ビートルズは、1960年代に世界的な人気を博したイギリスのロックバンドで、音楽史において最も影響力のあるグループの一つです。革新的な楽曲と独自のスタイルで、多くのアーティストに影響を与えました。ビートルズの音楽はロック、ポップ、サイケデリックなど多岐にわたり、現在でも多くの人々に愛されています。
当記事では、ジョン・レノンさん、ポール・マッカートニーさん、ジョージ・ハリスンさん、リンゴ・スターさんのプロフィールと代表曲を紹介します。ビートルズのメンバーを詳しく知りたい方や、楽曲をもっと楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
1. ビートルズとは?
ビートルズとは、イギリスの港町・リヴァプールで誕生し、1962年にデビューした世界的ロックバンドです。ビートルズはジョン・レノンさん、ポール・マッカートニーさん、ジョージ・ハリスンさん、リンゴ・スターさんの4人組で、メンバーは解散まで変わりませんでした。
ビートルズは、ロックンロールに根ざしながら幅広い音楽スタイルを探求したバンドです。当時の音楽の概念を覆すような革新的な楽曲をいくつも制作し、曲作りのパイオニアとして音楽界に大きな影響を与えました。
ビートルズが活動期間内に発表した多くのオリジナル・アルバムは高く評価され、アメリカのビルボードHot100シングルチャートで上位を独占したこともあります。ほかにもメンバーそれぞれの凄さを物語る多くの偉業を成し遂げましたが、1970年にポール・マッカートニーさんが脱退を発表すると同時にバンドは解散となりました。
2. ビートルズのメンバー4名のプロフィールを紹介!
ビートルズのメンバーの中で特に認知度が高いのはボーカリストのジョン・レノンさんですが、ほかのメンバーも天才と名高く、今でも多くのファンに愛されています。以下では、ビートルズのメンバー4人それぞれのプロフィールを紹介します。
2-1. ジョン・レノン
名前 | ジョン・ウィストン・レノン |
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担当 | ボーカル・ベース・ギター・ハーモニカ ピアノ・オルガンなど |
生年月日 | 1940年10月9日 1980年12月8日死去(享年40) |
血液型 | O型 |
出身地 | イングランド マージーサイド州リヴァプール |
ジョン・レノンさんはビートルズのリーダーであり、主にボーカル・ギターを担当していたメンバーです。作曲においてもビートルズの中心的な人物であり、「Help!」や「All You Need Is Love」など多くの名曲を生み出しています。ロック史におけるカリスマ的な人物で、現在に至るまで多くのアーティストたちに影響を与えたと言われています。
ビートルズ解散後には、妻のオノ・ヨーコさんと二人三脚でソロ活動を展開していきました。オノ・ヨーコさんはジョン・レノンさんの2人目の妻であり、ビートルズ後期に結婚しています。
子どもが生まれ、一度は音楽から離れたジョン・レノンさんでしたが、後にソロ活動を再開。しかし、1980年12月8日に狂信的なファンによって撃たれ、40歳という若さでこの世を去りました。
2-2. ポール・マッカートニー
名前 | ジェームズ・ポール・マッカートニー |
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担当楽器 | ボーカル・ベース・アコースティックギター エレキギター・ピアノなど |
生年月日 | 1942年6月18日 |
年齢 | 82歳 ※2025年3月時点 |
血液型 | B型 |
出身地 | イングランド マージーサイド州リヴァプール |
ポール・マッカートニーさんは、ビートルズのボーカリストやベーシストとして活躍していたメンバーです。ポール・マッカートニーさんは多彩な楽器を演奏できるマルチプレイヤーであり、楽曲によってはギターやピアノなども担当しています。また、ポール・マッカートニーさんは作曲家としても才能あふれる人物で、「Yesterday」や「Let It Be」をはじめ多くの名曲を手掛けました。
ポール・マッカートニーさんは、ビートルズ脱退後1週間という早さで初のソロアルバム「マッカートニー」を発表。以降も精力的に音楽活動を続け、これまでに制作した楽曲は500曲以上にのぼります。82歳となる2025年3月時点でも現役で活躍しており、アルバム制作やワールド・ツアーを断続的に行っています。
2-3. ジョージ・ハリスン
名前 | ジョージ・ハリスン |
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担当楽器 | ボーカル・ギター・ベース・ピアノ・シタール タンブーラ・キーボード・モーグ・シンセサイザーなど |
生年月日 | 1943年2月25日 2001年11月29日死去(享年58) |
血液型 | A型 |
出身地 | イングランド マージーサイド州リヴァプール |
ジョージ・ハリスンさんは、ビートルズで主にボーカリストやギタリストとして活躍していたメンバーです。ジョージ・ハリスンさんはビートルズ最年少メンバーであり、寡黙な性格や思索力の高さから「静かなるビートル」とも呼ばれていました。
ジョージ・ハリスンさんはビートルズとして活動する中で才能を開花させ、「Something」や「Here Comes the Sun」といった名曲を生み出しました。また、楽曲に12弦ギターやインド音楽の要素を反映させるなど、ビートルズのサウンド面に大きく貢献した人物です。
ビートルズ解散後にはソロ活動を開始。ビートルズ時代から蓄えていたアイデアを生かし、「My Sweet Lord」や「All Things Must Pass」など多くの名曲を制作しました。以降も精力的に活動していましたが、2001年11月29日に肺がんと脳腫瘍のためこの世を去りました。
2-4. リンゴ・スター
名前 | リチャード・スターキー |
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担当楽器 | ボーカル・ドラム・パーカッションなど |
生年月日 | 1940年7月7日 |
年齢 | 84歳 ※2025年3月時点 |
血液型 | A型 |
出身地 | イングランド マージーサイド州リヴァプール |
リンゴ・スターさんは、ビートルズで主にドラムを担当していたメンバーです。ビートルズではほとんどのメンバーが革新的な音楽を生み出してきた中、リンゴ・スターさんは作曲においてはほとんど関与しませんでした。しかし、メンバーたちが作った全く新しい音楽に、ドラマーとしての手腕で応えてきた人物です。また、リンゴ・スターさんは穏やかな人格者としても有名で、ときに緊迫するバンドメンバーの関係を支えてきたと言われています。
ビートルズ解散後にはソロ活動を開始。セッション・ドラマーとしてさまざまなアーティストの作品に関わってきました。84歳となった2025年3月時点でも現役で活動を続けており、2024年にはポール・マッカートニーさんとの共演を果たしています。
3. ビートルズの代表曲
ビートルズは、今なお多くのファンに愛されるさまざまな名曲を生み出してきました。中でも代表的な曲を以下で3つ紹介するので、ビートルズが気になっている方はぜひ聞いてみてください。
3-1. Let It Be
「Let It Be」は、1970年に発売された同名のアルバムのリード曲として世に送り出された楽曲です。ビートルズの解散直前という混沌とした時期に発表された曲で、ポール・マッカートニーさん自身の実体験がテーマになっていると言われています。
Let It Beはシンプルながら深い祈りの要素が感じられるメロディーが人気で、特に日本人から多くの支持を集めています。2021年にはスペシャルエディションがリリースされ、全米アルバムチャートで5位に返り咲くという快挙を成し遂げました。
3-2. Yesterday
「Yesterday」は、1965年にリリースされたアルバム「Help!」に収録された楽曲です。弦楽四重奏をバックにしたアコースティックバラードで、作曲者でもあるポール・マッカートニーさんの甘く美しい歌声が特徴となっています。
「Yesterday」は、大切な人を失うショックと悲しみを、失う前の平穏な過去と比べて嘆く切ない歌詞が特徴です。全世界で多くのミュージシャンにカバーされていることでも有名で、「世界で最も多くカバーされた曲」としてギネスにも認定されています。
3-3. Hey Jude
「Hey Jude」は、ビートルズ最大のヒット曲として名高い一曲です。ポール・マッカートニーさんがジョン・レノンさんの息子ジュリアンさんを励ますために書いた楽曲と言われており、当初は「Hey Jules」というタイトルでした。
「Hey Jude」は7分を超える大作で、約4分の優しいメロディに、約3分間の「Na Na Na」のコーラスが続くという異色の構成となっています。誰もが口ずさみやすいメロディや歌詞も相まって現在でも人気が高く、結婚式や大規模イベントなどでよく使用されています。
まとめ
ビートルズは、ジョン・レノンさん、ポール・マッカートニーさん、ジョージ・ハリスンさん、リンゴ・スターさんの4人によって結成され、1960年代に音楽の歴史を大きく塗り替えました。ビートルズはロックやポップスの枠を超え、幅広いジャンルに挑戦しながら数々の名曲を生み出しました。
「Yesterday」「Let It Be」「Hey Jude」など、今なお愛される楽曲の数々は、時代を超えて多くの人々の心に響き続けています。まだ聞いたことがない人はもちろん、すでにファンの方も、改めてビートルズの名曲を聞き直し、その魅力を体感しましょう。
※当記事は2025年3月時点の情報をもとに作成しています