有安 杏果さんは、元ももいろクローバーの緑として活躍していたアーティストです。アイドル時代から高い歌唱力を持っていたため、「小さな巨人」というキャッチフレーズで多くのファンを魅力していました。現在はその歌唱力を生かして、シンガーソングライターとして活躍しています。
当記事では、有安 杏果さんのプロフィールや経歴・魅力、また代表曲について解説します。有安 杏果さんに興味がある方は、ぜひご一読ください。
1.【元ももクロ緑】有安 杏果のプロフィールを紹介!
名前 | 有安 杏果(ありやす ももか) |
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職業 | 歌手、写真家、女優 |
生年月日 | 1995年3月15日 |
年齢 | 28歳 ※2023年4月時点 |
血液型 | A型 |
身長 | 149cm |
出身地 | 埼玉県 富士見市 |
所属事務所 | アプリコット |
有安 杏果さんは、日本の女性シンガーソングライターです。2009年にアイドルグループ「ももいろクローバー」に加入し、主要メンバーの1人・イメージカラー「緑」として2018年まで活動しました。
2019年にはソロ活動を開始し、5枚のデジタルシングルをリリースして歌唱や作詞・作曲の才能を発揮しています。
有安 杏果さんは、清純なルックスや弾けるような笑顔、また力強くも優しい歌声と個性溢れる世界観を持った作品で多くのファンから愛されています。
1-1.【元ももクロ緑】有安 杏果の経歴
有安 杏果さんの芸歴は長く、1歳(1995年)のときに赤ちゃんモデルとして芸能活動を開始しました。子役時代は2004年4月からフジテレビ「ポンキッキーズ21」に1年間レギュラーで出演した後、EXPG東京校の開発育成クラスに優等生で入学します。2008年にEXPG東京校を卒業するまで、EXILEのツアーやPVに出演していました。
2009年7月に「ももいろクローバー」に加入すると、緑担当として持ち前の歌唱力の高さとダンスパフォーマンスでメンバーを引っ張る大きな存在となります。
2012年には「ももいろクローバーZ」として初の武道館公演を果たし、2016年には初のソロライブ、2017年にはソロライブツアーを開催しました。
ファンやメンバーから惜しまれつつも、有安 杏果さんは2018年1月にグループを卒業。2019年1月に音楽活動や写真家活動の開始を発表し、デジタルシングルのリリースやライブ、写真展を開催しています。
私生活では、2019年11月に医師の男性と結婚し、その後も芸能活動を継続しています。
2.【元ももクロ緑】有安 杏果の魅力
長い芸能活動で歌とダンスの実力・経験を持っていた有安 杏果さん。ももいろクローバーとしてデビューしたころには、幼さが残るメンバーの中で既に完成されたスキルを持っていました。デビュー後も他のメンバーの実力が上がる中誰よりも技術を磨き、グループ内のパフォーマンスレベルを上げ続けたのは有安 杏果さんでした。
歌やダンスパフォーマンスをはじめ、作詞作曲にいたるまで秀でた才能を持つ、有安 杏果さんの魅力を紹介します。
2-1.抜群の歌唱力
有安 杏果さんの歌唱における魅力は、楽曲に応じて歌唱方法を変化させているところです。バラード曲では可愛らしさや切なさ、儚さを感情を込めて歌い上げ、ポップなナンバーでは弾けるような明るい歌声で爽やかな歌唱を披露しています。
特に、高音域での歌唱が素晴らしく、きらびやかでありながらどこか切なさを感じさせます。切ないメッセージを持った楽曲を歌うことが多く、その表現力には聴く人の心を揺さぶる力があると言えるでしょう。
ももいろクローバーZ時代、ライブの途中で音響設備が故障し慌てるメンバーの中、有安 杏果さんはアカペラで歌い続けライブを大成功させたというエピソードがあります。ライブでの出来事が、有安 杏果さんの歌唱にはメンバー・ファン・スタッフを引っ張り、惹きつける力があるという証明になりました。
2-2.卓越したダンステクニック
有安 杏果さんのダンスは、流れるような動きやキレのあるポップな動きが特徴的で、観客を圧倒するパワフルなエネルギーが溢れています。
有安 杏果さんの豊かな表現力や卓越したダンスパフォーマンスは、EXPG(株式会社expgが運営するダンススクール)での努力の賜物でしょう。母親に「月謝が高いからダメ」と1度入会を却下されるも、めげずに特待生試験に合格したというエピソードがあるほど、ダンスにかける情熱は相当なものでした。
EXPGで培ったスキルと経験が、今の有安 杏果さんのアーティストとしての魅力を確固たるものにしています。
2-3.高い作詞作曲力
有安 杏果さんはももいろクローバーZのメンバーのときからソロ曲の作詞作曲を手がけ、現在も楽曲を制作しながらアーティスト活動を続けています。
有安 杏果さんが作る歌詞の魅力は、日常的な言葉を用いつつも、哲学的な独自の温かい世界観が表現され、聴く方の心に深い共感をもたらせてくれるところです。
また、作曲は歌詞の意味を印象づけるキャッチーなメロディラインが覚えやすく、聴き心地のよいものとなっています。日本の曲は1つの音に対して1文字を乗せることが多いのに対し、有安 杏果さんは1音に対しセリフのように文字が連なり、良い違和感として印象に残る楽曲が多いです。
3.【元ももクロ緑】有安 杏果がアイドルをやめた理由・その後の活動
有安 杏果さんは、公式サイトでグループ卒業理由について「普通の女の子の生活を送りたいという想いが強くなり、わがままを受け入れてもらいました」と公表しました。
1歳から子役として芸能活動を行い、学業との両立をしてきた有安 杏果さん。「普通の女の子」とは違う人生を歩んできたからこそ、1度立ち止まって自分の人生について考えてみたかったそうです。
引退する際は有安 杏果さんからメンバーやファンへの感謝の言葉が溢れ、ファンからは卒業を惜しむ声が多く上がりました。
卒業後、1年の芸能界活動休止を経て、2019年1月から音楽・写真活動を再開。2019年11月24日に個人事務所の代表を務めている医師の男性と結婚し、現在もシンガーソングライターとしての活動を続けています。
4.【元ももクロ緑】有安 杏果の代表曲3曲紹介
有安 杏果さんは、現在シンガーソングライターとして楽曲をリリースし、ライブ活動を積極的に開催しています。2021年には自身による初の弾き語り全国ツアー、「サクライブ 弾き語りツアー2021」を開催し大成功を収めました。
有安 杏果さんの楽曲の魅力は、等身大の歌詞と柔らかくも芯の通った歌声です。以下では、有安 杏果さんを代表する楽曲を3曲紹介します。
4-1.サクラトーン
「サクラトーン」は2020年3月にリリースされ、作詞作曲ともに、有安 杏果さんが担当した楽曲です。「何かのせいにするのは もうやめた」、「ここから誰も歩いたことない道へ」と、新たな道へと歩き出す覚悟と決意が感じられる、晴れやかな清々しい1曲です。
「いっせーのでみんなに良いこと起こりますように」という歌詞が印象的。みんなのことも応援しているよ、一緒に頑張ろうねとファンのことを大切に想う有安 杏果さんの温かい気持ちが伝わってきます。
4-2.夢の途中
新曲「#夢の途中」リリースします💫
— 有安杏果 Ariyasu Momoka (@ariyasu0315) March 20, 2023
やっとこうして皆さんにお知らせ出来てすごく嬉しいです☺️
プロの音が詰まりまくってます🎶
アレンジは去年一緒にデュオした宮崎裕介さん✨ピアノブースにいて動画には写ってませんが(笑)
2人で色々相談してレコーディングも拘りました🎶お楽しみに〜
有安杏果 pic.twitter.com/YZ5oiMwL4c
2年ぶりのリリースとなる2023年3月24日に発売された楽曲で、作詞作曲は有安 杏果さん、 編曲は宮崎裕介さんです。
「夢の途中」は、サビまで走り抜けるような旋律で、アップテンポでかっこいいナンバーに仕上がっています。Aメロの6拍子から、Bメロの4拍子へと転拍子するのが特徴で、音楽性の高いリズムと、メッセージ性の強い歌詞に惹きつけられます。
夢に向かって突き進む人の気持ちを代弁し、応援してくれる歌詞になっています。いつの時代も夢を諦めず、強い気持ちを持ち続けた有安 杏果さんの気持ちがストレートに伝わる楽曲です。
4-3.心の旋律
「心の旋律」は、ももクロメンバーだった2016年に、1stソロアルバムとして発売された「ココロノオト」に収録されている楽曲です。作詞は有安 杏果さん、作曲は武部 聡志さんが担当しています。
有安 杏果さんが、何度も喉を壊して声が出なくなった中高生のときに、日々「歌いたい、歌いたい」とノートに書き綴っていた言葉が歌詞の土台になった曲です。
優しいメロディラインのピアノに乗せた力強く泣きそうな有安 杏果さんの歌声は、儚く壊れそうでも立ち上がってやるんだという芯の強さがあります。
まとめ
有安 杏果さんは、2018年にももいろクローバーを卒業したメンバーで、現在はシンガーソングライター、写真家、女優として活躍しています。弾ける笑顔と幼少期から培ったパワフルなダンス、力強く優しい歌声が人気です。芸歴は非常に長く、1歳のころから赤ちゃんモデルとして活躍しています。
ももいろクローバーを卒業した理由は、普通の女の子としての生活を送りたかったためです。卒業後は1年間芸能活動を休止し、2019年から活動を再開しています。現在は歌手として楽曲リリース・コンサート活動を精力的に行っています。有安 杏果さんが好きな方は、ぜひ生で魅力的な歌声を聞いてみてくださいね!
※当記事は2023年4月時点の情報をもとに作成しています