。

K-POPの世代の年代と活躍した主なアイドル

年代 活躍した主なアイドル・グループ
第1世代 1996年〜2004年 H.O.T、神話、S.E.S
第2世代 2005年〜2013年 東方神起、少女時代、KARA、BIGBANG、2NE1
第3世代 2013年〜2018年 EXO、BTS、TWICE、BLACKPINK、SEVENTEEN
第4世代 2019年〜2022年 Stray Kids、NiziU、IVE、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、NewJeans
第5世代 2023年〜現在 ZEROBASEONE、RIIZE、ILLIT、BOYNEXTDOOR

以下では、世代別に活躍してきたアイドル・グループと特徴についてご紹介します。

2-1.第1世代

第1世代は、1996年〜2004年頃を指します。第1世代は、現在のK-POPアイドル文化の原型を作った世代でもあります。1996年〜2004年の韓国はソロの歌手やバンドが主流で、韓国の演歌であるトロットやバラードが人気だった時代です。

第1世代で活躍したグル―プは、H.O.T、神話、S.E.Sが挙げられますが、日本で知られているのは神話くらいで、日本での韓流ブームが起こる前の世代です。

2-2.第2世代

第2世代は、2005年〜2013年頃を指します。東方神起やKARA、少女時代というレジェンドと呼ぶべきグループが立て続けにデビューし、日本で大ブレイクしたことがきっかけで、日本で韓流ブームが起こります。

第2世代は、SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントの韓国3大事務所が頭角を現したことが特徴です。第2世代に活躍した人気グループの多くは、韓国3大事務所に所属していました。

特徴的なビートとリズムを持つエレクトロサウンドが取り入れられており、第5世代でも続くK-POPサウンドが誕生しています。キャッチーで真似しやすいポイントダンスと呼ばれる振付も相まって、K-POP人気が爆発的に高まりました。

また、本格的に海外進出し始めたのも第2世代の特徴です。音楽性だけではなく、ファッションにおいてもK-POPアイドルが世界中に影響力を持ち始めた世代と言えます。

2-3.第3世代

第3世代は、2013年頃から始まりました。K-POP市場が急激に成長し、世界的にK-POPファンが増えた時代です。また、EXOのデビューを皮切りに多国籍グループが登場したのも第3世代の特徴と言えます。

第3世代に活躍したグループはBTS、TWICE、BLACKPINK、SEVENTEENなど、2024年6月時点でも活動中の人気グループたちです。特に、ガールズグループの勢いが増した世代で、ガールズグループ全盛期とも呼ばれます。

この時代はSNSの普及により、ファン文化も形を変えて盛り上がりを見せています。全世界のファンがリアルタイムで情報共有できることもあり、積極的なSNSでのプロモーションが増えた時期です。

第3世代のグループの中には、サバイバルオーディション番組で勝ち抜いたメンバーで構成されたグループもあります。オーディション合宿の様子を発信することで、視聴者やファンがメンバーの成長を見守るという成長型アイドルが登場した時代です。

2-4.第4世代

第4世代は、2019年〜2022年を指します。

第4世代に活躍したアイドル・グループは、Stray Kids、NiziU、IVE、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、NewJeansなどが挙げられます。

第4世代は、韓国3大事務所である、SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントに、BTSが所属するHYBEが加わり、4つの芸能事務所が競争する時代に突入しました。

第3世代グループの弟分・妹分のデビューが相次ぎ、同じ水準で勝負する必要があるため、第4世代のグループは歌唱力やダンス、パフォーマンス力、ビジュアルなど高レベルの実力派が多いです。第3世代の成長型アイドルに対し、第4世代は完成型アイドルとも呼ばれます。

依然としてサバイバルオーディション番組への関心が高い時代なので、デビュー当初から世界的人気を獲得しています。

2-5.第5世代

第5世代は2023年からスタートし、2024年6月現在も続いている世代を指します。第5世代では、ZEROBASEONE、RIIZE、ILLIT、BOYNEXTDOORなどのアイドル・グループが名を連ね、特にボーイズグループが多いのが特徴です。

SNSを活用したプロモーションやマーケティング戦略によって、デビュー初日からミリオン超えするグループが相次ぎました。

日本では第4次韓流ブームが起こっており、第1次韓流ブームが起こった親とその子どもが親子でK-POPファンという場合が多くなっています。また、東方神起や2PMといった第2世代のグループのコンサートなどにも若い世代が流れてきています。

3.第5世代の注目したいK-POPアイドル

第5世代K-POPアイドル・グループの中でも注目したいのがZEROBASEONE、RIIZE、ILLITの3つのグループです。

以下では、各グループの特徴や魅力について詳しくご紹介します。

3-1.ZEROBASEONE(ゼロベースワン)

ZEROBASEONE(ゼロベースワン)は、第5世代を代表するK-POPグループです。サバイバルオーディション番組から誕生したZEROBASEONEは、番組放送中からSNSで爆発的な人気があり、デビュー前から話題性の高いグループでした。

100名近い練習生の中から選ばれたメンバーは、歌唱力・パフォーマンス力・ビジュアルともにハイスペックなのは言うまでもありません。

韓国、中国、カナダ国籍を持つ9名で構成された多国籍グループのため、世界各国で注目されています。デビューアルバムは発売初日にミリオンセラーを達成し、デビュー曲もわずか8日で首位に輝くなど注目度の高さがうかがえます。

3-2.RIIZE(ライズ)

RIIZE(ライズ)は、元NCTメンバー2人が所属するグループとして注目されている7人グループです。大手事務所SMエンターテインメントからデビューしており、事務所からボーイズグループがデビューしたのはNCT以来7年ぶりとなります。

ZEROBASEONEに続き、デビューアルバムが発売初日にミリオンセラーを達成した2組目のグループで、実力の高さがうかがえます。

また、Instagramのアカウント開設から4日で100万人フォロワーを達成。ビジュアルの高さとパフォーマンス力を兼ね備えた注目の大型新人グループです。

3-3.ILLIT(アイリット)

ILLIT(アイリット)はHYBE傘下のBELIFT LABからデビューした事務所初のガールズグループです。サバイバルオーディション番組を勝ち抜いた日本人2人を含む多国籍グループで、表現力の高さが話題の平均年齢18歳というフレッシュな5人メンバーです。

デビュー前からスウェーデンのファッションブランドである「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のキャンペーンモデルに起用されるなど、メンバー全員のビジュアルの高さでも話題となりました。

1stミニアルバム「SUPER REAL ME」を全世界同時リリースし、タイトル曲の「Magnetic」のMVはYouTubeの1億回再生を記録しています。(※2024年6月現在)

まとめ

K-POPは、1996年〜2004年の第1世代から現在の第5世代に至るまで、多くのアイドル・グループが登場しています。世代によってアイドル・グループの特徴は異なりますが、日本だけでなく、世界中で韓流ブームを巻き起こしています。

現在の第5世代では、ZEROBASEONE、RIIZE、ILLIT、BOYNEXTDOORなどのアイドル・グループが活躍中です。デビューアルバムは発売初日にミリオンセラーを達成、YouTubeに投稿したMVが1億回再生を記録するなどの輝かしい記録を残しており、今後の活躍も期待できるでしょう。

※当記事は2024年6月時点の情報をもとに作成しています

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