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中村七之助(2代目)は、1983年5月18日生まれの歌舞伎役者である。屋号は中村屋で、五代目中村勘九郎(十八代目中村勘三郎)を父に、六代目中村勘九郎を兄に持つ。初お目見得は1986年で、「檻」の祭りの子勘吉役。1987年1月、兄とともに「門出二人桃太郎」にて初舞台を踏み、二代目中村七之助を名乗った。近年は女形を演じることが多く、その妖艶さや美しさが注目を浴びる。今後の歌舞伎界を担う若手の一人である。父が立ち上げたコクーン歌舞伎や平成中村座など、数多くの歌舞伎の公演に出演するほか、映画、テレビドラマ、CM、バラエティー番組などでも幅広く活躍している。2003年にトム・クルーズ主演で公開されたハリウッド映画「ラストサムライ」には明治天皇役で出演した。また、宮藤官九郎が監督した2005年公開の映画「真夜中の弥次さん喜多さん」では、弥次郎兵衛役の長瀬智也とともに主演を務め、喜多八役を演じている。スタジオジブリのアニメーション映画「かぐや姫の物語」にも声優として出演し、御門の声を担当した。2013年、第20回読売演劇大賞において杉村春子賞を受賞。2015年には第36回松尾芸能賞において新人賞を受賞したほか、第1回森光子の奨励賞にも兄である六代目中村勘九郎とともに輝いている。
明治座 十一月花形歌舞伎
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