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スラムダンクの歴代OP曲・ED曲を紹介!映画作品の主題歌も

スラムダンクの歴代OP曲・ED曲を紹介!映画作品の主題歌も

スラムダンクとは通称スラダンとも呼ばれる、大人気バスケットボール漫画です。漫画と同様にアニメも人気があり、アニメは1993年10月から1996年3月まで放送されました。1996年6月に漫画の連載が終わったにもかかわらず未だ熱狂的なファンが多くおり、2022年12月には声優を新たに最新映画が公開されています。

当記事では、スラムダンクの歴代OP曲とED曲を一度に紹介します。スラムダンクにどのような曲が使用されていたか知りたい方は、ぜひご覧ください。

1.スラムダンクの歴代OP曲一覧

スラムダンク(SLAM DUNK)は、集英社発行の週刊少年ジャンプで連載されたバスケット漫画です。漫画家の井上雄彦先生により1990年から1996年まで連載されました。作品のヒロイン晴子から声をかけられたのがきっかけで、高校のバスケットボール部に入部した主人公・桜木花道を中心に、高校の青春をかけた成長が描かれています。

バスケットを主題にした臨場感あふれる試合の描写や、登場人物のひたむきな姿が話題になりました。国内のシリーズ累計発行部数は1億2,000万部以上、テレビアニメ化に至るまで人気を博した漫画です。東映アニメーションから放映されたアニメ版スラムダンクには「七里ヶ浜」や、江ノ電の「鎌倉高校駅」近くの踏切が登場し、多くのファンが訪れるスポットとなりました。

アニメ化されたスラムダンクがテレビ放映されたのは1話から101話までで、歴代オープニング主題歌は2曲しかありません。OP曲として採用され、アニメを代表する曲となった2曲を以下で紹介します。

1-1.君が好きだと叫びたい/BAAD

「君が好きだと叫びたい」は、ロックバンド「BAAD」による第1期(1話〜61話)のオープニング曲です。登場人物たちの純粋な思いを表現したような前向きな曲調で、映像では曲の勢いとともに登場人物たちがダンクシュートを決める姿がリンクします。サビは曲のタイトルがそのまま使用されていて、登場人物それぞれが持つ熱い感情がイメージできる歌詞です。

BAADの3rdシングルであるこの曲は、アニメの次回予告にも使われています。歴代主題歌の中でも視聴者の印象に強く残り、バンド最大のヒット曲です。スラムダンクといえばこの曲というファンも多いでしょう。

1-2.ぜったいに 誰も/ZYYG

「ぜったいに誰も」は1995年にリリースされた、ロックバンド「ZYYG」の2ndシングルです。第2期の62話から最終話までのオープニングテーマに採用されました。スラムダンク主題歌には恋愛の要素が入った曲が多い中、「ぜったいに 誰も」はスポーツを主題にした内容に仕上がっています。目標に向かっていくひたむきな情熱が表現され、アニメの内容を彷彿とさせる1曲です。

「ぜったいに誰も」は、ZYYGのシングルの中で2番目の売上を記録したヒット曲です。アニメの人気とともに、オリコンチャートでは3位にランキング入りしています。

2.スラムダンクの歴代ED曲一覧

スラムダンクには、魅力的なメンバーが登場します。バスケットボール未経験で入部することになった主人公の桜木花道、中学時代から才能が注目され、桜木のライバルである流川楓。低身長ながらずば抜けたドリブルスキルを持つ宮城リョータ、高校生離れした体格と統率力を持つバスケット部の主将の赤木剛憲。また、一時期はバスケを断念しどん底から這い上がった天才シューターの三井寿など、湘北バスケット部の個性あふれるメンバーがストーリーを盛り上げています。

アニメのスラムダンクは、ED曲も注目を集めました。以下では、歴代のED曲を1曲ずつ紹介します。

2-1.あなただけを見つめてる/大黒摩季

大黒摩季さんの「あなただけ見つめてる」は、第1期1話から24話までのエンディングテーマに選ばれた曲です。テレビアニメがスタートした1993年10月には既にミリオンセラーの楽曲を持つほど人気のあった大黒摩季さん。楽曲がアニメに採用されると、わずか3か月ほどで同じくミリオンセラーを達成しました。

「あなただけ見つめてる」というタイトルがそのまま歌い出しで使われ強いインパクトを残すこの曲は、大黒摩季さんの楽曲で2番目の売上を記録しました。スラムダンクを見た人であれば、強く耳に残っているであろう楽曲です。

2-2.世界が終わるまでは/WANDS

「世界がおわるまでは…」は、1991年にデビューしたバンドWANDSの楽曲です。第2期の25話から49話までのエンディングテーマに起用されました。シングルチャートに9週間ランクインした楽曲で、WANDSのロングセラー作品となっています。

「大都会に僕はもう一人で」と、孤独を感じるような歌い出しが印象に残る曲です。大人びた世界観が、たった1人でドリブルを続けるエンディングのシーンとうまく重なります。

2-3.煌めく瞬間に捕われて/MANISH

「煌めく瞬間に捕われて」は、1990年代中頃に活躍した女性2人組ユニット「MANISH」の楽曲です。第3期の50話から81話まで、エンディングテーマとして使われました。ミリオンセラーは達成できませんでしたが、MANISHの最高売上を記録した楽曲です。

メガネが置かれた机や、赤木剛憲の背番号4番のユニフォームが入ったロッカーなど、熱のこもったアニメの背景を感じさせる映像が、静かな曲調にマッチしています。楽曲は学生時代や昔の後悔も無駄ではないと肯定してくれる、優しい歌詞になっています。

2-4.マイ フレンド/ZARD

スラムダンクのアニメ第4期は1990年代を代表するソロアーティスト、ZARDの「マイフレンド」です。82話から101話まで採用されました。ZARDにとって、初のアニメソング主題歌に選ばれた曲です。

「負けないで」「揺れる想い」など、名曲を多く発表しているZARD。「マイフレンド」も、ロングセラーとミリオンセラーを達成し、ZARDの代表曲に仲間入りを果たしました。

3.劇場版スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」のOP曲・ED曲を紹介

スラムダンクは、これまでに5本のストーリーが映画化されています。映画スラムダンクには、テレビアニメに使われた数々のOP曲、ED曲が使用されてきました。2022年12月には新作のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」が公開され、話題を呼んでいます(2023年3月時点)。

スラムダンクの最新作映画は、秋田県立山王工業高校とのインターハイ試合が舞台です。ただし、桜木花道を中心とした物語ではなく、湘北高校7番のポイントゲッターを務めた宮城リョータがメインとなるストーリーとなっています。

以下では、27年ぶりの映画公開となった「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌を紹介します。

3-1.LOVE ROCKETS/The Birthday

「THE FIRST SLAM DUNK」のOP曲には、The Birthdayが起用されました。The Birthdayは2005年に結成された、日本のロック史の伝説とも呼ばれる「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」メンバーが2名いるロックバンドです。

楽曲「LOVE ROCKETS」は漫画を全巻読んだ上で作られました。メンバーのチバユウスケさんが漫画から感じた印象は「疾走感」です。漫画における疾走感のイメージを大切にした「LOVE ROCKETS」楽曲は、リズミカルなビートと特徴のあるギターフレーズにのせた力強いボーカルが印象的な曲調に仕上がっています。

3-2.第ゼロ感/10‐FEET

「THE FIRST SLAM DUNK」のED曲は10‐FEETの「第ゼロ感」です。10-FEETのメンバーであるTAKUMAさんは、武部聡志さんとともにスラムダンク映画の劇中音楽も担当しています。

2022年に結成25周年を迎えた10‐FEETは、ちょうどスラムダンクが盛り上がりを見せた時代に青春を迎えた世代です。オファーに驚きながらも、原作者であり自ら映画の監督、脚本を手がけた井上達彦先生とともに楽曲を制作しました。「第ゼロ感」は強目のギターサウンドが響き、試合におけるヒリついた空気感やシーンにハマる音楽を表現したダンスロック調の楽曲です。

まとめ

スラムダンクは週刊少年ジャンプで連載された、バスケを題材にした漫画です。国内のシリーズ累計発行部数は1億2,000万部を超え、2022年12月に新作映画が公開したことから再度人気が爆発している作品になります(2023年3月時点)。

スラムダンクのアニメで使われた楽曲はOP曲が2曲、ED曲が4曲とあまり多くありません。そのため、一つひとつの楽曲の印象が強くなっています。楽曲を聴いてもう一度アニメが気になった方は、ぜひ映像配信サービスでアニメを振り返ってくださいね!

※当記事は2023年3月時点の情報をもとに作成しています

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