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明日海りおは、宝塚歌劇団花組元トップスター。初めて宝塚に触れたのは、バレエ教室の友人に借りたビデオがきっかけである。そのあまりの衝撃に、翌日からの家族旅行では宝塚のことが頭から離れず食事が喉を通らなかったという。2003年3月、89期生として月組の「花の宝塚風土記 -春の踊り-/シニョール・ドン・ファン」にて初舞台を踏んだ。初舞台後、月組に配属された。若手時代は、新人公演において「エリザベート -愛と死の輪舞-」のトートや「ME AND MYGIRL」のビルなど、宝塚を代表するミュージカルの主演を多く務めた。また、本公演では「ME AND MYGIRL」のジャッキーなど、男役だけでなく娘役にもチャレンジ、その愛らしさに明日海をトップ娘役に望む声も多かった。その後龍真咲のもと、宝塚では初の試みとなる「準トップスター」というポジションに就く。花組に組替え後、蘭寿とむの後任として2014年にトップスター就任。代表作は「エリザベート -愛と死の輪舞-」や「ポーの一族」などで、コスチュームものの再現度はピカイチであった。舞台では、その華奢な身体からは想像できないほどの熱量が感じられる魂の歌や演技で観客の涙を誘う。役によっての豹変ぶりが印象的なあふれる舞台の才能と、最後の舞台あいさつで見せてくれる天然な発言のギャップが魅力のひとつ。オフ時はほんわかとしたオーラをまとい、「守ってあげたくなる」オーラでファンを和ませる。
ミュージカル 昭和元禄落語心中
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