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幕張メッセのキャパは?各会場の収容人数や雰囲気・アクセスも解説!

幕張メッセのキャパは?各会場の収容人数や雰囲気・アクセスも解説!

幕張メッセは、日本有数の大規模コンベンション施設であり、千葉県千葉市に位置する国際展示場です。展示ホールやイベントホール、国際会議場を備え、ビジネスイベントからコンサート、スポーツイベントまで多様な用途で利用されています。

当記事では、幕張メッセの各ホールのキャパシティや座席の配置、会場の雰囲気を詳しく紹介します。幕張メッセで開催されるライブや展示会に行く予定の方、会場の広さや座席からの見え方が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

1. 幕張メッセ|展示ホール・イベントホールのキャパは?

引用:幕張メッセ

幕張メッセは国際展示場、国際会議場、イベントホールの3つの施設からなる複合コンベンション施設です。

敷地面積は約210,000m2、展示面積は約75,000m2の広大な施設で、3つの施設が隣接しています。フロアマップは以下のようになっています。

引用:幕張メッセ

幕張メッセは展示会や講演会のほか、イベントやライブの会場としても用いられることの多い施設です。近隣に商業施設やホテルも多いため、全国から人が集まる大規模なイベントの開催に最適です。それぞれの施設ごとに構造が異なるため、収容人数(キャパシティ)や客席からのステージの見え方も違います。

ここからは、幕張メッセの各施設の概要や収容人数を紹介します。

1-1. 1~8ホールのキャパ

引用:幕張メッセ

国際展示場展示ホール1~8のホール1つあたりのキャパは、約7,000人~10,000人です。ホールごとに可動式の間仕切りが利用でき、仕切りの位置を変えて複数のホールを連結することもできます。すべてのホールを1つの大きな空間として使った場合、面積は最大54,000m2です。

3つのホールを使用すると約20,000人を収容可能で、日本武道館(約14,501人)を上回る規模の会場として利用できます。天井高も15~30mと高いため、さまざまな演出も可能です。ライブイベントやコンサートの会場として用いられることも多く、席はパイプ椅子かスタンディングになることがほとんどです。

会場の広さと天井の高さは、大きなものを運び入れるのにも適しているため、展示会や見本市として使われることもあります。

以下では、展示ホール1~3、4~6、7~8のキャパと室内の様子を紹介します。

展示ホール1~3のキャパは、約21,000人~30,000人です。

引用:幕張メッセ

展示ホール4~6のキャパは、1~3と同規模の約21,000人~30,000人です。

引用:幕張メッセ

展示ホール7~8のキャパは、上記2つと比べ1ホール分少ない約14,000人~20,000人となります。

引用:幕張メッセ

1-2. 9~11ホールのキャパ

引用:幕張メッセ

国際展示場展示ホール9~11は、1~8ホールと同じように1つのホールを単独利用することも、3つのホールの仕切りを取って大きな空間として用いることも可能です。ホール9は9,000m2、ホール10・11はそれぞれ4,500m2の広さがあり、3つのホールすべてを用いた場合の収容人数は約15,000人です。全国の主要な多目的ホールと同等のキャパシティになります。

展示ホール9~11はつなげて利用されることが多いホールで、固定席がない広い空間はさまざまなステージを配置できる自由度の高さが魅力です。しかし、イベントによって配置が大きく異なることもあるため、会場情報は各イベントの公式Webサイトで確認しておくとよいでしょう。会場の後方を物販エリアとして用いた場合も十分な広さがあり、天候や気温に左右されずに列整理や商品管理ができるというメリットもあります。

1-3. イベントホールのキャパ

引用:幕張メッセ

イベントホールはキャパが約9,000人のイベントスペースです。可動席のAブロック、Fブロックとその他のスタンド席ブロックがアリーナとセンターステージを囲む形で360度巡らされた楕円形をしています。可動席を収納して最奥部にステージを配置するなど、フレキシブルなレイアウトも可能です。

国際展示場ホールと大きく形が異なり、最大収容人数も少ないため、式典やスポーツイベントの開催場所としても用いられています。照明器具や音響機材を吊り下げるためのフックやトラスが天井に多く配置されていて、ライブやコンサートの際にも多様な演出ができる施設です。垂れ幕などの装飾品を吊り下げるバトンも含めるとその数は100か所以上。展示などのイベントにおいても工夫をこらしたレイアウトができます。

2. 幕張メッセの会場全体図・座席表

引用:幕張メッセ

国際展示場展示ホール1~8は、3と4の間、6と7との間にそれぞれモールがあります。モールには屋根があるものの屋外通路です。そのためそれぞれのホールはモールをはさんで1~3、4~6、7~8の3区画に分かれています。9~11ホールも含め、国際展示場は平坦なコンクリート床の施設であり、客席はパイプ椅子を並べた高低差のないアリーナ仕様となるのが一般的です。

国際展示場展示ホール9~11は、1つの空間としてつなげて使用できます。ミュージカル『刀剣乱舞』 ~真剣乱舞祭2018~千葉公演が行われた際は、ホール奥に9~11ホールを貫通する形で横に広いメインステージが展開されました。

引用:幕張メッセ

上記のミュージカルでは、客席は全席指定席です。ステージ中央には客席に向かってセンターステージが設けられ、メインステージと花道で接続されています。

幕張イベントホールは楕円形の座席配置の中で、弧を描くAブロックとFブロックが可動席となっています。国際展示場展示ホールと違ってスタンド席とアリーナに分かれていることが特徴です。

引用:幕張メッセ

3. 幕張メッセの会場の雰囲気・見え方は?

座席の位置によっても見え方が異なりますが、幕張メッセの各施設でライブやコンサートが行われた際の雰囲気が伝わる画像とともに、大まかな見え方について紹介します。

下の画像は年越し音楽フェスティバル『COUNTDOWN JAPAN 23/24』の一幕です。画像は1~3ホールのもので、ホール1の最奥にステージを設け、ホール3を最後方としたオールスタンディング仕様です。最後方からもアーティストが見えるよう、左右に大型モニターが設置されています。

次は、展示ホール1を会場にした新日本プロレスの試合の際のレイアウトです。中央のリングに向かって四方に座席が展開されています。

下の画像は展示ホール4~6を会場にした、第1回配信者ハイパーゲーム大会の様子です。中央に大型モニターを配置することで、ゲームの様子を観覧しやすい工夫がされています。

次は、展示ホール4~6を会場にした、FANTASTICSの2024年のワンマンライブツアー「”INTERSTELLATIC FANTASTIC -THE FINAL-“」の様子です。中央と左右に計5か所の大型モニターが設置され、どの席からもパフォーマンスが確認できます。メインステージからは客席に向かって花道があり、よりメンバーを近くで見られるようになっています。ただし後方席からでは肉眼でパフォーマンスを見るのは難しいでしょう。双眼鏡などを併用するのがおすすめです。

下記の画像は、イベントホールで開催されたTRIPLE AXE “THE LAST TOUR” の様子です。アリーナ席前方からはステージが近く感じられます。

4. 幕張メッセへのアクセス

引用:幕張メッセ

幕張メッセには隣接した駐車場がありますが、収容台数は約5,000台です。イベントの規模によっては駐車できない場合も考えられるため、なるべく電車やバスの利用が望ましいでしょう。ここでは幕張メッセへの公共交通機関を用いた主要なアクセス方法を紹介します。

・電車

JR京葉線の「海浜幕張駅」から徒歩約5分で会場に到着します。「東京駅」からは快速で約30分。下りた後はモールと大きな連絡橋が続き、案内板も随所に設置されているため迷いにくいルートが整備されています。

・バス

JR総武線・京成線「幕張本郷駅」のバス乗り場1から乗車します。「海浜幕張駅行き」、「ZOZO マリンスタジアム/医療センター⾏き」「幕張メッセ中央行き」のいずれのバスでも構いません。約17分で最寄り駅に到着します。

・空港

羽田空港からは以下の通りです。所要時間は約50分です。
東京モノレールで「天王洲アイル駅」まで乗る。
りんかい線に乗り換え、「新木場駅」まで乗る。
JR京葉線(快速)で「海浜幕張駅」下車。

成田空港からは以下の通りです。所要時間は約60分です。
京成本線特急で「津田沼駅」まで乗る。
京成千葉線に乗り換え、「京成幕張本郷駅」まで乗る。
京成バスで「幕張メッセ中央駅」下車。

また、どちらの空港からも「幕張メッセ中央駅」までの高速バスもあります。所要時間は約40分です。

まとめ

幕張メッセは、日本最大級のコンベンション施設であり、展示ホール1~8は約60,000人、9~11ホールは約15,000人、イベントホールは約9,000人の収容が可能です。展示ホールは可動式の間仕切りがあり、イベントの規模に応じてレイアウトを調整できるのが特徴です。

イベントの種類によって座席配置や見え方が異なるため、事前に各ホールの特性を把握しておくことが大切です。また、アクセス方法や混雑状況もチェックしておくと、より快適にイベントを楽しめるでしょう。

※当記事は2025年2月時点の情報をもとに作成しています

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