Vaundyとは、2019年にリリースされた「東京フラッシュ」から一躍注目を浴びた、東京出身のアーティストです。ジャンルレスな楽曲と、映像やデザインをすべて自分で作り上げるマルチな才能から、若い人を中心に話題になっています。
当記事では、Vaundyさんの経歴や魅力、音楽の作り方や代表曲など、Vaundyサンについて詳しく解説します。有名アーティストへ楽曲を多く提供している、多彩な才能をもつVaundyさんに興味がある方は、ぜひご一読ください!
1.Vaundyとは?
Vaundy(バウンティ)とは、2019年にYouTubeで楽曲を投稿し、10代や20代を中心に人気を博しているアーティストです。Vaundyさんは楽曲の作詞・作曲、ジャケットのデザインや映像もセルフプロデュースしており、幅広い才能をもっています。
基本的なプロフィールは以下の通りです。
本名 | 不明 |
---|---|
性別 | 男性 |
生年月日 | 2000年6月6日 |
出身地 | 東京都 |
美術大学に通う現役大学生ということからも注目を集めています。以下では、Vaundyさんの経歴や名前の由来などを紹介します。
1-1.Vaundyの名前の由来
Vaundyという名前は、Vaundyさんが中学生の頃の健康診断で人とぶつかり、壁に跳ね返った様子から「バウンドボール」と呼ばれはじめたことがきっかけです。
バウンドボールというニックネームはバウンディに変わり、アーティスト名にする際に頭文字をBからVにして、Vaundyとしました。
1-2.Vaundyの経歴
Vaundyさんは小さい頃から歌うのが好きで、褒めてもらうのが嬉しかったことから音楽を始めました。Vaundyとして活躍する前はボーカロイドの曲をカバーする歌い手として、ニコニコ動画で動画投稿をしていました。現在も歌い手時代の動画は視聴可能です。
2016年7月の高校2年生の頃に「音楽塾ヴォイス」に入塾し音楽を勉強し、美術系大学を受験するためにデザインやデッサンの勉強を始めます。
歌い手活動を得て、2019年5月31日に初めてのオリジナル楽曲「pain」をYouTubeに投稿。2019年9月27日には「東京フラッシュ」を投稿し、MV公開2か月で100万再生を突破し、SNSを中心に話題になりました。
2020年の5月にはアメリカのアーティストLAUV(ラウヴ)さんとコラボし、海外でも注目を集めます。自身の音楽活動だけでなく、さまざまなアーティストの楽曲提供やドラマやアニメにも楽曲が使用されるなど、現在も精力的に活動中です。
最近では、映画「ONE PIECE FILM RED」の劇中歌「逆光/Ado」の作詞作曲を務めました。またTVアニメ「チェンソーマン」の第1話のエンディングテーマ「CHAINSAW BLOOD」を配信し、海外でも大きな支持を得ています。
2.Vaundyの魅力
Vaundyさんの魅力は、音楽のジャンルにこだわらないおしゃれなメロディーと、楽曲制作から映像制作まですべてひとりで行うクリエイティブさです。音域が広く表現力の高い歌声も魅力の1つと言えるでしょう。
楽曲制作ではトレンドを分析し、さまざまな音楽を自分の楽曲に取り入れています。ジャンルレスであることから、いろいろな曲調で聴く人を楽しませるアーティストです。
楽曲制作やCDデザインをすべて行うといったセルフプロデュース力もとても高く、美術大学に通っていることから、デザインして作品を生み出すことに長けています。また、セルフプロデュースにとどまらず、さまざまなアーティストへ楽曲提供していることからも才能の多彩さが見えます。
Vaundyさんが楽曲提供した主なアーティストは、下記の通りです。
- 松尾 太陽さん
- Aimerさん
- 菅田 将暉さん
- Adoさん
楽曲提供したアーティストは注目度が高い人ばかりです。Vaundyさんの作る音楽は、ほかの人気アーティストにとっても魅力的に感じられていることが分かります。
3.Vaundyの音楽の作り方
Vaundyさんの音楽は、世間の流行りやニーズを吸収し分析しながら制作されています。
Vaundyさんはこれまでに音楽やデザインなどを勉強する中で、需要と供給、ニーズの汲み取り方などを考えるようになったと言います。音楽はデザイン的でなければならないと気付いたことが、Vaundyさんの現在の音楽作りに生かされています。
また音楽をたくさん聴いてきたというよりは、取り入れられそうな曲を分析して聴くことが多かったとも話しています。
Vaundyさんの代表曲である「東京フラッシュ」は、下記のことを意識しながら作られました。
- ラジオで流してもらうことを想定した
- 流行りのサウンドを分析して取り入れた
楽曲が流れる場所をラジオと想定しているところに、具体的な需要やニーズに合わせて楽曲制作していることが分かります。
4.Vaundyが入塾していた「音楽塾ヴォイス」とは?
音楽塾ヴォイスとは、現役プロデューサーの西尾芳彦さんが塾長として直接指導している音楽教育施設です。
入塾すると、メジャーデビューしたアーティストが実際に行っていることと同じレッスンが受けられます。音楽塾ヴォイス理論の講義があったり、基礎から応用まで実践に向けたレッスンが受けられたりと幅広いサポートを行っています。
音楽塾ヴォイスの主な特徴は下記の4つです。
- レッスンは少人数制で行う
- 塾長である西尾芳彦さんがレッスンする
- 大手レコード会社や芸能プロダクションによる校内オーディションを実施している
- 長く活動できるアーティストとなれるように、制作やトレーニングをサポートしている
音楽塾ヴォイスに入塾した他のアーティストには、下記のようなアーティストがいます。
- YUIさん
- 絢香さん
- 家入レオさん
5.Vaundyの代表曲
Vaundyさんがリリースして話題になっていた曲は「pain」「life hack」などがあり、どれもVaundyさんの才能や魅力がたくさん詰まっているおすすめ曲です。
以下では、Vaundyさんの楽曲の中でも特に大きな注目を集めていた、「東京フラッシュ」「不可抗力」「灯火」という3つの代表曲を紹介します。
5-1.東京フラッシュ
2019年9月27日にYouTubeに動画投稿され、SNSで話題となった楽曲です。ABEMA「恋する週末ホームステイ」の挿入歌にも起用されています。東京フラッシュによって、Vaundyさんはたくさんの人から注目を集めるようになりました。シティポップで、けだるげな歌声が魅力となっている楽曲です。
東京フラッシュがおしゃれだと感じる要因は、「Just The Two Of Us進行」というコード進行が使われているためです。Vaundyさん本人が演出しているMVもおしゃれと人気があり、今でも再生回数を伸ばし続けています。
5-2.不可抗力
2020年5月に配信リリースされ、SpotifyのCMソングに起用されました。不可抗力によって、さらに多くの人にVaundyさんが知られるようになりました。前半部分はラップを中心として進み、暗い雰囲気が印象的な楽曲です。大サビになった途端に力強く歌い上げていて、聞いている人をぐっと引き込むような演出になっています。
先にリリースされて話題を呼んでいた「東京フラッシュ」とは雰囲気が変わり、HIPHOPの要素を取り入れていることも注目されました。Vaundyさんの幅広い才能が感じられる楽曲の1つです。
5-3.灯火
灯火は2020年5月に配信リリース曲として発表され、「東京ラブストーリー」のドラマ主題歌となり話題を呼びました。
アコースティックギターのサウンドが心地よく、耳に残って口ずさみたくなるメロディが特徴的です。これまでリリースした楽曲と雰囲気がガラッと変わっています。明るくて爽やかさもあり、前向きな歌詞が魅力的です。ライブで最高に盛り上がること間違いなしの楽曲と言えるでしょう。
まとめ
Vaundyとは、10代や20代に人気を博している東京都出身のアーティストです。美術大学に通う現役大学生で、楽曲制作やアートワーク、MVなどをすべてひとりでプロデュースしています。Vaundyというアーティスト名は、学生時代に付けられたニックネーム「バウンドボール」をアレンジしたものです。
Vaundyさんの魅力は、音楽ジャンルにこだわらない多彩な楽曲と、セルフプロデュース力の高さです。楽曲が流れる場所を想定し、需要と供給に合わせて楽曲を制作しています。Vaundyさんのクリエイティブな世界観が気になる方は、ぜひ公式SNSやYouTubeをチェックしてください!