「七つの大罪」アニメ各シーズンのOPテーマ・アーティストまとめ！

「七つの大罪」は週刊少年マガジンに連載されていた、類型発行部数3700万部以上の人気作品です。リオネス王国の王女エリザベスが「七つの大罪」と呼ばれる伝説の騎士団を探すところから始まる全41巻の物語は、2014年から全4シーズンでTVアニメ化されています。人気の高いアーティストたちがオープニングテーマを手掛けており、いずれも作中の世界観やキャラクターの心情にマッチした魅力が高い楽曲です。

この記事では、七つの大罪全4シーズン及びTVSPのオープニングテーマについて、アーティストや曲の魅力を解説します。

「七つの大罪」は、鈴木央さんによるファンタジー漫画作品です。週刊少年マガジンにて、2011年の読切作品を経て、2012年から2020年まで連載されました。

ブリタニアの大国、リオネス王国の王女エリザベスが、「七つの大罪」と呼ばれる伝説の騎士団を探すことから始まる壮大な物語です。2014年にはテレビアニメ化され、第4期まで制作されました。

【「七つの大罪」アニメの各シーズン】

2023年10月には、続編である『黙示録の四騎士』を原作としたアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』が、TBS系列にて放送予定です。

七つの大罪では、数多くの有名アーティストが主題歌を手掛けています。楽曲は、七つの大罪の世界観のイメージが浮かぶ、クオリティの高いものばかりです。

第1期から第4期までの、七つの大罪のオープニングテーマ全9曲を紹介します。

記念すべき第1期の第1クールオープニングテーマを担当したのは、国民的人気グループであるいきものがかりです。いきものがかりは、吉岡聖恵さん、水野良樹さん、山下穂尊さんからなる3人グループで、2006年3月に「SAKURA」でメジャーデビューしました。

「熱情のスペクトラム」は疾走感のあるメロディーが印象的で、聖恵さんの力強い歌声、「怒り」を表現した深みのある歌詞が、重厚感を引き上げています。「七つの大罪」を探すメリオダスたちの旅のワンシーンが想像できるような、魅力的な楽曲です。

第1期の第2クールオープニングテーマを担当したのは、メンバー全員が狼の被り物をした姿が特徴的なMAN WITH A MISSIONです。MAN WITH A MISSIONのメンバーは、天才生物学者ジミー・ヘンドリックスが生み出した究極の生命体であるとされています。

「Seven Deadly Sins」は七つの大罪の英語読みとなっており、壮大な冒険を想起させるドラマティックな楽曲です。数々の試練と向き合い、自分の中の欲望と戦いながら生きる登場人物たちに、歌詞と曲調がピッタリとはまります。

テレビスペシャル『七つの大罪　聖戦の予兆』のオープニングテーマを担当したのは、ビジュアル系ロックバンド、MUCCです。MUCCは国内外問わず幅広く活動しており、「CLASSIC」の作詞作曲を手掛けたYUKKEさんは、作品の大ファンでもあります。

「CLASSIC」はYUKKEさんが、アニメのテーマソングをイメージして作詞した曲です。サビ部分の「罪」や「罰」といった単語をはじめとし、ストーリー性の高い歌詞が七つの大罪の世界観にマッチしています。タイトルも、何百年も前から生きているキャラクターがいたり、メリオダスのセリフと結びつく部分があったりと、作品のイメージが凝縮されている点が印象的です。

第2期の第1クールオープニングテーマを担当したのは、多数のアニメ作品の主題歌を手掛けている、FLOWとGRANRODEです。この2組のアーティストによるコラボレーションは第1期の第1クールエンディングテーマ「7-seven-」に続き2回目であり、2期で再びタッグを組むことになりました。

「Howling」は、高い評価を得ている2組のパワフルな歌唱力と、安定感のあるバンドサウンドが人気の楽曲です。闇に落ちそうになり、心が揺れているメリオダスの心情も表されており、「7-seven-」とは一味違う重厚な雰囲気も味わえます。

第2期の第2クールオープニングテーマを担当したのは、ソニー・ミュージックレーベルズに所属している人気YouTuberグループ、スカイピースです。スカイピースは、☆イニ☆（じん）さんとテオくんさんによる2人組ユニットで、若者を中心に絶大な人気を誇っています。

「雨が降るから虹が出る」は、普段からラップを披露している2人ならではの工夫が施されています。特に、七つの大罪に登場するキャラクターの名前を使い、韻を踏んだ歌詞が話題を集めました。

第3期の第1クールオープニングテーマを担当したのは、6人組ロックバンド、UVERworldです。UVERworldはアニメやドラマの主題歌を数多く手掛けており、モデルやアーティストにも多くのファンがいます。

「ROB THE FRONTIER」は、UVERworldならではの躍動感あふれるドラムと、鋭いギターのサウンドから始まるイントロが印象的です。TAKUYA∞さんの迫力のある歌声が、ここからさらなる強敵との戦闘に挑む、七つの大罪のキャラクターたちの勢いと重なります。

第3期の第2クールオープニングテーマを担当したのは、ビジュアル系ロックバンド、シドです。シドは、『鋼の錬金術師』や『マギ』といったファンタジー要素の強いアニメ作品の主題歌を多数担当し、七つの大罪でも、ボーカルであるマオさんの甘い歌声が世界観にマッチしています。

「delete」は、インパクトがありながらも寄り添うような歌詞がちりばめられています。メリオダスとエリザベスの因縁について描かれていくなど、ハラハラする物語の展開に合っており、エモーショナルな気持ちが湧き上がる楽曲です。

第4期の第1クールオープニングテーマにてボーカルを担当したのは、ポルノグラフィティの岡野昭仁さんです。

作詞はヨルシカのコンポーザーとして知られるn-bunaさんが担当しています。さらに、作曲・編曲は『進撃の巨人』など、映像の音楽活動を中心に活動している澤野弘之さんが担当し、豪華なメンバーが携わっています。

「光あれ」は、痛みや苦しみの中でもがく七つの大罪のキャラクターたちの背中を押すような、メッセージ性の高い歌詞で多くの人々の心を揺さぶりました。諦めずに挑み続けるすべての人への応援ソングとしても語り継がれるであろう名曲です。

第4期の第2クールオープニングテーマを担当したのは、雨宮天さんです。雨宮さんは、シリーズを通して、ヒロインであるエリザベスの声優を務めています。また、第2期の第2クールと、第3期第1クールのエンディングテーマも担当しています。

「永遠のAria」は、クライマックスにふさわしく、エリザベスを体現するかのような美しく気高い楽曲です。また、敵味方関係なく、人の気持ちを受け止められるエリザベス自身を彷彿とさせる歌詞もあります。

最初から一貫して感じられるエリザベスの深い愛はもちろん、ただ守られる存在だった彼女が徐々に自立し、成長した姿も想起させる楽曲です。

七つの大罪は数多くの有名アーティストがオープニングテーマを手がけており、物語の展開や世界観に沿った作品揃いです。主題歌の中には、多数のアニメ作品の主題歌を手掛けるFLOW・GRANRODE・UVERworld・シドなどのアーティストの作品があります。

また、いきものがかり・MAN WITH A MISSION・MUCC・ポルノグラフィティといった有名アーティストや、Youtuberグループであるスカイピースも楽曲を提供しています。作中の登場人物を演じる雨宮天さんが歌う曲もあるため、キャラクターや世界観が大好きな方は、オープニングテーマを聞いて強い魅力を感じられるでしょう。

※当記事は2023年7月時点の情報をもとに作成しています