長岡 亮介さんは、東京事変やペトロールズのメンバーです。ギタリストをメインに俳優業・作詞作曲業など、多方面に活躍しています。クールなビジュアルからファッション界からも注目されており、ファッション雑誌に登場することも少なくありません。音楽や車、ファッションなど、長岡さんの好きなものに真摯に向き合う姿に、心つかまれたファンもいるでしょう。
当記事では、長岡 亮介さんのプロフィールや所属バンド、ギターを始めたきっかけなどについて解説します。多方面で活躍する長岡さんの魅力を、ぜひこの機会に知ってください。
1.長岡 亮介とは?
長岡 亮介さんは、東京事変やペトロールズ、獄門島一家など名だたるグループで活躍するギタリストです。独創的で叙情的なギターフレーズを自在に弾きこなす長岡さんの腕前は、多くのアーティストが絶賛しています。ギタリストとしてのみならず、作詞・作曲を手がけることもあります。
近年では端正な顔立ちと大人の色気を感じさせるビジュアルが注目を集め、ドラマへのレギュラー出演も果たしました。
以下では、多彩なセンスをさまざまなフィールドで発揮する長岡さんの人物像を紹介します。
1-1.長岡 亮介がサポートギタリストとして関わったアーティスト
長岡さんはサポートギタリストとしても有名です。名曲「恋」で知られる星野 源さんのサポートも、長岡さんが担当しています。長岡さんの卓越したギタープレイと、レコーディング時のクオリティに妥協せず取り組む姿勢を見た星野さんは、世界一のギタリストだと称賛の声を上げています。
「RADWIMPS」のボーカル兼ギターの野田 洋次郎さんが東日本大震災をきっかけに立ち上げた、ソロプロジェクト「illion」にも参加しました。その他にも、「ORIGINAL LOVE」や「LOVE PSYCHEDELICO」など、個性の際立つ多くのアーティストたちからサポートギタリストとしてオファーを受けています。
2.長岡 亮介の所属バンド
長岡さんにはギタリスト以外にも、さまざまな一面があります。最近ではアニメ番組や映画の作曲を担当しており、2020年に公開された黒沢清監督の映画「スパイの妻」では、初めて映画音楽の製作を担当しました。監督からは曲が「理想的な映画音楽になっている」と大絶賛されています。
ここでは、多方面で活躍する長岡さんが在籍するバンドグループについて紹介します。
2-1.東京事変
東京事変「私生活 新訳版」が、メーデーの5月1日(日)配信スタート。歌詞も公開中ですので、あわせてご鑑賞ください。
— SR猫柳本線 椎名林檎・東京事変オフィシャル (@Nekoyanagi_Line) April 30, 2022
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東京事変は、シンガーソングライターとして活動していた椎名 林檎さんを中心に結成されたロックバンドです。長岡さんは、アナログ盤のみの収録曲「映日紅の花」の楽曲提供をきっかけに、東京事変の2代目ギタリストとして正式加入しました。メンバー加入には当初消極的だった長岡さんですが、同時期に加入することになったキーボード担当の伊澤 一葉さんの音楽性にシンパシーを感じ、加入することになりました。
東京事変では「長岡 亮介」名義ではなく、「浮雲」名義でギタリストを務めています。物腰の穏やかな長岡さんの様子が林檎さんには「いつも雲のようにほわほわしている」と感じられ、「浮雲」と命名されたことが由来です。2012年の全国ツアーを最後に惜しまれつつ活動を終えた東京事変ですが、2020年に再結成しました。
2016年のリオデジャネイロパラリンピックでは、フラッグハンドオーバーセレモニーを椎名林檎さんが企画と音楽監督を務め、長岡さんがピチカート・ファイブの名曲をアレンジした『東京は夜の7時 -リオは朝の7時-』を歌い上げました。
2-2.ペトロールズ
こんばんはペトロールズです。
— ペトロールズ (@thepetrolz) January 11, 2022
スタジオコーストとのお別れをしてきました。
最後に演奏が出来て良かったです。お誘いいただき有難うございました。
夢の詰まった場所でしたよね。
ARIGATO! DAISUKI!
STUDIO COAST!! pic.twitter.com/eyJrwx4tto
ペトロールズは2005年に結成したスリーピースバンドで、長岡さんはフロントマンとしてギターボーカルを担当しています。枠におさまらない音楽を自分の思うままに作りたいという想いから、長岡さんが手がけました。ペトロールズの楽曲は作曲や編曲のみならず、作詞も長岡さんが手がけた曲が多いのも特徴です。東京事変の4thシングル『OSCA』は元々ペトロールズの楽曲で、ファンからも根強い人気を誇っています。
ライブをほとんど開催しない時期があったり、CDをライブ会場のみの限定販売したりと、ペトロールズの活動には型破りなところがあります。中でも、CDの収録はスタジオでライブを重ね、納得のいくアレンジができるまで繰り返すという手法で作られました。バンド名は英国でガソリンを意味する「ペトロールズ」が語源です。車好きの長岡さんらしい命名です。
2-3.獄門島一家
獄門島一家は、ロックバンド「女王蜂」でボーカルをしていた「アヴちゃん」こと薔薇園アヴさんを中心に、2013年に結成したスペシャルプロジェクトバンドです。「一家」とあるように、バンドメンバーには長男、長女という立ち位置があり、長岡さんは長男でギターを担当しています。
アヴちゃんと長岡さんとの出会いは、女王蜂のラストライブにサポートギターとして参加したことがきっかけです。アヴちゃんの今後の音楽活動への考え方に触れていた長岡さんは、獄門島一家へのオファーを快諾。それぞれのメンバーが個性のままに音楽性を表現するユニットであり、歌詞すら即興で作るという型破りなスタイルが特徴です。
3.長岡 亮介とギターの関係
本日の録音のお供。
— nagaokaryosuke (@nagaokaryosuke) November 2, 2022
可愛らしい。 pic.twitter.com/OPR44lTANK
長岡さんがギターの演奏を始めたのは、中学の選択授業がきっかけでした。それまでは両親ともにギターを弾く家庭で育ち、家には多くのギターがあったにもかかわらず、ギターには興味がありませんでした。ギターを始めた後、友人たちとJ-POPのコピーバンド「ししゃも」を結成したことをきっかけに、長岡さんのギタリストとしての道が始まります。
高校からは父のブルーグラスのバンドを手伝うことになり、カントリーミュージックの演奏を手がけます。ロックとは奏法の違うカントリーミュージックに触れたことが、独創性のあるギタースタイルにつながったのだと、後に長岡さんは語っています。
長岡さんが音楽の道に進もうと決めたのは大学卒業の年です。就職活動で説明会に向かおうと友達と待ち合わせしていたときに、音楽をやりたいという自身の本音に気づいたそうです。
3-1.長岡 亮介の使用するギター
●Bベンダーユニットのテレキャスター
Bベンダーユニットのテレキャスターとは、長岡さんが憧れていたBベンダーユニットのパーツを搭載したテレキャスターです。Bベンダーユニットを偶然見つけたところから、ネックやボディといったパーツを集めて作りました。長岡さんの親しい人たちとの、縁や偶然の出会いが重なってできあがったギターです。
●ソングバード テレファントム
ソングバード テレファントムは、長岡さんが信頼する千葉のギター工房「ソングバード」の遠藤雅美さんのオリジナル・カスタムメイドです。昔から一番形が好きだというVOXのファントムギターをモチーフとしています。
●グヤトーンLG-75
日本初のエレキギターを作った会社「Guyatone」のモデルです。1963年の短期間しか作られていない生産数の少ないレアなギターです。東京事変の「極まる」の冒頭で使われていることでも有名で、ビリッというノイズ音が入っているのが、かえって人間味があり面白いと長岡さんは語っています。
日本製のギターも多く所有する長岡さん。中には蝶ネクタイ型ギターといった、オシャレで珍しいモデルも所有しています。
4.長岡 亮介の枠にとらわれない幅広い活動
もう何年も前にルームミラーが劣化してポロッと取れちゃって、けどなかなか見つからなくて困っていたんですが、友人が見つけて仕入れてくれました。どうやって見つけたんかなあ。
— nagaokaryosuke (@nagaokaryosuke) November 4, 2022
下から生えてますけどこれが正解。
いやー、これでようやく落ち着きます。
有難う友人! pic.twitter.com/OH7pD3740Y
独創的な音楽性を愛する長岡さんは、音楽以外のフィールドでも幅広く活躍しています。車や眼鏡、自転車といった多数の趣味が雑誌で取り上げられることもあります。
●眼鏡
長岡さんが眼鏡をかけ始めたのは、小学六年生のときでした。今では数十ものフレームを持っているそうです。現在でも数年に一本と購入数は穏やかですが、買いに行くときには目当てのものを決めずに、店での眼鏡との出会いを大切にされています。最近では昔に作られたフレームを、人から譲り受けて使っているものもあります。
●車
シトロエンDSと三菱パジェロJトップが愛車です。人と違った唯一無二の魅力を感じられる古いフランス車が長岡さんの好みです。車情報サイト「ENGINE」の企画では、楽しそうにジープでオフロードを乗りこなすといった一面を見せています。
●自転車
小学生のときに、父親から譲り受けたマウンテンバイクに乗り始めたのがきっかけで、自転車に興味を持つようになりました。現在では、イギリスの「Alex Moulton」社の自転車を愛用しています。イギリス留学中に生産工場を見学し、こだわりのあるお城のような建物の工場に惹かれて帰国後に購入しました。車も好きな長岡さんですが、自転車は車とはまた違って周りの景色や空気を置き去りに進んでいくような感覚が好きとのことです。
まとめ
長岡 亮介さんは、名だたるアーティストとともに活躍するギタリストです。ギタリストとしての活動だけでなく、最近では作詞作曲、俳優業など多岐にわたって活動しています。所属バンドは東京事変、ペトロールズ、獄門島一家の3つです。アーティストのサポートギタリストとして、星野 源さんの楽曲演奏や野田 洋次郎のプロジェクトなどにも参加しています。
長岡さんは中学の選択授業をきっかけに、ギターに出会います。カントリーミュージックの演奏に触れて生まれたギタースタイルは、同じアーティストをも魅了するほどです。ギター演奏だけでなく、多彩なセンスでさまざまな活躍を見せる長岡さんの活躍にぜひ注目してください!
※当記事は2022年12月時点の情報をもとに作成しています