日本の女性シンガーソングライターたちは、その才能と魅力で音楽シーンを彩っています。中には平成初期から活動をしており、世代を超えて多くの方の心に素晴らしい曲を届けているアーティストもいます。
この記事では、そんな個性豊かなアーティストたちを紹介します。彼女たちの簡単な経歴や代表曲などを、楽しく掘り下げていきます。
1. 人気の女性シンガーソングライターを12名紹介！
作詞から作曲まで全て担当し、独自の世界観で多くのファンを魅了する女性シンガーソングライター。中には日本を代表すると言っても過言ではないほど知名度が高く、大人気のアーティストも存在します。
以下では、人気の女性シンガーソングライターの中から、代表的な12名を紹介します。
1-1.宇多田ヒカル
宇多田ヒカルさんは、日本を代表する女性シンガーソングライターの1人です。出身地はアメリカで、音楽プロデューサー宇多田照實さんと演歌歌手の藤圭子さんを両親に持ち、音楽一家で育ちました。
15歳でシングル「Automatic/time will tell」でCDデビューを果たし、その後1stアルバム「First Love」を発売。累計売上枚数は765万枚に達しており、日本歴代アルバムセールス1位を獲得しました。ハスキーな歌声でどこか切なさや憂いを感じさせる楽曲は、何度も聴きたくなる中毒性があります。
1-2.Superfly
パワフルで魂を揺さぶるような歌い方で、元気と感動を与えてくれるSuperfly。結成当時の2004年はボーカルの越智志帆さんとギターの多保孝一さんの2人組でした。2007年にシングル「ハロー・ハロー」でメジャーデビューした半年後に多保さんが表舞台から退き、それ以降、越智志帆さんのソロプロジェクトとして活動されています。
Superflyは2016年7月より約1年8か月の休養を経て、活動を再開しました。Superflyの代表曲とも言える名曲「愛を込めて花束を」は、YouTubeにて再生回数1億回を突破しています。
1-3.MISIA
いよいよ今夜23:59〜放送
— Misia.jp (@MISIA) December 19, 2023
「#おもちゃ屋MISIA」🧸#MISIA×豪華アーティストが
一夜限りのコラボ・クリスマスショー🎄#久保田利伸 と「LA･LA･LA LOVE SONG」#ジェシー と「クリスマス・イブ」#RSC と「傷だらけの王者」
などを披露します🎤
さらに12/23 0時〜#Hulu SP版も配信🎁
お楽しみに🤶 pic.twitter.com/zHNG6nmcRT
伸びやかで透明感のある歌声でファンを魅了するMISIAさん。5オクターブの音域を誇る歌唱力を持ち、日本にR&Bを根付かせた第一人者です。
1998年に発売したシングル「つつみ込むように…」でメジャーデビューを果たし、7枚目に発売したシングル「Everything」は、自身初のオリコンチャート1位を記録しました。洋楽を思わせる楽曲は、普段邦楽を聴かないという人にもおすすめです。
音楽活動だけでなく、世界中の子供の教育を支援するための社会貢献活動も行っており、幅広く活動されています。
1-4.椎名林檎
椎名林檎さんは、圧倒的なカリスマ性とセンスで唯一無二の世界観を創り出しているシンガーソングライターです。デビュー前に出場した大会で「ここでキスして。」を歌い、優秀賞を受賞した後にレコード会社と契約を結び、1stシングル「幸福論」でメジャーデビューをしました。
ソロ活動だけでなく、2004年にバンド「東京事変」を結成し活動をスタートします。ソロ活動の休止や東京事変の解散・再結成などを経て、現在も新たな音楽を生み出し続けています。披露する楽曲によってガラリと変わるファッションやメイクにも注目です。
1-5.aiko
aikoさんは、美しく切ない恋愛ソングでファンを魅了し続けているアーティストです。J-POPアーティストの中では珍しい手法や音階を取り入れることで、aikoさんならではの甘く切ない世界観を創り出しています。
女の子の恋心を独特の比喩表現を用いて歌うaikoさんのセンスは素晴らしく、感動させられる楽曲ばかりです。代表曲である「カブトムシ」や「花火」「ボーイフレンド」などは、世代を超えて多くの人から愛され続けています。
1-6.YUI
2005年に放送されたドラマ「不機嫌なジーン」の主題歌となったシングル「feel my soul」でデビューしたYUIさん。デビュー当初は決して歌がうまいというわけではありませんでしたが、不思議と心に残る魅力的な歌い方・歌声をしていました。その後、auのCMとして起用された「CHE.R.RY」で知名度が高まり、YUIさんの代表曲となります。
YUIさんは2012年に活動休止を発表し、その後はバンド「FLOWER FLOWER」のボーカル兼ギタリストとして活躍をしています。
1-7.miwa
miwaさんは、アコースティックギターをかき鳴らしながら歌う姿が印象的なシンガーソングライターです。その歌声は一度聴くと忘れられない独特さがあり、どこか懐かしさを感じさせる声でもあります。
2010年にシングル「don’t cry anymore」を発売しメジャーデビュー。その後アニメ「BLEACH」のオープニングテーマに起用された「chAngE」で一気に知名度を高めました。
歌手としてだけでなく女優としても活動しており、2016年に公開された映画「君と100回目の恋」にて、俳優の坂口健太郎さんとW主演を務めました。
1-8.家入レオ
端正な容姿が目を惹く家入レオさん。幼い頃から歌うことが大好きだったと言います。
数多くの有名アーティストを輩出した福岡の「音楽塾ヴォイス」を卒業し、17歳でデビュー。その後ドラマ「カエルの王女様」の主題歌に起用された2ndシングル「Shine」で第54回日本レコード大賞・最優秀新人賞を受賞しました。
突き抜けるような声が美しく、圧倒的な歌唱力を誇ります。光と影の二面性を持った楽曲を製作し、豊かな表現力をもっているところが魅力です。
1-9.YUKI
可愛らしくも奇抜、個性的な世界観でファンを虜にしているYUKIさん。元々はバンド「JUDY AND MARY」のボーカリストとして活動していましたが、2001年に解散しました。その後、2002年に「the end of shite」を発売しソロアーティストとして活動を開始しています。
YUKIさんの魅力は、一度聞くと忘れられない中毒性のある声とリズムにあります。「JOY」「プリズム」がYUKIさんの代表曲として現在でも愛されています。
1-10.アンジェラ・アキ
アンジェラ・アキさんは、2008年に発売された8作目のシングル「手紙 ～拝啓 十五の君へ～」の大ヒットにより人気シンガーソングライターとなりました。楽曲はリリースから15年以上が経った2024年5月現在でも、合唱曲や卒業ソングとして多くの方に歌われています。
武道館にて史上初となるソロアーティストによるピアノ弾き語りライブを成功させた後、2014年に音楽活動を休止し渡米をしました。その後、10年の時を経てミュージカル音楽作家として再始動。2024年2月にシングル「この世界のあちこちに」を配信リリースしました。今後の活躍に期待です。
1-11.あいみょん
若い世代から圧倒的支持を誇るあいみょんさん。2016年に「生きていたんだよな」でメジャーデビューを果たし、一気に知名度を高め、2017年に発売した「君はロックを聴かない」でさらに人気を加速させました。ハスキーな声が癖になる独特の魅力を持っています。
スピッツや吉田拓郎さん、浜田省吾さんに影響を受けたというあいみょんさんの楽曲は、男性目線で作られていることが多いのが特徴です。過激でインパクトのある歌詞や共感できるフレーズで何度も聞きたくなるような楽曲を製作しています。
1-12.絢香
絢香さんは、力強く圧倒的な声量で心に響く楽曲を届けているアーティストです。
幼少期から歌うことが大好きで、「音楽塾ヴォイス」に通いながら歌手を目指していました。2006年に「I believe」でメジャーデビューを果たし、「三日月」「おかえり」など数々の名曲を生み出します。
2009年に難病を発症したことが原因で活動休止を発表しますが、2011年に活動再開し、幅広く活動をしています。
2.今後大注目の女性シンガーソングライターを紹介！
女性シンガーソングライターは次々と現れ、新たな楽曲を提供しファンを魅了しています。現在高い評価を得ている、今後注目すべき女性シンガーソングライターは以下の3名です。
・milet
ハスキーで重厚感のある独特の歌声が魅力のmiletさん。2019年に「inside you」でメジャーデビューを果たしました。同年に放送されたドラマ「偽装不倫」の主題歌となった「us」で一気にブレイクします。4連続紅白出場やアリーナ公演の開催やアニメ「鬼滅の刃」の主題歌を歌うなど、人気急上昇中のシンガーソングライターです。
・コレサワ
「れ子ちゃん」というクマのキャラクターがビジュアル担当をしているという、一風変わったスタイルを持ったシンガーソングライターのコレサワさん。メディアやSNSに顔出しはせず、素顔を見られるのはライブのみです。彼女目線や恋する女の子の気持ちを赤裸々に綴った歌詞が人気を博しています。
・TOMOO
TOMOOさんは2022年にシングル「オセロ」でメジャーデビューを果たしました。ピアノで弾き語りをしながら歌うTOMOOさんは中低音で伸びやかな歌声が特徴で、聴いていて心地よさを感じます。初のホールワンマンライブではチケット完売し、その後も全国５大都市をめぐるワンマンライブを開催するなど、勢いのあるアーティストです。
まとめ
日本を代表する女性シンガーソングライターの楽曲には、リリース当時だけでなく何年経っても歌われ続けている名曲が多くあります。紹介したアーティストの中には精力的に、またゆっくりと活動されている方もいますが、総じてこれからの活動には目が離せません。
気になるアーティストがいた場合は、まずは代表曲から聞いてみてください。きっと他の曲ももっと聞きたくなる、自分にとって魅力的なアーティストに出会えるはずです。
※当記事は2024年5月時点の情報をもとに作成しています
