1980年代にテレビアニメ化された高橋留美子さんのラブコメ漫画が原作の「うる星やつら」は、2022年からリメイク版第1期、2024年1月から第2期の放送がスタートしました。主題歌は音楽プロジェクトのMAISONdesが3クール連続で担当しており、時代を牽引する人気アーティストを多数起用したOP・ED曲が話題です。
当記事では、リメイク版・うる星やつらの第1期~第2期のOP・ED主題歌をご紹介します。うる星やつらのアニメをもっと楽しみたい方や、OP・ED主題歌の魅力を知りたい方は必見です!
1.うる星やつらはどんなアニメ?
「うる星やつら」は、高橋留美子さんのラブコメ漫画を原作として1980年代にテレビアニメ化、2022年からはリメイク版を放送しています。
「うる星やつら」の魅力は、女好きの主人公「諸星あたる」と、気性の激しい鬼の娘「ラム」を中心に、個性豊かな登場人物の織り成す日常です。物語の発端は、地球侵略をかけた鬼との追いかけっこ。追いかける役のあたるは、逃げる役のラムを捕まえ地球を救った後、ラムにアプローチされるというストーリーです。
ラブコメを軸としたドタバタ劇やSF要素、丁寧に描かれるキャラの心情が人気の「うる星やつら」は、時代を越えて愛されています。
2.うる星やつら|第1期のOP主題歌
アニメ「うる星やつら」のOPテーマを手がけるMAISONdes(メゾン・デ)は、2021年から始動した音楽プロジェクト。プロジェクトを1軒のアパートに見立て、住人は音楽シーンを盛り上げるさまざまなアーティストやクリエイターです。住人たちは、「6畳半の部屋から音楽を発信する」というコンセプトのもと、コラボ曲を発表しています。
MAISONdesで初めて発表された楽曲は、yamaさんと泣き虫さんがコラボした「Hello/Hello」です。また、和ぬかさんとasmiさんがコラボした「ヨワネハキ」なども注目を集めました。どのような歌い手や作り手がアパートの住人として曲を発表するのか、謎に包まれているのがMAISONdesの魅力です。
ここからは、MAISONdes発「うる星やつら」の第1期OP主題歌をご紹介します!
2-1.アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti/MAISONdes
第1期1クールOP主題歌「アイウエ」は、女性シンガーソングライターの美波さんと、ボカロPのSAKURAmotiさんの楽曲です。アニメ放送前の9月にMAISONdesの公式Xから「あいうえ?」という謎の音源情報が出され、SNSを中心に話題を呼んでいました。
美波さんはエモーショナルな歌唱に定評のある実力派のシンガー、SAKURAmotiさんは当時17歳の学生ボカロPです。2人が「うる星やつら」の世界観を表現した「アイウエ」は可愛いラブソング。ラムの心情がアップテンポのメロディに乗って歌われているので、原作ファンの皆さんも一聴する価値のある一曲です。
2-2.アイワナムチュー feat. asmi, すりぃ/MAISONdes
第1期2クールは、OP主題歌にasmiさんとすりぃさんの「アイワナムチュー」が使用されています。asmiさんは「ヨワネハキ」でMAISONdesに参加した注目のシンガー、すりぃさんは「エゴロック」などヒット曲を手掛けるボカロPです。
人気の2人がコラボした「アイワナムチュー」は、ラムの可愛さやかっこよさが表現された曲で、アップテンポのメロディに乗った一途な思いにキュンとします。また、「アイワナムチュー」のミュージックビデオにはラムが出演し、まるでラム自身が歌っているように感じられます。
3.うる星やつら|第1期のED主題歌
✬ #うる星やつら✬
— 「うる星やつら」TVアニメ公式|第2期2024年1月11日放送開始 (@uy_allstars) January 9, 2024
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第24話
「妄想フーセンガム/
愛は国境を越えて」
⚡️あらすじ&場面写真解禁⚡️
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📺1/11より #ノイタミナ ほかにて
24時55分より放送 pic.twitter.com/x3GMCYyglO
第1期のED主題歌を手がけたのもMAISONdesで、OPとは異なるメロディや歌詞の雰囲気が話題を呼びました。
1980年代版テレビアニメ作品「うる星やつら」は、約4年間で15曲ものOP・EDを起用し、魅力的なキャラたちの心情や関係性を歌っています。2022年放送開始のリメイク版アニメの楽曲を担当するMAISONdesは、歌い手と作り手の多彩なコラボが魅力です。時代を牽引する人気アーティストを多数起用したMAISONdesは、「うる星やつら」を現代へ橋渡しする役にぴったりです。
ここからは、第1期のEDテーマ2曲を詳しく解説します。
3-1.トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ/MAISONdes
第1期1クールEDテーマ「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」は、花譜さんとツミキさんが担当しています。花譜さんは2018年より活動を開始したバーチャルシンガー、ツミキさんは自身で楽器を操りライブ活動も行うマルチなボカロPです。
「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」は、メロディがいつまでも頭に残る中毒性の高い曲。思わず口ずさみたくなるリズムと歌詞が聴く人の心をワクワクさせます。
なお、楽曲は2022年10月のアニメ放送開始時期に公開され、2023年8月のBillboard JAPANチャートにおいてストリーミング再生数1億回を超えました。アニメソングの枠を超え、MAD動画の音源として使われることもあり、多くの人に愛されています。
3-2.アイタリナイ feat. yama, ニト。/MAISONdes
第1期2クールEDテーマ「アイタリナイ」を担当しているのは、yamaさんとニト。さんです。yamaさんは「春を告げる」などヒット曲を数多く持つシンガー、ニト。さんは、楽曲もイラストも一手に担うマルチ音楽クリエイターとして活躍しています。
yamaさんとニト。さんがコラボするのは2022年3月以来のこと。yamaさんの澄んだ歌声とニト。さんが紡ぐ疾走感のあるメロディは、ぴったりのコンビネーションです。
また、ラムが歌っているように見えるミュージックビデオも、「うる星やつら」ファンの心をつかむ仕上がりになっています。
4.うる星やつら|第2期のOP・ED主題歌
「うる星やつら」第2期は2024年の冬アニメとして1月11日から放送開始しており、MAISONdesが3クール連続でアニメ主題歌を担当しています。
2023年末、MAISONdesの公式Xから、ラムの部屋の写真と思われるイラストが投稿されました。「緊急」と称された投稿には「こちらの部屋に入居していた方が突然いなくなってしまった」という、意味深な文言が書かれています。年明け、今期のOP・EDもMAISONdesが担当するという告知があり、年末の投稿は遊び心ある宣伝だったと判明しました。
アニメ開始に向けて凝った仕掛けを披露したMAISONdesの新しい楽曲に期待が高まります。ここからは、MAISONdes発の第2期OP・ED主題歌をご紹介します!
4-1.ロックオン feat. はしメロ, 巡巡/MAISONdes
第2期のOP主題歌「ロックオン」は、はしメロさんと巡巡さんの楽曲です。はしメロさんは作詞作曲もこなすSNS人気の高い女性シンガー、巡巡さんは手掛ける楽曲ジャンルの幅広さに定評のあるボカロPです。
第2期では物語が進み、キャラたちの関係やラムの心情が複雑に入り組んできます。「ロックオン」は、複雑な人間模様で揺れ動くラムの心をポップなメロディに乗せ表現した曲で、どこか切ない響きが特徴です。
「ロックオン」は、2024年1月12日に配信リリースされているので、ぜひ楽曲を聴いて、アニメの世界観に浸りましょう。
4-2.雷櫻 feat. 9Lana, SAKURAmoti/MAISONdes
第2期のED主題歌「雷櫻(らいおう)」は、9LanaさんとSAKURAmotさんが担当しています。9Lanaさんは曲によって歌声を使い分けられるカメレオンボイスを持った歌い手、SAKURAmotさんは第1期のOP主題歌も手掛けた高校生ボカロPです。
「雷櫻」は、時計の針に似た音で曲が始まり、優しいメロディと9Lanaさんの柔らかな歌声が響きます。大切な人との限りある時間を愛しく思う気持ちが込められた曲は、タイトルにある「雷」の力強さや「桜」の儚さが目に浮かびます。
また、「雷櫻」が流れるエンディング映像は、地球の街が舞台です。一方で、第1期のエンディングでは宇宙がモチーフになっている映像が多いのが特徴です。第2期エンディングでは、ラムと地球との距離が近付いたように思える演出がされており、原作ファンの心をくすぐります。
まとめ
1980年代にテレビアニメ化された「うる星やつら」は、2022年にリメイク第1期が放送され、2024年1月から第2期がスタートしました。3クール連続でOP・ED主題歌を担当するのは音楽プロジェクトのMAISONdesで、OP・EDには時代を牽引する人気アーティストを起用しています。
花譜さんとツミキさんが担当する第1期1クールED「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」は、Billboard JAPANチャートにおいてストリーミング再生数1億回を突破しました。第2期もはしメロさんや9Lanaさんなど注目のアーティストが起用されているので、作品世界にマッチしたクオリティーの高いOP・ED曲に仕上がっています。
※当記事は2024年1月時点の情報をもとに作成しています