miletさんは、重厚感のあるハスキーボイスをもつ、2019年3月にデビューしたシンガーソングライターです。2020年東京オリンピックの閉会式で圧倒的な歌唱力で「愛の讃歌」を披露し、話題となりました。miletさんの楽曲には幼少期から触れて培ってきた音楽や映画などの芸術的センスが、しっかりと反映されています。
当記事では、miletさんの年齢や経歴・魅力と、代表曲を紹介します。ドラマやCM、アニメなどのタイアップでも度々注目を浴びる彼女に興味がある方は、ぜひご覧ください。
1.milet(ミレイ)とは?年齢や経歴を解説
miletさんは、2018年から音楽活動を始め、次々と映画やCMソングなどとタイアップしている人気急上昇中のシンガーソングライターです。名前は「ミレイ」と読みます。
現在の年齢は生年月日が非公開であるため、分かっていません。miletさんは韓国アーティストに似ていることから、韓国人または韓国系ハーフなのではと噂されていました。しかし、公式プロフィールで出身地が東京都となっているため日本人です。また思春期をカナダで過ごした帰国子女で、英語が堪能です。
1-1.miletの経歴
miletさんは、幼い頃からフルートを習いクラシック音楽を聴いて育ちました。小学生になってからロックを聴き始め、兄の影響もありSigur Rósを好きになります。他にも、BjörkやKula Shakerをよく聴いていました。
初めて歌手の仕事を視野に入れたのは、フルートで音楽大学に行こうか迷っていた頃です。当時落ち込んでいた友人の前でギターの弾き語りをしたところ、「心のもやもやが晴れた」と感動してもらったことで歌手の道を考えます。しかし、映画音楽が好きだったこともあり、大学は音楽大学ではなく早稲田大学文学部に進み、映像を勉強しました。
デビューのきっかけは、レコード会社に知り合いのいる友人から「デモテープをレコード会社の人に聴いてもらおう」と声をかけられたことです。デモテープはカバー曲だったため、歌手になるならオリジナル曲が必要だろうと考え、楽曲作りを始めます。
2019年3月6日には、ONE OK ROCKのToruさんがプロデュースした「inside you」をメジャーデビュー曲として配信し、11もの人気音楽配信サイトで1位となりました。2020年6月3日に1stフルアルバム「eyes」をリリースすると、オリコン週間CDアルバムランキングとオリコン週間デジタルアルバムランキングで初登場1位という快挙を達成します。
2021年8月に開催された2020年東京オリンピックでは、閉会式で歌声を披露しました。NHK紅白歌合戦は2022年の出演で3年連続となります。
1-2.miletと鬼滅の刃
miletさんは、テレビアニメ鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」の新オープニングテーマを担当することが決まりました。楽曲名は「絆ノ奇跡」で、MAN WITH A MISSIONのJean-Ken Johnnyさんが作詞作曲をしており、miletさんとコラボした楽曲となります。
「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」は、テレビアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」の続編です。物語は主人公の竈門 炭治郎が失った日輪刀を再度手に入れるため、「刀鍛冶の里」に向かうところから始まります。鬼殺隊最強の柱である霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃と再会し、新たな鬼との戦いが始まるという内容です。
2.miletの魅力
miletさんは、多彩な知識をもっていることが魅力の1つです。幼少期から映画をよく観ており、映画音楽が好きでした。映画だけではなく絵画にも詳しく、休日は映画館や美術館、図書館で過ごすほど勉強熱心な一面もあります。
ここでは、他にもmiletさんの魅力について解説します。
2-1.唯一無二の歌声
miletさんの楽曲はリズムや歌詞だけではなく、透明感のある歌声も魅力の1つです。miletさんは「元々は印象に残らない歌声で、自分の声や歌声は好きでも嫌いでもなかった」と以前発言しています。歌手として活動していこうと思ったときから人の耳に残る歌声や自分の歌声を研究し、歌声を変えていった結果、今の歌声になりました。miletさんは「自分が聴いても心地よく、歌っていたくなるような声にしたかった」とインタビューで話しています。
今では海外での経験から得た英語の発音と、柔らかさのある日本語を織り交ぜたような、唯一無二の歌声となりました。
2-2.美しい容姿
miletさんは歌手としてメディアに出演するたびに、視聴者から「きれいすぎる」「美人」と注目されています。歌っているときはとても大人っぽい雰囲気になり、色気のある表情を見せています。一方で歌っていないときの笑顔は、歌っているときとは異なるギャップがあってとても可愛らしい表情です。
歌っているときでもいないときでも、美しいことに代わりはありません。ファンの中には、笑顔が可愛くて一番魅力的だと言っている方も多いです
3.miletのタイアップ曲
miletさんはこれまでCMやドラマ、映画やアニメと多くのタイアップをしてきました。下記では、タイアップの中でも話題となった曲を紹介します。
曲名 | タイアップ作品 |
---|---|
Wonderland | 2021年4月公開の映画「バースデー・ワンダーランド」のイメージソング、挿入歌 |
Ordinary days | 2021年のテレビドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」の主題歌 |
Wake Me Up | テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」のテーマ曲 |
Fly High | NHKウィンタースポーツテーマソング |
One Reason | 2022年2月公開の映画「鹿の王 ユナと約束の旅」の主題歌 |
Walkin’In My Lane | テレビドラマ「やんごとなき一族」の主題歌 |
Always You | 2022年8月公開の映画「TANG タング」の主題歌 |
2022年に発売されたアルバム「visions」では、15曲ある中でタイアップした曲は9曲にもなり、miletさんの大きな人気・勢いが分かります。
miletさんは、2021年8月の2020年東京オリンピックの閉会式で「愛の讃歌」を歌い、五輪という歴史ある大きな舞台も経験しました。miletさんは緊張していたと話していたものの、圧巻の歌声を世界に届けました。
4.miletの代表曲を3曲紹介
miletさんはこれまでに、「Again and Again」「STAY」「Drown」などの曲をリリースしています。ここでは、miletさんがリリースした楽曲の中でも特に注目を集めた「inside you」「us」「Who I Am」という3つの代表曲を紹介します。
4-1.inside you
inside youは、2019年3月にリリースしたアルバム「inside you EP」の収録曲です。ONE OK ROCKのメンバーであるToruさんがプロデュースし、miletさんと一緒に作曲を手掛けています。メジャーデビュー曲であるinside youがいきなりテレビドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」の主題歌に選ばれました。
ドラマとのタイアップとなったinside youは、実はドラマのために作られた楽曲ではありません。ドラマの監督の関和亮さんがすでに制作していたinside youを聴いて、ドラマ主題歌に決めました。あまりの急展開にmiletさん自身も驚いたというエピソードがあります。inside youは、「心の内側を知りたい」という気持ちがダイレクトに伝わってくるのが印象的な楽曲です。
4-2.us
usは、2021年8月21日に発売した3rd EPの「us」に収録されました。女優の杏さん主演のテレビドラマ「偽装不倫」のために楽曲を作り、主題歌となった曲です。「偽装不倫」は東村アキコさんが原作で、コメディー感もある漫画です。
miletさんは、楽曲制作にあたって作品の雰囲気に合った曲にするのが特に難しかったと話しています。華やかなコーラスが印象的で、サビの「好きだと言ってしまえば何かが変わるかな」というキャッチーな歌詞が「偽装不倫」の内容に合っている楽曲です。
4-3.Who I Am
Who I Amは、2020年12月2日に6作目のEPとしてリリースされた楽曲です。inside youをプロデュースしたToruさんと共作し、テレビドラマ「七人の秘書」の主題歌となりました。miletさんは「ドラマの脚本から現代の社会を生き抜く力強さを感じた」と語り、全面的にパワーを込めて歌っています。
Who I Amは新型コロナウイルス感染症が猛威を振るいリモートを余儀なくされた際に作成された楽曲でもあり、レコーディング以外はすべてリモートで作られました。自分を肯定し腹を決めて自分の足で人生を歩んでいくという意味が込められた、ロックサウンドでダイナミックかつ凛とした強さのある楽曲です。
まとめ
milet(ミレイ)さんは、2019年3月にデビューし、瞬く間に世間の人気を獲得した人気シンガーソングライターです。プロフィールは非公開であることが多く、生年月日も非公開であることから年齢も公開されていません。思春期をカナダで過ごしたため、英語が堪能です。
歌手を目指し始めた頃から研究し変化させた独自の歌声と、凛とした品のある美しさで多くのファンを魅了しています。音楽だけでなく映画や絵画など他の芸術も好きで、休日は図書館や映画館、美術館に滞在します。
miletさんはデビュー当時から精力的に映画やアニメ、CM・ドラマなどとコラボしており、今後も鬼滅の刃はじめメディアでの活躍が期待できるアーティストです!
※当記事は2023年3月時点の情報をもとに作成しています