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オアシスのメンバーを歴代・再結成後に分けて紹介!名曲や解散理由も

オアシスのメンバーを歴代・再結成後に分けて紹介!名曲や解散理由も

オアシス(OASIS)は、1991年にイギリスで結成され、世界中でブリットポップの象徴的存在となった伝説のロックバンドです。ギャラガー兄弟を中心に、強烈なサウンドと独特なキャラクターで1990年代から2000年代にかけて音楽シーンを席巻しました。

2009年に解散してからも、オアシスの楽曲は世代を超えて愛され続け、再結成を望む声が多く上がっていました。そして、2024年にはついにファン待望の再結成が実現し、新たな歴史を刻もうとしています。

当記事では、オアシスの歴代メンバーや名曲、解散の理由、そして再結成の背景について詳しく解説します。

1.OASIS(オアシス)とは?

オアシスは、1991年に結成されたイギリスの伝説のロックバンドです。リアム・ギャラガーさんとノエル・ギャラガーさん兄弟を中心に活動し、イギリスのポピュラーミュージックブームに火を付けました。

オアシスの音楽は、リアムさんの力強いリードボーカルとノエルさんのメロディックなギターリフが特徴です。1960年代のザ・ビートルズやローリング・ストーンズから影響を受けています。

オアシスは、1994年にデビューアルバム「Definitely Maybe」をリリースし、その後も次々とヒット作を生み出しました。ワールドツアーや来日公演も行い、世界的な成功を収めましたが、内部の対立などの問題も抱えていました。ギャラガー兄弟の喧嘩をきっかけに2009年に解散した後も、オアシス人気は根強く、楽曲もさまざまな場面で耳にします。

出典:オアシス「プロフィール」

1-1.オアシスの解散理由とは?

オアシスの解散理由には、ギャラガー兄弟の確執が挙げられます。リーダーを務める兄のノエルさんと弟のリアムさんの間には、度々対立が起こっていました。解散の引き金になったのは、2009年にパリで開催された音楽フェスティバルです。出演直前に兄弟喧嘩が勃発し、ノエルさんが会場を去りました。翌日には公式サイトでノエルさんがバンド脱退を発表し、事実上のオアシス解散につながりました。

解散後、ノエルさんは「Noel Gallagher’s High Flying Birds」というバンドを結成します。一方でリアムさんは、オアシスの残ったメンバーで「Beady Eye」として活動を続けましたが、後に解散に至りました。

2.再結成したオアシスの主要メンバーを紹介

オアシスは2024年に再結成を発表し、2025年夏にはUKおよびアイルランドでのツアーが予定されています。この発表により、音楽業界は大きな話題を呼びました。

ここでは、オアシスの中心メンバーであるギャラガー兄弟のプロフィールや、バンド内での役割などを紹介します。

2-1.ノエル・ギャラガー

オアシスのソングライターとギタリスト、時にはボーカルをも担当するのが、ギャラガー兄弟の兄であるノエルさんです。ノエルさんの創造性は、オアシスの楽曲にインパクトを与え、オアシスを人気バンドへと導く原動力となりました。解散後に結成した自身のバンド「Noel Gallagher’s High Flying Birds」でも、卓越した楽曲制作とパフォーマンスを見せています。

オアシスの楽曲の特徴と言える印象的なギターリフを生み出したのも、ノエルさんです。尖ったロックサウンドの中にも馴染みの良いフレーズを取り込み、世代や国を問わず愛される曲を生み出しました。いくつかの楽曲では、柔らかさと力強さを兼ね備える魅力的な歌声も披露し、高い評価を得ています。

2-2.リアム・ギャラガー

ギャラガー兄弟の弟であるリアムさんは、オアシスのメインボーカルとして知られています。イギリスを代表するロックシンガーとも評され、過激な言動もしばしば注目を集めました。

リアムさんの歌声は個性的で力強く、少し鼻にかかるような声質が特徴です。エネルギッシュな一面とエモーショナルな一面を持ち合わせるリアムさんのボーカルは、オアシスの楽曲に欠かせない要素です。実力と端正なルックスから感じられるカリスマ性も魅力で、ライブではタンバリンを片手にオーディエンスを煽り、ファンの興奮を高めます。

オアシス解散後は、しばらく表舞台から姿を消していたリアムさんも、2017年にソロで音楽活動を再開します。オアシス時代は兄のノエルさんに任せていた作曲にも取り組むようになり、さらに音楽性に磨きがかかりました。

3.オアシスの歴代バンドメンバーを紹介

オアシスの歴代メンバーは、以下の通りです。

メンバー 担当楽器 活動期間
ポール・
”ボーンヘッド”・
アーサーズ
ギター 1991~1999年
ポール・ギグジー・
マッギーガン
ベース 1991~1999年
トニー・マッキャロル ドラム 1991~1995年
アラン・ホワイト ドラム 1995~2004年
ゲム・アーチャー ギター 1999~2009年
アンディ・ベル ベース 1999~2009年
ザック・スターキー ドラム 2004~2008年
クリス・シャーロック ドラム 2008~2009年

オアシス初期メンバーの1人であるポール・”ボーンヘッド”・アーサーズさんは、シンプルで力強いギタープレイでオアシス特有のサウンドを奏でたメンバーです。同じく初期にベースを担当したポール・ギグジー・マッギーガンさんは、堅実なリズムと存在感が魅力でした。オアシスの音楽に重厚感を与える存在です。ドラムを務めたトニー・マッキャロルさんは、パワフルな演奏で楽曲にエネルギーを与えていました。

ドラムを引き継いだアラン・ホワイトさんは、繊細かつダイナミックな演奏が魅力でした。オアシス3人目のドラマーはザック・スターキーさんです。ザ・ビートルズのリンゴ・スターさんの息子でもあるザック・スターキーさんは、経験と才能を感じさせる表現力豊かな演奏が特徴でした。

2025年の公演には、ポール・”ボーンヘッド”・アーサーズさんとゲム・アーチャーさんが参加することが報じられています。

4.オアシスが生み出した名曲3選

伝説的バンドとも言えるオアシスには、オアシスを知らない方でも耳にしたことがある有名曲が複数あります。ここでは、オアシスが世に生み出した名曲の中から3曲をピックアップして、曲の特徴や魅力を紹介します。

4-1.Don’t Look Back in Anger

「Don’t Look Back in Anger」は、1995年にリリースのアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」に収録されたオアシスの代表的な人気曲です。

兄のノエルさんがボーカルを務め、アコースティックギターの美しいメロディーが特徴的な王道のロックバラードです。失恋や挫折を乗り越えるための前向きな言葉が込められた歌詞は、力強いメッセージとなり、多くの人に力を与えてきました。

特にイギリス内での人気は根強く、ラジオやイベントなどでも頻繁に耳にする機会があります。

4-2.Morning Glory

「Morning Glory」も、「Don’t Look Back in Anger」と同じアルバム「(What’s the Story)Morning Glory?」の収録曲です。アルバムのタイトル曲ともなった「Morning Glory」は、疾走感あふれる力強いギターリフが印象的です。

エネルギッシュなサウンドにのせて、シンプルながらも心に響く歌詞をリアムさんが歌い上げます。ライブで盛り上がりを見せる曲としても、多くのファンから愛され続けています。

4-3.Champagne Supernova

同じくアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」に収録された「Champagne Supernova」も、オアシスの独創的な楽曲制作を実感できるヒット曲です。

ゆったりしたテンポから少しずつドラムのビートが聞こえてきた先に広がるのが、ギターがかき鳴らす壮大なメロディーです。幻想的な歌詞にリアムさんのエモーショナルな歌声が合わさり、感情を揺さぶられます。

まとめ

オアシスは、1991年の結成以来、音楽シーンに圧倒的な影響を与え続けてきました。2009年の解散後も、彼らの楽曲は世代を超えて愛され続け、再結成を望む声が絶えませんでした。そして、ついに2024年、ファン待望の再結成が決定し、音楽業界を再び沸かせています。

ノエルとリアムのギャラガー兄弟を中心に、再結成後のオアシスがどのような音楽を生み出すのか、また世界中でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、大きな期待が寄せられています。オアシスの音楽は、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。

※当記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています

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